VAIO Phoneは買いなのか?10日間使った感想を正直にレビュー

書いた人: まきはら とよかず

カテゴリ: スマホ

VAIO Phone VA-10Jを10日間使ってみてのセカンドインプレッション

※4/1 記事の最後に動画を追加しました。

2015年3月に日本通信株式会社とVAIO株式会社の協業第一弾として発売された初のVAIOブランドスマートフォン「VAIO Phone(VA-10J)」。実機を入手してから約10日間ほど使用してみたので、今回はその感想をセカンドインプレッションとしてお届けすることにします。

前回の記事:

VAIO Phone VA-10Jを入手!開封の儀&ファーストインプレッションをお届けします!

目次:

利用環境と状況について

まずはじめに筆者がこの10日間で利用していた環境と状況について触れておきます。

筆者がVAIO Phoneを実際に利用していたエリアは東京都内で主には八王子市内と23区内です。VAIO PhoneはSIMロックフリー端末ということで、SIMカードには日本通信のものではなく、IIJmioのデータ通信専用プランのものを差していました。ですので通話に関しては確認することが出来ていません。

また今回は普段筆者が使っているスマホに置き換えて使うことを考えたため、インストールするアプリも普段使っているものを中心に追加でインストールして使ってみました。実際にアプリドロワーで確認してみると、初期状態から61個ほど追加でアプリをインストールした状態となっています。

追加でインストールしたアプリの数は61個
追加でインストールしたアプリの数は61個

色々と設定(アプリインストールなど)をすると、本体メモリ(RAM/ROM)の空き容量も当然ながら変わってくるため、ここについても設定前後での状況を確認しておきました。
ちなみにVAIO PhoneはRAM容量が2GB、ROM容量が16GBということで、仕様上はミッドレンジ〜ハイエンドにやや掛かる位置にあるスマホです。

まずこちらがRAMの空き容量を確認した結果。

設定前後でのRAMの空き容量
設定前後でのRAMの空き容量

設定前後で約0.4GBほど空き容量が減っていますが、それでもまだ空き容量が1.1GBもあるという状態でした。この程度の空きがあれば、一般的にはよほどの数のアプリを同時に起動しない限りはアプリが落ちる(=強制終了される)ことはありません。

続いてはROMの空き容量を確認した結果。

設定前後でのROMの空き容量
設定前後でのROMの空き容量

こちらもアプリのインストールと写真と音楽ファイルの保存など、設定前後で4GBほど空き容量が減っていますが、それでもまだ元々の使用可能容量の半分以上が残っています。
上記における写真は30枚程度、音楽ファイルは30曲程度と少なめではありますが、VAIO PhoneではSDカードの使用も可能であるため、
これらをよほどたくさん保存する場合でなければ、容量不足に悩むことはそこまで無いように思います。

なお前回のファーストインプレッションの際にAPN情報が何も登録されていないとお伝えしましたが、
SIMカードを差すと日本通信(VAIO Phone専用プラン)のAPNだけは表示されました。ここだけ補足しておきます。

SIMカードを差すとVAIO Phone専用SIMのAPNが表示される
SIMカードを差すとVAIO Phone専用SIMのAPNが表示される

このことから日本通信(VAIO Phone専用プラン)のSIMカードを差して利用する場合に限ってはAPN情報を手動で設定することなく利用できそうです。
逆に言うと、それ以外(NTTドコモや日本通信以外のMVNOなど)のSIMカードを差して利用する場合は、いずれも手動でのAPN情報の設定が必要となります。
対応している通信方式と周波数帯から考えるとソフトバンクモバイルのSIMカードを差しても使えるはずですが、こちらも同様に手動でのAPN情報の設定が必要になると思われます。

持ち易さやソフト面は「無難」な印象

続いて実際に使用してみての感想です。

持ち易さ、使い回しの良さ

まずは端末の持ち易さ、さばき易さといったところについてですが、こちらは非常に好印象を持ちました。

ファーストインプレッションの時に感じた5インチサイズ+マット仕上げの側面による持ち易さは思っていたとおりで、日常においてスマートフォンを触っている際に手から滑って落としそうになる、といった危険性はほとんど感じませんでした

また端末自体が非常にフラットで薄いデザインとなっていることから、衣類のポケットやバッグなどにも収容しやすかった点も良いと思いました。

5インチというサイズの時点で手の小さい方だと片手操作が厳しい可能性はあります。ですが、現行の最新モデルの多くが同様あるいはこれ以上のサイズ感となっていることを踏まえると、使いやすさという意味では悪くないデザインと言えます。

ただし使い回しという意味では、背面がガラス製になっていることでキズ付きが気になるという点はあるでしょう。

ガラス素材の背面
ガラス素材の背面

目視で確認する限りでは飛散防止フィルム(ガラスが割れた際に飛び散りを防止するフィルム)が貼られてはいるようですが、机などに置いた際、そのフラットなデザインからピタッと設置します。
このまま持ち上げずに動かすと擦り傷が付く、なんて可能性は大いに考えられます。
そういった意味では少しでもストレスなく扱うためには背面にも保護フィルムを貼る(あるいはサイズが大きくなってしまいますがケースを装着する)ことをオススメしたいところです。

ソフト面

次はアプリの使い具合など、ソフト面についてです。

まず日常で利用頻度の高いインターネットの閲覧、メールの確認、SNS(Twitter、Facebook)、電子書籍での読書、電車の乗換検索、ゲームなどについては特に動作のもたつきなどを感じることもなく、スルスルと使うことが出来ました。操作をしていて一部気になる点はあったのですが(詳しくは後述します)、その点を除けばスペック相応と言えるでしょう。

音楽再生についても特段音質が良いというわけではないものの、イヤフォンを差して音楽を聴いてみても、移動中や外出先で聴くレベルとしては十分な音を鳴らしてくれます(ただし本体スピーカーから音を流す場合は、ファーストインプレッションの際にも書いたとおり置き方を考える必要があります)。

またスマホの使用機会として最も多いもののひとつであろう「カメラ機能」については、背景ぼかしの機能などはありませんが、HDRや顔検出といった機能は搭載されています。オート設定で撮影すると少し暗く写る感こそあるものの、ISO感度やホワイトバランスなどをやや弄ってあげれば、それなりの写真が撮れました。

カメラアプリの撮影画面
カメラアプリの撮影画面
薄暗い室内にて撮影した例
薄暗い室内にて撮影した例
料理を撮影した例
料理を撮影した例

この通り、ソフト面においても「無難に使える」スマホといった印象です。

個体差あり?タッチ操作にストレスを覚える

ここまでお伝えしたとおり、端末自体のメモリ容量や各アプリの動作状況についてはスペックを意識するとそれなりに納得できるものに仕上がっていると思います。ですがただひとつ、どうしても気になった点がありました

それはスマホを弄る上で最も基本となり重要であるタッチ操作自体にストレスを覚えたということです。これはスワイプした際の動作がカクカクしているなどということではなく、タッチ操作に対する感度が細かい、というのが表現としては近いでしょう。

例えばニュースアプリを利用していて、トピックを見るために画面を下へ下へとスクロールしていく際。スワイプしたつもりがなぜかタップしたと受け取られて記事が表示されてしまう。あるいはTwitterでタイムラインをスクロールしている際、下にスワイプしたつもりが横にスワイプしたと受け取られ、違う画面への遷移してしまう。こういったことがかなりの頻度で起こり、ここにかなりストレスを感じてしまいました

個人的にはこれまでローエンドモデルからミッドレンジモデル、ハイエンドモデルと様々な種類のスマホやタブレットを触ってきましたが、最近に関してであればこういった点でストレスを感じる端末はほとんど経験がありません。操作に多少コツがいるのかもと思い、色々と意識(スワイプの仕方やタップ時の力の入れ具合など)しながら使ってみましたが、結局最後までこの問題が解決することはありませんでした。

これが個体差によるもの(あるいは不良品?)であればまだ良い(というかそう願いたい)のですが、もし全ての機器に共通して言えることだとすれば非常に残念な点と言えるでしょう。特にスマホに興味を持って、初めてのスマホとしてVAIOブランドを背負うこのVAIO Phoneを買ったのに、その操作性にストレスを感じて「スマホ=使いづらい」と思われてしまっては残念でなりません。

今回は他の実機に触れて確認する時間が取れなかったところが非常に悔やまれますが、少なくともタッチ操作は現在普及しているほとんどのスマホに搭載されている基礎的な部分です。ですので、少なくとも購入を検討している方においては、購入前にぜひお店で実機を触って確認して欲しいところです。

まとめ

ということで、VAIO Phone VA-10Jを10日間使用してみての感想をセカンドインプレッションとしてお伝えしました。

個人的には最後に書いたタッチ操作の精度の部分が非常に残念に思います。ここを除けばそれなりに使えるスマートフォンだとは言えますが、価格も含めて考えると他にも選択肢はあります。かなり厳し目かもしれませんが、個人で使用するスマホとして敢えてこれをオススメしたいという思いには正直なりませんでした。

VAIO Phoneはネット通販以外でも全国のイオンとグループ店舗、ヨドバシカメラ、ビックカメラグループ店舗にて販売されています。「気になっている」あるいは「購入を検討している」という場合は、少なくとも購入前に一度実機を手にとって、実際に触って操作性を確認してから購入に踏み切ったほうが後々悔やむことはないと思います。

次機種「VAIO Phone Biz」が登場!

2016年4月、VAIOの新たなスマートフォン「VAIO Phone Biz」が登場しました。

次機種「VAIO Phone Biz」の動画をチェック:

VAIO Phone Biz”真のビジネスパーソン”篇

「VAIO Phone Biz」のレビューはこちら:

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

まきはら とよかず

まきはら とよかず

スマホをはじめとする「ガジェット」に関心があるフリーランスのブロガー/ライター。中でも特に関心が強いのは海外向けのSIMフリー製品。個人輸入なども楽しんでいます。ややマニアックなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」もほぼ毎日更新中。




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