シャープの自信作「AQUOS R」をレビュー!使って感じる“飽きず長く使える”設計に

ツイート このエントリーをはてなブックマークに追加
シャープの自信作「AQUOS R」をレビュー!使って感じる“飽きず長く使える”設計に

SHARP製のフラッグシップモデルとして、本日7月7日(金)に3キャリアから発売されたAndroidスマートフォン「AQUOS R」。これまでキャリアごとに微妙に異なっていたデザインや仕様が統一されたほか、機能も含めてスマホとしてハイレベルをうたう内容に。「これまでのAQUOSとちょっと違うかも?」という印象で、発表時から注目を集めています。

そんなAQUOS Rですが、使ってみたらやはり今までのAQUOSシリーズとは違いました。これまでAQUOSシリーズで培ってきた技術・魅力を“無理なく”ギュッと凝縮。加えて長く飽きずに、愛着を持って使いたくなる1台に仕上がっています。

今回はNTTドコモ、au、ソフトバンクから2017年7月7日(金)に同時発売となる「AQUOS R」 をレビュー。その特徴・魅力を紹介していきます。

目次:

従来とは感覚の異なる持ちやすさを実現。外観デザインを写真で紹介

AQUOS Rは独自の工夫を組み込んだ丸みのあるボディに5.3インチ・WQHD解像度のIGZO液晶ディスプレイを搭載するスマートフォン。

今回は3キャリアから発売される本体色「ジルコニアホワイト」を使い、まずは外観デザインとその印象から紹介していきます。

前面は下部に指紋認証センサーを搭載
前面は下部に指紋認証センサーを搭載
背面は光を当てる角度で見え方が変わる多層膜構造のパネルを使用
背面は光を当てる角度で見え方が変わる多層膜構造のパネルを使用

まずぐるりと外観を確認して印象に残るのが、側面のフレーム部。撮影時に置いた石台の模様が映り込むことからも、かなり光沢が強いことがわかりますね。鏡面仕上げが施されたアルミフレームを採用しており、高級感を引き立てます。

全体的に丸みを帯びたフォルムはかなり持ちやすい
全体的に丸みを帯びたフォルムはかなり持ちやすい
光を当てる角度で見え方が変わる背面
光を当てる角度で見え方が変わる背面

外観の四隅が丸みを帯びていることからやさしく持ちやすそうな印象を受けますが、実際に手にしてみるとそれが強い実感へと変わります。5.3インチと現行では標準サイズのディスプレイを搭載しますが、他製品と比べるとホールド性はかなり高め。

その大きな理由となっているのが側面の形状です。

左右面のみ指に引っかかるエッジが設けてある
左右面のみ指に引っかかるエッジが設けてある

上下左右と4面ある側面のうち、左右のみ持ちやすさを意識した緩やかなエッジが設けてあります。「なんだそれだけか」と思うかもしれませんが、このエッジの効果が思いのほかスゴイ。角々しいフォルムではないためガッシリ引っかかる感じはなく、でも本当に持ちやすい。

鏡面仕上げのアルミ素材がグリップ性を高めるとともに、このちょっとしたデザインの工夫により握っていてするりと抜ける不安はほぼ感じませんでした。

今シーズンは他メーカー製品にインパクトの強いデザインを備えたモデルが多くあり、衝撃という意味ではやや地味とも感じるAQUOS R。しかし、見た目や使いやすさにつながる細部へのこだわりは、持ってみて、そして使ってみて強く感じることができました。

インパクトの強いデザインは魅力的ですが、従来と異なる=人によっては飽きやすいデザインになってしまうことも。そう考えるとパッと見は地味に見えるけれど、細部へのこだわりと抜群の使いやすさは別の視点での魅力としてよいのではないでしょうか。

上面にはイヤホンジャック
上面にはイヤホンジャック
右面には音量ボタン、電源ボタン
右面には音量ボタン、電源ボタン
外部入出力端子にはUSB Type-C規格(キャップレス防水)を採用
外部入出力端子にはUSB Type-C規格(キャップレス防水)を採用
左面にはカードスロット
左面にはカードスロット

なお今回3キャリアから発売されるAQUOS Rですが、カラーラインナップは3キャリア共通のカラーとしてマーキュリーブラック、ジルコニアホワイトの2色を用意。このほか各キャリア限定カラーとしてクリスタルラベンダー(ドコモ限定)、ライトゴールド(au限定)、ブレイズオレンジ(ソフトバンク限定)も含めた全5色展開となります。

AQUOS Rは全5色展開
AQUOS Rは全5色展開

最も気になる使用感は?ディスプレイや基礎性能をまとめてチェック

スマホはやはり快適に使えてこそ。続いては最も気になる使い勝手や基礎性能をまとめてチェックしていきます。

きれい・気持ちよく楽しめるディスプレイがすごい

AQUOSシリーズの特徴といえば、なんといっても高精細・省電力性を備えるIGZO液晶ディスプレイ。

AQUOS Rでは2K相当となるWQHD解像度のIGZO液晶ディスプレイを採用。SHARPの液晶テレビ「AQUOS」シリーズで培った技術を活かした色再現性を備えます。

が、その画面の綺麗さ以上に使いはじめてすぐ違いを感じるポイントといえば倍速120Hz駆動の「ハイズピードIGZO」。表示した映像の更新頻度を従来の倍(1秒間に60回→1秒間に120回)とすることで、目に見える映像表示がかなりなめらかになっています。

設定画面をスクロールするだけでも違いがすぐにわかる
設定画面をスクロールするだけでも違いがすぐにわかる

パラパラ漫画で考えるとわかりやすいですね。ひとつのアクションを再現する際、使うページの枚数を倍にすることで、ひとつひとつの動きを描写できるのと同じです。

【AQUOS R】ハイスピードIGZO 機能紹介ムービー

なお倍速駆動はアプリ単位でオン・オフを指定できます。画面の更新頻度を増やすことは少ながらずバッテリーの消費量を上げるため、必要に応じて個別に設定を変更することがオススメです。

倍速駆動のオン・オフ指定は設定画面から個別に可能倍速駆動のオン・オフ指定は設定画面から個別に可能
倍速駆動のオン・オフ指定は設定画面から個別に可能

そして今作で新たな特徴として取り込まれたのがHDR表示技術。従来であればディスプレイ表示性能を理由として黒く潰れてしまったり、白く飛んでしまったりと目で見えなかった部分が、より忠実に表示できるようになりました(※基本はHDR規格に則って作成された映像のみです)。

今回はAmazonビデオに用意されているHDR対応コンテンツ「弁護士ビリー・マクブライド シーズン1」を視聴して試してみることに。この作品、HDR対応を意識して作っているのか、薄暗い場面が多々登場します。それだけにHDR表示技術の本領発揮といったところでしょう。

実際に視聴してみると、薄暗いシーンの色味は非常に自然。「コンテンツにしてはもう少し明るく作るべきでは」と言える内容なのですが、じっくり見ると影の中も見えるんですよね。

薄暗いシーンが多い、HDR表示技術を確かめるにはもってこいの内容
薄暗いシーンが多い、HDR表示技術を確かめるにはもってこいの内容

気になってHDR表示技術に対応しないスマートフォンと同時に再生して見比べてみたのですが、HDR非対応の場合は暗い内容を見える形にするため、明るさを上げたり、色味をいじって見えやすくしたり、といった補正が行われていることに気が付きました。

一方でAQUOS Rの場合は色味がとても自然。“自然な薄暗さ”が感じられるのに、黒つぶれや白飛びしにくい色域の広さが感じられます。

なおAQUOS Rではこのほか「バーチャルHDR」を搭載。HDR規格で作成していない動画を擬似的にHDR化できます。

設定の【ディスプレイ】の項目から設定可能設定の【ディスプレイ】の項目から設定可能
設定の【ディスプレイ】の項目から設定可能

この設定を有効化すると、動画再生時に擬似的なHDR加工を施してくれます。AQUOS Rで撮影した動画、あるいは既存動画でも、AQUOS Rで見ればHDR表示のように視聴できるということです。バーチャルHDRオン・オフの違いが視認できる写真も載せておきますね。

バーチャルHDRオフの画面
バーチャルHDRオフの画面
バーチャルHDRオンの画面
バーチャルHDRオンの画面

比べてみると影の色味(濃さ)がより目で見た印象に近かったのは2枚目の写真。また手前に伸びた線路も、バーチャルHDRをオンにすることで側面の色味や質感まで確認できます。じっくり見比べてみると、意外に多くの違いに気がつくことができますよ。

一番気になる処理能力や発熱具合は?

スマホを使っていてストレスの要因になりやすいことといえば、動作のもたつき。

AQUOS RではSnapdragon 835オクタコアプロセッサ、4GBのシステムメモリ(RAM)、64GBの内蔵ストレージ(ROM)を備え死角はないように思えますが、実際の能力はどうか気になりますよね。

そこで初期状態でのメモリ・ストレージの空き容量やベンチマークアプリを用いた測定結果も紹介しておきます。

メモリの空きは2.2GB。プリインアプリ多めのキャリアモデルとしてはかなり健闘
メモリの空きは2.2GB。プリインアプリ多めのキャリアモデルとしてはかなり健闘
ストレージは64GBの容量に対して、ユーザーが使えるのは48GBほど
ストレージは64GBの容量に対して、ユーザーが使えるのは48GBほど
AnTuTu BenchmarkのスコアAnTuTu Benchmarkのスコア
AnTuTu Benchmarkの点数は152,357。最新のランキングでもトップ10入り
3DMark(Ice Storm Unlimited)に関してはスマホとしては脅威の40,000超えを記録3DMark(Ice Storm Unlimited)に関してはスマホとしては脅威の40,000超えを記録
3DMark(Ice Storm Unlimited)に関してはスマホとしては脅威の40,000超えを記録
測定中に表示されるグラフィックも倍速駆動。動きがとにかく滑らか
測定中に表示されるグラフィックも倍速駆動。動きがとにかく滑らか

筆者個人的に驚いたのがベンチマーク結果。特に3Dグラフィックの処理能力が結果に大きく反映される3DMark(Ice Storm Unlimited)に関しては、海外向け製品を含めてもなかなかお目にかかることができない40,000超えを記録。実際ハイスピードIGZOによる倍速駆動の効果もあり、測定中に表示されるグラフィックの滑らかさは段違いでした。

とはいえ負荷をかけた際に急激な発熱でアプリが強制終了……なんてことになっては意味がないので、続いて3Dグラフィックをゴリゴリに使ったゲーム「Hit」を2時間連続でプレイ。もちろん倍速駆動もオンに設定しましたよ。

あえて負荷をかけてみる作戦に...!!
あえて負荷をかけてみる作戦に…!!

ゲームを遊ぶ際も倍速駆動の効果はテキメン。ベンチマークの測定結果も嘘ではないと実感できる、もたつきや停止、はたまた強制終了といった気になる動作もなく、快適に遊び倒すことができました。

また、「AQUOS R」より端末温度を監視する温度センサーが搭載。内部構造にもアルミニウム合金を採用することで、素早く熱を拡散できるように。そのおかげか、発熱についても「ほんのり暖かい」というレベルで、気にする心配はなさそうです。

おなじみのAI「エモパー」に、濡れても操作できるディスプレイ

発表時点におけるフラッグシップモデルにふさわしい仕様を備える点はやはり大きな魅力。OSについても最新バージョンとなるAndroid 7.1 Nougatを出荷時点から搭載し、加えて2年間のOSバージョンアップが保証されるということもうれしいですね。

その他、機能として魅力を感じるものとしてはSHARP独自の人工知能「エモパー」、防塵防水に加えて濡れた状態でも操作しやすいタッチ認識の正確さといったものも。

使い込むうちに愛着がわくエモパーも健在
使い込むうちに愛着がわくエモパーも健在
防塵防水だけでなく、濡れたままでの操作もより快適に
防塵防水だけでなく、濡れたままでの操作もより快適に
【AQUOS R】画面が濡れても快適な操作性

なおこの項で最後にひとつ。使っていて気になった、今後の改善につなげて欲しいポイントがずばり指紋認証センサーの形状です。

指紋認証センサーが横長のデザインで受話口に似ており、指先の感覚だけでは少しわかりづらく感じました。

認証に成功すると返ってくるバイブでのフィードバックがあるため、それを受けて画面に目をやることに慣れていたのですが、フィードバックがなかなか返ってこない(=認証がうまくいかない?)と目線を下げると指を当てているのが受話口だった。こんなことが多々ありました。

筆者がたびたび間違えてしまった指紋認証センサーと受話口筆者がたびたび間違えてしまった指紋認証センサーと受話口
筆者がたびたび間違えてしまった指紋認証センサーと受話口

指紋認証機能自体の精度と認証速度は正確・快適だっただけに、このあたりにもう少しだけ工夫があると、さらに万能に使いやすい仕上がりになるのではと思います。次回以降に期待したいところ。

●AQUOS Rの主なスペック

OS Android 7.1 Nougat
サイズ(高さ × 幅 × 厚さ) 約 153 x 74 x 8.7 mm
重さ 約 169 g
ディスプレイ 約5.3インチ・WQHD(2560×1440)
IGZO液晶ディスプレイ
CPU(プロセッサ) Qualcomm MSM8998 オクタコア
(2.2GHz クアッドコア+1.9GHz クアッドコア)
メインメモリ(RAM) 4GB
内蔵ストレージ(ROM) 64GB
(外部ストレージ:対応)
アウトカメラ 2,260万画素
インカメラ 1,630万画素
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)
Bluetooth Bluetooth 5.0
バッテリー 3,160 mAh

綺麗な画面を楽しむなら写真も綺麗に!を実現したカメラがイイ

最後はカメラをテスト。AQUOS Rが背面に搭載する2,260万画素のメインカメラで撮影した作成を紹介していきます。いずれも加工はリサイズのみ。タップ(クリック)することで、大きいサイズでの表示も可能です。

●晴れた日中に屋外で撮影

AQUOS R カメラ作例AQUOS R カメラ作例
建物、空ともにきれいに写っている。同日の夜間に撮影、ややノイズは気になる
AQUOS R カメラ作例AQUOS R カメラ作例
遊具のカラフルな色も目で見た印象にかなり近い。やや明るすぎではあるが、流れる水の質感も確認できる
AQUOS R カメラ作例AQUOS R カメラ作例
ビビッドな花びらの色味も忠実に記録。接写に強いこともAQUOS Rのメインカメラの魅力
AQUOS R カメラ作例AQUOS R カメラ作例
薄いピンクと濃いピンク、花びらのコントラストもきちんと出ている。あじさいの花も細部まで確認できる

●屋内・日の差し込む窓際で撮影

AQUOS R カメラ作例AQUOS R カメラ作例
海苔の質感再現がすごい。接写するとそのすごさがさらに感じられる

●屋内・落ち着いた明るさの環境で撮影

AQUOS R カメラ作例AQUOS R カメラ作例
浮かぶ油のツヤに食欲をそそられる。天ぷらの衣もディテールを潰さず再現できた
AQUOS R カメラ作例
野菜の鮮やかな色味も上手に出る

カメラは色やディテールの表現に気になるクセはなし。景色、接写、食べ物までバランス良く、きれいに撮影できます。

使ってみる中でよい意味で気になったポイントは画角の広さ。仙台駅前で撮影した日中および夜間の写真など、1枚の写真に収めることが難しい被写体でもすっぽり写すことができました。

また広角とともに接写(マクロ撮影)でもかなり接近できる(そして細部まできれいに撮れる!)点も、使い方の幅が拡がるカメラとしてかなり魅力を感じました。

ただし、 広角ゆえにカメラの構え方にはご注意を。

普通に構えたつもりが、指が映り込むケースも
普通に構えたつもりが、指が映り込むケースも

評価まとめ:飽きずに長く使いたいならAQUOS Rで決まり

AQUOS R

見た目のインパクトの欠けるものの、手に取り使い始めると感じられる細部へのこだわりと持ちやすさ。そしてスマホの魅力をより楽しめるディスプレイや基礎性能。持ち出してさまざまなシーンで使いたくなるバランスの良いカメラ。

「ここが特徴!」という頭ふたつ飛び出たポイントこそないものの、ソフトウェア・アップデートの長期保証も含め、 “飽きずに長く使う・使えること”が強く意識された1台と感じました。

気に入ったよいものを長く愛着をもって使いたい。そんな人にはぜひ、この夏のスマホ購入候補としてAQUOS Rをオススメしたいと思います。

●AQUOS Rを購入するならSoftBank モバレコ店がおトク

ソフトバンク モバレコ店

AQUOS Rを買うなら、SoftBank モバレコ店を利用するとおトクに購入できます。さらにモバレコ限定45,000円のキャッシュバックキャンペーンも開催中です!ぜひ、この機会に一度チェックしてみてください!

★SoftBank モバレコ店のメリット★

・忙しい方でも大丈夫!オンラインで24時間いつでも申し込み可能
・申し込み後は自宅・店舗どちらかで受け取りが選べて便利
・余計なオプションは入らずに月々の料金もスッキリ
・公式キャンペーンとSoftBank モバレコ店のキャンペーンが使える

機種 月額料金
(端末代込み)
販売サイトへ
★モバレコ限定、最大45,000円キャッシュバック★

AQUOS R
月々5,733円~ >詳細はこちら

モバレコでは、スマホと格安SIMがお得になる・役に立つ記事を平日12:00に配信中です。

こちらの記事はいかがでしたか?

お役に立ちましたか?

送信する

もしよろしければお友達に
ご紹介お願いします!

  • ツイート
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

スマホをはじめとする「ガジェット」に関心があるフリーランスのブロガー/ライター。中でも特に関心が強いのは海外向けのSIMフリー製品。個人輸入なども楽しんでいます。ややマニアックなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」もほぼ毎日更新中。