BlackBerryマニアが「BlackBerry Passport・BlackBerry PRIV・BlackBerry KEYone」を徹底比較!

書いた人: あさひな

カテゴリ: 比較

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BlackBerryマニアが「BlackBerry Passport・BlackBerry PRIV・BlackBerry KEYone」を徹底比較!

フルタッチパネルスマートフォンが圧倒的な数を占める中、ハードウェアキーボードファンに根強い人気があるBlackBerryシリーズ。最新モデルのBlackBerry KEYoneが発売されたのは、まだ記憶に新しいことです。

本稿では、BlackBerry Passport・BlackBerry PRIV・BlackBerry KEYoneの3モデルを取り上げて比較していきます。BlackBerryの進化過程を振り返りながら、目的に応じた機種選びの参考にしてください。ちなみに、各モデルの発売日は下記の通り。

BlackBerry Passport BlackBerry PRIV BlackBerry KEYone
発売日 2014年10月24日 2015年11月6日 2017年2月25日
国内発売日 2015年10月14日 2016年3月25日 2017年6月29日

目次:

各モデルの外観とデザイン

それぞれ個性的な特徴がある
それぞれ個性的な特徴がある

BlackBerryシリーズの特徴といえば何と言ってもキーボードですが、ただキーボードがついているだけではありません。各モデルのポイントを簡単に見ていきましょう。詳細なレビューは関連記事をご覧ください。

BlackBerry Passport

本体サイズはかなり大きめ
本体サイズはかなり大きめ
無骨なデザインがBlackBerruらしさを出している
無骨なデザインがBlackBerruらしさを出している(背面にスキンシール貼付済み)

正方形のディスプレイが特徴的なBlackBerry Passportはその名の通り、パスポートとほぼ同じサイズです。横幅がかなりワイドで片手では持ちづらいですが、キーボードを使うには両手で持つことが前提なので問題ありません。

BlackBerry PRIV

通常時は普通のスマートフォン
通常時は普通のスマートフォン
スライドするとキーボードがあらわれる
スライドするとキーボードがあらわれる

熾烈なOS競争に敗北し、大きく方向転換したモデルです。BlackBerry OSの殻を破り、Android OSを搭載しました。スライドキーボードを採用したことで、Androidスマートフォンとしての使いやすさとBlackBerryのキーボードを両立しています。

BlackBerry KEYone

様々な機能を割り当てられる便利キーを搭載
様々な機能を割り当てられる便利キーを搭載
BlackBerryとしては初となる指紋センサーをスペースキーに搭載
BlackBerryとしては初となる指紋センサーをスペースキーに搭載

便利キーや指紋センサーを搭載し、利便性が向上しました。BlackBerry PRIVはフルタッチスマートフォンとしても使えるようになっていたのに対し、よりキーボードを重視した設計になっています。

動作は快適?気になるスペック比較

BlackBerry PassportBlackBerry PRIVBlackBerry KEYoneのスペック

BlackBerry Passport BlackBerry PRIV BlackBerry KEYone
OS BlackBerry 10.3.2 OS Android 6.0.1 Android 7.1.1
SoC Qualcomm Snapdragon 801 2.2GHz Quad-Core Qualcomm Snapdragon 808 Hexa-Core(1.8GHz Dual-Core + 1.44GHz Quad-Core) Qualcomm Snapdragon 625 2.0GHz Octa-core
メモリ 3GB 3GB 3GB
ストレージ 32GB 32GB 32GB
ディスプレイ 4.5インチ 1440×1440 5.4インチ 2560×1440 4.5インチ 1620×1080
アスペクト比 1:1 16:9 3:2
カメラ アウト:1,300万画素
イン:200万画素
アウト:1,800万画素
イン:200万画素
アウト:1,200万画素
イン:約800万画素
外部接続端子 microUSB microUSB USB Type-C
サイズ 高さ 約131.4 × 幅 約90.5 × 厚さ 約9.25mm 高さ 約147 × 幅 約77.2 × 厚さ 約9.4mm
(キーボード展開時の高さは約184mm)
高さ 約149.3 × 幅 約72.5 × 厚さ 約9.4mm
重量 約205g 約192g 約180g
バッテリー容量 3,405mAh 3,410mAh 3,505mAh
BlackBerry PassportのベンチマークスコアBlackBerry PRIVのベンチマークスコアBlackBerry KEYoneのベンチマークスコア
AnTuTu Benchmark v6.2.7のスコア(左からBlackBerry Passport・BlackBerry PRIV・BlackBerry KEYone)
BlackBerry Passport BlackBerry PRIV BlackBerry KEYone
44619 71047 62888

ベンチマークアプリは端末の処理能力を数値化しており、この数値が高いほど高性能ということになります。単純にスコアの差が体感レスポンス速度と比例するわけではないので、参考程度にとどめてください。

BlackBerry Passportはスペック不足を感じる場面もありますが、発売から約3年経過していることを考えれば健闘していると思います。BlackBerry PRIVは発売から約2年ですが、意外と快適に使えます。最新機種のBlackBerry KEYoneはミドルハイのSoCを搭載しているため、スコアはBlackBerry PRIVより低い結果となりました。

そもそもBlackBerryに対するニーズはテキスト入力であり、ゲームなどSoCのパワーを必要とする用途ではありません。エディターアプリなどで文字を入力する程度であれば、どれも問題なくこなせるだけの性能を有しています。

OSとキーボードの使用感

BlackBerry OSからAndroid OSへ

OS(基本ソフトウェア)が異なるため、使用感は別物
OS(基本ソフトウェア)が異なるため、使用感は別物

BlackBerry PassportのみBlackBerry 10 OSで、BlackBerry PRIVとBlackBerry KEYoneはAndroid OSを搭載しています。BlackBerry 10 OSはAndroid OSをベースにしているため、非公式ではありますが、AndroidアプリやPlayストアをインストールすることもできます。しかし、相性がシビアで動作が不安定なことも多い印象です。

BlackBerry OSの公式ストア(BlackBerry App World)で配信されているアプリは決して多くなく、BlackBerry Passport以降はAndroid OSへシフトしたため、BlackBerry OSが今後廃れていくのは必至です。しかも、アスペクト比が1:1のディスプレイではAndroidアプリとの親和性が低く、快適に使えるとは言い難いです。

カレンダーアプリのスクリーンショットカレンダーアプリのスクリーンショットカレンダーアプリのスクリーンショット
カレンダーアプリのスクリーンショット

BlackBerry PRIVからはAndroid OSを搭載しています。さて、ここでカレンダーアプリを見てみましょう。BlackBerry Passportと他2機種はOSこそ異なるものの、プリインストールアプリのデザインやUIにはBlackBerryらしさが残っていることがわかります。

他にも通知やスケジュールなどを一元管理できるBlackBerry Hub、アプリが個人情報へアクセスするのを監視してセキュリティレベルを引き上げるDTEK by BlackBerryなど、BlackBerryの特徴と言える機能は、Android OSへ移行後もアプリとして提供されています。

結果として、BlackBerry PRIVとBlackBerry KEYoneは”BlackBerryらしさ”を継承しつつ、膨大な数のAndroidアプリが利用できるようになりました。利便性は確実に向上しており、Googleのアプリが普通に使えるだけでも十分恩恵を感じることができました。

キーボードとIME

3機種のハードウェアQWERTYキーボード
3機種のハードウェアQWERTYキーボードを詳しく見ていこう

BlackBerryの最大の特徴と言っても過言ではないQWERTY配列のハードウェアキーボード。タッチセンサーが内蔵されたTouch-Enable Keyboardは、従来搭載されていたトラックパッドのような操作を可能にしました。

  • スクロール
  • 文字入力時に上スワイプで候補を確定(日本語入力時は利用不可)
  • 左にスワイプでバックスペース
  • ダブルタップでカーソル移動
BlackBerry Passportのキーボードで入力している様子
BlackBerry Passportのキーボードで入力している様子

BlackBerry Passportは3段のキーボードを採用しています。アルファベット以外のキーはスペース、バックスペース、エンターのみというシンプルな構成。記号や数字は補助的なソフトウェアキーボードで入力するスタイルです。

残念なことに、日本語の変換精度はお世辞にも良いとは言えません。単語ごとに変換するなどの工夫が必要です。また、スペースキーで変換候補の選択ができず、先頭の候補を確定してしまうので、慣れるまではストレスを感じるかもしれません。

BlackBerry PRIVのキーボード入力
BlackBerry KEYoneのキーボード入力
BlackBerry PRIVとBlackBerry KEYoneのキーボードで入力している様子

BlackBerry PRIVのキーボードはマットで、BlackBerry KEYoneはです。どちらも同じ4段のキーボードで、記号や数字もハードウェアキーボードで入力できます。BlackBerryユーザーにとってはおなじみの、いつも通りのキーボードですね。

デフォルトのIME(インプットメソッドエディタ)はBlackBerryキーボードですが、使い勝手は良くないです。日本のユーザーは少ないので、日本語入力に力を入れていないのは仕方がないのかもしれませんが、日本でも販売している以上もう少し改善してほしいというのが正直な感想です。

設定 → 言語と入力 → キーボード設定
設定 → 言語と入力 → キーボード設定

Androidはサードパーティ製のIMEをインストールして利用することができます。これにより、変換精度の向上やスペースキーによる変換候補の選択が可能になるなど、日本語入力そのものは快適になりますが、Touch-Enable Keyboardで一部の機能が利用できなくなる点は注意したいポイントです。

カメラ性能を比較検証

BlackBerryシリーズ

同じ被写体の作例でカメラ性能を比較してみましょう。全てオート、同じ位置で撮影しました。写真をクリックまたはタップすると大きなサイズで表示されます。

BlackBerry Passport カメラ作例:サボテンBlackBerry PRIV カメラ作例:サボテンBlackBerry KEYone カメラ作例:サボテン
サボテン
BlackBerry Passport カメラ作例:曇天の新宿御苑BlackBerry PRIV カメラ作例:曇天の新宿御苑BlackBerry KEYone カメラ作例:曇天の新宿御苑
曇天の新宿御苑
BlackBerry Passport カメラ作例:煮干しそばBlackBerry PRIV カメラ作例:煮干しそばBlackBerry KEYone カメラ作例:煮干しそば
煮干しそば

BlackBerry Passportの頃からカメラ性能は高いと感じていて、機種によって色味やフォーカス速度は異なるものの、どんなシチュエーションでもオートで十分綺麗に写してくれる印象です。その分、新機種になってもあまり進化を感じていない部分でもあります。

それぞれの特徴をおさらい

BlackBerry Passport

BlackBerry Passport

BlackBerry Passport
ブラックベリー/パスポート

販売価格 53,748円(税込)

キーのサイズが大きく、筆者は一番タイピングしやすいと感じました。BlackBerry 10 OSは最適化されているだけあってハードウェアとマッチしていますが、アプリ数が少ないため拡張性は低く、先見性が無いと評価せざるを得ません。

しかし、テキスト入力用端末としてはまだ活躍できます。実際に筆者はEvernoteでメモを残したり、ブラウザ経由でクラウドサービスにアクセスしてドキュメントを編集しています。このように、限定された用途でしか使わないのであれば、十分アリな選択肢です。

BlackBerry PRIV

BlackBerry PRIV

BlackBerry PRIV
ブラックベリー/プリヴ

販売価格 86,184円(税込)

BlackBerryとしては初となるAndroid OS搭載スマートフォン。16:9の最も一般的なアスペクト比のディスプレイを搭載しており、必要に応じてキーボードを展開・収納できるのが最大の特徴です。

キーボードを収納してしまえば横持ちで快適にゲームをプレイできますし、日本語入力はソフトウェアキーボードでフリック入力、英字入力はQWERTYキーボードを使うといった使い分けも可能です。

BlackBerry KEYone

BlackBerry KEYone

BlackBerry KEYone
ブラックベリー/キー・ワン

販売価格 68,624円(税込)

原点回帰してストレートになったBlackBerry KEYoneは、従来機種からBlackBerryを利用してきたユーザーにとっては待望の機種と言っても過言ではないでしょう。というのも、形状や使い勝手がスタンダートなBlackBerryそのものです。

一般的なスマートフォンよりも縦が短い、アスペクト比が4:3のディスプレイを採用したことで、BlackBerry PRIVよりも持った時のバランスがよくなってタイピングしやすくなりました。さらに、キーボードを展開する手間もなく、キーボードを重視するならアドバンテージがある機種です。

まとめ:各モデルのポイントを押さえて選ぼう

BlackBerryの歴代3機種を様々な角度から比較しました。いかがでしたか? それぞれ一長一短で、一概にどれがいいとは言えません。この記事を参考に目的や用途に合致した機種を選んでいただけると幸いです。

小さいキーがたくさんついていて、いかにもギークな人たちが使うような見た目のBlackBerryですが、QWERTY配列に慣れているならぜひ一度使ってみてください。案外ポチポチと小気味よくタイピングできてハマりますよ。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

マイナーなガジェットを追いかける変態端末愛好家。変わったものと新しいものはとりあえず買ってみるをモットーに活動中。