ソニーモバイル、「Xperia Z4」を発表、今夏発売へ――Android 5.0、オクタコアCPU、キャップレス防水を実現

書いた人: Yusuke Sakakura

カテゴリ: Xperia

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ソニーモバイル、「Xperia Z4」を発表、今夏発売へ――Android 5.0、オクタコアCPU、キャップレス防水を実現

ソニーモバイルコミュニーケーションズが、フラグシップモデルとして展開されているXperia Zシリーズの最新モデル「Xperia Z4」を発表しました。

Xperia Zシリーズの最新モデル「Xperia Z4」
Xperia Zシリーズの最新モデル「Xperia Z4」

デザインはこれまでのシリーズにも採用されてきた「オムニバスデザイン」を継承しつつ改善を行い、性能面ではAndroid 5.0 Lollipopの採用、64bitのオクタコアCPUを搭載するなど正常進化を遂げたモデルとなっている。

発売日は日本国内では2015年夏と案内されている一方で海外での展開については、一部地域での発売を検討しているものの、具体的な時期や販売エリアについては検討中とのことだった。

目次:

Xperia Z4の基本性能

Xperia Z4は、前モデルの「Xperia Z3」と同じサイズの5.2インチ、フルHD液晶を搭載。RAMも同じ3GBとなった。

大きな進化を遂げたのCPU。これまで4つのコアを持つクアッドコアが採用されてきたが、Xperia Z4では8つのコアを持つオクタコアを採用。

オクタコアのクロック周波数と構成は2.0GHz×4、1.5GHz×4となる。前述したとおり64bit化も果たしており、対応アプリであれば快適な使用感を得ることができる。
写真や音楽、動画を保存する容量(ROM)は32GB、最大128GBのmicro SD / SDHC / SDXCもサポートする。

オクタコアのCPUを搭載する「Xperia Z4」
オクタコアのCPUを搭載する「Xperia Z4」

通信規格としては、新たにLTE Cat6をサポート。NTTドコモは下り225Mbpsを実現する高速データ通信サービス「プレミアム4G」をLTE Cat6で展開するため、ドコモから発売されるのであれば、Xperia Z4でプレミアム4Gを利用することが可能となる。

Wi-Fiは、複数のアンテナでデータ通信を行うWi-Fi MIMO(マイモ)をサポートすることで快適なデータ通信を実現する。

性能を支えるバッテリーの容量は2930mAh。Xpeira Z3の3100mAhより減っている点が気になるところ。

ボディサイズは、約146×71.9×6.9mm。重さは約144gとなる。

カメラスマホきわめる、Xperia Z4

カメラは、広角25mmで広く、明るく撮影できる「Gレンズ」、コンパクトデジタルカメラと同じ1/2.3型のセンサー「Exmor RS for mobile」、高精細な撮影を実現する画像処理エンジン「BIONZ for mobile」などを継承。

ソニーのカメラ技術を結集した「Xperia Z4」
ソニーのカメラ技術を結集した「Xperia Z4」

新たな機能としては、プレミアムおまかせオートに「料理モード」が追加されるほか、被写体を特徴的に際立たせる「スタイルポートレート」、自分の顔を友だちや動物などの顔と合成できる「ARマスク」など新たな撮影モード、アプリケーションが追加された。

コントラストと色調整で”美味しさを写す”

フロントカメラも大きく進化しており、画素数は、Xperia Z3の220万画素から500万画素にスペックアップし、25mmの広角レンズを搭載することで、自撮りだけでなく、友だちとのグループ写真の撮影も手軽に楽しむことができる。

Xperia Z4のカメラは「セルフィー(自撮り)」も強化
Xperia Z4のカメラは「セルフィー(自撮り)」も強化

さらにシャッターを押す際の手ブレ防止やポーズを取るまでの準備時間に利用できる0.5秒、2秒、10秒のセルフタイマーも利用できる。

 メインカメラの機能向上はもちろん、自撮りブームによって利用頻度が高まっているフロントカメラの性能を向上させたことで「カメラスマホをきわめる」というテーマがXperia Z4にはあるのだろう。

「カメラスマホをきわめる」がテーマのXperia Z4
「カメラスマホをきわめる」がテーマのXperia Z4

音も進化するXperia Z4

Xperia Z2 / ZL2でハイレゾに対応するなど、音にも力を入れるXperiaシリーズは今作も音周りを強化。

Xperia Z4では、既存の技術に比べて最大3倍の情報量で、高音質なワイヤレス音楽再生を実現する音声圧縮技術「LDAC」に対応する。

Bluetooth向け高音質コーデックの「LDAC(エルダック)」
Bluetooth向け高音質コーデックの「LDAC(エルダック)」

LDACを利用するには、対応するヘッドセットやスピーカーが必要になる。

LDACに対応するヘッドセットとスピーカー
LDACに対応するヘッドセットとスピーカー

手軽に利用できる音質向上機能としては、Xperia Z4に接続したヘッドホンの周波数特性を自動で分析し、低音が弱いヘッドホンであれば、低音をブーストするなどして最適化を行うヘッドホン自動最適化技術をサポートする。

Xperia Z4でようやく実現されたキャップレスでの防水

Xperia Z4は、引き続き防水・防塵に対応。性能はIPX5/8で、入浴中やキッチンなど水回りでの使用が可能となっている。

大きく異なるのは、これまでキャップを使用することで実現していたmicroUSBの防水をXperia Z4ではキャップレスで実現している。

ようやく実現されたキャップレス防水
ようやく実現されたキャップレス防水

これによって本体側面からはXperia独自の充電端子が取り払われ、キャップを開け閉めすることなくmicroUSBへアクセスできるようになった。開け閉めの多いキャップは使っているうちに劣化してしまい、防水性能が劣ってしまう心配があったが、Xperia Z4ではこれが改善された。

ハードもソフトも進化を遂げたXperia Z4のデザイン

2年前からスタートしたZシリーズから採用が始まった「オムニバランスデザイン」は、よりスリムに軽量化を実現。

よりスリムになった「オムニバスデザイン」
よりスリムになった「オムニバスデザイン」

約0.4mmの薄型化と約8gの軽量化によって、よりスリムになっており、実際に手にとってみるとこれまでのXperiaシリーズにあった重厚感がなく、思わず「お、軽い!」と口走ってしまうほど。

Xperia Z3から約0.4mmの薄型化、約8gの軽量化
Xperia Z3から約0.4mmの薄型化、約8gの軽量化

全体的には変化の薄いデザインとなっているが、サイドのメタルフレームは輝きを高める処理を施し、コーナーには着色した樹脂を重ねて2層加工を行うことで、使い込んでも輝きと色味を失いにくい構造になっているとのこと。

コーナーに備えられる樹脂パーツ
コーナーに備えられる樹脂パーツ

クレードル用の充電端子などでごちゃついていた側面はキャップレス防水の実現によってキレイにまとめられた。

マテリアルデザインが導入された「Android 5.0 Lollipop」を採用したことにより、アプリケーションや設定画面のデザインも大幅に変更された。

ただ、Androidのマテリアルデザインをそのまま採用するのではなく、Xperia独自の世界観を表現するべく、6つの「Xperia Spice」を要所要所に盛り込んでいる。

マテリアルデザインにXperiaの世界観を詰め込んだUIを提供
マテリアルデザインにXperiaの世界観を詰め込んだUIを提供
マテリアルデザインにXperiaの世界観を詰め込んだUIを提供
マテリアルデザインにXperiaの世界観を詰め込んだUIを提供

また、マテリアルデザインで変更された「戻る」「ホーム」「タスク」といったナビゲーションボタンもホームボタンはこれまでのXperiaで採用されてきた家をモチーフにしたものを独自採用している。

ナビゲーションボタンはXperia独自のものにカスタマイズされている
ナビゲーションボタンはXperia独自のものにカスタマイズされている
通知パネルはマテリアルデザインを継承しつつ、クイック設定ツールも利用できる
通知パネルはマテリアルデザインを継承しつつ、クイック設定ツールも利用できる
通知パネルはマテリアルデザインを継承しつつ、クイック設定ツールも利用できる

ボディカラーはホワイト、アクアグリーン、カッパー、ブラックの4色展開。今回もパープルはなかった。

Xperia Z4のボディカラー
Xperia Z4のボディカラー

質疑応答

製品発表会では、記者による質疑応答も行われた。

ソニーはフラグシップモデルの発表サイクルを年1回に見直すと説明していたが、Xperia Z3の登場から半年程度でXperia Z4が発表された件については、基本的に年1回と考えているが、携帯電話事業者や市場によって変化すると回答。

サムスンなどライバルメーカーは、今年3月にスペイン・バルセロナで開催されたWMC 2015でフラグシップモデルを発表する中、ソニーモバイルをそれを見送り、前述したとおり発表のサイクルを変更するといった説明もあったことから、なぜこのタイミングでの発表だったのかという問いに対しては、夏に新製品を投入することを考えるとこのタイミングだったと回答。

日本市場での先行投入の理由としては、最重要市場であるためとした。

Xperia Z4の海外向けの販売に関しては、検討中と説明するに留め、具体的な発売地域や時期についても語られることはなかった。

発売時期は国内キャリアの新製品発表会で明らかに?

Xperia Z4の発売時期は今夏とされており、具体的な発売日は明らかにされていない。おそらく5月中旬ごろにNTTドコモやauが新製品発表会を行うことが予想され、そこで発売日が発表されるものと思われる。

また、東京・銀座にあるソニーショールームにて4月22日(水)より先行展示が開催される。いち早くフラグシップモデルのXperia Z4に触れたい人は訪れてみてはどうだろうか。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

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