これが最強のXperiaだ!4K HDRディスプレイ搭載のフラッグシップモデル「Xperia XZ Premium」レビュー

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これが最強のXperiaだ!4K HDRディスプレイ搭載のフラッグシップモデル「Xperia XZ Premium」レビュー

ドコモの夏モデル「Xperia XZ Premium SO-04J」をレビューします。発売日は2017年6月16日ですが、冬春モデルと遜色ないスペックで、さすがはPremiumを冠するフラッグシップモデルといったところ。

2017年10月27日には、イタリア語で「赤」を意味する新色のRossoが追加されました。この記事では鮮烈な新色でデザインを確認し、性能評価や前モデル「Xperia Z5 Premium SO-03H」との違いもみていきます。

目次:

上質でプレミアムなデザイン

前面
前面

昨今流行りのベゼルレスデザインではないため、少し野暮ったく感じるかもしれません。しかし、上下ベゼルを確保してフロントにスピーカーを搭載しているので、下部に搭載している機種よりもステレオ感と迫力があります。

背面
背面

背面はガラスでデザインを邪魔するアンテナ用のプラスチックパーツなどがなく、美しいです。鏡面仕上げで高級感がある反面、指紋は目立ちます。それにしても、ど真ん中にキャリアロゴが入っているのはナンセンスなので、そろそろ位置を変えてほしいものです。

右側面にはボリュームキー・指紋センサー内蔵の電源キー・シャッターボタン
右側面にはボリュームキー・指紋センサー内蔵の電源キー・シャッターボタン

赤いボディに黒い電源キーが映えますね。この電源ボタンには指紋センサーが内蔵されています。ワンプッシュでスリープから復帰すると同時にロック解除できるので、とても便利です。

左側面にはnanoSIMカードとmicroSDカードの挿込口
左側面にはnanoSIMカードとmicroSDカードの挿込口
nanoSIMカードとmicroSDカードをセットしたところ
nanoSIMカードとmicroSDカードをセットしたところ

頻繁に入れ替えることはないと思いますが、ピンなしで開閉できるのはちょっと便利です。開けた後は、防水・防塵性能を保つためにキャップがしっかり閉じていることを確認しましょう。

上部には3.5mmイヤホンジャックとマイク
上部には3.5mmイヤホンジャックとマイク
下部にはマイクとUSB Type-C端子
下部にはマイクとUSB Type-C端子
手に持ったところ
手に持ったところ

前述した通り、上下のベゼルは太いのですが左右のベゼルはスリムです。そのため、持ってみると意外とコンパクトな印象。見た目のインパクトには欠けるものの、使いやすさを重視したデザインだと思います。

Androidで最高のスペック

Xperia XZ Premium SO-04J スペック情報
サイズ 高さ 約156 × 幅 約77 × 厚さ 約7.9mm
重量 約191g
OS Android 7.1 Nougat
SoC Qualcomm Snapdragon 835 Octa-core
(2.45GHz Quad-core + 1.9GHz Quad-core)
RAM 4GB
ROM 64GB UFS
外部メモリ microSDカード(最大256GB)
バッテリー容量 3,230mAh
ディスプレイ 約5.5インチ 4K(3840 × 2160)
カメラ メインカメラ:約1,900万画素
フロントカメラ:約1,300万画素
カラー ディープシーブラック / ルミナスクロム / ロッソ
備考 防水(IPX5/8)・防塵(IP6X) / 指紋センサー / ワンセグ / フルセグ / おサイフケータイ
AnTuTu Benchmark v6.2.7のスコアGeekbench 4のスコア
AnTuTu Benchmark v6.2.7とGeekbench 4のスコア

現在発売されているAndroidスマートフォンの中では最高レベルのスペックです。高い性能を要求する3Dゲームでも快適にプレイできるでしょう。RAMを4GBも搭載しているので、複数のアプリを起動したり、マルチウィンドウで2つのアプリを同時に使っても余裕があります。

Xperiaではもはや当たり前になりつつありますが、防水・防塵性能を備えています。また、ワンセグやフルセグ、おサイフケータイといった日本独自の機能もしっかり盛り込まれています。とりあえず全部入っているので、使い勝手が良いです。

前モデルのXperia Z5 Premiumと比較

Xperia Z5 Premium SO-03H Xperia XZ Premium SO-04J
サイズ 高さ 約154 × 幅 約76 × 厚さ 約7.8mm 高さ 約156 × 幅 約77 × 厚さ 約7.9mm
重量 約181g 約191g
OS Android 6.0 Marshmallow Android 7.1 Nougat
SoC Qualcomm Snapdragon 810 Octa-core(2GHz Quad-core + 1.5GHz Quad-core) Qualcomm Snapdragon 835 Octa-core(2.45GHz Quad-core + 1.9GHz Quad-core)
RAM 3GB 4GB
ROM 32GB 64GB UFS
外部メモリ microSDカード(最大200GB) microSDカード(最大256GB
バッテリー容量 3,430mAh 3,230mAh
ディスプレイ 約5.5インチ 4K(3840 × 2160) 約5.5インチ 4K(3840 × 2160) HDR対応
カメラ メインカメラ:約2,300万画素
フロントカメラ:約510万画素
メインカメラ:約1,900万画素
フロントカメラ:約1,300万画素
Motion Eyeカメラシステム

まずはスペックの比較です。性能を左右するチップセットは新世代のものを採用し、性能が向上しました。Xperia Z5 Premiumでも十分使えるのですが、やはりXperia XZ Premiumの方がキビキビ動作すると感じました。

RAMは1GB増え、ROMは倍の64GBになりました。ROMは容量が増えただけでなく、eMMCよりも高速なUFS規格のフラッシュメモリを搭載しています。仕組みの違いはさておき、とりあえず速くなったということだけわかっていただければ十分です。

A1 SD BenchでROMの速度を計測 Xperia Z5 PremiumA1 SD BenchでROMの速度を計測 Xperia XZ Premium
A1 SD BenchでROMの速度を計測(左:Xperia Z5 Premium 右:Xperia XZ Premium)
Xperia Z5 Premium Xperia XZ Premium
読み込み速度 223.98MB/s 537.77MB/s
書き込み速度 138.17MB/s 170.49MB/s

具体的にどれくらい速くなったのか気になりますよね。ROMの読み込み速度と書き込み速度を計測して比較しました。読み込み速度は約2倍の差をつけてXperia XZ Premiumの圧勝でした。

サイズはほぼ同じ
サイズはほぼ同じ
フラット形状からラウンド形状になってホールド感は良くなった
フラット形状からラウンド形状になってホールド感は良くなった

Xperia Z5 Premiumの方が若干小さくて軽量ですが、全体的に丸みを帯びているXperia XZ Premiumの方が持ちやすいです。Xperia Z5 PremiumはZシリーズ、Xperia XZ PremiumはXシリーズで系統が異なるため、デザインは一新されています。

端子が変わり、ストラップホールは無くなった
端子が変わり、ストラップホールは無くなった

端子はmicroUSBからUSB Type-Cへと変わり、充電ケーブルなどは新しく用意する必要があります。ただ形状が変わっただけでなく、向きを気にせず差し込めるリバーシブルコネクタ、データ転送速度や充電速度が速くなるなどのメリットが多いです。

ストラップホールは無くなってしまいました。筆者はXperia Z5 Premiumにリングストラップをつけて落下防止することで、ケースを装着せずに運用していました。このスタイルが気に入っていただけに少し残念です。

HDRコンテンツを再生(どちらも輝度最大で比較)
HDRコンテンツを再生(どちらも輝度最大で比較)

Xperia Z5 Premiumは4K SDR、Xperia XZ Premiumは4K HDRです。解像度は同じなので、HDRに対応しているか否かがポイント。SDR(スタンダードダイナミックレンジ)と比べて、HDR(ハイダイナミックレンジ)は明暗差や陰影の表現に優れています

カメラは着実に進化している
カメラは着実に進化している

Xperia Z5 Premiumから画素数は低下していますが、画素サイズは大型化されてより多くの光を取り込むことができます。詳細はカメラの項目でご紹介しますが、Xperia XZ PremiumのMotion Eyeカメラシステムは、Xperia Z5 Premiumのカメラとは一線を画します。

驚くほど緻密でメリハリのある美しさ

4KはFHDの4倍もの解像度を誇る
4KはFHDの4倍もの解像度を誇る

多くのスマートフォンの解像度はFHD(1920 × 1080)かWQHD(2560 × 1440)です。4K(3840 × 2160)はそれらをはるかに上回ります。常に4Kで表示されているわけではありませんが、対応コンテンツは目を見張る美しさです。

dTVやAmazonプライム・ビデオ、YouTubeなどで4K HDRコンテンツが楽しめる
dTVやAmazonプライム・ビデオ、YouTubeなどで4K HDRコンテンツが楽しめる

前モデルの発売当初はコンテンツの少なさが指摘されていました。せっかく4Kディスプレイを搭載しているのに活かせる場面が少なかったのは事実で、Xperia Z5 Premiumユーザーだった筆者もデモ動画くらいしか4Kで見たことがありませんでした。

今では状況が違います。動画配信サイトやストリーミングサービスでも徐々に4Kコンテンツが増え、スマートフォンでも多くの機種が4K動画撮影に対応しています。今後も増え続ける4Kコンテンツを一番身近で手軽なスマートフォンで楽しめるのが魅力です

4K HDR対応のテレビとスマートフォン
4K HDR対応のテレビとスマートフォン

4K HDR対応テレビの前に小さく写っているのが、同じく4K HDR対応のスマートフォンです。なんと解像度は同じ。大型テレビでも高精細な4Kディスプレイを小型なスマートフォンに搭載しているわけです。いい意味でぶっ飛んでますね。

テレビですらようやく4Kが主流になってきたところで、HDRに対応しているものはまだ少ないのが現状です。そんな中、スマートフォンなのに4K HDRディスプレイを搭載しているXperia XZ Premiumは、時代を先取りした映像体験ができます。

Xperiaならではの機能・アプリ

アシスト

設定 → アシスト
設定 → アシスト

Xperiaの便利な機能は、設定画面からアシストへ進むとアクセスできます。電池の消費量を抑制する「STAMINAモード」や電池の劣化を遅らせて寿命を延ばす「いたわり充電」などいくつか搭載されていますが、今回は比較的新しい機能の「Xperiaアクション」と「スマートクリーナ」を取り上げます。

Xperiaアクション
Xperiaアクション

Xperiaアクションは就寝前に通知LEDを光らないようにしたり、画面の輝度を下げるなど設定しておいたアクションを一括でセットできる機能です。アクション数は少ないですが、毎回手動でやっていることがルーティン化できるかもしれません。

スマートクリーナー
スマートクリーナー

使っているうちに動作が重くなってくる経験ありますよね。原因はキャッシュです。スマートクリーナーは、利用頻度に応じて自動でストレージとメモリを最適化し、動作を快適に保つ機能です。

アプリによってはキャッシュを消去することで動作を停止したり、逆に動作が重くなる場合があります。そのような不具合が発生したら、オフにしておきましょう。

PObox Plus

PObox PlusはXperiaに搭載されているIME
PObox PlusはXperiaに搭載されているIME

PObox Plusは賢い予測変換機能に加えてつながりを予測して候補を表示することで、サクサク入力できます。途中で1文字だけ間違えてしまった時は、全てではありませんが、日本語入力ミス補正機能で正しい候補が表示されます。打ち直さなくてもいいので便利。

POboxは以前からXperiaに搭載されていて、ファンが多いIMEです。独自に開発されたもので、他のAndroidスマートフォンでは使うことができない、XperiaならではのIMEとなっています

PS4 Remote Play

PS4が携帯ゲーム機感覚で使える
PS4が携帯ゲーム機感覚で使える

PS4 Remote Playアプリを使えば、XperiaからPS4にアクセスできます。低遅延で使うためには安定した通信環境が必要ですが、それさえクリアしてしまえば、いつでもどこでもPS4のゲームをプレイできます。

Motion Eyeカメラシステムの実力に迫る

メモリ積層型イメージセンサーを搭載したMotion Eyeカメラシステム
メモリ積層型イメージセンサーを搭載したMotion Eyeカメラシステム

イメージセンサーにメモリを搭載したことで、高速なデータ読み出し画像を一時的に保存することができます。これにより、1秒960コマのスーパースローモーションや撮影時よりも前の画像からベストショット残せる先読み撮影が実現できるというわけです。

炭酸飲料を注いでいるところをスーパースローで撮影

スーパースローモーションは画角が狭くなり、映像が粗くなってしまいますが、スマートフォンで撮影したとは思えない動画です。通常はせいぜい30fpsか60fpsですから、960fpsの凄さがおわかりいただけると思います。

それでは、作例からメインカメラの性能を確認していきましょう。全てプレミアムおまかせオートで撮影しました。写真をクリックまたはタップすると大きなサイズで表示されます。

Xperia XZ Premium カメラ作例:花
Xperia XZ Premium カメラ作例:夜景
夜景

被写体に近寄って撮影してもしっかりピントが合っています。夜景は手持ちでサクッと撮っただけですが、低ノイズで綺麗です。

Xperia XZ Premium カメラ作例:ロース肉の盛り合わせ
ロース肉の盛り合わせ
Xperia XZ Premium カメラ作例:げんこつハンバーグ
げんこつハンバーグ
Xperia XZ Premium カメラ作例:エビチリ
エビチリ
Xperia XZ Premium カメラ作例:アンコウの唐揚げ定食
アンコウの唐揚げ定食

食べ物は暖色系に寄せた色味になり、食欲をそそる美味しそうな写真が撮れました。エビチリとアンコウの唐揚げ定食は店内が暗かったのですが、頑張っていると思います。

自動で被写体やシーンを検出
自動で被写体やシーンを検出

作例を撮影したプレミアムおまかせオートは、料理や夜景など13種類のシーンと4つのコンディションを自動で判断します。調整は勝手にやってくれるので、シャッターボタンを押すだけでいい感じの写真が撮れる便利なモードです。

カメラアプリに様々なモードを搭載しているスマートフォンは多いのですが、例えば料理はフードモード、夜景は夜景モードなどいちいち切り替えて撮影するのは面倒ですよね。プレミアムおまかせオートは全部おまかせできる手軽さが特徴です。

評価まとめ

Xperia XZ Premium

Xperia Z5 Premiumから約1年半が経過しただけって、進化をしっかり体感できました。4Kディスプレイや艶のあるボディなどプレミアムな要素は継承しつつ、新たにHDRに対応してさらなる美しさを追求しています。

春冬モデルとして登場したXperia XZ1と基本スペックは同等ですが、画面サイズと解像度では上回っています。スマートフォンでよく動画を見るなら、Xperia XZ Premiumで4K HDRの世界を体験してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

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