【2015年4月大阪編】格安SIM9社を通信速度で比較してみた

書いた人: 奥野大児

カテゴリ: レポート, 格安SIM, 格安SIMの速度比較

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【2015年4月大阪編】格安SIM9社を通信速度で比較してみた

格安SIMを使うにあたって気になるのが「結局、どのSIMが速いの?」ということではないでしょうか。
理論値で最大150Mbpsと謳いながら実際には0.5Mbpsしか出ないSIMより、理論値で2Mbps出ます、と言われて本当に2Mbps出るSIMであれば、後者を選びたくなるのが人情ではないかと思うのです。

一部報道では、総務省が今年中にも各スマートフォン等の広告表示で最大速度ではなく、統一基準で計測した速度を掲載するよう求める、というニュースもありました。格安SIMが少しずつ浸透している今、実速度は大いに興味あるところでしょう。

そこで、4月から様々な会社から出ている格安SIMのうちの9社に絞って各社の速度を測定。ビジネス・買い物・観光と様々な目的の人があつまる東京のJR新宿駅南口で朝・昼・晩の3回にわたって実測値を測る連載を始めました。そうしたとき、筆者がたまたま大阪出張することがありましたので、大阪の繁華街・梅田で臨時に計測してきました。

数字を公開しますので皆様の格安SIM選択にご活用ください!

他の結果を見たい方はこちら:

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編集追記:

この調査はモバレコ独自のものであり、必ずしも実効速度を保証するものではありません。通信環境により実際の結果が異なる場合がありますので、あくまで参考程度にどうぞ。

調査方法

調査条件や方法は以下の通りです。

調査場所 大阪・梅田 待ち合わせスポットのビッグマン付近
調査時間 (昼)12時~13時半
(夜)18時~19時半
とある平日の2つの時間帯
調査機種 Galaxy S5 SC-04F(NTTドコモ版)
※比較参考としてXperia Z3 SOL26(au版)
調査アプリ RBB TODAY SPEED TEST
調査対象 DMM mobile(以下:DMM)
BB Exite 4G LTE SIM(以下:Excite)
NifMo
BIGLOBE LTE・3G(以下:BIGLOBE)
hi-ho LTE typeD(以下:hi-ho)
OCN モバイル ONE(以下:OCN)
ぷららモバイルLTE 定額無制限プラン(以下:ぷらら)
U-mobile LTE使い放題(以下:U-mobile)
b-mobile SIM 高速定額(以下:b-mobile)
※参考値としてNTTドコモのXiデータ通信契約のSIM、auのLTE契約のSIMでの調査値も掲載
調査方法 各SIMとも5回計測し、上り・下りの最高・最低・平均を調査。
本記事では表が大きくなりすぎないよう、5回の計測結果は掲載せず、最高・最低・平均を掲載いたします。
色の表示について それぞれ最も成績が良かったものを赤色表示、最も成績が悪かったものを青色表示としました。
NTTドコモ、auのSIMは参考としての掲載のため、赤色・青色の表示はいたしません。

ちなみに筆者は東京生まれ東京育ちで大阪には詳しくありません。当サイトのライターで大阪出身のハマコーさんに「人の集まりそうな場所」を教えてもらいました。

昼の測定結果

土日にもなると多くの人でごったがえす待ち合わせスポット、ビッグマン。大型液晶ビジョンが目印で近くに大きな書店もあり、太い大きな柱に巨大な広告が張られている、いかにも待ち合わせに便利なスペースです。屋内ですが外にはすぐ出られ、大型の映画館なども付近にある便利なスポットです。

待ち合わせのような形で立ち止まっている人が目視でおよそ30人程度、エスカレーターを上ったところには阪急電鉄の改札口があり、電車が到着したタイミングで、駅を降りてきた方々がエスカレーターを下ってくるシーンが見受けられました。

下り

下り 最高 最低 平均
NTTドコモ(参考) 74.34 12.48 60.212
au(参考) 62 29.45 44.44
DMM 2.23 1.23 1.632
Excite 0.3 0.2 0.254
NifMo 1.44 0.29 0.736
BIGLOBE 0.71 0.49 0.63
hi-ho 0.83 0.72 0.758
OCN 2.53 1.52 2.02
ぷらら 1.65 0.88 1.402
U-mobile 2.47 1.57 2.046
b-mobile 25.3 8.8 15.724

Exciteが圧倒的に遅いです。これはワンコイン格安SIMや、高速データ通信を使い切ったあとの通信速度のレベルです。
翻って格安SIMで圧倒的な数字をたたき出したのはb-mobileでした。ネットでの評判はお世辞にも良いとは言えないb-mobileですが、平日昼のビッグマンではとても良好な数字であり、これが高速データ通信し放題なのであれば十分満足できる数値です。見直しました。

NTTドコモ・auはさすがの速度です。最高値の高いドコモ、平均値の高いau。どちらをとっても不満のない数字で、価格相応の速度を出していると言えるでしょう。

上り

上り 最高 最低 平均
NTTドコモ(参考) 23.59 15.66 20.208
au(参考) 10.15 7.96 9.232
DMM 23.05 14.3 18.304
Excite 0.66 0.45 0.524
NifMo 18.94 10.81 16.002
BIGLOBE 21.86 18.73 20.156
hi-ho 22.46 6.96 12.88
OCN 22.75 5.23 15.432
ぷらら 6.12 3.9 5.076
U-mobile 23.46 11.42 18.718
b-mobile 24.39 14.5 20.994

上り速度はおおむね下りよりも良い数値が出るようですね。これは東京も大阪も傾向がかわりませんでした。おそらくコンテンツをアップロードしたい方々(SNSで写真や動画を掲載したり、YouTubeに動画を公開したい方)の通信はExciteを除いて快適にできるでしょう。

ドコモとauを含めても格安SIM勢が最速値を出していることを考えると、格安SIM利用者には下りに比べて上りの方が様々な条件に向いていると言えそうです。
もっとも、高速データ通信量に制限のない、ぷらら・U-mobile・b-mobileでないとメリットを享受しにくそうです。

昼のまとめ

ヨドバシカメラ梅田

待ち合わせなどで立ち止まっている人、乗り換えなどのために動く人がバランスよく居る昼は下りの速度が出にくく、上りは安定しているといった印象です。
参考で示した、格安SIMではないドコモとauはやっぱり速いんだなという確認と、b-mobileが想像以上の速度をたたき出しており、前の新宿での調査も踏まえて、一概に「b-mobileは遅い」と決めつけるのは危険なのかもしれないなあと感じているところです。

夜の測定結果

夜のビッグマンは、待ち合わせ人口がドンと増えました。50~60人くらいは立ち止まっている人が多いのと、人の流れも激しくなっています。
また、視覚には入りませんが大型書店の中にも立ち読みなどしている人もいるでしょうし、それなりにスマホの通信量がありそうだなという印象です。

下り

下り 最高 最低 平均
NTTドコモ(参考) 63.72 58.67 60.214
au(参考) 45.12 13.42 31.72
DMM 1.42 1.09 1.226
Excite 0.51 0.36 0.436
NifMo 11.36 4.96 8.738
BIGLOBE 2.15 1.1 1.67
hi-ho 1.56 1.21 1.368
OCN 1.13 0.84 1.018
ぷらら 1.21 0.52 0.74
U-mobile 1.96 0.69 1.42
b-mobile 17.9 1.32 4.97

最高値はb-mobileでした。最低値との幅が大きく、最低・平均の値はトップではありませんでしたが、あの時間帯、あの人数で最高速度18Mbps程度を出すのであれば、これは優秀だと言わざるを得ません。東京では計測エラーが出るほど苦戦しておりましたが、この場所は何か設備が強いのでしょうか?利用者が少なく快適なのでしょうか?

東京・新宿でも夜の計測が優秀だったNifMoが大阪・梅田でも優秀です。「夜のNifMo」と命名したくなります。最高値こそb-mobileに譲りましたが安定した速度を計測しています。

ドコモ・au・NifMo・b-mobile以外は1Mbps台の数字が多く、一般的な格安SIMの夜の速度はこのゾーンなのかといった印象です。選定の参考になりそうなラインだと感じました。

上り

上り 最高 最低 平均
NTTドコモ(参考) 22.57 17.74 19.934
au(参考) 13.05 10.56 11.684
DMM 18.41 8.62 12.932
Excite 0.59 0.42 0.494
NifMo 20.64 12.5 17.214
BIGLOBE 23.1 13.28 17.666
hi-ho 21.14 15.5 18.07
OCN 20.7 3.26 14.756
ぷらら 6.35 3.71 5.056
U-mobile 19.42 14.74 17.072
b-mobile 22.37 10.37 17.02

上りはBIGLOBEとhi-hoが強かったのですが、最高で20Mbps超え、平均で15Mbps超えの格安SIMは多く、上りメインの利用であれば選択肢がいろいろありそうです。

ここでもb-mobileは良い数字が出ています。

夜のまとめ

かっぱ横丁

夜の梅田・ビッグマン。速度が出たのはb-mobileとNifMoでした。NifMoは東京でも夜の速度が優秀だった実績があり、夜に強いと言えそうです。b-mobile・NifMoと、速度が出ないExciteを除いた6社の速度はおよそ1Mbps台を中心として計測しており、格安SIMの夜の速度の判断基準は「混雑する場所で1Mbpsを大きく上回るなら速い」といったあたりをひとつの判断基準にするのが良いかと思いました。

総まとめ

大阪ではb-mobileの「頑張り」が目立ったと感じました。昼夜たった一回ずつの計測であり、もっと混むであろう土日ではない曜日の計測であったことからも、何度も調べてみた方が面白い傾向が分かるかもしれません。ただそれでも、東京とは異なった結果がb-mobileで得られたことはとても興味深く感じられました。

NifMoは東京でも大阪でも夜に速度が出るSIMだなあという印象です。利用シーンが主に夜であれば、現時点のNifMoはお勧めできるSIMだと言えそうです。高速データ通信量や価格もトップクラスですので、安心してお勧めできそうです。

今回はたまたまNTTドコモとauのスマホを持っていくことが出来たので一緒に調べてみましたが、大手キャリア、さすがです。速度を求めて少し高い回線を選択するか、速度を割り切って安い回線を選択するか、何がなんでも格安SIMという風潮ではなく、ニーズに応じた使い分けを見極めていくことが重要であろうと思えました。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

ライター・ブロガー・イベント主催・運営をやっているフリーランス。iPhone、iPad、Galaxy S5、Xperia Z Ultra、Surface Pro 3を所有しているガジェット好きです。ノンジャンルブログ「明日やります」を運営中。