レーシングスピリットが宿ったスマホ。「Mode1 RS MD-03P」をレビュー

書いた人: 迎 悟

カテゴリ: SIMフリースマホのレビュー, レビュー

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レーシングスピリットが宿ったスマホ。「Mode1 RS MD-03P」をレビュー

総合デジタルショップ「テルル」を運営する株式会社ピーアップ(以下、ピーアップ)が送り出すSIMフリースマートフォン「Mode1」。その3機種目となる「Mode1 RS」が11月11日に発売になりました。

今回はMode1 RSについて、どんなスマホで、実際に使ってみてどうなの?を、ガッツリご紹介していきます

目次:

Mode1 RSってどんなスマホ?コンセプトを確認

ピーアップの「Mode1」と聞いて、真っ先に思い浮かべるのは「カーボン調デザイン」という人も多いのではないでしょうか。

ピーアップは総合デジタルショップ・テルルの運営以外に、バイク専門店「Moto Up」を運営していますし、バイクレースのチームも運営しています。
カーボン調の背面パネルについて、これは過去のモデルでも謳っていた通り「レーシングスポーツ」をイメージしたものであり、Mode1 RSについてもカーボン調の背面パネルを継続して採用しています。

今回は3色展開。ピーアップのイメージカラーである「レッド」が追加されました
今回は3色展開。ピーアップのイメージカラーである「レッド」が追加されました
背面はMode1 RSでもカーボン調になっています
背面はMode1 RSでもカーボン調になっています

また、1モデル前はフィーチャーフォンのようなテンキーを採用したことで「RETRO」と名付けられましたが、今回のMode1 RSの「RS」とはいったいなんなのでしょうか。

同社の説明では「Racing」のR。
そして「Speed」「Shimmer」「Stamina」のS。
これらを組み合わせ、RSと名付けたとのことです。

詳しくは後述しますが、スペック、プリインストールされたコンテンツは従来モデルと比べて、RSの名にふさわしい内容に進化しています。

Mode1 RSのデザイン・外観をチェック!

レーシングやスピード、モータースポーツを意識したMode1 RSのデザイン、外観を見ていきます。

5インチ・HD解像度のディスプレイを採用
5インチ・HD解像度のディスプレイを採用

まずは正面。5インチ・HD解像度のディスプレイを採用しています。
ナビゲーションキーはオンスクリーンで、最近のスマートフォンとしてはベゼルは太めです。

カーボン調の背面は見ても楽しく、触っていても気持ちいい
カーボン調の背面は見ても楽しく、触っていても気持ちいい

続いて背面。カーボン調の背面は光の当たり方で濃淡がかわるため、見ていて飽きることがありません。

ガラスや樹脂のつやっとした質感や手触り、アルミなどのひんやりとしたボディになれていると、カーボン調の背面の手触りは新しくも感じますし、ついつい触れていたくなる気持ちよさがあります。

本体左サイドは電源ボタンのみ
本体左サイドは電源ボタンのみ
本体右サイドにはボリュームボタン
本体右サイドにはボリュームボタン

ボタン類は本体の左右に配置されています。
過去のMode1シリーズに触れたことがある人なら気付くのが「フレームの素材」の違い
従来モデルではフレームは樹脂製でしたが、Mode1 RSからは金属素材に変更されました

本体下部にはmicroUSB端子とスピーカー、マイク
本体下部にはmicroUSB端子とスピーカー、マイク
本体上部にはイヤホンジャック
本体上部にはイヤホンジャック

本体下部に配置されたUSBポートは「microUSB」。その左右に「スピーカー」と「マイク」が用意されています。

本体上部には使い勝手を考慮し、3.5mmのイヤホン・マイクジャックが用意されてます。

リアカバーを外すとSIMカードスロット・microSDカードスロット
リアカバーを外すとSIMカードスロット・microSDカードスロット

SIMカードスロット、microSDカードスロットはリアカバーを外した中に用意されています。
対応するSIMカードサイズはmicroSIM。現在主流となっているnanoSIMでない点には注意が必要です。

Mode1 RSのスペック、性能をチェック

続いてMode1 RSの主要スペックを確認していきます。

OS Android 7.0 Nougat
CPU MediaTek MT6737T (1.5GHz クアッドコア)
RAM 3GB
ROM 32GB
外部メモリ microSDカード(最大128GB)
ディスプレイ 5.0インチ IPS 液晶ディスプレイ
HD解像度(1280×720)
カメラ アウトカメラ:1,300万画素
インカメラ:500万画素
対応ネットワーク FDD-LTE:Band1/3/8/19/26
TD-LTE:Band41
W-CDMA:B1/B6/B8/B19
GSM:850/900/1800/1900MHz
Wi-Fi IEEE802.11b/g/n (2.4GHz帯のみ)
Bluetooth Bluetooth v4.1
バッテリー容量 3,000mAh
本体サイズ 約70×140×8.9mm
重量 約178g
カラーバリエーション レッド、ブラック、ホワイト
価格 22,800円(税抜)

性能のキモとなるCPUはMediaTekのMT6737T。1.5GHz クアッドコアとなるため、オクタコアのCPUが増えている中ではおとなしめです。従来モデルから大きく変わったのが「RAM」「ROM」の容量。Mode1 RSの販売価格は2万円台前半ながら、RAMは3GB、ROMは32GBと比較的多めになっており、保存容量はmicroSDカードで増やすことも可能になっています。

また、バッテリー容量も3,000mAhと大容量。これだけあれば、モバイルバッテリーなしで1日使っても安心できます。

他に注目したいのは対応ネットワーク。SIMフリースマートフォンとして国内事業者がサービスを提供する周波数帯の多くに対応しており、au網ではVoLTEも利用可能です。
そのため、NTTドコモ、au、SoftBankの各社、そしてそれらを利用する格安SIMの多くでストレスなく利用できるようになっています

スペック面では、SIMフリースマートフォンとして押さえておきたい部分はしっかりと押さえた上で、販売価格も手ごろな価格にまとめているのは、これまでにテルル・キャリアショップの運営で売れる価格帯を知っているピーアップならでは、強みが出ている部分です。

Mode1 RSの使い勝手、特徴をチェック

5インチと決して大きすぎず、手頃な価格設定もあって初めての一台としても選びやすいMode1 RS。実際の使い心地はどうでしょうか。

手に持ってみると丁度いいサイズ
手に持ってみると丁度いいサイズ

5インチというサイズは、手に持ってみると大きすぎず、小さすぎないベストな大きさです。
本体の左右は背面に向かってカーブしているため、フレームの角が手に当たって痛いということもなく、カーボン調の背面のざらっとした手触りはそのままグリップ感を高めてくれます

プリインストールアプリも少なめ
プリインストールアプリも少なめ

Mode1 RSのプリインストールアプリは最低限。ホーム画面はもちろんのこと、アプリドロワーを開いた一覧でも独自のものがほとんどありません。

設定画面なども素のAndroidといってしまっていいほど「そのまま」になっているため、余計なアプリが邪魔をして動作が重たくなるといったこともなく、SNSやブラウジングを中心としたライトな使い方あればストレスフリーです
バッテリーも余計なものがない分、3,000mAhの大容量と相まってかなり持ちます。

プリインストールの壁紙は「テールランプ」をイメージ
プリインストールの壁紙は「テールランプ」をイメージ

Mode1 RSのプリインコンテンツは、その名の通り「Racing」や「Speed」を意識した専用のものが用意されています。

壁紙は色違いで3種類、こちらはテールランプをイメージしたものが入っています。そして注目したいのが「着信音」です。

プリインストールの着信音はレーシングカーの走行音を収録したものが13種類も用意されています。スピーカーの音量も元々大きめなこともあり、かなり耳に残る、印象的なコンテンツになっています。

普段はマナーモードという人も多いと思いますが、Mode1 RSを購入したら一度鳴らして聞いてみるのはもちろん、人前で鳴らしてみても盛り上がるはずです。

カメラの性能をチェック

最後に確認するのがカメラ。いくつかのシチュエーションで撮影し、Mode1 RSのカメラを確かめてみました。写真をタップ・クリックすると大きく表示できます。

Mode1 RS MD-03P カメラ作例:屋台通りを撮影
屋台通りを撮影
Mode1 RS MD-03P カメラ作例:白飛びが目立ち、艶やかな朱色がくすんでしまいました
白飛びが目立ち、艶やかな朱色がくすんでしまいました

自然光に恵まれた晴れの日の日中の撮影ですが、明るい部分に引っ張られすぎた結果、かなり白飛びしていまいました。

Mode1 RS MD-03P カメラ作例:華やかな熊手
華やかな熊手
Mode1 RS MD-03P カメラ作例:池の鯉を被写体に
池の鯉を被写体に

こちらは日陰での撮影。しかし、先の作例同様に明るい部分に引っ張られてしまい、どうしても全体的に白飛びした、くすんだ絵になってしまいます。

Mode1 RS MD-03P カメラ作例:照明の光が弱い場所で撮ると価格なりの絵は撮れます
照明の光が弱い場所で撮ると価格なりの絵は撮れます
Mode1 RS MD-03P カメラ作例:熱々のお好み焼きも、なんだかヒンヤリ撮れました
熱々のお好み焼きも、なんだかヒンヤリ撮れました

続いて、スマホの被写体としてもっとも撮影されることが多いであろう「メシ」写真。今回はお祭りなので、屋台メシを被写体にセレクト。

屋台の屋根の影など、強い光が入らない場所ではそれなりに撮れるのですが、買ったお好み焼きをベンチで食べようと取り出し撮影すると、やはり白っぽくなってしまいます。

Mode1 RS MD-03P カメラ作例:やはりどうしても照明に引っ張られてしまいます
やはりどうしても照明に引っ張られてしまいます
Mode1 RS MD-03P カメラ作例:イルミネーションを遠目に撮影するとキレイに撮れる
イルミネーションを遠目に撮影するとキレイに撮れる

続いて屋内、そして夜景の撮影。夜間の屋内は照明の光に引っ張られ、思うような絵が撮れず。ただ、複雑な骨組みのディテールはハッキリと捉えているため、カメラの性能そのものは悪くありません。

イルミネーションを遠目に見たときに、それこそ白色LEDのような強い光がなければこちらもキレイに撮影することが可能です。

Mode1 RS MD-03P カメラ作例:こちらはフルオートで撮影
こちらはフルオートで撮影
Mode1 RS MD-03P カメラ作例:こちらは測光地点をタッチフォーカスで変更して撮影
こちらは測光地点をタッチフォーカスで変更して撮影

スマートフォンのカメラですが、フォーカスを合わせたい場所にタッチするとフォーカスポイントを変更できるのですが、この機能を使い、白く映ってしまったところ以外の「暗い場所」に触れて撮影すると、キレイに撮影ができます

これはMode1 RSでも同じで、上の2つの作例のように同じ場所、同じ設定ながらフォーカスを合わせる場所を変えただけでキレイに撮影することができました。

レンズカバーがリアカバーに一体化している点も取り扱いに注意が必要
レンズカバーがリアカバーに一体化している点も取り扱いに注意が必要

また、Mode1 RSのカメラを使っていくにあたり気をつけたいのが「レンズカバー」です。
リアカバーにカメラ・レンズのカバー部分が一体化されているため、SIMカードの取り替えなどでリアカバーを外すと、カメラとカバーの間にホコリが入ってしまいます。

もちろん、内側(裏側)に触れてしまい汚してしまうことも考えられるため、SIMカードの交換時など、リアカバーの付け外しを行う際には注意が必要です

評価まとめ:他にはないコンセプトは魅力的。これからに期待もしたい一台

Mode1 RSのコンセプトである「Racing」や「Speed」。特定のブランドやメーカーとコラボしてアウトドア向け、スポーツ向けの限定モデルがラインナップされるスマートフォンは珍しくありませんが、Mode1 RSは常に「スポーティなモデル」としてデザインされているのは好感が持てる部分です

Mode1シリーズとしては3機種目、純粋なスレートタイプのスマートフォンとしては2機種目で、しっかりと過去のモデルから進化を感じられました。カメラなど「もう少し!」の部分はありますが、Mode1シリーズの進化の速さを考えると、今後に期待してもいいでしょう

見るからに「入門機」な他社のエントリーモデルとは違う、ハッキリとした個性も含め、実売2万円前半の価格は「これからスマホにしたい」という人で、こだわり派には是非、検討して欲しい一台です。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

三度の飯より携帯が好きすぎて、資格も仕事も投げだし20代のほとんどを携帯販売に費やした元携帯ショップ店員。家電量販店からキャリアショップ、併売店まで色々経験してきました。今は[kuropon.mobi]でブログを書きつつ、ライターとしてあちこちにて記事を執筆中。そうでないときは大体"夢の国"にいます。Twitter:@kuropon