契約前によく確認!WiMAXの解約方法と注意点

高速のデータ通信をデータ量無制限で使える「WiMAX(ワイマックス)」。
使う機器にモバイルルーターを選べば、自宅でも外出先でも通信手段として使用可能。それなのに月額料金は4,000円前後~と割安になっているなど魅力が多く、契約は前向きに考えたくなるサービスですね。
しかしWiMAXを契約する場合には、契約プランの吟味とあわせて、必ず解約方法や解約時の注意点も確認しておきましょう。便利に使えるサービスだとしても、解約時の手間が「予想以上に面倒だった」となっては悲しいですからね。
この記事ではWiMAXの解約方法と注意点を紹介していきます。
目次:
WiMAXとは
はじめにWiMAXの概要だけ、おさらいしておきましょう。
WiMAX(ワイマックス)は「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略で、3GやLTEと同じ、無線通信技術の一規格です。国際的に使われる規格であることから、海外でもWiMAXによる通信サービスを提供する事業者が存在します。
日本国内でWiMAXを提供する大元はUQコミュニケーションズ(ユーキューコミュニケーションズ)株式会社。2019年現在ではWiMAXをより高速化したサービスとして「WiMAX 2+(ワイマックス・ツープラス)」といったサービス名称が主に使われています。
WiMAX契約時には、専用のルーター機器とSIMカードをセットで購入・契約。通信はスマートフォンと同様、ルーター機器にSIMカードを挿して利用することになります。
「どういったものを使って通信をおこなうのか」については「基本的にはスマートフォンと大きく変わらない」と理解してOKです。
WiMAXについてもう少し詳しく確認したい場合には、以下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね。
WiMAX解約時の注意点
WiMAXをより安く使おうと考えた場合、契約は年単位がベースとなります。2019年現在では2年単位・3年単位となっている料金プランが多いです。
こうした長期間のプランで契約しているWiMAXを解約する際、おもに注意したいポイントは「料金プランに設定された契約解除料金」「キャンペーンに設定された違約金」「SIMカードに設定された損害金」の3つ。
料金プランに設定された「契約解除料金」
契約期間が終了した切れ目の更新月のタイミングで解約すれば、解約時に特別な費用がかかることはありません。
一方で契約期間の途中で解約する場合には、契約中の料金プランに応じた契約解除料金が請求されます。
契約解除料金の相場は10,000~20,000円前後。例えばUQ WiMAXのデータ通信量無制限プラン「UQ Flatツープラス ギガ放題(3年)」だと、次のように設定されています。
■UQ Flatツープラス ギガ放題(3年)
課金開始日を1ヶ月目として、
1~13ヶ月目まで | 20,520円(税込) |
---|---|
14~25ヶ月目まで | 15,120円(税込) |
26~37ヶ月目まで | 10,260円(税込) |
38ヶ月目 | 無料 |
39ヶ月目以降 | 10,260円(税込) |
利用期間に応じて契約解除料金が段階的に減額される場合もあるので、契約期間の途中で解約する場合には「いま解約する」「数ヶ月待って解約する」のどちらがよりおトクかをしっかりと確認しましょう。
また、違約金の発生する期間ごとの金額設定は契約している事業者(プロバイダ)によって異なりますので、注意が必要です。
キャンペーンに設定された「違約金」
料金プランに設定された契約解除料金とは別に、契約時に使ったキャンペーンの適用条件として違約金が設定されている場合も。
例えばBroad WiMAXでは初期費用(税込20,365円)が無料となる「Web割キャンペーン」を実施中。しかしこのキャンペーンには「契約開始の翌月から起算して24ヶ月以内に解約すると税込10,260円が請求される」というキャンペーン違約金も設定されています。
「ルーター機器の代金が0円」「後日現金をキャッシュバック」など、ほかにも魅力的なキャンペーンはさまざま見つけることができます。ですがこうしたキャンペーンの多くは「指定した契約期間をまっとうすること」が前提の設計であり、違約金が設けられていることも珍しくありません。
「契約時に何かキャンペーンを利用した記憶がないか」「契約時の書面にそういった記載がないか」もしっかり確認し、解約時に発生する出費をより正確に理解・把握しましょう。
SIMカードに設定された「損害金」
契約するWiMAX事業者(プロバイダー)によっては、ルーター機器に挿していたSIMカードの返却を必須としているところもあります。
この場合にもし「返却を忘れてしまった」「SIMカードを紛失してしまった」となると、別途SIMカード損害金という費用も発生。相場は3,000円前後です。
ルーター機器自体は契約時に「購入」した“私物”であるのに対して、SIMカードは通信サービスを利用するため契約時に「貸与」された“借り物”です。
もちろん使い終わったSIMカードは手元で処分してくれればOKという事業者も多く存在しますので、解約手続きの際には「SIMカードの返却が必要か?不要か?」も確認するように気をつけましょう。
WiMAXの解約方法
WiMAXの解約方法はおもに「電話で手続き」「Webで手続き」「書面郵送で手続き」の3種類。事業者により利用できる手段は異なります。
ここではUQ WiMAXを例に解約方法を見てみましょう。
2017年12月時点において、個人で契約したUQ WiMAXの解約方法として利用できるのは「電話で手続き」「書面郵送で手続き」の2つです。
電話で解約手続き
電話で解約手続きをおこなう場合は、UQお客さまセンター(電話番号:0120-929-8180)に電話します。
UQお客さまセンターの営業時間は9:00~21:00(年中無休)。ちなみに上記の電話番号は(一部のIP電話を除き)携帯電話やPHSからの発信も可能です。
電話は契約者本人がおこないます。本人確認のために「生年月日」「契約時に登録した電話番号や住所」を確認されることも想定されますので、答えられるように準備しておきましょう。
電話で解約手続きをおこなうことのメリットは、その場ですぐ解約手続きをおこなってもらえることですね。
書類郵送と異なり、手続きの申し込み(書類の発送)から受付(書類の受領)までに時差がなく、電話口で解約手続きの受付が完了します。月末のタイミングぎりぎりで解約手続きをおこなうなど、手続きを急ぐ場合には、電話での手続きがオススメです。
書面郵送で解約手続き
書面郵送で解約手続きをおこなう場合は、UQホームページ内、資料請求ページからダウンロードできる「UQ通信サービス解約届(個人)」を印刷し、必要事項を記入して送ります。

宛先は「UQコミュニケーションズ(株)登録センター」。UQ WiMAXでは住所など詳しい情報を記載済みの宛名用紙(送り状)が提供されています。

宛名用紙を使えば送料無料で書類が郵送できるので、ぜひこれを活用しましょう。
解約書類のダウンロードはこちら
宛名用紙のダウンロードはこちら
書類郵送で解約手続きをおこなうことのメリットは、手続きをおこなうまでの待ち時間がないこと。
電話での解約手続きはその場ですぐに受け付けてもらえますが、そもそもオペレーターに繋がるまでの待ち時間が長くなる場合も。また営業時間も限られているため、人によっては電話できる時間帯となかなか合わないこともあるかもしれません。
書類郵送であれば、手元で書類を用意して、ポストに投函するだけでOK。解約したい日付までにスケジュール的な余裕がある場合には、自分のタイミングで手続きをおこなえる書類郵送の利用もオススメです。
最後の料金請求は解約後1~2ヶ月遅れてくる
解約手続きを終えた後にも忘れないようにしたいのが「最後の料金請求は解約後、1~2ヶ月遅れてくる」ということ。
UQ WiMAXで利用できる支払い方法は「クレジットカード払い」「銀行口座からの口座振替」の2つ。いずれも当月利用分の料金を翌月以降に請求(振替)する形となっており、最後の料金請求は解約手続きを済ませた月の1~2ヶ月ほど後です。
解約から半年経っても料金が請求されている場合などを除き、「先月末で解約したのにまだ請求が届いている!なんで!?」と慌てることのないようにしましょう。
各WiMAX事業者の解約手続き一覧
解約の方法を把握できましたら、各WiMAX事業者がどういった条件で解約手続きを受付しているかをまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。
人気のWiMAXプロバイダを抜粋しています。事業者ごとで受付方法が異なりますので注意して下さい。
プロバイダで契約している場合(人気プロバイダを抜粋)
プロバイダ | 電話番号 | 解約方法 |
---|---|---|
UQ WiMAX | 0120−929−818 (年中無休:9〜21時) |
解約したい日に電話もしくは書面を郵送して即日解約が可能。 |
Broad WiMAX | 0120−001−827 (月〜土:11〜18時) |
毎月25日までに電話から解約申請をして当月末日に解約が可能。 |
@nifty WiMAX | 0120-32-2210 03−5860−7600 (年中無休:10〜19時) |
オンラインから解約日を申請をしたら当月末日に解約が可能。 |
BIGLOBE WiMAX 2+ | 0120-86−0962 03−6385−0962 (年中無休:10〜19時) |
毎月25日までにオンラインから解約申請をして当月末日に解約が可能。 |
GMO とくとくBB WiMAX 2+ | 03−5456−1090 (平日:10〜19時) |
毎月20日までにオンラインもしくは、書面を郵送すると当月末日に解約が可能。 |
So-net モバイル WiMAX 2+ | 0120-117-268 (年中無休:9~21時) |
オンラインから解約日を即時から月末まで指定可能。 |
家電量販店などの店頭で契約している場合
プロバイダ | 電話番号 | 解約方法 |
---|---|---|
BIC WiMAX | 0120−99−5151 042−310−3710 (年中無休:9〜21時) |
電話もしくは書面を郵送で解約日を当日から月末まで指定可能。 |
YAMADA Air Mobile WiMAX | 0120-810-666 (年中無休:10〜21時) |
電話から解約日を当日から当月末まで指定可能。 |
ワイヤレスゲート Wi-Fi WiMAX 2+ |
0120-779978 03-6702-0076 (年中無休:10〜18時) |
オンラインもしくはFAXで解約申請をすると即日解約可能。 |
WiMAXの解約金を安くする方法
WiMAXを解約するなら、できるだけ解約にあたって発生するお金は最小限におさえたいですよね。そんな人のために、解約金をできるだけ安くする方法を解説します。
更新月に解約する
契約中の事業者により、更新月の期間やタイミングは様々ですが、大体は契約完了月から1・2ヵ月間が解約金が発生しない更新月のタイミングとして定められています。
更新月のタイミングが分からないという人は、契約会社のサポートセンターに電話、もしくはマイページなどから必ず事前に確認し、可能な限りそこのタイミングを狙って解約手続きを進めるようにしましょう。
キャッシュバックなどの特典がある場合は、受け取ってから解約をする
現在契約している事業者で、申し込み時にキャッシュバック特典などを受けられるという条件であったのであれば、必ず受け取って解約をしましょう。
大体キャッシュバックなどは、利用開始から半年から1年後などに付与されることが多く、条件も複雑だったりしますので、確実に受け取れるようにしっかり内容を把握して、できるだけ負担を最小限にしましょう。
キャッシュバックや乗り換えキャンペーンが適用できるプロバイダへ乗り換える
解約して他プロバイダへ乗り換える場合は、できればキャッシュバックや乗り換えキャンペーンなどの、お得な特典が得られるプロバイダへ乗り換えましょう。
例えば、Broad WiMAXならば、他WiMAXプロバイダからの乗り換えの場合、最大で19,000円の違約金負担をしてくれるWiMAX業界では唯一の乗り換えキャンペーンを実施しています。
もうWiMAXを継続しない場合は話は別ですが、別プロパイダへ乗り換える予定で解約をするのであれば、せっかくなので少しでもお得な条件を手に入れて乗り換えをするのがオススメです。
まとめ
WiMAXの解約方法、解約時に注意すべきことについて紹介しました。最後にポイントを整理しておきますね。
- 解約時は「契約解除金」「キャンペーンなどの違約金」「SIMカード損害金」を確認
- おもな解約方法は「電話で手続き」「Webで手続き」「書面郵送で手続き」の3種類
- 利用できる解約方法は事業者により異なる
各事業者の契約解除金や解約方法は、それぞれのWebサイトに「よくある質問」などにまとまっています。また見つからない場合はWebサイト内に設置された検索フォームで「解約金」「違約金」「解約方法」などの単語で検索してみることも有効です。
魅力的なサービス(事業者)と思って契約したのに「解約時の手間が思いの外面倒だった……」などとならぬよう、気が早いと思わず、契約前に解約方法も確認しておきましょう。
モバレコおすすめ「Broad WiMAX」
WiMAXを購入するなら「Broad WiMAX」がお得!
Broad WiMAX 特別キャンペーン中!初期費用が18,857円割引!
Broad WiMAXは広い対応エリアで業界最安級の月額2,726円。超速ネットで動画も快適!
まずは公式サイトでエリアと料金をチェックしてみてください
こちらの記事はいかがでしたか?
お役に立ちましたか?
もしよろしければお友達に
ご紹介お願いします!
送信する