月々安く使いたいならスマホとガラケーの2台持ちがお得かも

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月々安く使いたいならスマホとガラケーの2台持ちがお得かも

格安SIMとSIMフリースマホの登場により、料金の節約とともに様々な組み合わせで端末を持てるようになりました。そのうちの一つが、ガラケーとスマホの2台持ちという組み合わせです。

スマホが登場したばかりのころは、一台のスマホで通話もインターネットもメールも、人によってはおサイフケータイの機能も、すべて一つで行うのが当たり前でした。ですが、格安SIMの登場により、電話・キャリアメール・おサイフケータイの機能をガラケーで行い、インターネット通信はスマホと格安SIMで行う、という選択肢を持つことが出来るようになりました。いわゆる「2台持ち」というスタイルです。

筆者が最近このスタイルに切り替えたこともあり、今回、その経緯や2台持ちのメリットをご紹介していきます。

目次:

なぜ2台持ちにしようとしたか

筆者はこのようなライターの仕事をしていることもあったり、そもそもスマホを触るのが好きなこともあって、端末を複数台所有しています。そういった端末事情と昨今の格安SIMの台頭から、接続コストを抑えつつ様々な端末・格安SIMを利用できるようにしたいと考えるようになりました。

そう考えたときのポイントが3つあり、

  1. 全体的な通信費用を抑えたい
  2. スマホには様々な格安SIMを試せる環境にしたい
  3. スマホに直接関係のない電話・おサイフケータイ・iモードメールをスマホと切り分けたい

です。
こちらを考えたときの現実的な解が、変化の少ない機能についてはガラケーに任せて契約をできるだけ維持し、変化の大きい部分についてはスマホ+格安SIMの運用にしよう、というものでした。

前提条件

構成を考えるにあたり、条件がいくつかあります。

まず、NTTドコモと契約しなければ使えないサービスがいくつかあるため、完全に格安SIMの環境に移ることはできません。また、筆者はNTTドコモの「旧料金プラン」を契約していましたし、もし新料金プランで考えてもガラケー契約にした場合に得られる価格メリットはあまり変わらないと考えられます。
また、もしガラケーとスマホを分離したとしたら、ガラケーでは本当に最低限必要な通信にとどめます。データ通信はスマホ一本に絞る、という想定です。

キャリアメールアドレス

一つ目はキャリアメールアドレスです。自分からこのアドレスで発信することはほとんどありませんが、古くからの友人やあまり若くない親戚とのやり取りをするのに、10年前から使用しているメールアドレスがあるのは大変助かります。

また、一部金融機関の承認用アドレスとしても利用します。できればこのアドレスを安く維持したいと考えました。

おサイフケータイの機能

二つ目はおサイフケータイのサービスです。私が主に利用しているおサイフケータイのサービスはiDとモバイルSuicaです。このうち後者は、一般的な格安SIM各社が動作保障をしていないものの使用できたという例がネット上に多く掲載されていますが、前者のiDはNTTドコモの契約がないと動かないことはわかっています。

これらが利用できる上で出来るだけガラケーを使って安くしようという作戦です。以下、この形で契約した際のメリットを挙げて参ります。

契約面のメリット

2台持ちイメージ

契約面のメリットを挙げていきましょう。

毎月の費用が安くなる

高速データ通信を毎月3GBできる、という条件で考えますと、NTTドコモのスマホ1台で契約した場合以下の様になります。

基本使用料:タイプXiにねん 743円
ネット接続料:SPモード 300円
データ通信料:Xiパケ・ホーダイ ライト 4,700円
合計 5,743円

およそ5,700円程度の料金が発生します。

これに比べ、ガラケー+格安SIMの運用を考えますと、

ガラケー FOMA タイプシンプル バリュープラン 743円
パケ・ホーダイ ダブル 372円
iモード 300円
スマホ+格安SIM 高速データ通信3GBモデル 900円
合計 2,315円

と、およそ2,300円程度で収まることになります。毎月3,500円の違いは、年間に直せば42,000円。大きな違いであると言えます。

高速データ通信の速度の安定性はNTTドコモの契約が格安SIMより勝りますが、格安SIMの繋がり方で問題ないと考えておりますので問題ありません。

通話と通信を分離できる

スマホ一台で電話もインターネットも利用する場合は、大手キャリアだろうと格安SIMだろうと、最低契約期間の問題が発生してきます。大手キャリアの場合はおもに2年契約。格安SIMでも1年以上の契約をしなければ違約金を求められるのが普通です。

もし格安SIMで新しい魅力的なプランが出てきたとしても、データ通信と通話が同じ契約であった場合には移行時に違約金が発生します。MNPの手続きも面倒でしょう。

これが、NTTドコモの電話番号・iモードメールをガラケーに集約していた場合には、スマホのデータ通信用格安SIMは好きなタイミングで切り替えられます。現状のサービスに不満が出てきた場合やほかに魅力的なサービスが出てきた場合、契約に縛られずに好きなタイミングで切り替えられます。

折角格安SIMを中心に運用するのでしたら、契約面ではできるだけ解放されたいものです。その場合、「通話」と「通信」を別契約にした方が縛りが少ないのは間違いありません。

ガラケー、悪くないぞ!

日本独自の進化をしていたガラケーは悪。
iPhoneやAndroidを中心としたスマホは善。

こんな風潮だったことがあったと思います。果たして100%そうだと言えるでしょうか?

少なくともガラケーの良いとおもえるところがいくつもあります。

電池持ちが良い

ガラケーの電池容量は1,000mAhありません。最近のスマホの電池容量は3,000mAhを超えるものも珍しくありません。それでも待ち受け時間はガラケーの方が長いくらいです。

2015年4月23日発売のNTTドコモ・docomo Galaxy S6 edge SC-04Gのスペックページを見ると、待ち受け時間は400時間(3Gでは440時間)。バッテリー容量は2,600mAhです。
一方、昨年の夏発売のNTTドコモのガラケー・docomo SH-07Fのスペックページを見ると、待ち受け時間は550時間。バッテリー容量は820mAhです。

この手の製品は使い方によって使用時間が大きく異なるのはもちろんですが、基本的にバッテリー効率が良いのがガラケーであるのは明白です。
毎日充電できる環境に居れば実質的なその差は小さくなるかもしれませんが、充電できないところに長く居たり、災害時などに少しでも長く通信環境を維持していたい場合など、電池効率が良いに越したことはありません。また同じ容量のモバイルバッテリーを使っていても「満充電できる回数」がガラケーの方が多くなります

本当にいざというとき、110番や119番に電話することが出来る時間を長く確保できることは安心につながるかもしれません。

水場での利用はガラケーが楽

防水スマホは様々ありますが、そのどれもが水にぬれても壊れないということを意味しています。水滴の多い所で使用しようと思えば、誤反応・誤操作はある程度覚悟しなければなりません。
ガラケーの場合、ボタンを押さなければすべての操作ができませんから、水場でも誤操作することが考えづらい状況です。

契約を切り替えるにあたり気を付けること

安いです。はい切り替えましょう!と言いたいところですが、こういう考えには落とし穴があるものです。最後に事前に気を付けなければいけないポイントを挙げておきます。

手持ちのガラケーが一台必要

変な話なのですが、NTTドコモの場合、月々の運用費用が安くなるバリュープランについてはスマホの通信契約であるXiから直接切り替えることが出来ません。

そのため、便宜的に

  1. スマホから手持ちのガラケーに契約を切り替える(XiからFOMAのベーシックブランに)
  2. 1で切り替えた手持ちのガラケーから新しいガラケーに機種変更し、ベーシックプランからバリュープランに切り替える

という手続きを踏む必要があります。このため、切り替え手続きが2回発生し、費用も約5,000円かかります。

この際に「このガラケーで一時的に使う」という意味で手持ちのガラケーを見せる必要が私の場合はありました。もっともこれは契約を切り替えるショップ次第では不要なのかもしれませんが・・・。

おサイフケータイアプリの移行手続きは事前に

iD、モバイルSuicaの切り替えをする必要がありました。詳細の操作方法は述べませんが、これらおサイフケータイ関連のアプリで、機種変更の転出手続きを事前にしておかなければいけません。そして新しく得たケータイで転入をすることになります。

2台持ちになるので端末管理の手間が増える

当たり前ですが充電する台数も増えますし、外出時に忘れてはいけない物の数も増えます。
また、昔ガラケー時代には必要なかった「USBからガラケーを充電するケーブル」などを購入しておかなければなりません。近頃のガラケーには、充電用のケーブルが本体に入っていない場合もあります。

スマホのデータ通信の快適さは落ちる

これはドコモ純正SIMによるデータ通信と格安SIMによるデータ通信の差ということになりますが、純正SIMの方が混雑した場所での通信は強いです。混んでいるところ・混んでいる時間帯に実績のある格安SIMと契約するのが良いですが、それよりは、混んでるところは遅くても仕方ないと割り切る気持ちの方が良さそうです。

まとめ

このようなメリット・注意点を考えた上で、実際に契約変更に臨んで参りました。個人的には格安SIMにすることによって、データ通信の契約が2年縛りをうけることがなくなるのが非常に大きいと感じております。

特に大手キャリアの契約は2年経てば契約が自由になるのではなく、24か月ごとに1回しか契約解除に費用がかからないタイミングがありません(2015年4月時点)。これは利用者に親切ではないと考えており、この呪縛から解き放たれる精神的なメリットが大きいと考えています。

また、高速データ通信の費用と効果で考えれば大手キャリアほどのものは必要なく、格安SIMの安定感で十分だと感じられることが分かりました。もちろんこれは人によって異なりますが、私は十分でしたので格安SIMのデータ通信に移ることができます。ただしiモードやおサイフケータイ機能を失いたくなかったため、2台持ちの選択肢は現実的だと思っています。

次回は実際の契約変更とその後の使用感についてご報告します。

次の記事:

いざ2台持ちへ!XiのスマホからFOMAのガラケーへ機種変更をしてきた

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

ライター・ブロガー・イベント主催・運営をやっているフリーランス。iPhone、iPad、Galaxy S5、Xperia Z Ultra、Surface Pro 3を所有しているガジェット好きです。ノンジャンルブログ「明日やります」を運営中。