OPPO(オッポ)って何? 日本のスマホ市場へ新規参入した世界的なシェア率を誇る海外メーカーをチェック!

書いた人: Jetstream

カテゴリ: ガイド

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OPPO(オッポ)って何? 日本のスマホ市場へ新規参入した世界的なシェア率を誇る海外メーカーをチェック!

2018年1月、日本マーケットへの参入を表明し、国内外のモバイル業界に衝撃を与えた中国のスマホメーカー「OPPO(オッポ)」。日本ではまだ知名度が低いものの、OPPOはスマホシェア率で世界トップレベルに位置する国際的な企業です。そんなOPPOが日本市場参入の第一弾として投入したのが、新型Androidスマートフォン「R11s」。

今回は記念すべき最初の日本流通モデル「R11s」の情報とともに、「OPPO(オッポ)」とはどんなメーカーなのか掘り下げていきます。今後、ますます話題になること間違いナシのOPPOに関する基礎知識を今のうちに身に着けておきましょう。

目次:

OPPO(オッポ)のここがスゴイ!

OPPOはどんな会社なのか、その実力を解説していきます
OPPOはどんな会社なのか、その実力を解説していきます

2017年第3四半期のスマートフォン出荷台数でアジア1位・世界4位と、国際的なスマホ市場で高い地位を確立しているOPPO。日本ではまだ馴染みの薄いメーカーですが、AV機器を扱うデジタル部門の日本法人「OPPO Digital Japan」をひと足早い2013年に設立しています。

今回、新たに日本のスマホ市場への参入を発表したのはモバイル部門を担うOPPOの本体で、日本法人名は「OPPO Japan」。取締役にはOPPO Digital Japan代表取締役であり、ITコンサルタントとしても活躍している河野謙三氏が就任しました。

ColorOSはAndroidをベースにしたカスタムOS
ColorOSはAndroidをベースにしたカスタムOS

また、OPPOのAndroidスマホに採用されている独自のカスタムOS「ColorOS」の開発にも、数年前から日本の開発者が関わっています

つまりOPPOの日本市場参入は突如として起こった出来事ではなく、かなり以前からその可能性を秘めていたというわけです。むしろ 、モバイル業界に詳しい人の中には、“やっとOPPOが日本マーケットに参入したか” と感じた人も少なくないはず。

世界4位のシェア率を誇るグローバル企業

グローバルマーケットで成長を遂げたOPPO
グローバルマーケットで成長を遂げたOPPO

Huawei(ファーウェイ)やZTE(ゼットティーイー)、Xiaomi(シャオミ)などと同様に、中国発のスマホメーカーであるOPPO。多くの同業他社がひしめくなか、HuaweiやXiaomiを抑えて堂々のアジアNo.1を獲得したOPPOのスマホシェア率はいまや世界で8%にも達しています。

OPPOは世界的に展開されている、スマートフォン業界のトップクラスのメーカー。日本ではまだ浸透してはいませんが、その実力は既に世界で証明されています。

そんなOPPOのグローバルマーケットでの成長を支えたのが、広告を多用する戦略です。都会や地方など市域や場所は問わず、実店舗での宣伝やさまざまな大型広告を駆使することで認知度を上げてきました。

ネット販売に力を入れるメーカーが多いなか、ユーザーの視覚意識に語りかけるような広告戦略は、今ではOPPOの強い武器となっています。これから日本でOPPOがどんな広告・メディア展開を仕掛けていくのか、とても楽しみですね。

カメラ機能とバッテリー性能が優れたスマホを展開

海外公式サイトの製品ページでもカメラ機能をアピールしています
海外公式サイトの製品ページでもカメラ機能をアピールしています

OPPOが展開しているスマホの最大の特徴は、セルフィーにも力を入れた高性能なカメラと、独自の高速充電技術を採用したバッテリーです。SNSの流行に合わせたカメラ機能の強化や電池持ちを重視したユーザー目線の戦略が人気に繋がっているようです。

また、OPPOのスマホはスタイリッシュかつ斬新なデザインを取り入れることでも注目を浴びてきました。早くから傷がつきにくい強固なデザインを採用するなど、他のメーカーとは一線を置くような動きをしてきた印象です。

例えば、2013年に展開されたレスポンスとデザインの両立が見事な超優秀機種「Find 5」、初の回転式カメラユニットを採用した「N1」、N1のカメラユニットを自動回転式に進化させた2015年発売の「N3」、強化アルミ合金をフレームに採用した強固な設計でプロモーション動画も話題となった「N5」、今ではスマホ業界のスタンダードになっている2.5D カーブディスプレイをいち早く取り入れた「R7/R7 Plus」など、独自の設計によりOPPOのスマートフォンは常に一歩リードした進化を遂げてきました

中国で数量限定発売された「OPPO Find 5 RED Limited Edition」
中国で数量限定発売された「OPPO Find 5 RED Limited Edition」
R5の強化アルミ合金フレームをアピールした斬新なプロモーション動画

最近のOPPOの端末で起きた大きな変化といえば、Qualcommの「Quick Charge」よりも高い充電効率と素早い充電速度が売りの高速充電機能「VOOC」が採用されていることです。当初、このVOOCはモバイルバッテリーに搭載する目的でOPPOが独自開発した高速充電機能だったのですが、今ではスマートフォンの高速充電機能として活用されています。

OPPOが独自開発した高速充電技術「VOOC」
OPPOが独自開発した高速充電技術「VOOC」

スタイリッシュで強固なデザイン、ユーザーのニーズを意識した高性能カメラ、高速充電機能など、随所にこだわりを盛り込むOPPOの開発戦略は中国メーカーの中でも特異なもの。そのため、OPPOのスマホは機能・性能に見合ったそれなりの価格帯で販売されています。

OPPOは価格勝負のメーカーではなく、高い技術を詰め込んだ“新しいスマートフォンの魅力”を堅実に作り上げ、それを広告でアピールして認知を上げることによって成長してきたメーカー。
他の中国メーカーとは異なる進化を遂げてきたOPPOからは、より質の高いブランドイメージが感じられます。

OPPOの日本マーケット参戦発表、その狙いとは

OPPOの日本市場参入記者発表会
OPPOの日本市場参入記者発表会

2018年1月31日、OPPOの日本市場参入記者発表会が開催され、日本展開第1弾モデル「R11s」が発表されました。気になる公式発表価格は、税抜き57,980円。高くもなく、安くもなく妥当といった印象です。

R11sをスペックで分類すると、ハイエンドモデルに該当します。日本では今のところR11sのみの展開と発表されていますが、海外では上位モデルの「R11s Plus」と共に発表されました。

R11sの特徴は、背面のデュアルカメラとアスペクト比18:9で画面占有率85.8%の6.01インチウルトラフルスクリーンディスプレイ。どちらも近年のスマホ市場でトレンドになっている機能なので、OPPOが日本マーケットに向けて堅実な機種を第1弾として投入してきたという印象を受けました。

画面占有率の高い大型ディスプレイを搭載
画面占有率の高い大型ディスプレイを搭載

R11sの背面のデュアルカメラには、人物写真の撮影に適した背景ぼかし機能「ポートレートモード」を搭載。フロントカメラにはセルフィー撮影時に顔のシワなどを消して美しく撮影できる「ビューティーモード」を搭載。さらには、フロントカメラを利用した「A.I.顔認証」によるロック解除機能まで搭載しています。

R11sのカメラ性能からも分かるように、OPPOは日本市場に参入するにあたってターゲットをSNSを頻繁に利用する20~40代に絞り、まずはその層に向けて認知を高めることに狙いを定めてきました。

モバイルネットワークの対応周波数も日本向けにローカライズされた仕様で、例えばドコモのFOMAプラスエリアやLTE Band 1/3/19/28にもしっかりと対応しています。

以前は、海外メーカーが日本マーケットに参入する際、あまりローカライズされていないままスマートフォンを投入する・・・なんてこともありました。そんななか、日本初参戦のOPPOが堅実に対応周波数の部分も抑えてきた点は評価に値するでしょう。

他にも高音質通話の「VoLTE」も国内キャリアのドコモ・au・ソフトバンクの3社共にサポートし、さらにはデュアルSIM仕様で国内の「Dual SIM, Dual Standby(DSDS)」もサポートします。つまり2枚のSIMによる運用が可能ということです。この点に関しては、かなりポイントが高いといえます。

独自開発のColorOSも、もちろん日本向けにローカライズ。ただし、ワンセグ(フルセグ)・おサイフケータイ・防水性能といった、日本のスマホ市場ならではの機能はサポートしていません。OPPO自体もニーズが高まれば開発を進めていくという姿勢は見せているので、今後の改善に期待しましょう。

流通という面で気になっているのが、日本のSIMフリースマホ市場進出の足掛かりにもなるMVNO(格安SIM)とのセット販売が行われないという部分です。つまり現時点のOPPOは、ブランド力のみを武器として日本マーケットに参入することになります。
この展開が吉と出るか凶と出るか、とても気になるところです。

OPPOの日本参入第1弾モデル「R11s」の性能は?

日本で展開されるOPPOのスマホ第1号、その実力は?
日本で展開されるOPPOのスマホ第1号、その実力は?

ここからはOPPOの日本市場参入第1弾モデルス「R11s」を簡単に紹介していきたいと思います。

カラーバリエーションはブラック、シャンパン(ゴールド)、レッドの3色で、公式発表価格は57,980円(税抜)です。

鮮やかな発色のカラーリングもOPPOの特徴
鮮やかな発色のカラーリングもOPPOの特徴

スペック、カメラ性能、特徴的な機能は?

iPhone Xで話題になったA.I.顔認証機能まで搭載
iPhone Xで話題になったA.I.顔認証機能まで搭載

iPhone Xで話題になった最新機能「A.I.顔認証」まで導入しているなど、世界のスマホ業界のトレンドがふんだんに詰っている印象のあるR11s。

まず最初にデザインの部分で目に付いたのは、やはり画面占有率の高いディスプレイのある前面です。指紋センサーを背面に配置したこともあって上下のベゼルは狭くなり、左右のベゼルは狭額縁仕様になっています。

R11sは全体的に丸みを帯びた形状をしていて、サイズ感はiPhone 8 Plus(W78.1×H158.4×D7.5mm)とほぼ同じくらいです。

R11sの主要なスペックは以下の通り。

OS ColorOS 3.2(Android 7.1 ベース)
サイズ W75.5×H155.1×D7.1mm
重さ 約153g
ディスプレイ 6.01インチ 2,160×1,080ドット(フル HD+)AMOLED
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 660
RAM 4GB
ストレージ 64GB(microSD 256GB)
リアカメラ 2,000 万画素 + 1,600 万画素 F/1.7 画素サイズ2.0μm
フロントカメラ 2,000 万画素 F/2.0
バッテリー 3,205mAh
Wi-Fi 2.4/5GHz 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2

最も目を引く部分は、やはりリアカメラでしょう。2,000 万画素 + 1,600 万画素のデュアルカメラという時点で十分なインパクトがありますが、これだけでは終わりません。画素サイズが大き目の2.0μmになっていることに加え、F/1.7レンズを採用していることから光を取り込む機能が優れていることがわかります。そのため、暗所での撮影でもパフォーマンスを落とさず、明るくキレイな写真が撮れるでしょう。

また、カメラ撮影モードにはプロ仕様のマニュアル撮影ができる「エキスパートモード」も実装されており、「スマホのカメラ撮影でも妥協したくない」というカメラ機能にこだわりの強いユーザーのニーズにもしっかりと応えています。

R11sのリアに搭載されたデュアルカメラ
R11sのリアに搭載されたデュアルカメラ

次に注目すべき部分は、モバイルネットワークです。ドコモのFOMAプラスエリア(WCDMA Band 6/19)やLTE Band 1/3/19/26/41を含む幅広い周波数をサポートし、ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリア、それらの回線を利用するMVNOのSIMを挿してのマルチキャリア運用も可能

また、各キャリアのVoLTEとデュアルSIMによるDSDSをサポートしているので、異なるキャリアのSIMを挿して運用できるなど、かなり夢が広がる仕様になっています。VoLTEを含めたデュアルSIMによるマルチキャリア運用を想定されている方にとって、R11sはかなりピンポイントで欲しかった1台となることは間違いないでしょう。

■対応しているモバイルネットワーク

GSM 850/900/1800/1900MHz
WCDMA Band 1/2/4/5/6/8/19
FDD-LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28
TD-LTE Band 38/39/40/41
その他 VoLTE・DSDSサポート

R11sの役割と今後への期待

海外ではエントリーモデルからハイエンドモデルまで多数展開
海外ではエントリーモデルからハイエンドモデルまで多数展開

今回、OPPOが日本参入第1弾に選んだR11sは、ハイエンド端末ではあるもののR11s Plusという上位機種が存在するモデル。R11sを単体でチョイスしたことから、まだ日本のマーケットにおける需要を伺っている状況という印象を強く受けました。
それでも海外で展開されているエントリーモデルの「Aシリーズ」やミドルスペックの「Fシリーズ」をチョイスしなかったのは、様子見とはいえ妥協しないという姿勢の表れでしょう。

日本市場においてR11sへの反応が良好であれば、上位モデルのR11s Plusを投入することも現実的になってくると思いますし、反対に渋い反応であればミドルスペックやエントリーモデルを中心とした展開にシフトすることも考えられます。

もちろんユーザーとしては幅広いラインアップがあるに越したことはないですし、ニーズに応じてOPPOの端末を選べるようになればうれしいですよね。現時点ではOPPOの次の一手を予想することはできませんが、期待はかなり膨らみます

まとめ

今回、OPPOが満を持して日本市場に参入してきたことは、古くからOPPOを知っていた人や世界のモバイルマーケットを知っている人にとって、待望ともいえる大きなニュースになったと思います。
OPPOを知らない人にはまだまだ未知の部分が多いかもしれませんが、メディアやSNSの盛り上がりからみても、かなり大きな出来事だったことはお分かりいただけるでしょう。

実際に日本で展開されるR11sの仕様を見てもらえれば、さらにOPPOのスマホメーカーとしての実力を感じてもらえると思います。

OPPOをひと言で表現すると、まさに“妥協しないメーカー”といった感じです。OPPOにとっても日本のマーケットは未知の領域だと思いますが、グローバルマーケットで成長してきた経験を活かして成功を収めてほしいですね。

2018年2月9日に発売されたR11sと、OPPOのこれからの展開にぜひ注目してください

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

国内外のガジェット情報や、移住して住んでいる沖縄での出来事を発信する個人ブログ「Jetstream BLOG」を運営している石井です。Twitter:@j_jetstream