性能が飛躍的に向上したGalaxy S6 edge――シリーズ史上最高峰のデザイン性

書いた人: Yusuke Sakakura

カテゴリ: Galaxy

【レビュー】性能が飛躍的に向上したGalaxy S6 edge シリーズ史上最高峰のデザイン性

NTTドコモとauからサムスン電子がフラグシップモデルとして展開する「Galaxy S」シリーズの最新モデル「Galaxy S6」と「Galaxy S6 edge」が4月23日に発売されました。

ディスプレイのサイド部に曲面型の液晶――「edge screen(エッジスクリーン)」を搭載するedgeシリーズの初代モデルは、ペンによる入力機能を備え、大画面のディスプレイを搭載するファブレット「GALAXY Note」シリーズとして発売されましたが、第2弾の今作はよりスペックの高いフラグシップモデルとして登場しました。

今作は、NTTドコモとauから2015年春モデルとして発売されましたが、ここではauから発売された「Galaxy S6 edge SCV31」のレビューを前編、後編の2回に分けてお届けしたいと思います。

目次:

Galaxy S6 edge SCV31のデザインをチェック

まずは、Galaxy S6 edge SCV31のデザインから見て行きましょう。

最大の特徴は「edgeシリーズ」のシンボルとなっている曲面のディスプレイ「edge screen」を備えていること。前モデルは片側のみに搭載されていましたが、今作は左右に「edge screen」を備え、名称も「double edge screen(ダブルエッジスクリーン)」になりました。

左右に曲面のディスプレイ「ダブルエッジスクリーン」を備える
左右に曲面のディスプレイ「ダブルエッジスクリーン」を備える

iPhoneの登場以降、各メーカーは文字を入力するキーボードを取っ払い、巨大なスクリーンに数少ないボタンを搭載するというシンプルなデザインを各メーカーが採用してきましたが、「Galaxy S6 edge」は、ボディの両端に「edge screen」を搭載することで、これまでのスマートフォンになかったデザイン性を実現しています。

新たなデザイン性を実現した「Galaxy S6 edge」
新たなデザイン性を実現した「Galaxy S6 edge」

また、これまでのGalaxy Sシリーズのボディにはプラスチックが採用されており、どこか安っぽさがありました。今作は金属のアルミニウムを採用、従来品と比較して40%も強度を向上したGorilla Glass 4のガラスパネルでアルミボディをサンドイッチすることで、強度を向上させると共に高級感を演出。

Galaxyシリーズ史上最もデザイン性の高いモデルになっていると思います。

ボディに金属素材が採用されると聞くと電波問題が気になるところですが、ボディの上部と底部に電波を通すための樹脂パーツが採用されることで電波問題に対策が打たれています。

Galaxy S6 edgeの底部
Galaxy S6 edgeの底部

ボディの側面はすり鉢状のラインを描いており、これも「Galaxy S6 edge」のデザイン評価を上げる要素になるかと思います。

Galaxy S6 edgeの側面部
Galaxy S6 edgeの側面部

周りを囲むボディのラインは鏡面仕上げになっていてこれもまた美しいデザインを形成する大きなポイントになっています。

ボディのラインは鏡面仕上げに
ボディのラインは鏡面仕上げに

背面には突起状のカメラを搭載。カメラは突起しているものの、ボディの上部中央に位置しているため、机に置いてタッチパネルを操作するときも不安定な感じはありません。

カメラの隣にはLEDフラッシュと心拍センサーを搭載。
心拍センサーに指を置けば、健康管理アプリの「S Health」にて心拍数の測定・保存、履歴管理ができるほか、フロントカメラのシャッター代わりに利用することができるため、自撮りをする時に端末を安定させてシャッターを切ることができます。

Galaxy S6 edgeの背面部
Galaxy S6 edgeの背面部

カメラの下には「Galaxy」のロゴがプリント。これまでは大文字の「GALAXY」でしたが、端末の名称を含めて表記方法を変更し、ボディにプリントされていた「Samsung」のロゴもなくなりました。

Galaxy S6 edgeのロゴは小文字の「Galaxy」に
Galaxy S6 edgeのロゴは小文字の「Galaxy」に

ロゴが気になる利用者にとって、シンプルなデザインになったのは嬉しいポイントではないでしょうか。また、au版の「Galaxy S6 edge SCV31」については、キャリアのロゴが背面のみにプリントされるなど、ドコモ版とくらべてかなりシンプルになっていて、「Galaxy S6 edge」の美しさをそのまま感じとれることも好感がもてるかもしれません。

Galaxy S6 edge SCV31の基本性能

今作は、フラグシップモデルのSシリーズを冠した「Galaxy S6 edge」としての発売ということで性能も気になるところ。次は基本性能をチェックしていきましょう。

OSには最新のAndroid 5.0 Lollipopを搭載。CPUには、2.1GHz×4個、1.5GHz×4個のオクタコアプロセッサRAMは3GBを搭載するなど、前モデルよりも着実に進化を遂げています。色んなアプリを使ってみましたが、データ通信の際に発生するひっかかりはあるものの、端末の性能を原因とするひっかりを感じることはほとんどありません。

ディスプレイはqHD(1440×2560ピクセル)の有機ELを採用。インチ数は5.6インチから5.1インチと小さくなっていますが、これはスマートフォンとタブレットの中間に位置する前モデルのファブレットからスマートフォンにカテゴリが変更されたためで、スペックダウンとはまたちょっと異なるものです。

Galaxy S6 edgeのディスプレイは高精細のqHD
Galaxy S6 edgeのディスプレイは高精細のqHD

ディスプレイの下部に配置されるホームボタンは指紋認証機能も兼ねています。指紋認証自体は前モデルにも搭載されていましたが、指をスライドして指紋を認識する方式でうまく読み取れないことが多々あり、逆にストレスが貯まってしまうものでした。ですが、今作「Galaxy S6 edge」はiPhoneのようなタッチ式の指紋認証を搭載。

指紋の認識精度はグッとアップしてストレスフリーでスマートフォンの利用を始められます。

ホームボタンはタッチ式の指紋認証センサーも備える
ホームボタンはタッチ式の指紋認証センサーも備える

通信規格としては、LTE Cat.6をサポート。下り最大225Mbpsの「4G LTE」と下り最大200Mbpsの「WiMAX 2+」に対応します。

また、混雑状況によって両方の高速データ通信規格を自動で切り替える「ダブルCA(キャリアアグリゲーション)」や高音質の音声通話サービス「au VoLTE」によって、通話中にメールや地図アプリの操作に対応するなど、ネットワーク面は飛躍的に向上しています。

スマートフォンで最も利用する頻度の高いカメラ機能は、メインカメラが1,600万画素、インカメラが500万画素となり、セルフィー(自撮り)の流行りに合わせてインカメラの画素数が向上。暗所で明るく撮れるF値1.9のレンズやリアルタイムHDRに対応することによって、よりカメラを楽しむことができます。カメラについても後編で詳しくレビューしたいと思いますが、非常良いとだけ言っておきます。

セルフィーの流行でフロントカメラの性能と機能が向上
セルフィーの流行でフロントカメラの性能と機能が向上

気になったポイント

これらの性能は約142×70×7.0mm、重さ約132gの美しいボディに収められるわけですが、気になっているポイントもあげておきます。

1つ目はバッテリー。
前モデルのバッテリーは3,000mAhでしたが、今作では2,600mAhと容量が小さくなっています。前モデルは400mAhも大きい容量のバッテリーでしたが、電池持ちに不満があるという声も聞かれました。

ただ、今作ではディスプレイのインチ数が小さくなったことやプロセッサが低消費電力化となったことなど、省電力の要素が増えたこともあってバッテリーは充分に持ちますし、テザリングを5時間ほど使いっぱなしで利用しても残量は40%と、今のところ特に不満はありません。

また、バッテリーの交換はできないものの、10分間の充電で約4時間の連続使用が可能になるほか、約1時間30分の充電で100%まで充電できる「急速充電」に対応するなど、バッテリー交換を必要とするヘビーユーザーにとっても嬉しい機能をサポートしています。

2つ目は防水。
美しさを求めた代償か防水・防塵には非対応(前モデルのGALAXY Note Edgeも非対応)となっています。個人的にお風呂でテレビを見たり、雑誌を読んだりしているので、フラグシップモデルとしてはぜひ防水性を実現して欲しかったところでしょうか。

3つ目は保存容量。
au版の「Galaxy S6 edge SCV31」は、保存容量(ROM)が32GBと64GBの2種類が用意されていますが、microSDに対応していないため、現在使っている機種から写真や音楽などを移行するときには注意が必要になります。

ただ、microSDに対応しないこの流れはiPhoneを始めとして、ほかのスマートフォンでも起こりつつあるため、これを機にクラウドサービスに全てをアップロードしておくと将来的には良いのかもしれません。単純に容量不足が気になる人は64GBを選択した方が良いでしょう。

Galaxy S6 edge SCV31のスペック

最後にGalaxy S6 edge SCV31のスペックを一覧でご紹介しておきます。

OS Android 5.0.2
サイズ 約70×142×7.0mm
重さ 約133g
ディスプレイ 約5.1インチ / qHD(2560×1440ピクセル) / SuperAMOLED(有機EL)
カメラ メイン:約1,600万画素
サブ:約500万画素
F値1.9 / 光学式、電子式手ブレ補正 / 4K動画撮影
バッテリー 2,600mAh / ワイヤレス充電 / 急速充電
連続通話時間 約1,060分(約17時間)
連続待受時間 約420時間
CPU Exynos 7420 / オクタコア / 2.1GHz×4、1.5GHz×4
RAM 3GB
保存容量
(ROM)
32GB / 64GB
4G LTE 800MHz :下り最大75Mbps / 上り最大25Mbpx
2GHz:下り最大150Mbps / 上り最大12Mbps
WiMAX 2+ 下り最大110Mbps / 上り最大10Mbps
3G(CDMA) 非対応
Bluetooth Ver 4.1
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac
NFC
ワンセグ / フルセグ ○ / ○
おサイフケータイ
Miracast
赤外線通信 リモコンのみ

後編ではGalaxy S6 edgeの中身をチェックしていきます!

ということで前編は「Galaxy S6 edge」のデザインと基本性能をチェックしました。フラグシップモデルに格上げされ、性能が飛躍的に向上しただけでなく、ボディのデザインまで段違いに美しくなり、これまでのGalaxyのイメージを払拭するようなモデルになっているかと思います。

後編では曲がったダブルエッジスクリーンでまともにブラウジングできるのか、持ち味はどうなのか、どのような機能を搭載していて一体何ができるのか、カメラの性能など「Galaxy S6 edge」の使用感をチェックしていきます!

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

プロフィール

モバレコでは、2015年からレビュー記事を中心に寄稿しています。

また、スマートフォンやタブレット、アプリ、サービス、アクセサリを総合的に取り扱うモバイル専門のメディア「携帯総合研究所」を個人で運営。発表会の取材はもちろん、前職はシステムエンジニアでプログラミングの経験をいかして3キャリアの料金を比較できる料金シミュレーターなども開発しています。

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