カテゴリ: スマートフォン

HUAWEI nova lite 2をレビュー!! 安価で使いやすい“コスパ最強”の名機が登場
Huaweiから 2018年2月9日(金)に発売された「HUAWEI nova lite 2」は、2万円台で購入できるコストパフォーマンスに優れた格安スマホです。先行モデル「HUAWEI nova lite」の発売から1年が経過し、本体の質感や基本スペックなど多くの進化を遂げて帰ってきました。
本機は18:9の縦長ディスプレイやダブルレンズカメラなど、近年のスマートフォン市場のトレンドを取り込んだミドルレンジモデル。“お手ごろ価格で使いやすいスマホ”として、注目を集めています。
今回はHUAWEI nova lite 2の魅力を存分に知ってもらうべく、本体の質感やデザイン、基本スペックや端末の特徴、カメラ性能に至るまで徹底レビューしていきます!

HUAWEI
HUAWEI nova シリーズ
端末のご購入はこちら
目次:
目次:
HUAWEI nova lite 2のデザインとサイズ感をチェック
まずは、HUAWEI nova lite 2の特徴を見た目の部分からチェックしてみましょう。


HUAWEI nova lite 2は5.65インチ・縦横比18:9の縦長ディスプレイを搭載。従来の機種と比べて上下のベゼルが小さくなり、横幅を5.2インチクラスに抑えたまま大画面化を実現しています。
ディスプレイには2.5D加工の曲面ガラスを採用。見た目の高級感の向上だけではなく、持ちやすさやエッジからのスワイプ動作がスムーズに行える工夫が施されています。

側面から背面にかけてラウンドフォルム形状を採用し、持ちやすい作りになっています。また、サイズの割に重量が軽いので、扱いやすいと感じました。ただ、縦に長くなったことで大画面でも握りやすくなったものの、片手操作で上の部分をタップするときには持ち替えないといけません。

背面パネルはサラサラとしたアルミボディ。上下パーツのみアンテナ感度の都合で樹脂製になっていますが、色合いや表面処理で違和感のないデザインに仕上がっています。
先行モデルのHUAWEI nova liteではガラス製を採用しており、「机上に置いているとツルツル滑りやすい」という難点がありました。そんな欠点をHUAWEI nova lite 2では解消しています。


背面の上部にはダブルレンズカメラとLEDフラッシュ、中央付近に指紋認証センサーを内蔵しています。若干、カメラレンズが飛び出ているため、傷が気になる人は付属のケースを使用してカバーしましょう。

背面に指紋認証があるのは不便そうに見えますが、本体を持ち替えることなく人差し指が自然と届く位置にあるので非常に使いやすかったです。認証のスピードや精度も申し分なく、文句なしに快適そのものでした。


2018年3月に配信されたソフトウェアアップデートで「顔認証システム」が追加されました。実際に試してみたところ、ロック画面が出てすぐにロック解除されました。マスクをしているときや直射日光の場所では認証できなくなるため、環境に応じて指紋認証と併用すると便利です。


充電端子は従来通りmicroUSBを搭載。過去にAndroid端末を使っていた方はケーブルをそのまま流用できるので便利です。最近では非搭載の機種も多い、3.5mmイヤホンジャックも搭載されています。
右側の穴はモノラルスピーカーです。音量を上げても音が割れにくく、音質は価格を考えると良い方だと思います。


右側面には電源ボタンと音量ボタンを配置。ダイヤモンドエッジ加工が施されているためチープさは感じません。

左側面にはSIMトレイが付いています。
付属のSIMピンを使ってトレイを引き出すと、最大2枚のSIMカードを切り換えて使うことができます。2枚のSIMを同時に利用できるDSDSには対応していません。
SIM2はmicroSDカードと排他構造となっているため、SDカードを使う場合は1枚のSIMしか使えません。
ライバル機のASUS ZenFone Max Plus (M1)はDSDSに対応し、SIMカード2枚とmicroSDカードを同時に挿入できる「トリプルスロット」を搭載しているため、次回作での改善に期待したいところです。
そのほか、au VoLTEや通信規格「CDMA2000」にも非対応のため、au回線を利用したUQ mobileなどで使いたい場合は兄弟機のHUAWEI nova 2などを検討してみて下さい。

HUAWEI nova lite2のカラーバリエーションはブルー、ブラック、ゴールドの全3色。今回のレビューで使用したのはゴールドカラーです。
HUAWEI nova lite 2のスペック性能・パフォーマンスを確認

続いて、HUAWEI nova lite 2のスペックや機能を見ていきましょう。
カラー | ブルー / ブラック / ゴールド |
---|---|
本体サイズ | 幅:約72.05mm × 縦:約150.1mm × 厚さ:約7.45 mm |
重量 | 約143g |
ディスプレイ | 約5.65インチ 18:9 FHD+(2,160*1,080)TFT |
OS | Android 8.0 Oreo / EMUI 8.0 |
CPU(SoC) | HUAWEI Kirin 659 オクタコアCPU (2.36GHz×4 + 1.7GHz×4) |
メモリ(RAM) | 3GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 32GB |
外部ストレージ | micro SDXC 最大256GB |
メインカメラ | 1,300万画素+200万画素(被写界深度測定用)ダブルレンズLEDフラッシュ / 像面位相差+コントラストAF |
インカメラ | 800万画素 FF |
バッテリー容量 | 3,000mAh(一体型) |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 デュアルBluetooth対応 |
通信方式 | FDD LTE:B1/3/5/7/8/19/20, WCDMA:B1/2/5/6/8/19, GSM:850/900/1800/1900MHz, セカンダリーSIM:GSMの上記周波数(音声通話のみ) |
SIMカード | nano SIM×2(SIM2はmicroSDと排他構造) |
通信速度 (受信時/送信時) |
下り最大150Mbps / 上り最大50Mbps |
センサー | 加速度 / コンパス / 環境光 / 近接 / 指紋認証 |
本体付属品 | ACアダプタ / USB ケーブル / 保護ケース / イヤホンマイク / クイックスタートガイド |
HUAWEI nova lite 2はHUAWEI独自のSoC「Kirin 659 オクタコアCPU」を搭載。アプリを複数立ち上げても発熱は少なく、サクサク動作します。
3Dゲームなどスペックを要求される動作ではもたつきを感じましたが、WEBブラウジングやSNSの閲覧、2Dゲームやマップアプリなどはスムーズに動作しました。

参考までにAntutu Benchmarkでスコアを計測してみたところ、「88,369点」を記録しました。最新のフラグシップモデルと比べると半分~2/3程度のスコアですが、使用感としては“物足りない”というシーンが少なく、数値ほどの差は感じませんでした。
先行モデルのHUAWEI nova liteと比べてストレージ容量が倍増しているので、アプリやメディアコンテンツもより多く保存できるようになりました。容量が足りなくなったときは、microSDやクラウドストレージを使ってカバーすることもできます。
その他の部分で、気になったのがバッテリー持ち。四六時中スマホを触っているヘビーユーザーからすると、普通に使って最低1日は持って欲しいところです。

バッテリー持ちを検証をするために、画面輝度を最大にしたままYouTubeを連続再生してみたところ、約5時間ほど連続再生できました。先行モデルと比べてディスプレイが大きくなったぶん、バッテリー持ちが悪くなると予想していたのですが、実際に使ってみると省エネ設計のCPUと省電力機能の効果で大きな差は感じられませんでした。
これだけ極端な使い方をしても長持ちしたので、ブラウジングやSNSの閲覧、カメラ機能を使うなどの日常的な使い方であれば余裕で1日は持つでしょう。

縦長のディスプレイばかり注目されがちですが、画面の色合いや発色、明るさも十分に綺麗だと思います。視野角も広いので、複数人で写真や動画を観るのにも適しています。

高精細なワイドスクリーンの使い道として、Android 7.0から搭載された画面分割機能の有効活用がオススメです。YouTubeを観ながらWEBブラウジングを楽しんだり、LINEとSNSを同時に起動するなど、2つのことを同時にこなす「ながら作業」に適しています。
HUAWEI nova lite 2のカメラ性能をチェック

HUAWEIがイチオシしているダブルレンズカメラを検証してみました。レンズが2つあることで、サブカメラで被写体までの距離を計測して自然な背景ぼかしを作れるのが特徴。
背面カメラだけではなくインカメラにも力を入れており、800万画素のカメラレンズを内蔵しています。
顔の特徴を検出して自然なエフェクトを掛けてくれる「スマートビューティ機能」も搭載。インカメラに手のひらをかざすだけでシャッターが切れる「楽々セルフィー」を活用すると、より手軽にセルフィー撮影が楽しめます。
今回は背面にあるメインカメラの性能をチェックするために、いくつか作例を撮影してみました。説明のない写真については、設定を変更せずにフルオートで撮影しています。作例はクリックすると大きなサイズで見られます。
風景写真でカメラの実力を試してみた



広角カメラで、広いエリアを写真に収めることができます。写真を拡大しても細部の装飾までディティールが潰れることなく綺麗に写っています。
次の写真は左が「HDRオフ」、右が「HDRオン」で撮影したものです。


逆光など明暗差の激しいシーンではHDR機能をオンにすることで、白飛び・黒つぶれを防いでくれます。
海の絶景を撮影してみた


離島にフェリーでふらっと遊びに行ったときに撮影。沖縄は海開きが続々と始まっています。せっかくなので綺麗な砂浜とビーチでも写真を撮って、ひと足早く夏を体験してきました。
海沿いからの景色が素晴らしく、空のグラデーションや海の美しい青さが見事に描写されています。色合いも自然で「目で見たまま」の色味が再現されています。これだけ高画質に撮れるならインスタ映えも十分狙えますね!
ワイドアパーチャ機能で背景ボケの効いた写真が撮れる
次の作例は、左が「ワイドアパーチャOFF」、右が「ワイドアパーチャON」で撮影したものです。




ワイドアパーチャ機能を有効にすると、一眼レフのように背景をぼかしたオシャレな写真が撮影できます。ダブルレンズカメラを採用したことで、被写体と背景の距離に応じて擬似的に自然なボケ感が再現できています。

ダブルレンズを活かしたワイドアパーチャでは、撮影後に標準のギャラリーアプリで被写体の位置やボケ具合を調整することができます。

被写体が細かい物や透明感のあるものを撮ると失敗しやすく、上のハイビスカスの写真では花の先端部分がボケてしまっています。輪郭がはっきりしているものを被写体から距離を取って撮影すると成功率が上がります。
SNS用に撮影頻度の高い食べ物の写真
SNSでアップする機会が多い食べ物の写真をいろいろと撮影してみました。





ある程度明るい場所で撮ると暖色寄りの色合いになり、ピントもバッチリ合って美味しそうな飯テロ写真が撮れました。餃子やアップルパイのパリッと焼けた表面や、海鮮丼のシズル感、肉のジューシーさが伝わる良い写真だと思います。

以下の作例は比較用に別の端末と撮り比べてみました。左がHUAWEI nova lite 2、右がハイエンド機のGalaxy S8で撮影したものです。


HUAWEI nova lite 2を使って薄暗い店内のカフェで撮ったオムライスやカレーライスは色が淡かったり寒色寄りの色味になってしまい、あまり美味しそうに見えません。ハイエンド機のGalaxy S8で撮影した作例は、明るいレンズや性能のいいセンサーを使っているおかげで悪条件でも綺麗に撮れています。
次の作例はナイスフードモードを活用したものです。左が「ナイスフードモードOFF」、右が「ナイスフードモードON」で撮影したものです。


色合いや明るさが足りないと感じたら、ナイスフードモードを活用してみましょう。このモードではコントラストや明るさを上げてくれるため、暗所や色合いが淡い画像の撮影時に効果を発揮します。
夜景の撮影はちょっと厳しい


夜のイルミネーションや町並みを撮影するとノイズや白飛びが目立ち、細かい部分のピントが合わせづらくなってしまいます。ここは価格とのトレードオフとなるため、あらゆるシーンを綺麗に撮影したいのであれば上位機種を購入したほうが良さそうです。
三脚などを使って端末をしっかりと固定し、プロモードでシャッタースピードを調整することで多少画質は向上しましたが、手軽にサッと撮影したい場合は厳しい部分があります。
多彩なモードを活用して撮るのが楽しいカメラ

HUAWEI nova lite 2にはさまざまな撮影モードが搭載されており、ワイドアパーチャ機能やビューティーモードなど多彩な撮り方ができるのが便利でした。
デュアルカメラ搭載機で使える「広角撮影モード」や「画質の劣化を抑えた2倍ズーム」などは使えませんが、シングルカメラと比べてワイドアパーチャの背景ボケが自然になり、画質も向上しているように思えます。
画質については撮影シーンに大きく左右されるので、悪条件の場合は過度な期待はできません。その点に関しては価格相応と思って使うといいでしょう。しかし、条件が良いところで撮影した写真では明るく色鮮やかないい写真が撮れているので、価格を考えると十分満足できるカメラだと感じられました。
各MVNOの販売価格を比較

最後に、各MVNOの販売価格を比較してみました。参考までにモバレコ バリューストアでの機種のみの購入代金も合わせて記載いたします。
IIJmio | イオンモバイル | エキサイトモバイル |
---|---|---|
一括:23,544円 分割:1,026円×24ヶ月 |
一括:27,864円 分割:1,161円×24ヶ月 |
一括:25,704円 分割:1,088円(初回) 1,070円×23ヶ月 |
OCN モバイル ONE | QTモバイル | DMM mobile |
一括:18,144円 分割:918円×24ヶ月 ※音声通話SIM限定価格 |
一括:25,661円 分割:1,069円×23ヶ月 |
一括:28,058円 分割:1,381円×24ヶ月 |
NifMo | BIGLOBEモバイル | FiiMo |
一括:24,001円 分割:1,000円×24ヶ月 |
分割:1,166円×24ヶ月 | 一括:27,864円 |
mineo | LINEモバイル | 楽天モバイル |
一括:24,624円 分割:1,026円×24ヶ月 |
一括:28,058円 分割:1,210円×24ヶ月 |
一括:21,492円 分割:907円(初回) 895円×23ヶ月 ※期間限定価格(通話SIMのみ) |
LIBMO | モバレコ バリューストア | ー |
一括:24,624円 分割:1,026円×24ヶ月 |
一括:21,690円 分割:904円×24ヶ月 |
– |
※価格はすべて税込/更新時点(2018年3月27日)の金額で各社の最安値を掲載しています。
現在、最も安く購入できるのは、OCN モバイル ONEのらくらくセット(音声通話SIM限定の端末セット)。取り扱いMVNOのなかで唯一の1万円台と破格のため、格安SIMと一緒にスマホも新しくしたいという方には最適です(データ通信SIMの場合は、通常価格の24,624円)。
どのMVNOでも2万円前半~後半の価格帯で販売しているので、初期費用を抑えて普通に使えるスマホが欲しい方にオススメの製品です。これだけ機能を盛り込んだ機種がこの価格で手に入るならコスパがいいと評判なのもうなずけます。
評価まとめ:HUAWEI nova lite 2は格安スマホの価格破壊

HUAWEI nova lite 2はSIMフリー市場の常識を覆す圧倒的なコスパが魅力の機種でした。基本性能の高さに加えて、縦長ディスプレイやバランスよく撮れて遊べるカメラを搭載しており、まさに格安スマホの価格破壊といったところでしょうか。
OSも最新のOreoを搭載し、ソフトウェアアップデートやセキュリティアップデートにより長い期間安心して使えるのもGood。2~3万円台で購入できるSIMフリースマホの中でも群を抜いて使いやすい名機だと思います。
ライトユーザーからスマホを使いこなした方まで、より多くの人におすすめできるバランスの取れたオススメの1台です。
毎月のスマホ料金を安くしたい方は、ぜひプロに無料相談ください!

ネットで色々なスマホプランを調べても、結局どのプランが自分に合っているのか迷いますよね。
そんな方は、直接プロに相談するのも手段の1つ!
モバレコの運用する「キシュヘン」であれば、チャットで最短3分と手軽に相談できるのでおすすめです。
しかも相談手数料は無料、営業活動も一切ないため安心して利用できます。
スマホプランに目星がついている方もぜひ一度、活用してみてはいかがでしょうか!