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FREETEL Priori 5をレビュー!“道具”としてシンプルに使える低価格モデル
2018年2月にFREETEL(フリーテル)ブランドから発売されたスマートフォン「Priori 5」。初代モデル「Priori」の発売が2014年であり、4年間にわたって新モデルが定期発表されているFREETELの定番シリーズです。
今回はこのFREETEL Priori 5をレビュー。スマホとしての性能は決して高くありませんが、シンプルさと安く買えることは魅力。連絡手段やネットでの情報検索など、ライトな用途でシンプルに使える“道具”としてのスマホを探しているなら、チェックしてみる価値アリ!な一台です。
目次:
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外観デザイン:扱いやすいサイズとデザイン。きせかえも楽しめる
購入時に選べるPriori 5の本体色はブラックの1色のみ。まずは端末の外観デザインから。






デザインの印象は「とにかくシンプル」。凝った装飾はありません。ただし安っぽさを抑えるために質感をマットに仕上げるなど、よく見ると工夫も感じられます。
さきほど「『購入時に選べる』Priori 5の本体色はブラックの1色のみ」と触れましたが、実際にカラーバリエーションが完全に1色のみということではありません。
パッケージにはブラックを含めた全7色の背面カバーが同梱され、好みの色にきせかえて楽しめます。


SIMカードやmicroSDメモリカードのスロットも背面カバーの中に。SIMカード用のスロットが2つ、それとは別個にmicroSDメモリカード用のスロットが1つ。計3枚のカードは同時に挿して使えます。

デザインに高級感はありませんが、そこは20,000円以下の低価格帯モデルとして販売されている製品。価格やこの後に触れる機能面も含め、十分に納得はできる質感だと感じます。
端末スペックをおさらい
ソフトウェアや機能面を見ていく前に、一度Priori 5のスペック情報を整理しておきます。
本体カラー | ブラック ※パッケージに7色のバックカバーを同梱。きせかえ可能 (マットブラック/パールホワイト/シャンパンゴールド/レッド/メタルグリーン/スカイブルー/ピンクゴールド) |
---|---|
サイズ | 高さ 約140 × 幅 約70 × 奥行き 約8.5mm |
質量 | 約135g |
ディスプレイ | 5.0型 HD(1280×720)IPS LCD |
プラットフォーム | Android 7.1.2 Nougat |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 210(クアッドコア) |
メインメモリ / 内蔵ストレージ | 2GB / 16GB |
外部ストレージ | 最大256GBまで |
背面カメラ / 前面カメラ | 800万画素 / 500万画素 |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz) |
Bluetooth | Version 4.1 |
SIMカード | nanoSIM × 2 |
通信方式 | FDD-LTE:B1/3/8/19 TD-LTE:- W-CDMA:B1/5/6/8/19 GSM/EDGE:850/900/1800/1900 MHz |
バッテリー | 2,300 mAh |
Priori 5(FTJ17C00)のより詳しい内容はFREETELブランド公式サイトの製品ページを参照ください。
2018年3月時点でのPriori 5の実勢価格は税込みで18,000円前後。低価格のローエンドモデル(エントリーモデル)という位置づけであり、仕様はかなり抑えられた内容です。
とくに目立つ仕様や機能はありませんが、低価格と実用面のバランスを取り、まとめた製品といった印象。実際使ってみて魅力を感じたポイントなどは次の項から紹介していきます。
ソフトウェア:低価格でも4G+3Gで待受可。負荷の軽い用途向き
シンプルなデザイン、手の出しやすい低価格に加えてPriori 5の魅力としてチェックしておきたいのが、2つの電話番号で同時に音声着信が待ち受けできること。
低価格帯の製品はその多くがSIMカードスロットを2つ搭載していても、(日本国内では)2つのSIMカードスロットを同時に有効化して使えないことがほとんど。
しかしPriori 5では4G+3Gの同時待ち受け、いわゆる“4G+3Gのデュアルシム・デュアルスタンバイ”が利用可能。対応する周波数の幅は広くないものの、異なるキャリア、異なるプランで契約したSIMカードを組み合わせて1台のスマホで使えます。

4G通信を用いて高品質の通話が使えるVoLTE(ボルテ)についても、NTTドコモとSoftBankが提供するVoLTEをサポート(※auのVoLTEには非対応)。

一方でプロセッサはローエンドモデル向けのSnapdragon 210を搭載。システムメモリ容量も2GBと抑えた内容であり、処理性能は高くありません。

アプリを様々試してみましたが、メールやメッセージアプリ、SNS、ネット検索、YouTubeでの動画視聴などは「動きが遅い」などのストレスを感じず使えました。

ただし負荷が高くなりがちなゲームはさすがに厳しめ。筆者がよく遊ぶモンスト(モンスターストライク)を試してみたところ、画面の切り替わりにやや時間がかかったり、プレイ中にフレーム落ちで表示がカクついたり、という場面に遭遇しました。

当然ながら常に画面の表示が動き続けるモノ、3Dグラフィックをゴリゴリに使ったモノを楽しむ端末としてはかなり力不足を感じることでしょう。ゲームを満喫する目的でスマホを買うのであれば、仕様の優れたミドルレンジ機以上が断然オススメです。
使い勝手に目を向けると、独自インターフェース「FREETEL UI」を採用したことで、シンプルながら便利に使えるモノがいくつか。
たとえば片手操作時にも親指でサッと展開できる「スワイプアップランチャー」は、本体サイズがコンパクトなPriori 5との相性が◯。

また就寝前のスマホ使用にうれしいブルーライトのカット機能なども。ただしこちらは機能のオン/オフがもう少しかんたんに切り替えられるとベターとも感じました。



この点はソフトウェアのアップデートなどで対応できるはずなので、今後の修正に期待したいところです。
カメラ機能:効果抜群のHDR機能。食べ物を撮影するカメラとしては不向き
Priori 5では背面に800万画素のカメラ、前面に500万画素のカメラを搭載。いずれも仕様としては “価格相応”です。
撮影画面は操作も直感的にイメージできるシンプルなつくり。HDR機能がワンタッチで「オン」→「オフ」→「オン」と交互に切り替わる設計などはかなり便利でした。

ここからは実際にPriori 5の背面カメラで撮影した作例を載せていきます。クリックorタップすると大きなサイズで表示できます。


カメラを試してまず魅力として感じたのはHDR機能の効果。上の2枚の写真を見比べると効果ははっきりしており、2枚目の写真では全体的に明るく、白飛びや黒つぶれを抑えた仕上がりになっています。
「HDRオンは単純に露出をあげただけかも?」と気になり、HDRオフの状態で、露出を上の2枚目の写真に近く設定して撮影したのが次の写真。

HDRオンの場合と比べると、背景は完全に白く飛んでいます。この点からもHDR機能の効果を再確認できました。
別のシーンで撮影した写真をもう1組。


こちらでもHDR機能の効果は抜群。ただ一方でHDRオンにて撮影した写真ではディテールがやや甘くなる(輪郭がやわらかくなる)傾向も見て取れました。
夜間など光量が不足するシーンでの撮影においては「HDRを使わない」「使う場合には三脚で固定する」などひと工夫くわえたいですね。

シーンを変えてほかにもいくつか撮影してみました。





カメラは仕様内容とともに、実際の性能も“価格相応”の印象。
使ってみると「HDR機能がしっかり効く」「接写に強い」というメリット、「暗い場面ではノイズやブレが出る」「食べ物をおいしそうに撮るためには工夫が必要」というデメリットを感じました。
スマホを“道具”としてシンプルに使いたい人にオススメ
20,000円以下の低価格が設定され手が出しやすいPriori 5。仕様面も価格どおりのローエンドですが、シンプルなデザインでシーンを選ばず合わせることができる、2枚のSIMカードを同時に有効化できるなどの魅力も。
より高い機能を求めればミドルレンジやハイエンドモデルの選択が間違いありません。ですが連絡手段やネットでの情報検索、SNSの利用など軽めの用途で使うモノとしては十分な製品だと感じました。
スマホを“道具”としてシンプルに使いたい。そんな人ならチェックしてみる価値アリの一台です。
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