iPhone 8 / 8 Plus / X は、どっちの容量(ストレージ)がおすすめ?【64GB / 256GB】

iPhoneの象徴ともいうべきホームボタンを搭載した「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」。一方、ホームボタンを廃止して全面有機ELディスプレイを採用し、先進的な顔認証Face IDを搭載した「iPhone X」。
ディスプレイのサイズやセキュリティ認証など機能面で大きく異なる3機種ですが、機種購入時にもう1つ考慮しなければならないのは、iPhone本体に搭載された「容量(ストレージ)」です。
今回は、iPhone購入時に必ず選択しなければならない「容量」の最適な選び方について解説します。
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目次:
iPhone 8 / 8 Plus / Xは2種類の容量(ストレージ)が選択できる

画面サイズはiPhone 8が4.7インチ、iPhone 8 Plusが5.5インチ、iPhone Xが5.8インチ。
それぞれの機種ごとにストレージの容量が異なる64GB・256GBの2タイプがあります。
ストレージの容量とは、“本体容量”のこと。つまりiPhoneにデータを保存できるスペースであり、容量の数字が大きければ大きいほどより多くのデータを保存できます。
一方で、本体容量が大きくなると端末価格が高くなってしまうというデメリットもあります。しかし、256GBといえば64GBの4倍の大きさ。64GBモデルよりもさらに多くのデータを保存できることに価格差以上の付加価値を感じるかがポイントになります。
iPhoneの場合、SDカードのような外部メモリーを使った本体容量の拡張ができないので、それぞれのiPhone購入時に64GBか256GBのいずれかを必ず選択しなければなりません。
あとから容量の追加できないので、“大は小を兼ねる”の理論で大きい容量の256GBを購入しておいてもよいですが、そのぶん初期投資がかかってしまいますよね。
iPhoneの性能は毎年のモデルチェンジのたびに進化し、写真や動画がどんどん高画質になっていることから、撮影したデータが肥大化してしまうことも頭に入れておかなければなりません。
一番重要なのは、容量と価格のバランスを考えつつ ご自身の使い方にあった最適な容量を見つけることです。
iPhone64GBモデルと256GBモデル、2つの容量の違いを徹底解説!

「64GB」「256GB」といわれても、ピンと来ない方が多いのではないでしょうか?
数字だけでなんとなく選んでしまって後から後悔することになっても、購入後に容量を変更できないのがiPhone購入時の悩ましいところ。
ここでは具体例を挙げて「64GB」「256GB」の違いを解説していきます。
iPhoneに保存できる各種データ量をチェック!

iPhoneで用意されている64GBと256GBの2種類の容量は、本体に写真や動画を保存するための重要な要素です。
では、実際に64GBと256GBの容量では、保存できるデータの数がどれくらい違うのでしょうか。
写真・動画・音楽ファイル・アプリを例に、“それぞれどれくらいの量をiPhone本体に保存できるのか”をまとめてみました。
データ種類 | 1本当たりの容量 | 64GBに入る容量 | 256GBに入る容量 |
---|---|---|---|
写真 | 2.6MB | 約24,000枚 | 約98,000枚 |
動画 | 12.8MB (約10秒の動画) |
約830分 | 約3,300分 |
iTunesの音楽 | 9.6MB (約4分44秒の曲) |
約6,600曲 | 約26,000曲 |
iTunesの映画 | 5.78GB (1080p HD) |
約10本 | 約170本 |
アプリ | 76MB (Instagram) |
約840個 | 約3,300個 |
ゲームアプリ | 146MB (Minecraft) |
約430個 | 約1,700個 |
これらの値は筆者が使用しているiPhone Xにおける各データ量を参照しています。
音楽ファイルは再生時間や圧縮形式、写真・動画は撮影モードや動画の尺の長さなど、さまざまな条件の違いでファイルの大きさも異なってきますので、上記の値はあくまで目安として捉えてください。
実際には表のように特定の種類に偏ることなく、写真・動画・アプリ・音楽ファイルなどのさまざまなデータをiPhoneへ保存することになると思います。
例示した目安の理論値には到底及ばないかもしれませんが、ここで押さえておきたいのはあくまでも各種データの容量の消費具合です。
写真ファイルは高画質であっても、そこまでデータ容量が大きくありません。そのため、いずれの容量を選択しても、“たくさんの写真を保存できる”とざっくり考えていいかもしれません。
一方で、iPhoneで撮影したムービーやiTunesの映画のような動画ファイルは注意が必要です。データサイズが大きいため、スマホの容量を占める割合も大きいことが表からも理解していただけると思います。
アプリの場合、簡易なアプリであれば数MB程度で済むこともありますが、大抵のものは100MB程度、大きいものになると1GB級のサイズになるアプリも存在します。
上記を踏まえると、動画関連ファイルやアプリを多く扱う人は容量の大きい256GBのiPhoneを選択した方がベストと考えられます。
反対に、動画を撮影したり保存することがあまり無い人、最低限のアプリしか使わないという人であれば容量の小さい64GBでも十分だと思います。
クラウドストレージを活用する方法を解説

本体容量の小さいPhoneを利用する場合、少ないストレージ容量を補うツールとして、DropboxやiCloud Driveなどの月額制のクラウドストレージを活用する方法があります。
撮影した写真や動画をiPhone本体ではなくクラウドストレージに保存することにより、本体容量の浪費を防ぐことができます。ただし、クラウドストレージ上のファイルを閲覧するには、一度ダウンロードする必要があるのでデータ通信料が発生します。
クラウドストレージの活用を前提に容量の少ないiPhoneを選択すると、本体購入の初期費用は安く抑えられますが、そのぶんクラウドストレージの月額利用料やデータ送受信時のデータ通信料がかかってしまいます。
一方で、本体容量の大きいモデルを購入しておけば、余程のことが無い限りクラウドストレージを利用する必要がありません。代わりに本体購入代金は大きく膨れ上がるので、ここはトレードオフの部分になります。
本体容量の違いに加えて、クラウドストレージを活用する手段があることも容量選びのポイントとして押さえておきましょう。
iPhone 8 / 8 Plus / Xの容量(ストレージ)による価格の違い

64GBモデルと256GBモデルがある2017年のiPhoneシリーズ。容量の大きさによる価格の違いはもちろんですが、契約する通信キャリアによっても販売価格が異なります。
2019年現在、キャリアで販売されているモデルはiPhone 8(64GB)のみになります。iPhone XはApple Storeでの販売も終了しています。
【iPhone 8の端末価格】
通信キャリア | 64GB | 256GB |
---|---|---|
ドコモ (おかえしプログラム適用) |
79,704円 (実質負担額:53,136円) |
– |
au (アップグレードプログラムEX適用) |
80,640円 (実質負担額:40,320円) |
– |
ソフトバンク (半額サポート適用) |
86,400円 (実質負担額:43,200円) |
– |
Apple(SIMフリー版) | 73,224円 | 91,584円 |
※税込価格
【iPhone 8 Plusの端末価格】
通信キャリア | 64GB | 256GB |
---|---|---|
Apple(SIMフリー版) | 85,104円 | 10,3464円 |
※税込価格
64GBモデルと256GBモデルの価格差は約18,000円です。
各キャリアで購入する場合は、長期契約による毎月割引きや25ヶ月目に機種変更することを条件に端末代金が半額になる割り引きがあるため、実質負担額はAppleで購入するSIMフリー版よりも大幅に安くなります。
iPhoneの容量別に見るメリット・デメリット

iPhoneの本体容量は、iPhoneユーザーの普段の使い勝手にも大きく影響してくる要素。
64GB・256GBモデルのそれぞれにメリット・デメリットがありますが、iPhoneの使い方も十人十色。ユーザーごとに使用傾向も異なってくるので、実際に使ってみないと選択した容量が最適だったか判断しにくい部分もあります。
ここでは、実際にiPhoneユーザーが感じているメリット・デメリットを容量別にまとめてみました。ご自身の使い方に似た人の意見があれば、ぜひ参考にしてみてください。
64GBの容量を選ぶメリット・デメリット
iPhone8にしようと思うけど、64GBか256GBかどっちが正解なんや。。。今のiPhoneは、4年使ってストレージ30GB弱やぞ…。64GBでいい気がする…
— しょぺ (@DQshohey) 2018年4月7日
長年スマホを使っている人は、現在ご自身が使っている端末のデータ容量を確認してみると検討しやすいです。今のスマホの使い方で64GBの範疇に保存データが収まっているのであれば、無理に高価な256GBモデルを買う必要は無いかもしれません。
iPhoneさわさわしてるけど…64GBって容量大きすぎて助かってる。定期的にデータ整理しなくちゃだけどまーだ15GBくらい残ってるしなぁ……
— かんざき (@sonoh_doll_2) 2018年4月7日
iPhone本体内のデータ整理を定期的に実施すれば、容量を節約することに繋がります。このような使い方をしているのであれば、64GBでも十分そうです。
遂にiPhone64GB使い切ってしまった
— かをるん (@kaworu_mk6) 2018年4月8日
64GBの容量は、使い方によってはすぐになくなってしまうこともありそうです。特に動画ファイルをたくさん保存すると、すぐに容量が埋まってしまいます。
外付けHDD機能付きiPhoneケースとか出てくれねえかな
64GBじゃ足りない— ZERO (@ZERO_765) 2018年4月7日
こちらのユーザーも64GBでは容量が少なかったと不満を感じているようです。写真・動画・アプリなど、保存するデータのサイズも年々大容量化しているので、大きな容量を買っておいたほうが安心といえます。
256GBの容量を選ぶメリット・デメリット
iPhone8、64GBにするか256GBにするか迷ってきたな〜。
iPhone1台で運用するなら迷わず256GBだけどよく考えたらAndroidもあるわけだし写真データとかそっちに移せば…でもめんどくせぇなあ〜〜〜!— 藤46 (@shiro_10_shiro) 2018年4月5日
「1台分の運用なら迷わずに256GB」というコメントから察するに、多くのデータを扱っているユーザーのようです。十分な容量があると切羽詰まる感じもないので、精神的にも楽ですね。
iPhone X 買った🙋
256GB! そんなに使わないと思うけど・・・w
映画とか入れ放題だな! うぇーい(´◉◞౪◟◉) pic.twitter.com/Rwm80SJEkz— おくり📷 (@to_uproad) 2018年4月5日
映画ファイルは特にデータサイズが大きいファイルなので、大容量の256GBモデルを最大限に活かせますね。
曲を6212曲入れてもまだ184GB残ってるiPhone最高ですね…256GB買って良かった…
— れあ (@ReAxxxReA) 2018年4月6日
音楽をたくさん保存するユーザーでも、256GBのストレージは十分に大きいと感じる容量のようです。これだけ空き容量があれば、今後長く使用していく上でも安心ですね。
やば💦 #iPhone の #容量 #256GB あるのにオーバーした 笑
さっきいらないの整理してコレ…
(;´Д`A pic.twitter.com/gK16sIjMJ3— りっきー (@gin_rickeys) 2018年4月6日
なかには256GBの容量であっても、不足してしまったというユーザーもいました。多くのデータをiPhone本体に保存する人であれば、64GBでは絶対に足りなくなると思うので、少しでも大きい256GBモデルを選択するのはマストといえるでしょう。
普段のiPhoneの使い方による容量の選び方を解説

これまで64GB・256GBそれぞれの容量で保存できるデータの量や販売価格の差について解説してきましたが、参考になりましたでしょうか?
それぞれの容量ごとにメリット・デメリットが存在するのはもちろんですが、最も重要なのはユーザーがどのようにiPhoneを使っているかということ。
あまりデータ容量を使わないのであれば64GBモデルで十分ですし、たくさんのデータを保存するユーザーであれば256GBモデルの選択は必須事項です。
容量選びの最終判断材料として、iPhoneの使い方による違いを把握しておきましょう。
既にiPhoneを使っている人は今の容量の使い方を確認しよう
これから新たにiPhoneを購入しようとする際、現在もiPhoneを使っている人であれば、今使用している端末のストレージ状態が大きな判断材料になると思います。
機種を変えたからといってiPhone自体の使い方は大きく変わらないと思います。まずは、現在のストレージ状態をチェックしておきましょう。
ホーム画面から「設定>一般>iPhoneストレージ」と進みます。すると、iPhoneのストレージの使用状況がカラー別に表示されます。

256GBモデルを使用している筆者の場合、使用済み領域が約108GB、空き容量が約147GBという状況です。どう整理したとしても64GBでは不足してしまうので、256GBという容量に満足しています。
長年iPhoneを使用していて、現在使用している容量が50GB未満で収まっているようであれば64GBモデルでも十分かと思います。
使用容量が60GB付近またはそれ以上なら、大きめの256GBモデルを選択して容量オーバのリスクを避けたほうが賢明です。
こんな人には「64GB」の容量がおすすめ

下記のような人には、64GBモデルがオススメです。
★64GBモデルがオススメな人
・スマホの使用頻度自体が少ない人
・写真・動画はあまり撮影しない人
・音楽・動画はストリーミングがメインの人
・データ整理を定期的に行っている人
・アプリやゲームをあまり使わない人
・クラウドストレージの活用をしている人
・とにかく端末価格を安く抑えたい人
64GBモデルの最大のメリットは端末価格が安いことです。当然ながらデータを保存できる容量は256GBモデルに比べて少ないので、iPhone本体にデータを保存するような使い方をあまりしない人には最適です。
こんな人には「256GB」の容量がおすすめ

下記のような人には、大容量の256GBモデルがオススメです。
★256GBモデルがオススメな人
・スマホの利用頻度が高い人
・写真や動画をたくさん撮影して容量を気にせず保存したい人
・データ通信を使わずに本体に保存したデータを楽しみたい人
・高画質な音楽や動画をダウンロード保存して視聴したい人
・ゲームアプリをたくさんインストールして楽しみたい人
64GBモデルに比べて18,000円ほど端末価格は高くなりますが、保存領域は約4倍も大きくなります。
iPhoneはあとからストレージを追加する手段が無いので、Phoneをガッツリ使い倒したい人なら迷わず256GBモデル一択です!
まとめ:長く使うならiPhoneの容量は256GBモデルがオススメ!
写真・動画・音楽ファイルやアプリは、iPhoneの使用年数に応じてどんどんと増えていきます。
筆者の場合、家庭に小さな子どもが2人いるので、イベントや日常での子ども関連の写真や動画がたくさん保存されています。子どもが成長する度に記録しているので、これらのデータはどんどんと増えてきている状態です。
思い出を高画質で楽しく振り返るためにも、256GBモデルを選択しておいて正解だったと感じています。64GBモデルとは18,000円の価格差がありますが、この金額をカバーできるほどに大容量の恩恵を大きく受けているので大変満足しています。
これからも長く同じiPhoneを使っていきたいと考えている人には、256GBモデルの選択がオススメです!
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