iPhone・iPadを格安SIMで安く使うなら「b-mobile S 開幕SIM」がおすすめ!

格安SIMを扱う各MVNOは、ドコモ回線やau回線を使用した通信サービスが中心です。
そんななか、格安SIMの先駆者的な存在である「b-mobile」では、業界でも数少ないソフトバンク回線が使えるデータ通信専用の格安SIM「b-mobile S 開幕SIM」を提供しています。
SIMフリー版はもちろん、ソフトバンク版のiPhone・iPadで使用できるので、格安SIMへの乗り換えを検討しているソフトバンクユーザーは要注目です。
また、ソフトバンク回線を利用した格安SIMはまだまだ利用者数が少ないので、比較的通信環境が良いというメリットもあります。
今回は、そんな「b-mobile S 開幕SIM」を詳しく解説していきましょう。
目次:
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b-mobile S 開幕SIMの特徴

b-mobile S 開幕SIMの最大の特徴はソフトバンク回線が使えるということ。
以前はソフトバンクを使える格安SIMが存在していなかったのですが、2017年よりソフトバンクからMVNOに回線が提供されるようになり、b-mobile S 開幕SIMなどが誕生しました。しかし、ソフトバンク回線を使用したMVNOはまだまだ数少なく、貴重な存在です。
b-mobile S 開幕SIMは、iPhone・iPadを対応端末としたデータ通信専用の格安SIM。
SMSの利用や音声通話の利用はできませんので、ご注意ください。
これまでSIMロックがかかったソフトバンク版のiPhone・iPadは、ドコモ・au回線を使用した格安SIMでは使うことができませんでしたが、b-mobile S 開幕SIMであれば、ソフトバンク版iPhone・iPadがそのまま使用できます。もちろん、SIMフリー版のiPhoneやiPadも同様です。
外出先でPCなどをネットに接続できるテザリングにも2018年4月から対応し、さらに使いやすくなりました。
b-mobile S 開幕SIMに対応している端末
iPhone・iPad専用のプランであるb-mobile S 開幕SIMで使用できる端末一覧は以下のとおりです。
■b-mobile S 開幕SIMで使えるiPhone端末(ソフトバンク版・SIMフリー版共通)
iPhone端末 | SIMカードサイズ | データ通信 |
---|---|---|
iPhone X | nano SIM | ○ |
iPhone 8 | nano SIM | ○ |
iPhone 8 Plus | nano SIM | ○ |
iPhone 7 | nano SIM | ○ |
iPhone 7 Plus | nano SIM | ○ |
iPhone SE | nano SIM | ○ |
iPhone 6s | nano SIM | ○ |
iPhone 6s Plus | nano SIM | ○ |
iPhone 6 | nano SIM | ○ |
iPhone 6 Plus | nano SIM | ○ |
iPhone 5c | nano SIM | ○ |
iPhone 5s | nano SIM | ○ |
iPhone 5 | nano SIM | ○ |
■b-mobile S 開幕SIMで使えるiPad端末(ソフトバンク版・SIMフリー版共通)
iPhone端末 | SIMカードサイズ | データ通信 |
---|---|---|
iPad Pro | nano SIM | ○ |
iPad Air 2 | nano SIM | ○ |
iPad Air | nano SIM | ○ |
iPad(第5世代) | nano SIM | ○ |
iPad mini 4 | nano SIM | ○ |
iPad mini 3 | nano SIM | ○ |
iPad mini 2 | nano SIM | ○ |
iPad mini | nano SIM | ○ |
iPad(第4世代) | micro SIM | ○ |
iPad(第3世代) | micro SIM | ○ |
iPad 2 | micro SIM | ○ |
iPad(初代) | micro SIM | ○ |
上記記載の端末であれば、ソフトバンク・SIMフリー版の端末共通でb-moible 開幕SIMが使用できます。
注意点として挙げておきたいのが、iPadで使用する場合、「Wi-Fi+Cellularモデル」でなければ使用できないこと。「Wi-Fiモデル」には、そもそもSIMカードを挿入するスロットがありません。
また、iPhone用とiPad用の2種類のSIMがあり、それぞれ互換性が無いので注意してください。例えば、iPhone用で契約したb-mobile S 開幕SIMをiPadに挿入しても通信できないという点を押さえておきましょう。
b-mobile S 開幕SIMの料金プラン

ソフトバンクをはじめとした大手キャリアの通信料金は1台あたり平均7,000円〜8,000円程度のプランが多く、料金プランの中身自体も非常に複雑になっていることが多いですよね。
これに対して、格安SIMであるb-mobile S 開幕SIMの料金設定は非常に安く、データ通信専用SIMなので、プラン内容自体もシンプルなものとなっています。
ここでは、b-mobile 開幕SIMの具体的な料金についてみてみましょう。
■b-mobile S 開幕SIMの料金プラン一覧
データ容量 | SIMカードタイプ | 月額料金 | 初期費用 |
---|---|---|---|
1GB | データ通信専用 | 880円 | 3,000円 |
3GB | データ通信専用 | 1,580円 | |
7GB | データ通信専用 | 2,980円 | |
30GB | データ通信専用 | 4,980円 |
データ容量は、1GB・3GB・7GB・30GBの4種類から選択できます。
外出先でほとんど通信しないライトユーザー向きの1GBの格安プランから、YouTubeなどの動画サイトを頻繁に利用するヘビーユーザー向きの月30GBまで使える大容量プランも用意されています。
特に、30GBの大容量プランはソフトバンク系格安SIMで提供されているなかで、最大容量のプランです。ソフトバンク系格安SIMで大容量プランをお探しの方は、b-mobile S 開幕SIMを活用するといいでしょう。
月額課金の通信料金以外に初回契約時のみ初期費用3,000円がかかります。
また、回線開通日が毎月の決済日となります。月の途中であっても、あくまで開通日から起算して1ヶ月単位で課金されていくので注意が必要です。
b-mobile 開幕 SIMはデータ通信専用SIMなので、解約時に違約金がかからないのもポイントです。基準となる決済日の前日ギリギリまで通信を利用できるので安心です。
b-mobile 開幕SIMの詳しい申し込み方法についてはこちらをご覧ください。
ソフトバンクでiPhone・iPadを使う場合との料金比較

ソフトバンク回線を使用するiPhone・iPad専用のb-mobile S 開幕SIM。大元の通信キャリアであるソフトバンクと比較すると、通信料金にいったいどれくらいの差が出るののでしょうか? 実際に比較してみたいと思います。
ソフトバンクのiPhoneと料金比較してみた
iPhoneをソフトバンクと契約して使う場合とb-mobile S 開幕SIMを契約した場合との通信料金比較をします。
同じデータ容量のプランが両者にないので、ここではソフトバンクの5GBとb-mobile S 開幕SIMの7GBプランで比較します。
■iPhoneを使う場合の通信料金比較
項目 | ソフトバンク | b-mobile S 開幕SIM |
---|---|---|
基本料金 | 1,700円 (スマ放題ライト) |
2,980円 (7GB) |
ウェブ使用料 | 300円 | – |
データ定額料金 | 5,000円 (データ定額5GB) |
– |
合計 | 7,000円 | 2,980円 |
ソフトバンクで契約すると毎月7,000円の通信料金が発生するのに対し、b-mobile S 開幕SIMの月額料金はわずか2,980円です。
毎月約4,000円の差額が生まれ、その差は1年間で約48,000円、2年間では96,000円にも及びます。
今回の比較例の場合、ソフトバンクの5GBに対して、b-mobile S 開幕SIMは2GB多い7GBのプランであることもポイント。データ通信容量が多いうえに、これだけの料金差があるのは大きいですね。
1点再確認しておきたいのが、b-mobile S 開幕SIMはデータ通信専用SIMなので、携帯電話番号を使った音声通話が利用できないこと。
そのため、通話はほとんど利用せずに、データ通信がメインという使い方をしているユーザーにおすすめなプランといえるでしょう。
電話番号を使用した音声通話はできませんが、LINE電話やFaceTimeなどのデータ通信回線をつかった通話はもちろん使えるので、特に通話品質にこだわりが無いのであればこちらを代用する方法もあります。
ソフトバンクのiPadと料金比較してみた
続いて、iPadを使用した場合の通信料金を両者で比較してみます。
■iPadを使う場合の通信料金比較
項目 | ソフトバンク | b-mobile S 開幕SIM |
---|---|---|
基本料金 | 1,700円 (タブレット基本料) |
2,980円 (7GB) |
ウェブ使用料 | 300円 | – |
データ定額料金 | 5,000円 (データ定額5GB) |
– |
合計 | 7,000円 | 2,980円 |
ソフトバンクの場合、iPadもiPhone同様に月5GBのプランの料金で月額7,000円。対するb-mobile S 開幕SIMもiPhoneと同様に、月7GBのプランで月額2.980円という結果になりました。
こちらも毎月では約4,000円の差額が生じ、1年間で約48,000円、2年間で96,000円もの開きが出てきます。これだけの差額があれば、2年後には新しい端末を購入できるかもしれませんね。
iPadはタブレットなので、もともと音声通話に対応していないデータ通信専用の端末です。b-mobile S 開幕SIMがデータ通信専用SIMであることを考慮すると、iPadでのデータ通信には最適な格安SIMといえるでしょう。
数少ないソフトバンク系MVNOでありながら、ライトユーザー向けの1GBから大容量の30GBまで幅広い使い方に対応しているのも大きなポイントです。
また、外出先でiPadを使用する頻度が低いという人には同社で提供している「190 PadSIM」というプランも選択肢に入れておくといいかもしれません。190 Pad SIMは使った分だけ料金を支払う従量課金制のプランで、最低利用料金はなんとたったの190円です。
b-mobile S 開幕SIMの通信速度
格安SIMは、大手キャリアから通信回線を借りて運営していることから、大手キャリアよりも料金が安いというメリットがありつつも、通信速度が低下してしまうというデメリットがあります。
そこで、モバレコで毎日測定している格安SIM各社の通信速度データを基に、b-mobile S 開幕SIMの通信速度をみてみましょう。
■平日朝の通信速度
\計測完了!/
4月20日の結果はこちら?
1位:UQ mobile 7.43Mbps
2位:b-mobile 25GB定額 5.19Mbps
3位:NifMo 4.54Mbps
続きは画像をチェック✔️#格安SIM #MVNO #スピードテスト #8時の通信速度 pic.twitter.com/nsWwAkDZpu— モバレコ スピードテスト速報⏱️速度計測はモバスピ (@mobareco_bot) 2018年4月20日
b-mobile S 開幕SIMの通信速度は午前8時台で下り1.85Mbps・上り2.93Mbpsという結果。
満足いく通信速度とまでは言いがたいですが、下り回線で概ね2Mbps程度は出ているので、WEBの閲覧やSNSアプリの利用に最低限必要な通信速度は十分担保できています。
平日の朝は通勤・通学ラッシュと重なるため、通信速度環境としては少し厳しい条件となるのですが、この通信速度結果であれば、通常の通信利用では特に不具合は感じることはないと思います。
■平日昼の通信速度
\計測完了!/
4月20日の結果はこちら?
1位:UQ mobile 3.04Mbps
2位:U-mobile S 2.60Mbps
3位:b-mobile S 2.36Mbps
続きは画像をチェック✔️#格安SIM #MVNO #スピードテスト #12時の通信速度 pic.twitter.com/mZmsx0IAS9— モバレコ スピードテスト速報⏱️速度計測はモバスピ (@mobareco_bot) 2018年4月20日
平日のお昼12時台の測定結果は下り2.36Mbps・上り3.19Mbps。1日の通信速度結果の中でも興味深い結果がでました。
というのも、平日ランチタイムでの通信速度は格安SIMの宿命ともいうべきもの。この時間帯は学生・社会人ともにお昼休みの時間帯になるので、極端に通信需要が増えて大変混雑しやすくなります。格安SIMでは1Mbpsを下回ってしまい、思ったように通信できないことが発生することも珍しくありません。
そのような厳しい条件のなか、下り回線で2Mbps以上の値を保っているのは、ユーザーにとってはうれしい結果であります。決して速いとはいえませんが、WEBやSNS・ゲームアプリ・動画閲覧といった利用にも特に影響は出ないレベルです。
■平日夜の通信速度
\計測完了!/
4月20日の結果はこちら?
1位:UQ mobile 9.14Mbps
2位:mineo Aプラン 6.57Mbps
3位:NifMo 5.46Mbps
続きは画像をチェック✔️#格安SIM #MVNO #スピードテスト #22時の通信速度 pic.twitter.com/RNhdxEKfIW— モバレコ スピードテスト速報⏱️速度計測はモバスピ (@mobareco_bot) 2018年4月20日
主に帰宅後となる22時台の通信速度結果は、下り0.51Mbps・上り1.80Mbpsという結果。
1日を通した測定結果のなかでは1番遅い数字になってしまい、若干気になる内容です。
下り回線で1Mbpsを下回ってしまうと、動画閲覧をはじめとした大容量データ通信が必要になるアクションでは、待機時間が増えがちになってしまいます。
一方で、帰宅後の時間帯ということを考えると、自宅でのWi-Fi環境を利用するユーザーも多いと思うので、そこまで致命的なものではないかもしれません。
回線速度が気になる場合は、別の時間帯に利用するという手もあります。
まとめ:b-mobile S 開幕SIMはこんな使い方がおすすめ

b-mobile S 開幕SIMの最大の特徴はソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneやiPadがそのまま使用できること。ソフトバンク回線を使った格安SIMサービスがまだまだ数少ないなか、1GBのミニマムなプランから30GBの大容量プランまで揃っているのはうれしいかぎりです。
b-mobile S 開幕SIMを利用して、SIMロックがかかったまま自宅に眠っているソフトバンク版のiPhone・iPadを復活させるのも賢い使用方法です。
もちろん、通信料金は格安なのでデータ通信専用のサブ端末として利用するには最適です。
b-mobile S 開幕SIMのおすすめポイントを以下にまとめました。
★b-mobile S 開幕SIMの特徴
・数少ないソフトバンク回線が使える格安SIM
・ソフトバンクのSIMロックがかかったiPhone・iPadでも使える
・SIMフリー版iPhone・iPadでも使用可能
・データ通信専用SIMなのでiPadでの使用が特におすすめ
・1GBから大容量の30GBまで対応した幅広いデータ通信容量を選択できる
・ソフトバンクで契約する場合と比べて、通信料金が大幅に節約できる
音声通話をあまり利用しないデータ通信がメインの人や、ソフトバンク版のiPhone・iPadを格安SIMで活用したいと考えている人であれば、b-mobile S 開幕SIMの恩恵を十分に受けることができるでしょう。月々の料金を安く抑えるために、乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?