【格安SIM速度比較・15年5月編】さすがIIJ!b-mobileも躍進

書いた人: 奥野大児

カテゴリ: 格安SIM, 格安SIMの速度比較, 比較

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【格安SIM速度比較・15年5月編】さすがIIJ!b-mobileも躍進

格安SIMを使うにあたって気になるのが「結局、どこが速いの?」ということではないでしょうか?そこでモバレコでは、様々なMVNOから出ている格安SIMの速度を一斉比較。ビジネス・買い物・観光と多様な目的の人があつまる東京のJR新宿駅南口で朝・昼・晩の3回にわたって実測値を測る連載を始めました。

総務省が今年中にも各スマートフォン等の広告表示で実効速度を掲載するよう求める、というニュースもでてきましたね。2015年5月11日に有識者会議でガイドラインが示され、今年中の展開ということが考えられているようです。
格安SIMが少しずつ浸透している今、実速度は大いに興味あるところでしょう。

本記事は一斉比較2015年5月版。ゴールデンウィークの合間の平日に調査した結果をご覧ください!

他の結果を見たい方はこちら:

【格安SIM速度比較】に関する記事一覧

編集追記:

この調査はモバレコ独自のものであり、必ずしも実効速度を保証するものではありません。通信環境により実際の結果が異なる場合がありますので、あくまで参考程度にどうぞ。

調査方法

調査条件や方法は以下の通りです。

調査場所 東京・新宿駅南口改札口付近
調査時間 (朝)8時~9時半
(昼)12時~13時半
(夜)18時~19時半
ゴールデンウィークの合間の平日、3つの時間帯で調査
調査機種 Galaxy S6 edge SG-04F(NTTドコモ版・SIMロック解除済み)
調査アプリ OOKLA SPEED TEST
調査対象 ぷららモバイルLTE 定額無制限プラン(以下:ぷらら)
U-mobile LTE使い放題(以下:U-mobile)
b-mobile SIM 高速定額(以下:b-mobile)
DMM mobile(以下:DMM)
BIGLOBE LTE・3G(以下:BIGLOBE)
NifMo
hi-ho LTE typeD(以下:hi-ho)
OCN モバイル ONE(以下:OCN)
IIJmio(以下:IIJ)
mineo
UQ mobile(以下:UQ)

参考値としてNTTドコモのXiデータ通信契約のSIMの調査値も掲載

調査方法 各SIMとも5回計測し、上り・下りの最高・最低・平均を調査。
本記事では表が大きくなりすぎないよう、5回の計測結果は掲載せず、最高・最低・平均を掲載いたします。
色の表示について それぞれ最も成績が良かったものを赤色表示、最も成績が悪かったものを青色表示としました。
NTTドコモのSIMは参考としての掲載のため、赤色・青色の表示はいたしません。

前回までと異なる点としては、以下の点があります。あらかじめご承知置きください。

1)調査SIMの変更

削除:BBExciteM
追加:IIJ、mineo、UQ

2)調査端末の変更

NTTドコモ版Galaxy S5からNTTドコモ版Galaxy S6 edge(SIMロック解除済み)へ。これによってau系SIMも一台の端末で調査してみようという試みです。ただし、SIMロック解除したS6 edgeとはいえ、auのプラチナバンド以外の通信を調べるということになりそうなため、調査として

  • 1台の端末ですべてを調べる
  • そのSIMが持つポテンシャルという意味で、au系SIMはau系端末で調べる

のどちらの手法をとるかは今後の検討事項です。

3)調査アプリの変更

Galaxy S6 edgeでRBB SPEED TESTの最新版が起動しなかったという事情をうけ、OOKLA SPEED TESTに調査アプリを変更しました。
アプリの内部仕様がどうなっているかわからないことから、前月との直接的な数値の変化は取り上げないことにしました。

朝の測定結果

朝の新宿駅南口付近

ゴールデンウィーク合間の平日。東京・新宿はビジネスマンと旅行者が行き来する場所ですが、朝に限ってはビジネスマンの往来が最も多く感じられました。

ほぼすべての人が歩いており、待ち合わせなどで立ち止まる人がいない状態です。

下り

下り 最高 最低 平均
docomo 39.95 33.13 36.338
ぷらら 1.34 0.61 1.032
U-mobile 4.72 0.73 2.174
b-mobile 25.2 7.08 14.876
DMM 35.53 13.32 22.18
BIGLOBE 40.85 17.83 31.782
NifMo 34.48 12.78 25.856
hi-ho 40.62 31.35 35.832
OCN 43.28 0.26 19.11
IIJ 40.46 28.36 34.658
mineo 8.53 4.23 6.12
UQ 6.15 5.57 5.884

OCNはメリハリがきいているというか、最高も最低も特徴ある数字が出ました。
ぷららは「3Mbps程度出る」という仕様の回線ですが、それが安定せず1Mbps程度の速度しか出ないのは少し寂しいですね。

今回初参加のIIJはさすがの速度と言えるのではないでしょうか。hi-hoと並んで安定した数字を出しています。

au勢は際だって速くもありませんが無難に使用できる、という印象です。

上り

上り 最高 最低 平均
docomo 13.98 6.37 11.588
ぷらら 3.1 2.61 2.968
U-mobile 8.4 3.58 5.166
b-mobile 12.71 6.24 9.918
DMM 12.78 6.18 10.178
BIGLOBE 6.72 2.17 4.834
NifMo 5.99 0.68 3.682
hi-ho 12.82 3.67 6.522
OCN 4.71 0.48 1.382
IIJ 14.63 10.87 12.818
mineo 3.34 2.0 2.622
UQ 3.84 1.95 2.422

上りはIIJが最も良い数字を出しました。5回計測のうち3回、異常に遅い数値を出したOCNが最低の数字を出しましたが、ムラがあるため評価がしづらいところです。

各社、下りよりも上りのほうが差が小さいですね。

朝のまとめ:この時間帯に数字がでないSIMは厳しいかも

これまでの計測の傾向から、人の多い場所とはいえ朝は数字が出やすいのではないかと考えられます。逆にここで思ったような数字が出ないのはきつい印象があります。

下りでMax3Mbps出れば良いぷららですが、1Mbps程度しか出ないというのは速度低下を感じる人がいてもおかしくないのではないでしょうか。

IIJ、UQ、mineoはこれからの基準として押さえておきたいところですね。

昼の測定結果

この日の昼の新宿駅南口改札付近は、ぱっと見の感覚ですと旅行用のカートを持った旅行者・出張者が5%、スーツ姿のビジネスパーソンが30%、残りが私服の人、という印象でした。待ち合わせなどで立ち止まる人も増えてきており、視界に入るだけで10人・20人はいるであろうという感じです。

人の滞留も多くなり速度低下が想定できる時間帯です。

下り

下り 最高 最低 平均
docomo 17.37 12.89 14.914
ぷらら 2.52 1.45 2.096
U-mobile 2.23 1.04 1.6
b-mobile 1.82 1.58 1.66
DMM 0.44 0.32 0.408
BIGLOBE 0.44 0.2 0.352
NifMo 1.57 0.95 1.286
hi-ho 0.66 0.53 0.568
OCN 6.44 2.63 3.936
IIJ 20.42 7.84 12.728
mineo 5.89 5.18 5.54
UQ 6.2 4.2 5.258

IIJが圧倒的ともいえる速度を見せているのに対し、BIGLOBE・DMMは振るわない数値でした。ほかNifMo、hi-hoも良い数字を出しているとは言えず遅さを感じるであろう数字になっています。

高速定額の3SIM・b-mobile、u-mobile、ぷららは遅めながらもなんとか耐えているという印象です。

au系SIMは午前と大きな変化を見せませんでした。

上り

上り 最高 最低 平均
docomo 33.28 22.49 27.56
ぷらら 3.29 3.05 3.166
U-mobile 13.29 5.34 9.942
b-mobile 6.4 3.72 5.164
DMM 10.28 5.9 7.77
BIGLOBE 17.62 6.35 11.106
NifMo 11.2 0.95 3.286
hi-ho 9.5 4.7 7.956
OCN 13.76 6.85 10.198
IIJ 12.36 7.04 10.59
mineo 2.17 1.02 1.454
UQ 1.65 0.7 1.008

上りは下りよりも落ち込まず、BIGLOBEが気を吐いています。IIJは最低値が一番高く安定した上りを見せているようです。NifMoが、NTTドコモ系の格安SIMとしては上りが遅いのが少し気になりました。

定額系格安SIMのぷらら、U-mobile、b-mobileは、上りは安定していますね。

au系の数値は全体的に低めで、上りよりも下りを意識した設定になっているのかなという印象をこの時点で受けました。

昼のまとめ:IIJが安定した速度をだした

想定できたとはいえ昼は朝より数字が落ちるものです。
ただ、IIJの安定感は見事で、NTTドコモのSIMと遜色ないと言える数字を出しています。

au系は上りのスピードは意識していないのでしょうか?

夜の測定結果

夜の新宿駅南口付近

夜の新宿駅の人の動きは複雑です。帰る人、街に繰り出す人、そのために待ち合わせる人。ある意味朝よりも人が多く、滞留する人・移動する人それぞれいます。そのすべてが最も多いのがこの日の夜でした。

下り

下り 最高 最低 平均
docomo 39.3 33.67 36.64
ぷらら 0.66 0.47 0.59
U-mobile 0.7 0.44 0.6
b-mobile 16.08 4.44 10.974
DMM 1.21 1.04 1.1125
BIGLOBE 0.57 0.49 0.536
NifMo 5.4 1.18 2.494
hi-ho 1.23 0.91 1.07
OCN 0.99 0.5 0.796
IIJ 2.1 1.1 1.562
mineo 1.82 0.51 1.194
UQ 4.64 0.06 1.02

b-mobileの数字に驚嘆せざるを得ません。先月も書きましたがb-mobileには「遅い」というイメージを正直持っていました。今は完全に払拭されているようですね。月額も2,000円程度の料金プランであれば、この速度を夜にたたき出せるのは「買い」ではないでしょうか、というのが印象です。

より料金の高いぷららよりも圧倒的に良い数字を出しています。

相変わらずNifMoは夜に強めであることは安定感があります。UQの最低速度が、ほぼ停止しているような速度であるのが気になるところです。

朝・昼と良かったIIJは、案外振るわないなあという印象でした。

上り

上り 最高 最低 平均
docomo 8.26 4.57 6.358
ぷらら 2.98 0.83 1.998
U-mobile 6.88 0.9 3.532
b-mobile 9.98 2.2 6.354
DMM 5.14 2.99 4.146
BIGLOBE 7.31 2.61 5.066
NifMo 8.88 0.87 5.344
hi-ho 9.81 4.8 7.522
OCN 4.74 2.84 4.0
IIJ 9.5 4.23 6.502
mineo 1.52 0.76 1.154
UQ 3.42 1.39 2.102

夜の上りはhi-hoが頑張りました。
最低の値が最も高く最高値も十分に出ているため、平均も高い値に収まりました。

ただし最高値はb-mobileがたたき出しており、ここでもb-mobileの躍進が目を引きます。

上りが弱いと思われたau系、mineoが最低値を出しています。

夜のまとめ:b-mobile、大躍進!

b-mobileの大躍進を素直に褒め称えたいところです。この数字が安定するようであれば、高速定額系格安SIMではb-mobile最強、と言えるかもしれません。

朝・昼と強かったIIJは夜に下りが落ち込みました。ここが改善されれば安定して使える一番のSIMと言うことができるでしょう。

総まとめ

どうしてもb-mobileの躍進を褒めずにはいられないというのが今回の印象です。
設備の強さと利用者数のバランスで速度は決まるでしょうから、今月のb-mobileはそのバランスが良かったのだろうということは想像できます。そのバランスの良さが「設備強化」にあるならば、来月以降も期待できるのではないでしょうか。

今月から調査を開始したIIJはさすがの安定感。夜の速度さえ出るようになってくれればもっとも使いやすい格安SIMと言えるかもしれません。

これも今月から調査を開始したau系ですが、端末の事情から2.1Ghz帯のバンド1、もしくはWiMAX系のバンドで通信している可能性があります。プラチナバンドでの確認になっていない可能性が少なからずあります。
au系の端末にして総合的な力で判断するか、「1台の端末で(その他の条件をおなじにして)速度を調査する」という考え方にするかは今後の検討材料かと思います。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

ライター・ブロガー・イベント主催・運営をやっているフリーランス。iPhone、iPad、Galaxy S5、Xperia Z Ultra、Surface Pro 3を所有しているガジェット好きです。ノンジャンルブログ「明日やります」を運営中。