カテゴリ: LINEMO(旧:LINEモバイル)

LINEモバイルの通信速度は快適に使えるの? 他社比較と口コミまとめ
2018年7月よりソフトバンク回線プランも提供開始した、チャットアプリ・チャットサービス「LINE」のMVNO(格安SIM)サービス「LINEモバイル」。本家LINEの年齢認証を唯一可能とする格安SIMで、更にLINEや主要SNSのカウントフリープラン(データフリー)を提供するなど、大注目となっています。
LINEモバイルが格安SIMサービスを開始したのは2016年夏頃と比較的新参者なのですが、LINEとの連携が重視された格安SIMというだけあって、その認知度は日々高まっています。有名な女優やタレントを起用した広告やCMなども上手いですよね。
今回の記事ではそんなLINEモバイルの実際の通信速度に焦点を当ててみたいと思います。
目次:
-ソフトバンクの格安プラン-
LINEMOがおすすめの理由!
★LINEMOの特徴・おすすめポイント★
- ソフトバンクの高速通信が格安で利用できる
- シンプルで分かりやすい2つの料金プラン
- LINEアプリがギガフリーで利用できる
- LINEアプリ上でデータ残量や請求金額を確認できる
- PayPay残高で料金支払いができる
- お子様向けにも安心の充実したフィルタリングサービスが無料で利用できる
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目次:
LINEモバイルの料金と速度制限のしくみ

LINEモバイルは、対象サービスのデータ通信量がカウントされない「データフリーオプション」と分かりやすい料金プランが特徴の格安SIMです。
データフリー対象サービスが異なる3つのオプションと、500GB~12GBまでのデータ容量が選べます。(500MBのオプションはLINEデータフリーオプションのみ選択可能)
■ LINEモバイルの料金プラン
SIMタイプ | データ容量 | 月額基本利用料 |
---|---|---|
データSIM (SMS付き) |
500MB | 600円 |
3GB | 980円 | |
6GB | 1,700円 | |
12GB | 2,700円 | |
音声通話SIM | 500MB | 1,100円 |
3GB | 1,480円 | |
6GB | 2,200円 | |
12GB | 3,200円 |
※全て税別
■ LINEモバイルのデータフリーオプション
対象サービス | 月額料金 | |
---|---|---|
LINEデータフリー | LINE | 0円 |
SNSデータフリー | LINE |
280円 |
SNS音楽データフリー | LINE LINE MUSIC |
480円 |
※全て税別
他社同様に、LINEモバイルでも契約するデータ通信容量を超過すると速度制限にかかります。速度制限中の速度は、最大200kbpsになります。
データフリー対象のサービスは通信制限中でも速度は落ちない?

LINEモバイルの料金と速度制限のしくみについて簡単に紹介しました。続いて速度制限中のカウントフリーオプションについても紹介していきます。
例えば、契約プランのデータ容量を使い切ったとしても、データフリー対象サービスについては速度制限の対象にならず、高速通信を維持したまま利用することができます。
LINEモバイルが提供するデータフリーサービスと同じようなカウントフリーサービスを提供する格安SIMは他にもありますが、中にはデータ容量を使い切ってしまった場合にカウントフリー対象サービスも速度制限の対象となるもののあります。LINEモバイルならその心配はいりません。
速度制限の解除は翌月の初日になるので、もし速度制限にかかってしまっても、対象サービスをよく使う人には嬉しい機能です。
LINEモバイルの速度の切り替え
格安SIMを使う際に「速度の切り替え」や「低速モード」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
高速通信量が余っているときでも、手動で制限時の速度に切り替えられるサービスです。高速通信が必要ない際にはあえて「低速モード」に設定して、データ通信量を節約するという使い方をする人も多いようです。
LINEモバイルには「低速モード」はありません。「データフリー機能」があるため低速モードの必要がないとされています。データフリー対象のSNSではデータは消費されないのでそもそも「低速モード」を利用しなくても速度制限はかかりにくいと言えます。
データフリー対象外のSNSやその他のアプリやゲームでのデータ通信が多い方は低速・高速を切り替えられるMVNOを選ぶのがおすすめです。
LINEモバイルの回線別の速度比較

ではLINEモバイルの実際の通信速度をみていきましょう。
モバレコでは、主要MVNO各社でスピードテストを行った結果をまとめた「格安SIM速度ランキング」を毎月測定しています。今回は2020年12月のランキングのデータを元に、LINEモバイルの速度についてドコモ回線とソフトバンク回線を比べてみました。
各通信速度はモバレコ編集部で計測しているのでLINEモバイル公式ではありません。利用環境により速度は変動しますので、あくまでも参考値として見てください。
■ LINEモバイル回線別の速度比較(Mbps)
朝 | 昼 | 夜 | |
---|---|---|---|
ドコモ回線 | 下り:66.53 上り:23.57 |
下り:11.28 上り:11.75 |
下り:5.79 上り:25.07 |
ソフトバンク回線 | 下り:21.63 上り:22.57 |
下り:4.75 上り:10.2 |
下り:26.57 上り:12.3 |

また、2020年11月にLINEモバイルのソフトバンク回線が大幅に増強される工事が実施されました。利用環境によっては変動があるものの、一層安定した通信が期待できます。
LINEモバイルの速度に対する口コミ・評判

実際のLINEモバイルを利用しているユーザーは速度に対してどのような評価をしているのでしょうか。Twitterからユーザーの声を集めてみました。
今回は通信速度を計測してスクリーンショットも合わせてTwitterに投稿しているユーザーを抜粋いたしました。
ドコモ回線
本日のLINEモバイル(ドコモ回線)の速度… おそ!!!!#LINEモバイル pic.twitter.com/VoLkxSowKK
— いつき (@itukizora) January 24, 2019
本家ドコモとLINEモバイルSoftBank回線。SoftBank回線はCAしてるのにCAしてないドコモに負けてるw
(この時間はLINEモバイルSoftBank回線が本家に近い速度になるのであくまで参考ですが) pic.twitter.com/fzZuAHlAGu— 安高風間?docomo 4GLTE (@band3_42_42_1) January 5, 2020
au回線
モバイルルーター探したら見つけたのでついでに速度計測
LINEモバイル(au) pic.twitter.com/eLhDNBlNTN— Yocchan1513? (@Yocchan1513_Fox) January 20, 2020
ソフトバンク回線
LINEモバイルSoftBank回線。こんな速度初めて見た❗ pic.twitter.com/NfWTjjutpb
— KenKen (@KenKen97514661) February 23, 2020
LINEモバイルに音声、データまとめて移行。したはいいけど… 速度遅いな… ソフバン回線だからか? 時間帯か? pic.twitter.com/CfS51eF1Q7
— pannyaあらためtakuo (@shin1_p) February 21, 2020
目立った内容としては、朝・夜は特に遅いと感じることはありません。しかし、昼間の時間帯はやはり低速になるといった点。そのほかにも、時間や場所によっても速い・遅いといろいろな投稿があります。
回線で比較すると、ソフトバンク回線 > ドコモ回線 > au回線の順に速度が出やすいという口コミが多いようでした。
またサービス開始時に比べて、速度が遅くなったと感じている人が多いようです。利用者が増えたというところが理由になると思います。LINEモバイルでは、回線増強を毎月行っているので、一時的に速度が低下しても同月内に回復が見込まれます。
それでも耐え切れない!という方は、ドコモ回線からソフトバンク回線へ切り替えなども検討してもいいかもしれません。
LINEモバイルを実際に使って速度を測ってみた

ここでは、筆者が実際にLINEモバイルの速度計測した結果と、実際に利用して感じたことを書かせていただきます。
筆者の利用環境は以下です。LINEモバイルのドコモ回線プランとソフトバンク回線プランの両方を利用しています。
回線 | ドコモ回線 | ソフトバンク回線 |
---|---|---|
プラン | コミュニケーションフリープラン 3GB データSIM | |
利用機種 | BlackBerry KEY2 BBF100-9 | iPhone 7 Plus |
利用地域 | 沖縄県那覇市 | |
利用アプリ | Speedtest.net Speed Test |
まずは速度計測結果から。
●ドコモ回線プラン(Mbps)
計測時間 | 下り速度 | 上り速度 |
---|---|---|
朝 | 45.5 | 18.2 |
昼 | 2.24 | 8.83 |
夕 | 5.95 | 20.9 |
夜 | 62.7 | 9.65 |
●ソフトバンク回線プラン(Mbps)
計測時間 | 下り速度 | 上り速度 |
---|---|---|
朝 | 23.7 | 14.7 |
昼 | 2.86 | 3.05 |
夕 | 13.0 | 75.6 |
夜 | 36.5 | 8.40 |
計測した速度で見てみると、やはり一番回線が込み合う昼の速度が落ちています。しかし下り2Mbpsは超えているので、最低限の速度は出ているといっていいでしょう。
動画視聴では時々動画が止まるか、もしくは低品質の解像度に落ちる可能性はありますが、SNSの回覧やWEBページの回覧など、特にストレスなく表示される速度です。
速度が出やすい夜にいたっては、ドコモ回線とソフトバンク回線共に数十Mbpsとなっています。格安SIMでもここまで速度が出る時代に突入したわけですね。
実際に利用してみた感想としては、筆者がメインで利用しているドコモのキャリア回線と特に変わらず運用できたという印象でした。これまでの格安SIMでは速度が落ちる時間帯はとてもストレスを感じたのですが、LINEモバイルではそういったことが一切なかったです。
筆者の場合は日中は仕事をしているので動画を見たりゲームをしたりなどの時間がないので、速度重視のサービスを利用しなかったためにストレスを感じなかったのかもしれません。しかしさっとスマートフォン出してSNSやニュースサイトをチェックしてまたささっとしまう、という流れの中でストレスを感じないというのは結構重要なことですよね。
まとめ
実は筆者、これまで使っていたmineoなどの格安SIMは解約し、メイン回線をドコモ・サブ回線をワイモバイルという構成で運用していて、LINEモバイルにて久しぶりに格安SIM復帰をしたわけなのですが、その中で驚いたのはやはり速度によるストレスを感じなかったことです。
メインで利用しているドコモと同じような感覚で通信ができていたのはとても驚きました。
特にソフトバンク回線については、ほぼ常に高速を維持している印象。LINEモバイルはLINEの年齢認証をクリアしていてカウントフリーサービスも充実しているので、メイン回線にしても良いかも? と思ってしまったほどです。
個人的な回線運用の関係上、もう20年近くも利用しているドコモ回線は残しておきたいのですが、ドコモ回線をシンプルプラン+ベーシックパック+docomo withで超低額運用で維持しておきつつ、LINEモバイルを最大の10GBにした方が効率的かも?なんて考えてしまうほど。
これまでも格安SIMを検討するにあたりメイン回線の運用を検討しては頓挫していたのですが、LINEモバイルでいよいよその野望を実現できそうです。
そんなLINEモバイル、オススメです!