スマホでたまにみるHDRって?暗い所ではHDR撮影が良いらしいけど・・・

書いた人: 甲斐寿憲

カテゴリ: スマホ

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結婚披露宴でも上手く撮りたい!「暗い所ではHDR撮影が良い」は本当なのか?

もうすぐ6月です。6月といえば「ジューン・ブライド」、結婚式の多くなる季節です。結婚披露宴での記念撮影など、なにかと屋内のイベントで手持ちのスマホを使って写真を撮る機会も増えるのではないでしょうか?

屋外と違って室内の撮影、特にスポットライトを使ったような演出のある、暗い会場での撮影では、皆さんどうやって撮影しているでしょうか。フラッシュを使ってます?それって、あのロマンチックな雰囲気が台無しに写ってませんか?だからといって、フラッシュ無しでは、真っ暗な写真だし….

ひょっとすると、そういう薄暗い場所を撮影する時に、スマホのカメラに搭載しされている「HDR撮影」が良いと聞いて使っているという人もいるのではないでしょうか。

HDR撮影って?

HDR撮影とは「High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ合成)」の略で、iPhoneやAndroidのカメラには標準で備わっています。写真で表現できる明暗の差を減らし肉眼に近くするのですが、具体的には「暗い写真」、「明るい写真」といった数枚の露出の異なる写真を撮影し、スマホが自動で合成して綺麗な写真にする、という仕組みです。

AndroidスマホにもあるHDR機能
AndroidスマホにもあるHDR機能

通常の撮影とHDR撮影の違い

通常の撮影とHDR撮影の違い

  • 風景写真 自然の風景写真では、空と大地のコントラストが大きくなります。HDRを使うと、大地を暗くし過ぎず、空もきれいに撮影できます
  • 天気の良い屋外での撮影 直射日光の下といった光の量が多すぎる場所では、影が濃くなり過ぎます。HDRはこういった条件でも有効です
  • 暗い場所 日陰や屋内などの、うす暗い場所や逆光の場合でも、白飛びを起こさずに写真を明るくできます
通常の撮影
通常の撮影
HDRでの撮影
HDRでの撮影

上の2枚の写真はNexus 5で撮影した夕方の公園の写真。1枚目は通常の撮影、2枚目はHDRを有効にした撮影です。
違いは、手前の芝生や後方の自動車。2枚目のHDRで撮影された写真のほうが、芝の1本イッポンがハッキリとしていると思います。このようにHDRを有効にすると暗いところでもハッキリと綺麗に撮影できるのです。

HDR撮影にも実は弱点が

ということでHDR撮影なら「暗闇に強い=夜景も撮れる」と思いがちなのですが、実は場合によってはそうでもないのです。

あれ?暗闇でも写せるはずなのに…と撮影後、怒らないように。
あれ?暗闇でも写せるはずなのに…と撮影後、怒らないように。

HDR撮影は、説明したように露出の異なる写真を撮影し、自動で合成して美しい写真にします。HDRモードでシャッターをきると1枚ではなく数枚を同時に連射しています。よって、動きのある被写体の撮影には適していません。また、暗部と明部のコントラストが大きいような写真もHDRモードは適していません。

夜景や花火大会などは、むしろ通常のモードでの撮影の方が綺麗に撮影できる場合もあると思われます。

水槽の写真。HDRは動きのある被写体は苦手
水槽の写真。HDRは動きのある被写体は苦手

結婚披露宴にHDR撮影は有効なのか?

さて、話を最初の結婚披露宴などの屋内での撮影に戻しましょう。

以上のHDRの特性を踏まえると、スポットライトを使うようなコントラストが大きく、さらにキャンドルサービスや余興などの動きがある場合などには、HDR撮影は実はあまりむいてはいないのです。

また、照明が落ちて真っ暗な部屋では、いくらHDRモードであっても、暗視カメラではないので、真っ暗にしか写りません。
ですが、照明が少し足りないような薄暗い場所ではHDR撮影が有効。記念撮影やスナップショットにはおすすめです。

とはいえ、実際に試して撮影するのが一番です。HDRのモードのオンとオフを試して撮影してみたり、雰囲気を壊さないようフラッシュを使ってみるのも良いでしょう。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

甲斐寿憲

甲斐寿憲

九州在住のITライター。宮崎県延岡市出身。週刊アスキーやITmediaなど他媒体でも執筆中。台湾メーカーに精通し、HTCやASUSの記事執筆を得意とする。趣味はエレキギターとDJ。