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HUAWEI nova lite 3 をレビュー! “圧倒的にコスパ良し”使いやすさと高い評価のカメラ性能が魅力
2019年2月1日に発売されたHUAWEIの新機種「nova lite 3」。昨年大ヒットした「nova lite 2」の後継機に当たるモデルで注目の機種となっています。
しずく型ノッチを採用したフルビューディスプレイや、HUAWEIのミドルレンジモデル初となるAI搭載のカメラなどコスパが魅力的なモデルです。
今回は、このHUAWEI nova lite 3を「デザイン」「スペック」「特徴」「カメラ性能」、様々な視点からレビューしていきます。

HUAWEI
HUAWEI nova lite 3
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目次:
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HUAWEI nova lite 3のデザイン・外観
HUAWEI nova lite 3はHUAWEI初となる「しずく型ノッチ」を採用。通知LEDはディスプレイ下部に小さく配置されています。ディスプレイの四辺は本体の丸みに合わせて角丸形状になっています。


背面のパネルは丸みを帯びた3D湾曲形状を採用。光沢感のある樹脂素材を使用してセラミックのような質感を再現しています。鏡面仕上げのため指紋や傷が目立ちやすいのは注意が必要です。
背面中央には指紋認証センサーを搭載。人差し指が自然に届く位置に配置されており、違和感なく使うことができました。
右サイドには音量と電源ボタン、トップにはSIMカード・microSDスロットを内蔵。
ボトムにはイヤホンジャックや充電端子、スピーカーを配置しています。充電端子は従来のmicroUSBを採用しています。


横幅を抑えたスリムな形状により、画面サイズの割に持ちやすく感じました。手の大きな男性であれば、ある程度片手操作も可能です。

本体カラーはオーロラブルー、ミッドナイト・ブラック、コーラルレッドの3色。今回、使用したオーロラブルーのみ背面がグラデーションカラーになっています。
nova lite 2とデザインを比較
昨年発売された「nova lite 2」とデザインを比較してみました。左が新作のnova lite 3、右が旧作のnova lite 2です。





最大の変化はディスプレイのサイズアップと背面の質感です。
nova lite 2はノッチのないワイドディスプレイでしたが、nova lite 3ではしずく型ノッチにより本体サイズをほぼ変えずディスプレイが大きくなりました。
背面はアルミ+樹脂素材から光沢感のある樹脂製に変わりました。写真で見るとガラスのような見た目で高級感がありますが、樹脂製のためアルミ素材やガラスと比べてチープ感は出てしまいます。
カメラレンズは出っ張りが少なくなり、P20シリーズに続きレンズが縦に2つ並んでいます。机上に置いて操作するときのガタツキが無くなり使いやすくなりました。
HUAWEI nova lite 3のスペック性能を確認
本体サイズ(幅×縦×厚さ) | 約73.4mm × 約155.2mm × 約7.95mm |
---|---|
重量 | 約160g |
ディスプレイ | 約6.21インチ FHD+(2,340 x 1,080)縦横比19.5:9 TFT |
OS | Android™ 9 Pie + EMUI 9.0.1 |
CPU(SoC) | HUAWEI Kirin710 オクタコア (4 x 2.2 GHz A73 + 4 x 1.7 GHz A53) |
メモリ(RAM) | 3GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 32GB |
外部ストレージ | microSDXC 最大512GB |
アウトカメラ | 約1,300万画素 F1.8+200万画素(深度測定用) LEDフラッシュ / 像面位相差+コントラスト AF / AIシーン認識 |
インカメラ | 1,600万画素 / FF / AIシーン認識 |
バッテリー | 約3,400mAh |
充電端子 | microUSB |
通信方式 | FDD LTE: B1/2/3/8/17/18/19 TDD LTE: B41 キャリアアグリゲーション対応、auVoLTE対応(ソフトウェア更新による) WCDMA: B1/2/5/6/8/19 GSM: 850/900/1800/1900 MHz |
センサー | 加速度 / コンパス / 環境光 / 近接 / 指紋認証 |
SIMカード | nanoSIM×2(DSDV対応) |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 b/g/n 準拠 2.4 Ghz |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 |
本体カラー | オーロラブルー、ミッドナイト・ブラック、コーラルレッド |
OSは最新の「Android™ 9 Pie」とHUAWEI独自の「EMUI 9.0.1」を採用。CPUはミドルレンジ向けのKirin710 オクタコアに向上しています。
参考までにベンチマークテストの「Antutu Benchmark」と「Geekbench」の測定結果を下記に記載します。


Antutu Benchmarkは「129,128点」、Geekbenchはシングルコアが「1,532点」、マルチコアが「5,481点」でした。エントリーからミドルレンジくらいの性能を持っています。
CPU性能がそこまで高くないため、処理の重たい3Dゲームなどは処理落ちやフリーズが発生します。画質やエフェクトなどを落とすと多少良くなりますが、高負荷の掛かるゲームを多用する場合はより性能のいいモデルを選んだほうが良いでしょう。
メモリ容量は据え置きのため、重たいアプリを複数立ち上げるとバックグラウンドで起動したアプリが終了することもあります。
バッテリー容量は3,400mAhと大きめ。大画面かつ高精細のディスプレイを搭載しているため、使用中は消費電力も大きいですが、CPUの省電力設計によって電池持ちは良好です。
nova lite 2と性能を比較
前作のnova lite 2とスペックを表にまとめて比較してみました。赤字にしている項目は比較して優れている項目です。
nova lite 3 | nova lite 2 | |
---|---|---|
本体サイズ | 幅:約73.4mm×縦:約155.2mm×厚さ:約7.95mm | 幅:約72.05mm×縦:約150.1mm×厚さ:約7.45mm |
重量 | 約160g | 約143g |
ディスプレイ | 約6.21インチ FHD+(2,340 x 1,080)縦横比19.5:9 TFT | 約5.65インチ FHD+(2,160×1,080) 縦横比18:9 TFT |
OS | Android™ 9 Pie + EMUI 9.0.1 | Android™ 8.0 Oreo + EMUI 8.0 |
CPU(SoC) | HUAWEI Kirin710 オクタコア (4 x 2.2 GHz A73 + 4 x 1.7 GHz A53) | HUAWEI Kirin 659 オクタコアCPU (4 × 2.36GHz + 4 × 1.7GHz) |
メモリ(RAM) | 3GB | 3GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 32GB | 32GB |
外部ストレージ | microSDXC 最大512GB | microSDXC 最大256GB |
アウトカメラ | 約1,300万画素 F1.8+200万画素(深度測定用) LEDフラッシュ / 像面位相差+コントラスト AF / AIシーン認識 |
約1,300万画素 F2.2 + 200万画素(深度測定用) LEDフラッシュ / 像面位相差 + コントラスト AF |
インカメラ | 1,600万画素 / AIシーン認識 / FF | 800万画素 / FF |
バッテリー | 約3,400mAh | 約3,000mAh |
充電端子 | microUSB | microUSB |
通信方式 | FDD LTE: B1/2/3/8/17/18/ 19 TDD LTE: B41 キャリアアグリゲーション対応、auVoLTE対応(ソフトウェア更新による) WCDMA: B1/2/5/6/8/19 GSM: 850/900/1800/1900 MHz |
FDD LTE:B1/3/5/7/8/19/20, WCDMA:B1/2/5/6/8/19, GSM:850/900/1800/1900MHz, セカンダリーSIM:GSMの上記周波数(音声通話のみ) |
センサー | 加速度 / コンパス / 環境光 / 近接 / 指紋認証 | 加速度 / コンパス / 環境光 / 近接 / 指紋認証 |
SIMカード | nanoSIM×2(DSDV対応) | nanoSIM×2 |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n 準拠 2.4 Ghz | 802.11 b/g/n 準拠 2.4GHz |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 4.2 |
本体カラー | オーロラブルー、ミッドナイト・ブラック、コーラルレッド | ゴールド、ブルー、ブラック |
画面サイズが大きくなったことで本体サイズや重量も大きくなっています。OSやCPU(SoC)はより新しくなりパフォーマンスが向上しています。メモリや内蔵ストレージが据え置きなのは惜しいポイントです。
アウトカメラはより明るいF1.8のレンズを使用し、nova lite 2同様に200万画素の深度測定用レンズを搭載しています。さらにAIシーン認識にも対応しているため、カメラ性能についてもより高画質な写真が撮れます。
バッテリー容量も400mAh増えていますが、画面サイズも大きくなっているため電池持ちは体感ではほぼ変わりません。
通信面では新たにキャリアアグリゲーションとauVoLTEに対応。2枚のSIMカードを同時に待ち受け状態にできるDSDV(デュアルSIM・デュアルVoLTE)にも対応しています。
HUAWEI nova lite 3の使ってみてよかったポイント
本体の質感やスペックなどコスパに優れた「HUAWEI nova lite 3」を実際に1週間使ってみて、よかったポイントを3つに絞ってご紹介します。
しずく型ノッチのフルビューディスプレイデザインが綺麗で見やすい

しずく型ノッチを採用することで画面占有率が89%に向上し、本体サイズをそのままにディスプレイサイズを極限まで大きくすることに成功しました。インカメラのギリギリまでディスプレイが広がっており映像の没入感を楽しめます。
画面に食い込んだノッチは好みが分かれるデザインですが、インカメラも小さく控えめなので個人的にはあまり気になりません。設定項目からノッチ周りを黒く塗り潰して隠すこともできます。
指紋認証・顔認証は相変わらずスムーズで使いやすい

nova lite 3は指紋認証と顔認証に対応。机上に置いているときや手に持っているときなど、シーンに応じて2つの解除方法を使い分けできるのも嬉しいポイント。
いずれの方法も認証精度やスピードに不満はなく、瞬時にロック解除ができて便利です。
持ちやすい背面のデザインは好評価

側面から背面にかけて大きく丸みを帯びたフォルムは、大画面でも握りやすく片手でも操作しやすい形状です。
背面デザインは色合いや表面処理によって、樹脂製とは思えないほどキラキラと輝いています。2万円台で販売されるスマートフォンの中では質感も高く、安っぽさを感じさせない工夫を感じられます。
HUAWEI nova lite 3のカメラ性能をチェック

HUAWEI nova lite 3ではハイエンドモデルに搭載されるAIシーン認識機能を新たに搭載し、あらゆるシーンや被写体に対応して美しい写真が撮れるのが特徴です。
アウトカメラ・インカメラのどちらも対応しており、人物撮影に適したポートレートモードでは背景ボケの効いた印象的な写真に仕上がります。
実際にHUAWEI nova lite 3で撮影した作例を下記に載せておきます。左がAIオン、右がAIオフの写真を並べています。画像をタップorクリックすると大きなサイズで表示できます。








AIをオンにすると、彩度やコントラストが上げた色鮮やかな写真になります。
1枚目の渋谷のスクランブル交差点では、逆光で黒つぶれした人物や建物の影が明るくなり、建物の色合いがビビットになっています。
2枚目の屋内の写真も同様に彩度を上げて、影になる部分の明るさをアップしています。AI機能は色が乗らないシーンや薄暗い場所で効果を発揮します。4枚目の沖縄の海の写真はAIオフと比べて別物の写真のように見えます。
空や自然、食べ物は色合いやコントラストを極端に強調する傾向があり、場所や環境によってはCGのようなビビットな色合いになることがあります。








撮影頻度の高い食べ物の写真をいくつか撮り比べてみました。室内での撮影は写真が暗かったり淡い色合いになりがちですが、AIによって暖色寄りの色合いに補正されます。
ハンバーグなどの肉の写真は彩度が増してシズル感が出ていますが、クレープやサラダの写真は全体的に黄色っぽくなりAIオフのほうが美味しそうに見えます。
AIをオンにして撮影すると後からオフにすることもできるため、一旦オンで撮影して後から切り替える方法で撮ると見比べることができて便利です。






夜の暗所撮影を試してみると、AIオンの状態だと夜景モードに切り替わりシャッタースピードが長くなります。AIオンのほうが白飛びがなくなり、細部までディティールを描写できていますが、空や建物のノイズが目立ちます。
オートフォーカスの速度や、写真の明るさ・色の再現度など、上位機種と比べると見劣りする点はありますが、価格を考えるとまずまず上出来だと感じました。

その他にも、「AI Vision」と呼ばれる機能を使って被写体の情報や商品のショッピングが楽しめます。QRコードやテキスト情報も認識することができ、外国語の翻訳や類似商品の検索が可能です。
HUAWEI nova lite 3はどこで買える? 料金もチェック
HUAWEI nova lite 3はMVNO専売機種となっており、端末単体で購入する事はできません。ここでは取り扱っている会社や販売価格をまとめて紹介しています。2019年2月、記事執筆時点での情報になります。
OCNモバイルONE |
IIJmio | 楽天モバイル |
---|---|---|
セール価格:8,800円※1 通常価格:14,800円 |
22,800円 | セール価格:9,980円※2 通常価格:26,880円 |
DMMモバイル |
LINEモバイル |
mineo |
26,880 円 | 26,880円 | 24,000円 |
QTモバイル |
イオンモバイル |
エキサイトモバイル |
26,400円 BBIQ利用中なら 23,760円 |
26,800円 | 23,400円 |
LinksMate |
||
26,000円 |
※1:2018年3月18日午前11時までの「新生活応援プライス」適用時
※2:2019年3月14日までのキャンペーン価格
現在、最も安く購入できるのは、OCN モバイル ONEのらくらくセット(音声通話SIM限定の端末セット)です。3月中旬までの期間限定価格で1万円を切る8,800円で販売されています。楽天でモバイルも3月中旬までに音声通話SIMとセットなら9,980円で購入可能。
その他の会社はどれも税抜き2万円台に収まっています。格安SIMとセットでも維持費が安く収まるため、手頃に買えるSIMフリースマホが欲しい方にはオススメできる機種です。
評価まとめ

HUAWEI nova lite 3はこれまでのHUAWEI製品の技術をミドルレンジ機に搭載したコスパに優れた製品です。従来機種から基本スペックやカメラ性能を向上させており、さらにAI搭載のカメラが使えて2万円台で購入できるのは非常に魅力的。
従来機種からアップデートを重ね、発売直後の更新でauVoLTEに対応して3キャリアで快適に使えるようになりました。過去の傾向からOSアップデートやセキュリティアップデートも積極的に行っているため、ミドルレンジでも長期間安心して使える機種となりそうです。
MVNO専売となるため端末単体で入手しづらいのが残念ですが、格安SIMとセットでSIMフリースマホの購入検討している方にはベストな選択肢だと思います。
■モバレコ編集部が動画でも解説してみましたのでぜひ一度ご視聴下さい!

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