Galaxy S10 / S10+ レビュー! ハードに優れた魅力的なフラグシップモデル

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Galaxy S10  S10+ レビュー! ハードに優れた魅力的なフラグシップモデル

サムスンの2019夏フラグシップモデル「Galaxy S10」と「Galaxy S10+」がauから5月23日に、ドコモからは6月1日に発売しました。

迫力の映像が楽しめる次世代ディスプレイ「Infinity-O Display」や目に見えない「指紋認証センサー」、バッテリーをシェアできる「ワイヤレスパワーシェア」、”一瞬を美しく切り取れる”「トリプルカメラ」など様々な新機能を搭載した10年目の記念モデルGalaxy S10シリーズをレビューします。

目次:

Galaxy S10 / S10+の外観・デザイン

Galaxy S10シリーズでは、カメラホール以外のすべてを有機ELで埋め尽くす次世代ディスプレイ「Infinity-O Display」を採用。

ディスプレイ周りのベゼルを極限まで削ぎ落とすことで画面比率は88-89%から93.1%までアップ。高い没入感とド迫力の映像が楽しめるフルスクリーンを実現。横幅は維持しつつボディは薄く軽量化されたことで片手による操作感は向上しています。

次世代ディスプレイ「Infinity-O Display」
次世代ディスプレイ「Infinity-O Display」

背面には存在感のあるトリプルカメラが横方向に並びます。ボディからの突起は小さいため机に置いたまま操作してもガタつきはほとんどありません。

ボディから少しだけ飛び出たトリプルカメラ
ボディから少しだけ飛び出たトリプルカメラ

カラーは「Galaxy S10」がプリズムブラック、プリズムホワイト、プリズムブルーの3色。「Galaxy S10+」がプリズムブラック、プリズムホワイト(auのみ)の2色展開。

どのカラーも光を取り込んで色合いが変化するプリズムカラーを採用。個人的なオススメは変化の度合いが強いプリズムホワイトです。ホコリや指紋が目立たず、男女選ばない万能性のあるキレイなカラーはほかの機種も含めて今夏のベストカラーです。

下からプリズムブラック、プリズムブルー、プリズムホワイト
下からプリズムブラック、プリズムブルー、プリズムホワイト

サイドは高級感のあるメタルフレームで、カラーに合わせた着色が施されています。左にはボリュームボタンとBixbyボタンを配置。Bixbyボタンは特定のアプリを起動できるショートカットに割り当てることもできます。右には電源ボタンを配置。配置場所が上部にあるため指が届きにくく少々不便さを感じます。

高級感のあるメタルフレーム(左サイド)
高級感のあるメタルフレーム(左サイド)

充電は急速充電に対応したUSB Type-C端子が利用できます。

ボトムには有線のイヤホン端子も
ボトムには有線のイヤホン端子も

Galaxy S10 / S10+のスペック性能・パフォーマンス

Galaxy S10 Galaxy S10+
OS Android 9 Pie
サイズ 高さ:約150mm
幅:約70mm
厚さ:約7.8mm
※最厚部:約8.5mm
高さ:約158mm
幅:約74mm
厚さ:約7.8mm
※最厚部:約8.4mm
重さ 約158g 約175g
ディスプレイ 約6.1インチ
Dynamic AMOLED (有機EL)
Quad HD+ (1,440 x 3,040ピクセル)
パンチホールディスプレイ
約6.4インチ
Dynamic AMOLED (有機EL)
Quad HD+ (1,440 x 3,040ピクセル)
パンチホールディスプレイ
プロセッサ Snapdragon 855
2.8GHz x 1、2.4GHz x 3、1.7GHz x 4
メモリ 8GB
ストレージ 128GB
microSD 最大512GB
メインカメラ トリプルカメラ
広角:約12メガピクセル、ƒ/1.5⇔ƒ/2.4
超広角:約16メガピクセル、ƒ/2.2
望遠:約12メガピクセル、ƒ/2,4
フロントカメラ シングルカメラ
約10メガピクセル、ƒ/1.9
デュアルカメラ
約10メガピクセル、ƒ/1.9
約8メガピクセル、ƒ/2.2
バッテリー 3,300mAh 4,000mAh
充電 USB Type-C
SIM nanoSIM nanoSIM
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
VoLTE
防水、防じん IP68
おサイフケータイ
ワンセグ/フルセグ ○/○
指紋認証・顔認証 画面内蔵の指紋認証
顔認証
カラー プリズムホワイト
プリズムブラック
プリズムブルー
プリズムホワイト(auのみ)
プリズムブラック

チップセットは今夏のハイパフォーマンスモデルの多くが搭載するオクタコアのSnapdragon 855。2.8GHz×1と2.4GHz×3の高性能コアと1.7GHz×4の効率コアでゲームアプリもサクサク動作しつつ、高い省電力性能を誇ります

メモリは大容量の8GBでゲームアプリをプレイしながら複数のアプリを立ち上げても動作がモタつかないのはもちろん、画面がリフレッシュされることも少なかったです。

PUBG MOBILEも快適にプレイ可能
PUBG MOBILEも快適にプレイ可能

スマートフォンの性能を数値化するベンチマークをAnTuTuで計測したところ、両機種ともに約350,000点を記録してライバルとなるハイパフォーマンスモデルのHUAWEI P30 Proを大きく上回りました。Geekbench 4でもシングルコアが約3,500点、マルチコアが10,000点とハイスコアを記録しています。

電池持ちも非常に優秀。Galaxy S10は3,300mAh、Galaxy S10+は4,000mAhのバッテリーを搭載。容量の少ないGalaxy S10でも1日中マップやカメラを使うなど旅行を想定した使い方でも電池持ちに困ることはありませんでした。

大容量のバッテリーは急速充電にも対応。30分で50%まで、約1時間で80%まで充電できました。万が一、充電を忘れても短時間で多くの容量を充電できます。

Galaxy S9シリーズとの比較

Snapdragon 855を搭載したGalaxy S10シリーズは、Galaxy S9に比べて処理性能(CPU)は29%、描画性能(GPU)は37%もアップしています。さらに、AIに特化したプロセッサNPU(Neural Processing Unit)を搭載することでAI関連の処理能力や機能も大きく向上しました。

メモリはGalaxy S10が4GBから8GBに倍増。Galaxy S10+は6GBから8GBに増量しました。

性能に大きく関わる発熱はヒートパイプ冷却システムによって抑えられます。さらに、「Galaxy S10+」には、高性能なノートPCなどに採用されているベイパーチャンバー冷却システムを搭載。気化熱を利用することで、より優れた冷却効果を発揮します。

セキュリティも大きく進化しました。これまでのGalaxy Sシリーズは指紋認証+顔認証+虹彩認証の3つが用意されていましたが、Galaxy S10シリーズは瞳の虹彩認証は廃止、指紋認証が物理型から画面内蔵式に変更されています。

大容量のバッテリー
大容量のバッテリー

電池持ちに繋がるバッテリー容量もGalaxy S10は300mAh、Galaxy S10+は500mAh増量されています。Galaxy S10にてYouTubeの動画を連続で再生させたところ11時間で電池が0%になりました。これまでにさまざまなスマートフォンで同様の検証を実施しましたが、10時間超えは非常に優秀です。

また、大容量のバッテリーを活かした新しい機能として「ワイヤレスパワーシェア」が追加されました。詳しくは次の項目で紹介していきます。

Galaxy S10シリーズを使ってみて良かったポイント

実際にGalaxy S10シリーズを「使ってみて良かったポイント」をピックアップして紹介していきます。

スマホのバッテリーをシェアできる「ワイヤレスパワーシェア」

スマホがワイヤレス式のモバイルバッテリーになる新機能
スマホがワイヤレス式のモバイルバッテリーになる新機能

Galaxy S10シリーズに初めて搭載された新機能のひとつが「ワイヤレスパワーシェア」で、クイック設定パネルから機能をオンにして、背面にQiに対応したスマートフォンやワイヤレスイヤホン、ウェアラブルデバイスを置くだけでバッテリーをシェアできます。

ワイヤレスイヤホンやウェアラブルのバッテリー容量は小さく、充電を忘れてしまうことも少なくありません。充電器やケーブルがなくてもスマートフォンに乗せるだけで充電できるのは、特に緊急時に便利です。

手元のデバイスで試したところ、残念ながらApple Watch Series 4は充電できませんでした。発表会で説明員に聞いたところ、Qiに対応していても充電できないデバイスもあるとのこと。iPhone XSやPixel 3は問題なく充電できました。

ワイヤレスパワーシェアを利用するにはGalaxy S10シリーズのバッテリーが30%以上残っている必要があります。この機能を使いたい時はスマホのバッテリー容量も減っている場合が多かったので制限をもう少し緩和してくれると心強いですね。

超音波で認識する新しい指紋認証

画面内蔵式の指紋認証
画面内蔵式の指紋認証

Galaxy S9シリーズまでは背面や前面に指紋認証センサーが搭載されていましたが、Galaxy S10シリーズで初めて画面内蔵式になりました。ボディが薄型になった要因にもなっているかもしれません。なお、瞳で認証する虹彩認証は廃止されました。

画面内蔵式の指紋認証センサーは、ディスプレイの特定エリア(ここでは指紋エリアと呼びます)に指紋を乗せると超音波で指紋を認識・照合して画面ロックなどを解除します。2Dで認識する従来の指紋認証に比べて、超音波によって指紋の凹凸も検知できるためより安全性が高くなっているようです。

指紋エリアは常に表示されているわけではなく、必要な時に表示されて指紋を乗せるように促されます。

指紋認証自体は非常にスムーズですが、画面がスリープ状態の時は指紋エリアが表示されないため、想定して指を乗せることによりうまくいかないことも。その場合はディスプレイにタッチすると指紋エリアが表示されます。従来の指紋認証に比べるとワンクッション必要になりますが、この点は慣れの問題とも言えるでしょう。

Galaxy S10 / S10+のカメラ性能をチェック!

Galaxy S10シリーズのカメラも使ってみて良かったポイントのひとつです。

Galaxy S9のデュアルカメラからレンズが1つ増えたトリプルカメラは通常の「広角カメラ」と画質が劣化しない光学2倍ズームおよび最大10倍のデジタルズームに対応した「望遠カメラ」、さらに視野角約123°のワイド撮影が可能な「超広角カメラ」から構成されています。

Galaxy S10シリーズのトリプルカメラ
Galaxy S10シリーズのトリプルカメラ

カメラの性能だけでなく機能も大きく進化しています。AIに特化したプロセッサNPUを搭載することで、人間の顔・赤ちゃん・人・犬・猫・食べ物・夜景など約30種類のシーンや被写体を検出し、数千枚の画像解析データから最適な設定を反映してベストショットが撮影できます

良い写真には優れた構図が必要。優れた構図には何枚もの写真を記憶する必要がありますが、Galaxy S10シリーズのカメラはプロの写真家が活用している撮影ルールと1億以上の高品質な写真を分析したマシンラーニングによって最適な構図をガイドしてくれます。

ガイドは画面上に表示される◯に●を合わせるだけのもの。プロの写真家からのアドバイスが画面越しでカンタンにリアルタイムで受けられます。

プロの写真を元に構図をガイドしてくれる
プロの写真を元に構図をガイドしてくれる

以下は、Galaxy S10のカメラで撮影した写真です。

ズーム撮影によってお皿に影を写さずに撮れるほか、暗い場所はより明るく、暗い場所と明るい場所が同居する場所ではHDRか効果的に働いて白飛びや黒つぶれなく綺麗に撮影できます。

雨が降り出しそうなくもり空で撮影した写真。みずみずしい葉っぱの緑も鮮やかに記録できる
雨が降り出しそうなくもり空で撮影した写真。みずみずしい葉っぱの緑も鮮やかに記録できる
明暗の差が激しい高架下でもHDRによって黒つぶれと白飛びを軽減してくれる
明暗の差が激しい高架下でもHDRによって黒つぶれと白飛びを軽減してくれる
暗い店内で撮影したスイーツの写真も明るく美味しそうに
暗い店内で撮影したスイーツの写真も明るく美味しそうに

Galaxy S10 / S10+ レビューGalaxy S10 / S10+ レビューGalaxy S10 / S10+ レビュー

超広角、広角、光学式2倍ズーム、5倍デジタルズーム、10倍デジタルズーム。実用的なのは5倍ズームまで超広角、広角、光学式2倍ズーム、5倍デジタルズーム、10倍デジタルズーム。実用的なのは5倍ズームまで
超広角、広角、光学式2倍ズーム、5倍デジタルズーム、10倍デジタルズーム。実用的なのは5倍ズームまで
超広角カメラでダイナミックに景色を記録できる
超広角カメラでダイナミックに景色を記録できる
夜景も壮大に
夜景も壮大に
Galaxy S10 / S10+ レビューGalaxy S10 / S10+ レビュー
背景のボケ具合をリアルタイムで確認しながら撮影できるライブフォーカス機能。ボケには数種類が用意されている背景のボケ具合をリアルタイムで確認しながら撮影できるライブフォーカス機能。ボケには数種類が用意されている
背景のボケ具合をリアルタイムで確認しながら撮影できるライブフォーカス機能。ボケには数種類が用意されている

写真だけでなく動画撮影も非常に強力です。超広角レンズと予測ソフトウェアによって「超安定」の動画手ブレ補正を実現。並はずれてブレの少ない動画が撮影できます。

まとめ

Galaxy S10 / S10+シリーズ
Galaxy S10 / S10+シリーズ

Galaxy S10シリーズは、デザイン・ディスプレイ・カメラ・バッテリー・パフォーマンスのあらゆる面で優れた魅力的なフラグシップモデルになっています。

今夏発売されるライバルのフラグシップモデルは「Xperia 1」と「AQUOS R3」、そして予約停止中の「HUAWEI P30 Pro」の3機種ですが、Galaxy S10シリーズはどちらも第1候補になり得る存在です。

モバレコでは他の機種についてもレビューしていきます。各機種のレビューを読みながら機種選びの参考にしてみてください。

Galaxy S10 / S10+のオススメポイント

・優れた没入感を実現した次世代ディスプレイ「Infinity-O display」
・スマホがワイヤレス充電器になる「ワイヤレスパワーシェア」
・プロのガイドでいつでもベストショットで撮れるトリプルカメラ
・これからの季節に心強いベイパーチャンバーとヒートパイプ冷却システムによる優れた防発熱
・大容量のバッテリーで安心の電池持ち

Galaxy S10 / S10+の設定の記事はこちら

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

スマートフォンやウェアラブルなどを専門的に取り扱う「携帯総合研究所」を運営しているブロガーです。前職はシステムエンジニアでプログラムの経験を活かしてアプリの開発もはじめました!