2019ゲーミングノートPC買うなら、ハイスペックで格好がいいが◎ BMW Designworksのエッセンスが入った「ASUS ROG Strix SCAR Ⅲ」

書いた人: でこい

カテゴリ: アクセサリ

ASUSのゲーミングノートPC ASUS ROG Strix SCAR III

ASUSのゲーミングノートPCであるROG STRIXシリーズの「【ASUS Store 限定モデル】ASUS ROG Strix SCAR III」をレビューします。

そもそもゲーミングPCとはゲームプレイに特化したPCのこと。近年のPCゲームは3Dグラフィックスを多用し映像が昔のものに比べ格段に進化していますが、その分プレイするPCのスペックもハイグレードなものを要求されます。ゲーミングPCは、綺麗な映像を楽しむために必要な高性能なグラフィックボード、高速な処理が可能なCPUなどを搭載しているのが特徴です。

また、見た目も一般的なPCとは異なり、デザイン性に優れていたり、RGB LEDによるイルミネーションがあったりと、プレイヤーの気持ちも上げてくれるものが多いです。

ASUSのゲーミングブランドROG(Republic of Games)シリーズの製品といえば、マザーボードやゲーミングノートPCなどがありましたが、2018年にはハイエンドスマートフォン「ROG Phone」も発売され、一般の認知度も以前より上がった印象です。ROGブランドではミドル~ハイエンド向けまでのゲーミング製品が投入されていて、最高レベルのゲーミング環境をユーザーに提供しようという気合が感じられます。

今回レビューするASUS ROG Strix SCAR IIIは、BMWのグループ会社であるDesingworksとコラボしたデザイン性の高い15.6型のゲーミングノートPC。同シリーズにはメインストリームからハイエンドまで様々なラインナップがある中、本機はCPUにIntel Core i7-9750H、グラフィックボードにNVIDIA GeForce RTX 2060を搭載した上位のモデルとなります。

目次:

ASUS ROG Strix SCAR IIIの外観

ASUS ROG Strix SCAR IIIの上部

ROG Strix SCAR IIIのデザインは非常にスタイリッシュ。メタルボディを採用し、天板にはヘアライン加工が施されていて高級感があります。

ASUS ROG Strix SCAR IIIの正面

前面。底面部にはLEDイルミネーションが埋め込まれています。

ASUS ROG Strix SCAR IIIの背面

後部。LANポート、HDMIポート、USB Type-Cポート、電源コネクタがあります。

ASUS ROG Strix SCAR IIIの側面

左側面にはUSB 3.0ポート×3とイヤホンジャック。

ASUS ROG Strix SCAR IIIの側面

右側面には後述するKeystoneを接続するポートが1つ。

ASUS ROG Strix SCAR IIIのイルミネーション

左側面から前面を通って右側面まで、底部のフチにはLEDイルミネーションがあり、かなり光ります。ビジネスシーンではちょっと派手すぎると思うので、そういう場合はLEDイルミネーションを無効化しましょう。

ASUS ROG Strix SCAR IIIのUSBポート

一番良く使うであろうUSB Aポートは左側面に集中しています。PCの設置場所によっては右側にポートがあったほうがいいということもあると思うので、せめて1ポートは右側にも欲しかったなと感じました。

ASUS ROG Strix SCAR IIIのキーボード

キーボードはUSキーのみとなっています。日本語キーを使うことが多い人の場合、なれるのが少し大変かもしれません。また、配列は標準的ですがEnterキーの右に特殊キーが並んでいて、使い始めてすぐのときは時々落ち間違えてしました。

なお、Nキーロールオーバー(すべてのキーの同時押しを認識)にも対応しています。

ASUS ROG Strix SCAR IIIのキーボード

MacBook Proなどに搭載されているバタフライキーボードと比較するとキーストロークがしっかりとあるため、打鍵感は良好です。アクチュエーションポイント(キー入力判定の深さ)が一般的なキーボードより少し浅く、入力信号がその分早く伝わります。

ASUS ROG Strix SCAR IIIのキーボードのイルミネーション

イルミネーションのグラデも美しいです。

ASUS ROG Strix SCAR IIIのパームレスト

パームレストはカーボン調のデザインになっています(素材はプラスチック)。

ASUS ROG Strix SCAR IIIのヒンジ

ヒンジ部分。ディスプレイを閉じた時にヒンジが見えなくなるようなデザインは、BMWのスポーツカーからインスピレーションを受けたとのこと。

ASUS ROG Strix SCAR IIIのACアダプタ

ACアダプタは230Wなので結構大きいですね。あまりモバイル用途という感じはしません。

ASUS ROG Strix SCAR IIIの外観

ヘアライン加工やヒンジ部分、左右非対称なデザインなど、全体的にデザインにはかなりこだわっているなあという感じがしました。

ASUS ROG Strix SCAR IIIのスペック

モデル名 G531GV-I7R2060SCAR
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル Core™ i7-9750H プロセッサー
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 2060 (NVIDIA Optimus Technology対応) 6GB
メインメモリ 16GB DDR4-2666
ストレージ SSD:512GB (PCI Express 3.0 x2接続)
HDD:1TB (ハイブリッドHDD)
ディスプレイ 15.6型ワイドTFTカラー液晶
ノングレア
1,920×1,080ドット (フルHD) (144Hz)
キーボード 90キー英語キーボード
(オールキー RGB イルミネートキーボード)
サウンド ハイ・デフィニション・オーディオ準拠
ステレオスピーカー内蔵 (1.5W×2)
アレイマイク内蔵
インターフェース HDMI×1
USB3.1 (Type-C/Gen2)×1
USB3.0×3
マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
電源 ACアダプターまたはリチウムポリマーバッテリー (4セル)
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.1
サイズ(突起部除く) 幅360mm×奥行き275mm×高さ25.8mm
質量 約2.395kg

CPUには第9世代のIntel Core i7-9750Hを採用。2019年4月に発売されたハイエンドノートPC向けのCPUです。6コア12スレッドで動作周波数は2.60GHz(ターボブースト時4.5GHz)と、モバイル向けですが性能は高め。

グラフィックスはNVIDIA GeForce RTX 2060。NVIDIAの最新世代Turingのミドルクラスに位置するグラフィックボードです。更に上位のグラフィックボードもありますが、ディスプレイ解像度が4K(3,840×2,160)ではなくフルHD(1,920×1,080)ということを考えればちょうどいいかもしれません。

メインメモリはDDR4 2666 16GB。ゲームやオフィスなど、普通の用途であれば十分でしょう。

ASUS ROG Strix SCAR IIIの性能をベンチマークでチェック

ROG Strix SCAR IIIはゲームにもクリエイター向けの作業にも向いているモデルということもあり、グラフィックボードにはGeForce RTX 2060(6GB)、CPUにはIntel Core i7-9750Hが使われています。

そんなROG Strix SCAR IIIの性能をベンチマークソフトを使って検証していきます。

ゲーム系ベンチマーク

中程度の重さのゲーム「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」のベンチマークを測定。1920×1080のフルスクリーンモードです。

ファイナルファンタジーXIV最高品質 非常に快適
ファイナルファンタジーXIV高品質 非常に快適
ファイナルファンタジーXIV標準品質 非常に快適
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ
最高品質 11331(非常に快適)
高品質(ノートPC) 12419(非常に快適)
標準品質(ノートPC) 12970(非常に快適)

最高品質にしても「非常に快適」のスコアを叩き出しているので、中程度の重さのゲームであればグラフィックの品質をガンガン上げても快適に楽しめそうです。

次に、比較的重い部類の「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のベンチマーク。こちらも1920×1080のフルスクリーンモードです。

ファイナルファンタジーXIV高品質 やや快適
ファイナルファンタジーXIV標準品質 快適
ファイナルファンタジーXIV軽量品質 快適
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION
高品質 5490(やや快適)
標準品質 6781(快適)
軽量品質 8157(快適)

高品質では「やや快適」、標準品質と軽量品質で「快適」のスコアでした。処理の重そうなシーンでは30fps程度に落ち込むこともありましたが、全体を通しては60fps前後を維持できていたと思います。

やはりミドルクラスのグラフィックボードなので、重量級ゲームだとグラフィック品質を少し落として上げたほうが快適にプレイできると思います。

グラフィックス性能

3D Mark Time Spyの結果
3D Mark Time Spy
3D Mark Fire Strikeの結果
3D Mark Fire Strike
PCMark 10の結果
PCMark 10

ノートPC用ではRTX 2060の上にRTX 2070、RTX 2080があります。もちろんそれらのGPUに比べると性能は下がりますが、重最高品質で60fps程度を維持して、リアルタイムレイトレーシングも必要というのであればこのクラスのGPUで丁度いいと思います。

ROG Strix SCAR IIIはディスプレイのリフレッシュレートが144Hzなので、それに合わせてなめらかな映像を楽しみたいというときは、重いゲームだとちょっと厳しいこともあるかもしれませんが、中程度の重さのゲームであれば100fps以上で描画ができている感じです。

CPU性能

CPUは第9世代のCore i7-9750H。6コア/12スレッド、ベースクロック2.6GHz、ブーストクロック4.5GHzと、前世代のCore i7-8750Hと比べるとクロックがやや引き上げられています。

CINEBENCH R15の結果
CINEBENCH R15
CINEBENCH R20の結果
CINEBENCH R20

ゲーミングノートの主流であるCPUを搭載しています。ゲーム以外でも動画編集やRAW現像などの比較的重い処理にも向いているでしょう。

ストレージ性能

ROG Strix SCAR IIIはPCIe-NVMe SSDとHDDの2つのストレージを搭載しています。

PCIe-NVMe SSDの性能

PCIe-NVMe SSDはIntel SSD 660pシリーズの512GB。スペック上のアクセススピードは読み込み最大1500MB/Sec、書き込み最大1000MB/Secです。

PCIe-NVMe SSDのCrystalDiskMarkの結果

CrystalDiskMarkのベンチマーク結果です。概ねスペック通りの速度が出ています。もっと速度の速いNVMe SSDもありますが、SATA3.0 SSDの約3倍の速度が出ているので十分だと思います。

HDDのストレージの性能

HHDはSeagate製のハイブリッドHHD「FireCuda」シリーズの1TB。頻繁にアクセスするデータをNANDフラッシュ(SSDと同じ)、に移すことで読み込みスピードの高速化を実現しています。

HDDのCrystalDiskMarkの結果

PCIe-NVMe SSD同様CrystalDiskMarkでパフォーマンスを測定。Read/Writeともに140MB/s前後と5400rpmの2.5インチHHDとしては高速です。

ASUS ROG Strix SCAR IIIの特徴

KeyStoreでプロファイルを保存できる

ROG Strix SCAR IIIのKeystone

ROG Strix SCAR IIIにはKeystoneと呼ばれる物理キーデバイスが付属します。Keystoneは本体右側の専用スロットに磁石でくっつきます。

ROG Strix SCAR IIIのROG用ソフトウェアの設定プロファイル

Keystoneにはユーザーが作成したROG用ソフトウェアの設定プロファイルを保存でき、専用スロットに挿し込むことで設定を読み込むことができます。また、「Shadow Drive」という秘密のストレージ領域にアクセスすることも可能。

自分のKeystoneを他のROG Strix SCAR IIIに挿すことで自分のPCのように使えるというのがポイントですが、実際にそういった場面が頻繁にあるかどうかと言われるとなんとも言えないですね。

Keystoneのホルダー

sRGB100%の広色域、リフレッシュレート144Hz、応答速度3msのディスプレイ

色の表現できる範囲が非常に広いディスプレイ

ASUS ROG Strix SCAR IIIに搭載されているディスプレイは、sRGBカバー率が約100%あり、色の表現できる範囲が非常に広いのが特徴です。他のG351シリーズではsRGBカバー率が約67%なので、格段に違いますね。

色域が広いことで、ゲーミング用途以外にも写真編集や映像制作などのクリエイターが使う用途でも満足できるレベルではないかと思います。

144Hz、応答速度3ms

また、液晶のリフレッシュレートと応答速度も他のG351シリーズよりも進化しています。他のG351シリーズが60~120Hz、応答速度25msであるのに対してROG Strix SCAR IIIは144Hz、応答速度3msです。

FPSなどのゲームをする場合、ディスプレイのリフレッシュレートや応答速度も重要になってくるので、そういった意味でもROG Strix SCAR IIIのディスプレイは非常によいのではないでしょうか。

ボタン一つでGPUのパフォーマンスを変更できる「Turbo」モード

「Turbo」モード管理画面

ROG Strix SCAR IIIは、空冷ファンの動作モードを変更することができます。「サイレント」「バランス」「Turbo」の3種類から変更することが可能で、このうち「Turbo」モードを選択するとGPUの動作クロックも上昇し、より快適に動作するようになります。

「Turbo」モードの起動ボタン

このモードはプリインストールされている「Armouy Crate」から切り替えられるほか、キーボード上部のファンボタンからも変更可能です。キーボードから変更するほうがかんたんですね。

なお、「Turbo」モードにするとかなりファンの回転音、排気音が大きくなるので、ゲームをする際はゲーミングヘッドセットなどがあったほうがいいでしょう。

テンキーとしても使えるタッチパッド

ROG Strix SCAR IIIのタッチパッド
右上のNumLKキーを長押しすることでテンキーとして使うことができる

ROG Strix SCAR IIIのタッチパッドは、右上のNumLKキーを長押しすることでテンキーとして使うことができます。タッチパッド上のキーなのでブラインドタッチは難しいですが、テンキーを使いたい場合にはかなり便利。

本体に物理的なキーボードを搭載する場合、サイズが大きくなったりタッチパッドとキーボードのホームポジションがずれたりという問題もありますが、ROG Strix SCAR IIIはそういった問題もないというメリットもあります。

なお、テンキーが表示されている状態ではタッチパッドでスクロール等の操作はできません。

まとめ

デザインにこだわるROG Strix SCAR III

ROG Strix SCAR IIIは、かなりデザインにこだわっているゲーミングノートPCで、本体の質感やイルミネーションがとてもキレイです。正直、見た目だけでも買う理由になりうるのではないかな?というレベルでいい感じです。

同じG531シリーズの中でも本モデルは金属ボディや144Hzディスプレイなどを搭載しているので、見た目・機能ともに上位グレードであることを感じます。

基本的なスペックも高く、ベンチマーク結果を見てもそれなりに重いゲームでも楽しめるノートPCだというのがわかると思います。

また、広色域のディスプレイを搭載しているため、クリエイター向けの作業にも適していると感じました。普段の仕事はもちろんゲームもしっかり楽しみたい、さらにはクリエイティブな作業にも使いたい。そんなノートPCを探している人にはピッタリではないでしょうか。

■さらに詳しい情報はこちら
ASUS 「ROG Strix SCAR III」特設ページ

ASUS 「ROG Strix SCAR III」特設ページ メインイメージ

おまけ

ROG Strix SCAR IIIはBMWのグループ会社のDesignworksが関わっています。その部分が気になる人もいるかと思うので、大の車好き、とくに「BMW」が大好きなモバレコ編集長が独自の観点で少々追記してみたいと思います。

ROG Strix SCAR IIIの外観

最初BMWのデザイン部門が関わっていると聞いたときには、独特なBMWらしい曲線の使い方やキドニーグリルやディフューザーからイメージされるような給排気の外観、ホワイトとブルーを基調としたカラーリングなど想像して勝手に興奮していましたが、実際にはそんなにBMWではありませんでした。

というのも、BMWの子会社である「Designworks」は、BMWの車のいくつかのシリーズに関わっていますが、車の会社ではなくひとつのデザイン会社なのです。
今回のROG Strix SCAR IIIのデザインに関わったと言っても、BMWという車とが関わりがあるわけではないんですね。

ROG Strix SCAR IIIの外観

メカ感は強く出ていますが、BMWっぽくはないです。このDesignworksはドイツではなくカリフォルニアの会社なのですが、ひとつひとつのパーツをみると、アウトバーンを走るBMWというよりマイアミを走ってるランボルギーニっぽいです。

ROG Strix SCAR IIIの外観

車から離れて、ゲーミングPCとしてデザインを見れば、ひと目で分かる「ゲーミングっぽさ」。このPCはこの「ゲーミングPC」という観点に振り切ったデザインでとても好感が持てます。
キーボードに日本語が無いのところが格好良かったり、逆にまったく無駄なイルミライトが格好良かったり、他のPCとはちょっと違った少々尖ったASUSのコンセプトと洗練されたDesignworksのテイストがうまくマッチしたノートPCで楽しいですね。

唯一の難点は、スペックもしっかりとしてる分、重いところ。しっかりと腰を据えてゲームをやるのにはいいですが、移動するときは結構きついですね。

人にちょっと自慢できる格好いいゲーミングPC。持ち運びができる本気のゲーミングノートをお探しなら一度検討してみる価値はありますよ!

■さらに詳しい情報はこちら
ASUS 「ROG Strix SCAR III」特設ページ

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

でこい

でこい

お肉大好きモバブおじさん

プロフィール

1990年生まれ、青森出身Twitter在住のWebエンジニア。

高専卒業後、放射線業務従事者、Webライター、編集者の職を経て現在に至る。

2012年から運営しているブログ「でこにく」では、スマホやカメラ、モバイルバッテリーを中心としたガジェットのレビューや、美しい肉の写真などを発信中。

エンジニア、ブロガー以外にも、ライター、カメラマン、DJなど、活動は多岐に渡る。

得意カテゴリー

スマホ・カメラ・モバイルバッテリー

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