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【比較】iPhone 8からiPhone 11へ乗り換えるメリットを考えてみた
発売から約2年経過したiPhone 8。iPhone 8からiPhone 11へ乗り換えを検討している人も多いのではないでしょうか? iPhone 8ユーザーがiPhone 11へ乗り換えるとどんなことが出来るのか、違いやそれぞれの魅力、またメリット・デメリットについても考えていきましょう。
iPhone 8は、2017年9月22日に発売が開始されました。今なお、愛され大人気モデルとして売れ続けています。iPhone 11は、2019年9月20日に発売が開始されました。価格と性能のバランスが絶妙でコスパに優れています。
今回は、そんなiPhone 8とiPhone 11を「デザイン」「スペック」「特徴」「カメラ性能」「価格」、様々な視点からそれぞれの魅力を踏まえて比較解説していきます。
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発売開始日:2022年3月18日(金)
目次:
iPhone 8 / iPhone 11のスペック性能を比較

iPhone 8 | iPhone 11 | |
---|---|---|
OS | iOS13 | iOS13 |
CPU | A11 Bionic | A13 Bionic |
RAM | 未発表 | 未発表 |
ストレージ | 64GB / 128GB | 64GB / 128GB / 256GB |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
本体サイズ (高さ × 幅 × 厚さ) |
138.4 × 67.3 × 7.3mm | 150.9 × 75.7 × 8.3mm |
重量 | 148g | 194g |
画面サイズ | 約4.7インチ | 約6.1インチ |
ディスプレイ解像度 | 1,334 x 750 | 1,792 x 828 |
液晶の種類 | Retina HDディスプレイ | Liquid Retina HDディスプレイ |
バッテリー | 未発表 | 未発表 |
背面カメラ | シングルカメラ 広角:1,200万画素、F1.8 |
デュアルカメラ 広角:1,200万画素、F1.8 超広角:1,200万画素、F2.4、 視野角120° |
前面カメラ | シングルカメラ 700万画素 F2.2 |
シングルカメラ 1,200万画素 F2.2 |
電子決済 | Apple Pay対応 | Apple Pay対応 |
防水 | IP67 | IP68 |
ワンセグ/フルセグ | ✕ | ✕ |
顔認証 | ✕ | ◯ |
指紋認証 | ◯ | ✕ |
カラー | ゴールド スペースグレイ シルバー |
ブラック グリーン イエロー パープル (PRODUCT)RED ホワイト |
iPhone 8は発売から約2年が経ちましたが、まだまだ現役として使えるスペック性能となっています。iPhone 11は上位モデルのiPhone 11 Proと肩を並べられる程のハイエンドモデル仕様です。それぞれのスペック・使い勝手・違いを比較していきます。
処理性能やパフォーマンスの向上について(チップ)

iPhone 8はA11 Bionicを搭載、iPhone 11は最新のA13 Bionicを搭載しています。処理速度やパフォーマンスについては、断然iPhone 11の方が良いといえます。
iPhone 8の動作レスポンスが悪いのかと言われればそうではありません。あくまで最新モデルと比較するなら、iPhone 8の方が劣るのは当然です。iPhone 8に不満・ストレスを感じる動作はなく、まだまだ現役として戦えるスマートフォンです。
参考までにベンチマークテストの「Antutu Benchmark」の測定結果を下記に記載します。


iPhone 8のAntutu Benchmarkスコアは「234,489点」、iPhone 11は、「431,463点」でした。さすがに最新モデルのiPhone 11は、歴代最高・最速のプロセッサを搭載していることもあり、ベンチマーク上のスコア差はあります。
実際の動作については、どちらも一般的な電話、メール、ウェブブラウジング、各種SNSもストレスなく快適に行えます。タッチ操作も良好、レスポンスや動作のスムーズさも何一つ不満を感じることはありません。
使っていて差を感じるのは重い3Dゲームです。PUBGモバイルをプレイ中にiPhone 8は、発熱しやすくゲームプレイ中に重くなりやすいように感じます。より快適なゲームプレイを楽しみたいのであれば、より大画面でパワフルなプロセッサを搭載するiPhone 11を選ぶのがおすすめです。
ディスプレイ仕様・性能の違いについて

iPhone 8は、4.7インチRetina HDディスプレイを採用、従来のRetinaディスプレイよりも高精細な液晶ディスプレイです。ディスプレイ解像度は、1,334 x 750ピクセル、326ppi、1,400:1コントラスト比(標準)となっています。
iPhone 11は、6.1インチLiquid Retina HDディスプレイを採用、従来の液晶ディスプレイよりも業界最先端の技術で正確な色を表現出来ます。ディスプレイ解像度は1,792 x 828ピクセル、326ppi、1,400:1コントラスト比(標準)、True Toneディスプレイに対応しています。
●ディスプレイ仕様・性能の違い
iPhone 8 | ・4.7インチRetina HDディスプレイ ・ディスプレイ解像度:1,334 x 750ピクセル、326ppi、1,400:1コントラスト比(標準) |
---|---|
iPhone 11 | ・6.1インチLiquid Retina HDディスプレイ ・ディスプレイ解像度は1,792 x 828ピクセル、326ppi、1,400:1コントラスト比(標準) ※True Toneディスプレイに対応 |
どちらも有機ELディスプレイには劣りますが、日常に必要な画面の綺麗さは確保されています。それぞれのディスプレイを比べると、その差は一目瞭然です。iPhone 11の方がディスプレイが鮮明で綺麗です。
生体認証方法の違いについて

スマホの個人情報を保護する上で重要になってくるのは、セキュリティ機能です。iPhone 8は、ホームボタンにある指紋認証(Touch ID)を使うことが出来ます。iPhone 11では、ディスプレイ上部にある顔認証(Face ID)によって生体認証を行うことが可能です。
iPhone 8の指紋認証は、机に置いたままの認証やマスクをしたままでも認証を行えたり、指紋認証からホーム画面への移行がスムーズな点は顔認証よりも使い勝手が良いです。
一方でiPhone 11の顔認証は、従来の指紋認証よりもセキュリティの安全性が高いのが特徴です。また顔認証の精度も高く、真っ暗な環境でも顔認証が可能となっています。
操作性の違いについて

iPhone 8とiPhone 11は、操作性が大きく異なります。
iPhone 8は、長年iPhoneを利用した方にはお馴染みのホームボタンを利用した従来通りの操作を行えます。
一方でiPhone 11にはホームボタンはありません。iPhone Xから採用されたジェスチャー操作による画面操作は最初戸惑う方も多いかもしれません。
慣れれば、とても直感的な操作が可能になります。ジェスチャー操作に慣れるまでに必要な時間は、ほんの数時間あれば十分でしょう。筆者はジェスチャー操作のiPhoneを何台か使ってきましたが、今ではもうジェスチャー操作からホームボタンの操作へ戻ることは出来ません。そのぐらいジェスチャー操作は慣れると使い勝手もよく、ホームボタンよりも快適です。
バッテリー性能の違いについて

iPhone 8とiPhone 11の大きな差の一つとして、バッテリー性能の違いがあります。iPhone 8は、朝から晩まで一日中使い続けるにはバッテリー持ちに不安があります。特に、YouTube動画やゲームをメインにする方であればモバイルバッテリーを併用して持ち歩いているという方も多いのではないでしょうか。
iPhone 11は、iPhone 8と同様の使い方をしてもバッテリー持ちが全然違います。朝から晩まで一日中しっかり使ってもまだまだ余裕があります。モバイルバッテリーを持ち歩く必要もないので、荷物も減らすことが出来るのは魅力的です。バッテリー持ちを優先したいのであれば、iPhone 11がおすすめです。
防水性能やワイヤレス充電等について

iPhone 8とiPhone 11は、防水性能についても違いがあります。iPhone 8は、IP67相当の防水防塵に対応しており、最大水深1メートルで最大30分間耐えることが可能です。iPhone 11は、IP68相当の防水防塵に対応しており、最大水深2メートルで最大30分間耐えることが出来ます。もしもの時に備えてより安全に、安心して使いたい方はiPhone 11を選ぶべきです。
ワイヤレス充電については、iPhone 8とiPhone 11どちらも対応しています。iPhone 11は、別途高速充電対応アダプタが必要ではありますが、高速充電にも対応しています。高速充電を使えば、30分で最大50%バッテリーを充電することが可能です。
iPhone 8 / iPhone 11のデザイン・サイズを比較
iPhone 8とiPhone 11のデザイン性の違いやサイズ感を比較していきます。
ロゴの位置

iPhone 8のロゴは従来どおり背面中央より少し上に配置されています。iPhone 11では、ロゴが背面デザイン中央に配置されています。また、背面デザイン下部にあったiPhoneの印字は廃止されています。
背面、サイドフレームの質感、素材の違い

iPhone 8とiPhone 11の背面デザインで大きく異なる印象を受けるのは、カメラデザインです。iPhone 11発表後、賛否を巻き起こしました。シンプルなカメラデザインと背面デザインの統一感はiPhone 8の方が魅力的です。

サイドフレームの質感や背面のガラスは、体感的な差は全くありません。どちらも使いやすいように丸みを帯びたフレーム、背面には美しいガラスが採用されています。
カラーバリエーションの違い

iPhone 8とiPhone 11はカラーバリエーションの違いがあります。
iPhone 8は、iPhoneシリーズといえば定着しつつあるゴールド、スペースグレイ、シルバーの3色展開です。iPhone 11は、ブラック、グリーン、イエロー、パープル、(PRODUCT)RED、ホワイトの6色展開となっています。
iPhone 8のような従来の色の展開から変わってiPhone 11の方はパステルなカラーが豊富です。
ホームボタンのありなしについて

iPhone 8はホームボタンがあり、iPhone 11はホームボタンがありません。ホームボタンの有無でどんな違いがあるのかについては、さきほど操作方法が変わるとお伝えしました。
ではホームボタンが廃止されたことで、どんな恩恵を受けられるのか。最大の恩恵は、従来よりもディスプレイをより大きく使えるようになったことです。
Phone X以降オールスクリーンディスプレイが採用され、ホームボタンがない分画面を広く使えようになりました。一度に表示出来る情報が増えたり、大迫力の動画鑑賞を出来たり、ゲーム操作がしやすくなっていたりします。
サッと押せたホームボタンの有無は好みが分かれる部分かもしれませんが、ホームボタンが廃止されたことで得られたメリットも大きいです。
サイズ・重さの違い、持ちやすさ


iPhone 8とiPhone 11のサイズ感や重さの違い、持ちやすさについて確認していきます。
片手でも使いやすいコンパクトさを備えているのはiPhone 8です。万人向けで毎日使いたいと感じられる軽さが嬉しいです。
iPhone 11は、一度に多くの情報を表示できる大画面が魅力的です。ただし重さもそこそこあるので、手の小さい人や片手で長時間使う人には少し不向きだと思います。
大画面6.1インチということを考えればiPhone 11も持ちやすいと考えることも出来ますが、大きさ薄さも考慮するとより持ちやすいのはiPhone 8と言えます。
iPhone 8 / iPhone 11の価格を比較
ドコモ (64GB) |
au (64GB) |
ソフトバンク (64GB) |
Apple (64GB) |
|
---|---|---|---|---|
iPhone 8 | 67,320円 | 69,120円 | 80,640円 | 58,080円 |
iPhone 11 | 87,120円 | 90,720円 | 89,280円 | 82,280円 |
※発売時の金額の記載です。iPhone 8の販売はいずれも終了しています。
iPhone 8は、iPhone 11シリーズが登場したことで、より購入しやすい価格帯へ値段が下げられました。
ただ、それでも価格差約2万円で最新のiPhone 11が購入出来てしまいます。iPhone 11は、ここ何年かで発売されたiPhoneの中で最もコスパが良いiPhoneだと言えます。iPhone 11であれば、これから先iPhone 8よりも長く使っていけることも考慮すると、価格差約2万円の価値は十分あるのではないでしょうか。
iPhone 8 / iPhone 11のカメラ性能の違いを比較

iPhone 8とiPhone 11のカメラ性能は、大きな違いがあります。カメラ性能については間違いなくiPhone 11の方が高性能です。
iPhone 8のメインカメラは、1,200万画素のシングルカメラを搭載しています。iPhone 11のメインカメラは、シリーズ初となる超広角レンズを採用したデュアルカメラを搭載しており、構成は、超広角・広角ともに約1,200万画素。初採用された超広角レンズは、13mmの視野角120°で一度に広範囲をサッと撮影することが出来ます。
また、インカメラはiPhone 8の700万画素から1,200万画素に強化されてノイズの少ないiPhoneらしい綺麗な写真を手軽に撮影することが可能です。
それでは、実際にiPhone 8とiPhone 11のカメラで撮影した作例を比較していきましょう。
※作例はタップ or クリックをすると大きなサイズで表示できます。
風景


iPhone 8とiPhone 11の広角カメラで撮影した風景です。晴れている時の撮影でしたが、十分iPhone 8も綺麗に撮れています。より現実に近い色味で撮影出来ているのはiPhone 11でした。
夜景


夜景の写真を比べると、影になって暗い部分がiPhone 11の方が明るく撮れています。拡大しないと大きな差はないように感じますが、全体的にiPhone 8は粗さが目立ちます。


iPhone 8はナイトモード非搭載のため暗所には弱く、iPhone 11は同じ環境化でもナイトモードを使えばより明るく撮影することが出来ます。
接写


料理を接写撮影して比べてみました。接写時被写体がボケずに撮影出来る距離に大きな差は感じませんでした。色味の感じは、iPhone 8とiPhone 11では異なります。より温かい色味で料理を美味しそうに撮影出来るのはiPhone 11です。
ポートレート


iPhone 8にはポートレート機能はなく、ポートレートモードを使いたいのであればiPhone 11を選びましょう。モードを切り替えるだけで、簡単に一眼レフカメラで撮影したような背景ぼかしを楽しむことが可能です。
広角モード(iPhone 11のみ)



iPhone 11の超広角は、今まで撮れなかった場面でも活躍してくれます。iPhone 8では広範囲を一度に撮影することは出来ません。カメラで遊びたい人なら断然iPhone 11がおすすめです。
iPhone 8とiPhone 11では、カメラ性能でハッキリとした違いが感じられました。iPhone 11は、撮れる写真の質が格段に良くなっています。iPhone 8にするか、iPhone 11にするか迷った時の判断基準の一つになるはず。
まとめ:比較結果

iPhone 8からiPhone 11へ乗り換えは、総合的に判断しても間違いなくおすすめです。
iPhone 8は従来のiPhoneシリーズの集大成、言わば完成された一台です。
iPhone 8のメリットは、従来どおりの使いやすさと操作しやすいサイズ感、軽さにあります。デメリットは、発売からすでに2年が経過しているため、スペック・性能的には最新機種と比べると大幅に劣ることです。動作的にはまだまだ戦えると自信を持ってお伝えできますが、ちょうど2年が経過したこのタイミングで新しい機種への買い替えも十分ありだと言えます。
iPhone 11は、最新スペック・性能を惜しみなく搭載、カメラも欲しい機能が詰まっています。誰もが驚くのは価格設定でしょう。iPhone 8と比べて価格差は約2万円と、ここまで新型iPhoneでコスパを感じたことはなく、今までにないインパクトを与えてくれています。
メリットは、画面の見やすさやカメラの進化など、性能と価格のバランスが完璧だということです。デメリットは、サイズの大きさと重さが万人向きではないという点です。
●iPhone 8のメリット・デメリット
・ホームボタン搭載で従来通りの操作しやすい
・軽くてコンパクトサイズで持ちやすい
・スペックは最新機種と比べ劣る
・オールスクリーンディスプレイではない
●iPhone 11のメリット・デメリット
・高性能なスペック仕様
・進化したカメラ性能
・価格設定で感じるコスパの良さ
・大画面ディスプレイで見やすい
・サイズが大きい・重い
iPhone 8にメリットがあればデメリットもあります。同じようにiPhone 11にもメリットがあり、デメリットも存在します。大事なのは、自分に合っているかどうかだと思います。
ぜひ自分が使いたい機能や性能、使う環境に合わせて、より良いスマートフォンを選んでみてください。