虹彩認証だけじゃない!驚きのハイスペック!ARROWS NX F-04G ファーストインプレッション

書いた人: Yusuke Sakakura

カテゴリ: arrows

虹彩認証だけじゃない!驚きのハイスペック!ARROWS NX F-04G ファーストインプレッション

NTTドコモから富士通の最新スマートフォン「ARROWS NX F-04G」が5月28日に発売されました。

この「ARROWS NX F-04G」には、世界初の機能が2つ搭載されています。1つは、目で認証する「虹彩認証」。もう一つは写真や動画など大容量のデータを超高速で転送できる「TransferJet」です。

今回は、目を引く世界初の機能を2つも搭載する上、ハイスペックをほこるスマートフォン「ARROWS NX F-04G」のファーストインプレッションをお届けします。

目次:

瞳で画面ロックを解除する虹彩認証「Iris Passport(アイリスパスポート)」を世界で初めてスマホに搭載

「ARROWS NX F-04G」の特徴はなんと言っても目で画面ロックを解除できる「虹彩認証」機能です。
今夏モデルでは、Galaxy S6 / S6 edge、AQUOS ZETA SH-03Gなど、指紋認証を搭載するモデルが増えていますが、いち早くケータイに指紋認証を導入した富士通の最新作は「虹彩認証」を世界で初めてスマートフォンに搭載し、次のステージに踏み出しました。

世界初の「虹彩認証」機能を搭載。グリーンのインカメラが虹彩認証用カメラとなる
世界初の「虹彩認証」機能を搭載。グリーンのインカメラが虹彩認証用カメラとなる

指紋で認証する「指紋認証」の誤認率が1万人に1人に対し、瞳の虹彩を使って認証する「虹彩認証」の誤認率は10万人に1人と、はるかに高い精度をほこっています。ドコモの発表会では双子の姉妹がデモしていましたが、認証に成功することはありませんでした。

ただ、瞳の虹彩は、赤外線を照射して読み取るということもあって、明るい屋外では読み取り率が著しく低下します。
また、インカメラで瞳を撮影するためにスマートフォンを目線の位置まで上げなければいけないため、電車など公共の場では使いづらいとも感じました。

これらは指紋認証にはなかったデメリットですが、指先が濡れていたり、逆に乾いていると読み取りづらいといったデメリットが指紋認証にもあります。(登録した時の指紋の状態と認証時の指紋の状態が異なると認識率が低下する)

使い勝手は優劣つけがたし、総合的に判断すると、セキュリティ的に信頼のおける虹彩認証が優れている、といった感じです。

冬場は動画を視聴するためにお風呂場で使うことも多い防水スマートフォンですが、指が濡れて認識しづらい指紋認証と、インカメラに水滴がついたり、湯けむりのあるお風呂場で認識しづらいであろう虹彩認証と、どちらが使い勝手が良いのかも検証してみたいところです。

ちなみに、虹彩認証は画面ロックの解除だけでなく、docomo IDへのログインやdマーケットでショッピングする際の決済認証にも利用することができます。

また、アプリやサービスを利用する際に必要となるIDやパスワードを保存・管理する「パスワードマネージャー」と虹彩認証の連携機能はとても便利に使うことができます。

「パスワードマネージャー」と虹彩認証の連携機能はとても便利
「パスワードマネージャー」と虹彩認証の連携機能はとても便利

こちらも世界初、無線で写真や動画を超高速転送できる「TransferJet」

世界で初めて搭載される機能は「虹彩認証」だけではなく、写真や動画など大容量のデータをPCなどに無線で高速転送できる「TransferJet」(トランスファージェット)も世界初搭載の機能となっています。

スマートフォンに世界初の搭載となった「TransferJet」
スマートフォンに世界初の搭載となった「TransferJet」

写真や動画を無線でシェアできる製品といえば、テレビCMで取り上げられている「FlashAir」や「Eye-Fi」がありますが、転送速度と使い勝手が段違い。

「FlashAir」と「Eye-Fi」は、Wi-Fiを利用するのに対して、「TransferJet」は、最大375Mbpsの速度でデータを転送できる無線通信規格のTransferJetを利用します。

Wi-Fiは広範囲で無線エリアを作り出すため、人が密集する場所では電波干渉が発生し、転送速度が低下しますが、TransferJetは通信距離が約3cmと、範囲が狭い近距離無線のため電波干渉を気にせず利用することができます。

旅行などでは、スマートフォンで撮影した写真をPCに保存したいという人も多いと思いますが、「TransferJet」ならばスマートフォンとPCをUSBで接続することなく、スマートフォンをPCのそばに置いておくだけで転送が完了します。

「TransferJet」を利用するには別途アダプタが必要になる
「TransferJet」を利用するには別途アダプタが必要になる

「ARROWS NX F-04G」のスペック

「ARROWS NX F-04G」は世界初の機能を2つを搭載するだけでなくスペックも充実。CPUはついに64bit対応、さらに8つのコアを備えるオクタコアプロセッサを搭載しています。

ディスプレイは5.2インチの大画面にWQHD(1,440×2,560ピクセル)という超高精細のディスプレイを搭載。バッテリーは、ドコモの今夏モデルとして最大容量となる3,120mAhとなっています。

「ARROWS NX F-04G」の超高精細ディスプレイ
「ARROWS NX F-04G」の超高精細ディスプレイ

カメラは2,150万画素のCMOSカメラを搭載。機能面では、リアルタイムHDRや約半分の時間(F-05Fとの比較)に短縮された高速オートフォーカス4K動画の撮影に対応するなど、機能アップも果たしています。

「ARROWS NX F-04G」のカメラ
「ARROWS NX F-04G」のカメラ

その一方で写真の編集機能など付加機能を一切載せず、ホワイトバランスや露出補正の設定もないというシンプルなカメラを貫き通しています。iPhoneよりもシンプルなカメラはARROWSぐらいではないでしょうか。ただ、ARROWSのカメラでホワイトバランスや露出補正など調整機能が必要になったシーンはほとんどありません。

以下、カメラの作例をのせておきます。(タップで拡大)

「ARROWS NX F-04G」のカメラ
「ARROWS NX F-04G」のカメラ
「ARROWS NX F-04G」のカメラ
「ARROWS NX F-04G」のカメラ
「ARROWS NX F-04G」のカメラ
「ARROWS NX F-04G」のカメラ

ARROWS NXシリーズは、ボディのデザインがカチッと決めておらず、毎回、毎回変更している印象がありますが、今回も前作から大幅に変更されています。

「ARROWS NX F-04G」のボディデザイン
「ARROWS NX F-04G」のボディデザイン

ボディカラーはアイリスグリーン、ブラック、ホワイトの3色。今回はメインカラーのアイリスグリーンをレビューします。

背面にはカラーごとに異なる加工が施されていますが、アイリスグリーンはグラデーション加工が施されています。

メインカラーのアイリスグリーンの背面
メインカラーのアイリスグリーンの背面
左側面には、クレードル用の充電端子とmicroSDとnanoSIMカードのスロットを搭載
左側面には、クレードル用の充電端子とmicroSDとnanoSIMカードのスロットを搭載
右側面には、電源キーとボリュームキーを備える
右側面には、電源キーとボリュームキーを備える
上面には、アルミニウムのパーツを使用することで虹彩認証用のカメラやLEDを保護
上面には、アルミニウムのパーツを使用することで虹彩認証用のカメラやLEDを保護
上面にはワンセグ/フルセグ用のアンテナも収納されています
上面にはワンセグ/フルセグ用のアンテナも収納されています
底面には、マイクとストラップホールが配置
底面には、マイクとストラップホールが配置

目に止まる鮮やかなアイリスグリーンのリングが光るのは、虹彩認証用のインカメラで撮影用のインカメラは左側に配置されています。

インカメラは撮影用と虹彩認証用の2つのカメラを備える
インカメラは撮影用と虹彩認証用の2つのカメラを備える

ディスプレイの下部にはドコモのキャリアロゴがプリント。2015年夏モデルから「プレミアム4G」に対応するということもあって「Xi」の文字が消え、よりシンプルなロゴになっています。

シンプルなキャリアロゴがプリントされている
シンプルなキャリアロゴがプリントされている

背面に位置するメインカメラはボディから突出していますが、真ん中に配置されているため、机に置いて利用しても不安点さは感じません。

ARROWSシリーズには長らく指紋認証センサが搭載されていましたが、世界初の虹彩認証を搭載したことで、指紋認証センサはお役御免となっています。

突出したメインカメラ
突出したメインカメラ

Android 5.0 Lollipopを搭載、ARROWSの独自色が薄まった?

ドコモの2015年夏モデルは、フィーチャーフォンを除き、全スマートフォンとタブレットがAndroid 5.0を搭載。

Android 5.0では、マテリアルデザインが導入されたことで、OSレベルでインターフェースが大幅に変更。これに応じて各メーカーもインターフェースの変更、機能整理を行っています。

ARROWSを含めて、これまで国内メーカーのAndroid端末は、各メーカーの独自色がかなり強く出ていましたが、今夏モデルは、マテリアルデザインを活かしたインターフェースを採用している印象を受けます。

ホームボタンなどの操作ボタンはAndroid 5.0標準のデザインに
ホームボタンなどの操作ボタンはAndroid 5.0標準のデザインに

通知パネルはAndroid 5.0をベースに。通知パネルを下にスワイプするとすべてのショートカットを操作できる

通知パネルはAndroid 5.0をベースに。通知パネルを下にスワイプするとすべてのショートカットを操作できる

通知パネルはAndroid 5.0をベースに。通知パネルを下にスワイプするとすべてのショートカットを操作できる

個人的に嬉しいのは、設定画面に検索機能が追加されたこと。これもAndroid 5.0に沿ったものですが、ARROWSを含め国内メーカーの設定画面はかなり深いので、メニューをたどらずとも「画面」「バッテリー」といったキーワード検索で設定画面にアクセスできるのはとてもありがたいです。

設定画面には検索機能が追加されている

設定画面には検索機能が追加されている

設定画面には検索機能が追加されている

ARROWS NX F-04Gファーストインプレッションまとめ

今回は「ARROWS NX F-04G」のファーストインプレッションということで短い利用期間での感想をお伝えしました。

Snapdragon 810というCPUに起因する発熱や不具合などはやはり気になってしまいますが、未来感ある虹彩認証やカメラには満足していますし、バッテリーの持ち時間についても悪くはありません。

「虹彩認証」に加えて「TransferJet」に対応することで大きな話題性もあり、ハイスペックで中身の詰まった当モデルをこれから使い倒して、次回はさらに踏み込んだ内容のレビューをお届けします。お楽しみに。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

プロフィール

モバレコでは、2015年からレビュー記事を中心に寄稿しています。

また、スマートフォンやタブレット、アプリ、サービス、アクセサリを総合的に取り扱うモバイル専門のメディア「携帯総合研究所」を個人で運営。発表会の取材はもちろん、前職はシステムエンジニアでプログラミングの経験をいかして3キャリアの料金を比較できる料金シミュレーターなども開発しています。

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