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Xperia 5 実機レビュー!片手に収まるコンパクトなボディに詰め込んだ高性能スマホ
11月1日に日本で発売されたXperiaシリーズの最新フラグシップモデル「Xperia 5」。
今年ソニーはXperiaシリーズのラインナップをリニューアルすることを発表し、刷新後初のモデル「Xperia 1」を発売。「Xperia 5」は同じフラグシップラインながらコンパクトなスマートフォンでリニューアル前のCompactシリーズを継承するモデルと言えそうです。
この記事では「Xperia 5」のデザインや性能、カメラなど実際に使ってみた感想をお届けします。

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Xperia 5のデザイン・外観をレビュー
一時期酷評されていたXperiaのデザインですが、「Xperia 1」以降は高い評価を得た初期のXperia Zシリーズに近いフラットデザインを採用してます。
バックパネルにはトリプルレンズを搭載。「Xperia 1」では真ん中に配置されていましたが、「Xperia 5」は左上に移動しています。

パネルの素材は「iPhone 11 Pro」や「Pixel 4」などが採用するすりガラスがトレンドですが、「Xperia 5」は光沢のあるガラスパネルを採用。
ブラック、グレー、ブルー、レッドの各色に合わせてカラーリングされたサイドのメタルフレームは鏡面磨き仕上げでツヤのあるガラスと一体感があります。

ソフトバンクとau版はグローバルモデルと同じでキャリアロゴはなし
片手に収まる6.1インチの超縦長ディスプレイは左右のエッジが極細で上下のベゼルも薄いためスタリッシュなデザインに仕上がっています。
コンパクト化された「Xperia 5」では、「Xperia 1」に比べて縦の長さが9mm、横の幅が4mm小さくなり、重さが14gも軽くなっていて片手モードも利用できるため、電車内での片手操作もスムーズです。

右側面にはボリュームキー、指紋認証センサー、電源ボタン、専用のカメラボタンが配置。左側面にはSIMカードスロット、ボトムにはUSB端子とスピーカーが搭載されています。


Xperia 5のスペック・性能をレビュー
Xperia 5のスペック(参照:公式サイト)
OS | Android Pie 9 |
---|---|
プロセッサ | Snapdragon 855 オクタコア 2.84GHz x 1 2.42GHz x 3 1.78GHz x 4 |
メモリ | 6GB / 8GB |
ディスプレイ | 6.1インチ 有機EL 2,520×1,080ピクセル、フルHD+ |
ストレージ | 6GB / 64GB |
カメラ | トリプルレンズ 標準:12.2メガピクセル、ƒ/1.6 望遠:12.2メガピクセル、光学2倍ズーム 超広角:12.2メガピクセル、視野角 |
バッテリー | 3,000mAh |
サイズ | 約158 x 68 x 9.1mm |
重さ | 約164g |
microSD | 最大512GB |
SIM | nanoSIM |
「Xperia 5」には「Xperia 1」と同じSnapdragon 855が搭載。PUBG MOBILEやCoD MOBILEなど高い処理能力を要求するゲームアプリでもサクサクプレイ可能。メモリはフラグシップとしてはやや少ない6GBですが、ほとんどの場面で困ることはないでしょう。
性能を数値化するベンチマークスコアをGeekbenchで計測したところシングルコアは721点、マルチコアは2761点を記録。シングルコアでは「Galaxy Note10+」に匹敵し、マルチコアはライバルのフラグシップモデルよりも高い点数を叩き出しています。
気になるのコンパクト化されたことで少なくなったバッテリーの容量です。その他のフラグシップモデルが3,500mAh〜4,000mAhの容量を搭載するなかで「Xperia 5」は3,000mAhと少ない。
Wi-Fiに接続しディスプレイの明るさを最大にしてYouTubeで動画を連続視聴したところ約5時間で0%になりました。日常生活で頻繁にあるような使い方ではないものの最近のフラグシップスマートフォンが6時間を超えてくることを考えると満足はできません。
前モデルXperia 1と比較!どこが違う?
最大の違いはサイズ
「Xperia 5」と「Xperia 1」の最大の違いはサイズです。
コンパクトサイズの「Xperia 5」が158 x 68 x 9.0mm、「Xperia 1」が167 x 72 x 9.0mmで縦幅、横幅ともに「Xperia 5」が小さいため片手で持ちやすく画面上部に配置されているボタンにも指が届きやすく片手操作が可能です。また、重さにも14gと小さくない違いがあります。
コンパクト化されたことによってバッテリーは3,200mAhから3,000mAhに減少。また、ディスプレイについても0.4インチ小さく、それに応じて解像度も4KからフルHD+にダウンしています。
電池持ちに直結するバッテリー容量が小さくなったものの、スマートフォンを操作しているときや動画を視聴しているときの消費電力は小さくなっているはずなので電池持ちに大差はないはずです。
カメラ性能はほぼ同じ

カメラは基本的に同じですが、動画のスローモーション撮影においてフレームレートが960fpsから120fpsに大幅ダウン。「Xperia 5」ではスーパースローモーション撮影はできませんが、頻繁に使用するものではないため、気にする必要はないでしょう。
細かな点ではレンズの並びが異なっています。Xperia 1では上から標準→望遠→超広角と並んでいましたが、Xperia 5では上から望遠、標準、超広角の順に変更されました。おそらく横にしてカメラを向けた時に、スマホを持っている指がカメラが写り込みにくくするための工夫だと思います。
なお、指の映り込みやフォーカスのズレ、目つむりを画面上で警告してくれる「撮影アドバイス」にも新たに対応してます。
「POBox Plus」が非搭載

Xperiaには評価の高い文字入力アプリ「POBox Plus」が搭載されてましたが、「Xperia 5」など2019年秋モデルから非搭載になりました。
ドコモ発表会で説明員に聞いたところ、グローバルに合わせてGoogleが提供するGboardに移行したとのことでした。今後、Xperiaスマートフォンに「 POBox Plus」が搭載されることはないかもしれません。
Xperia 5のカメラ性能をレビュー
「Xperia 5」のカメラは今夏にシリーズ初搭載されたトリプルレンズが搭載されています。
ƒ/1.6のレンズで夜景や室内でも明るく撮れる「標準レンズ」、光学2倍ズームで遠くの被写体をクリアに撮影できる「望遠レンズ」、風景をダイナミックに撮影できる旅行で活躍する「超広角レンズ」をワンタップで切り替えながら撮影ができます。
以下は「Xperia 5」のカメラで撮影した写真です。

ワンタップでレンズを変えるだけで写真の雰囲気が大きく異なるトリプルレンズ。



超広角レンズは設定で「画質優先」と「歪み補正優先」が選択できます。上の写真は歪み補正優先で撮影したもの。ビルが屋上に向かって大きくなるなど多少の歪みは見られるが許容範囲です。



拡大して見ると気になるところもあるが、インスタに投稿するぐらいなら十分すぎるクオリティです。

なお、「CinemaPro」アプリを利用すれば、ソニーの映画用プロフェッショナルカメラ「CineAlta」で培ったノウハウを詰め込んだフィルターを利用して映画さながらの画作り・質感・色表現でカンタンに動画を撮影できます。
Xperia 5の使ってみて良かったポイント
実際に「Xperia 5」を使ってみてよかったポイントを紹介しましょう。
マルチウィンドウ

「マルチウィンドウ」は2つのアプリを同時に画面に表示できる機能です。Androidにはかなり前から実装されている機能ですが「Xperia 5」では21:9の超縦長ウィンドウによってさらに便利に利用できます。
例えば、上にスポーツなどの映像を流しながら下にTwitterを表示して実況したり、上にメールで予定を確認して下のカレンダーアプリで予定を追加するといったことが可能。頻繁に利用する機能ではないもののアプリ間を頻繁に行き来しなければ行けないときに役に立ちます。
ゲームエンハンサー



スマホでよくゲームをプレイする人には「ゲームエンハンサー」が便利です。
ゲームモードをパフォーマンス優先に切り替えることで高い処理能力を要求するゲームをサクサクプレイしたり、省電力優先に切り替えることでパフォーマンスを落として長時間プレイすることができます。
他にもゲームに集中するためにゲームアプリ起動時にメモリを開放したり、通知や着信通知を非表示にしたり、戻るボタンやホームボタンを誤タップしてゲームから離脱しないようにナビゲーションバーをロックすることが可能。明るさの自動調整機能を無効化することもできます。
撮影アドバイス

「撮影アドバイス」では、カメラのレンズに指が被っていたり、被写体に近づきすぎてフォーカスが合わないときなど画面上で注意してくれるなどインテリジェントな機能も備わっています。
Xperia 5のイマイチだったポイント

逆にイマイチと感じたのが「サイドセンス」でした。サイドセンスはボディのエッジを2回タッチすることでショートカットランチャーが起動してアプリなどを起動できるという便利機能ですが感度が悪いのが残念。
かなり便利な機能なので今後のアップデートに期待です。
Xperia 5の評価まとめ

最後に、まとめとして「Xperia 5」を性能・カメラ・電池持ち・デザイン・ディスプレイ」の5部門ごとに5段階で評価してみました。
性能 ★★★★☆
カメラ ★★★☆☆
電池持ち ★★★☆☆
デザイン ★★★★☆
ディスプレイ ★★★★☆
【性能】
プロセッサは発売時点で最高性能の「Snapdragon 855」を採用。ゲームなどもサクサク快適にプレイできます。ただ、メモリの容量がフラグシップとしては物足りない6GBでOSアップデートなど将来のことを考えると不安もあるため、★を1つ減らして4つの評価です
【カメラ】
シリーズ初のトリプルカメラを搭載。超広角レンズはこれまでに撮れなかった写真を撮影できてとても楽しいです。
ただ、全体的に露出不足でイルミネーションを撮影すると電飾の当たらない部分は真っ黒になりがち。ポートレートはボケ方が不自然に見えることが多々あります。
料理モードは他社のスマートフォンに比べてあまり強調されません。加工アプリを使うことを限定にしているのかもしれませんが、ここの評価は人によりますね。また、iPhone 11 ProやPixel 4で利用できるような夜間モードや星空を撮影できるモードは利用できません。
【電池持ち】
バッテリー容量は3,000mAhとフラグシップモデルにしては少ないもののコンパクトモデルとしては十分かもしれません。Pixel 4はさらに少ない2,800mAhです。
「Xperia 1」と迷っている場合、電池もちを考慮するのであれば画面サイズが小さく低解像度で消費電力が少ない「Xperia 5」を選ぶべきです。
【デザイン】
デザインに真新さはありません。薄いアルミフレームと光沢のあるガラスによって高級感を持たせた安定のXperiaデザインです。
カラーはレッド、ブルー、ブラック、グレーの4色ですが、おすすめはレッドとグレーです。今回レビューしたレッドは濃い赤のボルドーですが、周囲の光によって落ち着いた赤ぐらいまで明るく変化するユニークなカラーです。
【ディスプレイ】
縦横比21:9の超縦長ディスプレイは評価が分かれるところでしょう。個人的には持ちやすいものの片手操作はしづらいという印象。ただ、操作性の悪さは片手モードがカバーしてくれるのでそれほど気にする必要はないかもしれません。
画質はさすがのソニークオリティですが、画面の輝度はやや暗いため日差しが強い屋外ではディスプレイが見にくいと感じるかもしれません。
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