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「Xperia XZ3」レビュー! シリーズ初搭載の有機ELディスプレイで映像美&エンタメ性が飛躍的に向上
2018年11月9日にドコモ・au・ソフトバンクから同時発売された「Xperia XZ3」。
Xperia史上初となる有機ELディスプレイを採用したことで、より鮮明な黒と高コントラストを実現。さらに、AIを駆使した新機能「サイドセンス」で操作性を向上させるなど、先代「Xperia XZ2」から着実に進化を遂げた最新モデルです。
本記事では、Xperiaシリーズの最新フラッグシップモデルである「Xperia XZ3」のデザインやスペック、カメラ性能などをレビューしていきます。
目次:
Xperia XZ3の外観・デザインをチェック!!
まずは、Xperia XZ3のデザインをチェックしていきましょう。
Xperia XZ3は、前モデルのXperia XZ2と同様に手にフィットする3Dカーブドデザインを採用。Xperia XZ2はボテッとした厚みがあり少々野暮ったい感じでしたが、Xperia XZ3はサイドフレームが薄くなっているため、比較的スタイリッシュな印象を受けます。ディスプレイの四隅がラウンドしている点も、Xperia XZ2とは異なるポイントです。
正面と背面には強化ガラスの「Gorilla Glass5」を採用し、IP65/68準拠の防水・防塵性能も備えています。

Xperia XZ2よりも幅が1mm・高さが5mm大きくなった一方で、厚さが1.2mm薄くなったことで持ちやすさが向上しています。しかし、サイズ自体はかなり大きめなので、片手持ちでは画面上部まで指が届きづらいことも…。そして、重量に関してはまだまだ重いなという印象を受けます。
カメラと指紋センサーは、Xperia XZ2と同じく背面に配置されています。慣れないうちは指紋センサーに指を置こうとしたときに間違えてカメラに触れてしまうかもしれませんが、数時間ほど使えばすぐに慣れるでしょう。
使い勝手の面では、Xperia XZ1以前のモデルのように電源ボタンに指紋センサーがあるほうが操作しやすいかもしれません。しかし、センサーのサイズが大きくなったことで認証の精度・速度は向上しているように思います。

ディスプレイのサイドをダブルタップすると「サイドセンス」が起動し、そこからアプリの起動や通知の表示、片手モードなどのアクションを起こすことができます。大画面化による片手操作の難しさを上手くカバーできる機能なので活用したいですね。

Xperia XZ3のカラーバリエーションは、「ボルドーレッド」「ブラック」「ホワイトシルバー」「フォレストグリーン」の全4色展開。光の角度によって様々な表情が楽しめます。
Xperia XZ3のスペック性能・パフォーマンスを確認
サイズ | 約 158 × 73 × 9.9 mm |
---|---|
重量 | 約193g |
OS | Android 9 Pie |
ディスプレイ | 6.0インチ QHD+ (2,880 × 1,440px) 有機EL トリルミナスディスプレイ for mobile |
SoC | Qualcomm Snapdragon 845 2.8GHz × 4コア + 1.8GHz × 4コア |
内蔵メモリ(RAM/ROM) | 4GB / 64GB |
外部メモリ(最大) | microSDXC(最大512GB) |
バッテリー | 3,200mAh |
防水・防塵 | 防水(IPX5/IPX8) / 防塵(IP6X) |
カメラ | メイン:1,920万画素 F2.0 サブ:1,320万画素 F2.2 |
ワンセグ / フルセグ | ○ / ○ |
ワイヤレス充電 | ○ |
カラー | ボルドーレッド / ブラック ホワイトシルバー / フォレストグリーン |
システム構成はSnapdragon 845(CPUはオクタコア)に4GBのシステムメモリ(RAM)という組み合わせ。ベンチマーク計測アプリ「Antutu Benchmark」の測定結果は下記のようになりました。

複数アプリを並行して使っていてもサクサクと快適に動作するスペックです。最近のスマホはさらに大容量のRAMを搭載していたりしますが、4GBでも十分快適に使用できると思います。
内蔵ROMは64GBで、最大512GBまでのmicroSDカードをサポート。普通の使い方で不足することはないと思いますが、写真・動画の撮影を頻繁にする人やアプリやゲームをたくさんインストールする人はmicroSDカードを利用したほうがいいかもしれません。
バッテリー容量は3,200mAhにアップしています。消費電力が液晶ディスプレイよりも30%ほど少ないといわれる有機ELディスプレイを採用したことで、電池持ちはかなり向上した印象。
バッテリー100%の状態から丸1日、SNSやブラウジング、カメラ撮影で使用しましたが、夜までバッチリ電池持ちしました。通常の使い方であれば、家を出てから帰宅するまで充電せずに使えると思います。
Xperia XZ3はここがスゴイ!
Xperia XZ3の特徴を項目に分けて紹介していきます。
特徴① 有機ELディスプレイで実現した圧倒的な映像美

Xperia XZ3の有機ELディスプレイには、液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」の開発で培われた高画質技術を凝縮。漆黒と光のコントラストが際立つ有機ELの美しさを見事に引き出しています。
今までのXperiaと比べてみると、ひと目で大画面&HDR対応の有機ELディスプレイの実力がわかると思います。

高視野角ディスプレイにより、斜めから見ても視認性が非常に高くなっています。

また、画面がオフのときでも現在時刻やSNSの通知、再生中の音楽などの情報を表示することができる「Always-on display」が採用されています。これは有機ELディスプレイならではの機能ですね。
特徴② AIを駆使した「サイドセンス」で操作性が向上

ディスプレイのサイドをタップすると、ユーザーが次に使いたいアプリなどを予想して表示する「サイドセンス」が起動。約6.0インチの大画面でも片手で快適に操作できる機能です。
表示されるアプリは自分で登録することも可能。よく使うアプリを登録しておけば、ホームに戻ってから起動するよりも素早くアプリを起動することができます。カスタマイズして使いこなせば、けっこう便利だなと感じました。
ただし、意図していないタイミングでダブルタップ操作が検知されてしまい、「サイドセンス」が起動する場面が何度かありました。その点は、少し煩わしかったですね。サイドセンス起動を許可するアプリを指定することもできるので、設定をしておけば多少は気にならなくなると思います。


また、ブラウジングをしているときは上下にスライドすることでバック操作が可能。ボタンだと指が届きづらいのですが、これによって快適にブラウジングできます。
特徴③ 「スマートカメラ起動」でシャッターチャンスを逃さない!

「スマートカメラ起動」はスリープ時や画面ロック時にXperia XZ3を横向きに構えると、その動きを検知して自動的にカメラを起動してくれる機能です。撮りたいときにすぐカメラが使えるので、シャッターチャンスを逃しません。
Xperiaシリーズには物理的なカメラボタンがついていて、それを長押しすることでもカメラを起動できます。しかし、急なシャッターチャンスが訪れたときなどは、ボタンの位置を探るよりもスマホを構えてカメラが起動した方がスムーズと考えられているのだと思います。
誤作動を防ぐため、「スマートカメラ起動」でカメラを起動させたあとにアクションがないと撮影にならないように配慮されています。また、「スマートカメラ起動」自体を設定でオフにすることも可能です。
実際に試してみたところ、上手く動作を認識してくれないことが何度かあり、個人的には物理シャッターボタンの長押しでカメラを起動させるほうが便利かな…と思ってしまいました。ただし、これは長年Xperiaを使っていてカメラボタンの位置が染み付いている筆者だからかもしれません。
Xperia XZ3のカメラ性能をチェック!!

実際の作例を見ながら、撮影シーンごとのカメラ性能を評価していきましょう。写真はクリック or タップで大きなサイズで見られます。
台北の街並みを撮影。この日は曇り空だったので空は白く飛んでしまいました。ビルのディティールはしっかりと解像されています。
日が落ちてから撮影した聖明宮というお宮。中にある電光掲示板は白飛び気味ですが、なんとか文字がわかりますね。屋根の装飾も、しっかり細部まで写っています。
九份の商店街を歩きながら、スマホを頭上に上げて撮った1枚。実際はもっと暗かったのですが、かなり明るく写っています。サッと撮影するには十分かもしれませんね。
阿妹茶樓というお茶屋さん。少し露出を下げて撮影しました。画面上の暗い建物などもギリギリ捉えられています。しかし、提灯が白飛びしてしまっている箇所が多いですね。
左の写真は、咲いていた花を接写で撮影。接写はかなり寄れる印象です。右の写真は立ち寄っていた店の看板犬を撮影したもの。毛の質感などもしっかり再現できているんじゃないでしょうか。
九份にいた猫の撮影は、かなり暗い環境だったのにもかかわらずキレイに撮れています。カニ小籠包は皮のツヤ感もしっかり再現できていますね。
牛肉麺は屋外の席で暗めの環境だったのですが、いい感じに撮れています。ガチョウの肉は、脂の感じもバッチリ撮影できました。
新機能の追加はありましたが、カメラ性能自体はXperia XZ2から大きく変わっていない印象です。夜景の撮影シーンでは、他のフラッグシップモデルと比べて少し白飛びが目立つように感じました。
とはいえ、SNSにアップするようなサイズであれば普通にキレイだ思いますし、物理的なシャッターボタンがあるので撮影しやすいと思います。
カメラのUIが変更
Xperia XZ3からカメラのUIにも変更があったので、チェックして見てみましょう。

端末を横持ちしたとき、上下にスワイプでフォト/ビデオ、左から右にスワイプでメインカメラ/フロントカメラの切り替えができます。

右下のモードボタンをタップするとモード選択が可能。今まではモード切替のために2回スワイプする必要がありましたが、ボタンが別になったことでアクセスしやすくなっています。
まとめ:XperiaシリーズからのXperia XZ3への買い替えは非常にオススメ

前モデル「Xperia XZ2」をベースに、さらに洗練されたデザインは個人的に好みでした。触ったときに「薄くなった!」というのをビシバシ感じましたね。有機ELディスプレイもめちゃめちゃキレイでソニーの技術力の高さを感じます。
スペックは据え置きなので、他社のフラッグシップモデルと比較すると少し見劣りするかもしれません。しかし、日常的な利用でスペック不足を感じることはないでしょう。
従来のXperiaシリーズからの買い替えは非常にオススメできますが、他のハイエンドモデルと比較したときに少々見劣りしてしまう部分があるのも事実。Xperia XZ3ならではの際立ったスゴさがあるといいのになと感じました。
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