【2020年版】ゲームにおすすめのタブレット6選 動画をよく観る人も必見!

電車やカフェなどで、スマホでゲームを遊んでいる人はよく見かけます。
よくあるソーシャルゲームから、数年前まではPCでしか出来なかったような本格FPS、バトルロイヤルゲームまで、色々な人気ゲームアプリがありますよね。
せっかくゲームをやるなら、家ではスマホよりも大きな画面でじっくり楽しみたいという人も多いはず。
この記事では、ゲーム用にタブレットを買うならどんなことに気を付けて選べば良いのか、選び方のポイントとおすすめの機種を紹介します。
目次:
ゲームタブレットの特徴・メリット / デメリット

スマートフォンには、ゲームをがっつり遊ぶために必要な性能を磨き上げた「ゲーミングスマホ」というジャンルがあります。
日本でも、「ROG Phone II」や「Black Shark 2」などいくつかの機種が発売されています。
実はタブレットでも同じように、ゲームに特化させた「ゲーミングタブレット」というものが海外では少しずつ出始めています。
値段は普通のタブレットより高めですが、最新ゲームも快適に動作するワンランク上のスペックを持ちます。
一瞬の遅れが勝敗を分けるFPSゲームなどのために反応の良いタッチパネルを搭載したり、長時間遊んでも発熱しないように冷却性能を上げたりと、ゲーマーのために作り込まれたタブレットです。
残念ながら、日本では今のところ「ゲーミングタブレット」と呼べるものはまだ発売されていません。
しかし、「どんなゲームを遊びたいのか」「そのためにどんなスペックが必要なのか」をしっかり考えて選べば、普通のタブレットでも十分快適にゲームができます。
ゲームタブレットの選び方・チェックポイント
ゲームのためにタブレットを買うなら、最低限チェックしておきたい項目は「OS」と「CPU・RAM・ROM」、「画面サイズ・バッテリー」です。
あわせて、「Wi-Fiモデルかセルラーモデルか」も見ておくと使い方の幅が広がります。
それぞれの見方を順に解説します。
OSをチェック

まず、一番最初に見るべきポイントは「OS」です。
OSとは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどを動かす「基本ソフト」のことです。
アプリやゲームはこの上で動くので、どんなにスペックの良いタブレットを買っても、遊びたいゲームが対応していないOSでは使えません。
タブレットのOSとしては、Android・iPadOS(iOS)・Windowsの3種類が主流です。
AndroidタブレットならAndroidスマートフォンと同じアプリ、iPadOSならiPhoneと同じアプリが使えます。
Windowsタブレットは、パソコンと同じWindows 10などを搭載する機種です。ただし、ほとんどのパソコン用ゲームは要求スペックが高く、たとえばFPSやMinecraft(Java版)をタブレットで遊ぶのはほぼ不可能です。
ブラウザ上で動くゲーム(例:艦これ、刀剣乱舞)やレトロゲームを遊ぶなら選択肢に入れても良いでしょう。
CPU・RAM・ROMをチェック

次に、ゲームを遊ぶ前提でタブレットを選ぶなら基本性能の高さは重要です。最低限、CPU・RAM(メモリ)・ROM(内蔵ストレージ)の3点だけはチェックしておきましょう。
CPUはアプリやゲームを動かすための頭脳といえる部分で、この部分の性能が低いと「動きがカクカクする」「ゲームがなかなか起動しない」といったことに繋がります。正しく性能を比べるのはとても難しい部分ですが、簡単な見方としては「クロック周波数が高い物」「コア数が多い物」を選ぶとおおよその目安になります。
RAM(メモリ)は、CPUがゲームを動かすための作業スペースです。狭い机で大きな本を何冊も開くのは難しいように、高画質な最新ゲームを遊ぶには大容量のRAMが必要になります。ゲームアプリの説明に「RAM○GB以上を推奨します」と書かれている場合も多いので、そちらを基準にしてみましょう。
ROM(内蔵ストレージ)は、本体内にどれだけデータを保存できるかを表す容量です。普通のアプリや写真・音楽だけなら32GB程度でも十分ですが、ゲームアプリは1つで数GB使う物もあるので、ゲーム用途なら最低64GB、予算に余裕があればできるだけ多めにしておいた方が安心して使えます。
ディスプレイサイズ・バッテリーをチェック

スマホよりも大きな画面でゲームや動画を楽しめるのがタブレットの魅力です。画面サイズは8インチ級の機種と10インチ級の機種が多く、どちらを選ぶかによって使い勝手が少し変わってきます。
持ち歩いて外出先で使いたい人や立ったまま手に持って使うこともある人は、携帯性を重視した8インチ前後のタブレットが適しています。家でくつろぎながら使うなら、大画面の機種が良いでしょう。
補足すると、以前は7インチのタブレットも多かったのですが、スマートフォンが年々大きくなってきたことで、わざわざタブレットと使い分ける意味がなくなってしまったのか、あまり見かけなくなりました。今は携帯性重視の機種でも8インチが主流です。
画面サイズとあわせて、バッテリー容量もチェックしておくと良いでしょう。スマホで5000mAhというとかなりの大容量ですが、タブレットは画面が大きい分だけ消費電力も大きいので、バッテリー容量にも余裕がある機種が多いです。
Androidタブレットの場合、8インチで5000mAh、10インチで7000mAh程度あると安心です。iPadの場合、バッテリー容量やRAM容量はメーカーの方針で非公開ですが、電池の持ち時間の目安は書かれているのでそちらを見比べてみましょう。
Wi-Fiモデル・セルラーモデルかをチェック
これはゲームのために必須の機能ではありませんが、タブレットを探していると「Wi-Fiモデル」「セルラーモデル」という言葉がよく出てきます。
Wi-Fiモデルはその名の通り、Wi-Fiがある場所でしかインターネットに繋がりません。セルラーモデルなら、SIMカードを入れればスマホのようにどこでも通信できます。
持ち歩いて使うならセルラーモデルがベストですが、だいたいの場合はWi-Fiモデルよりセルラーモデルの方が少し高めです。あまり外に持ち出さないのであればWi-Fiモデルで十分でしょうし、たまに外で使うとしてもスマホのテザリング機能で補うという手もあります。
OS別で選ぶおすすめゲームタブレット6選
日本で発売されているタブレットの中から、ゲーム用におすすめできる機種をOS別で選びました。
特徴やスペック、おすすめの理由をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
【Android】おすすめゲームタブレット
スマホではAndroidユーザーとiPhoneユーザーが半々ぐらいですが、Androidタブレットは残念ながら年々、機種もメーカーも減っているのが現状です。
特にハイスペック機はほぼないので、バトロワ系やFPS、リズムゲームなどの要求性能が高いゲームを遊ぶなら、iPadを検討した方が良いです。
日本で買えるAndroidタブレットとしては、SIMフリースマホでも人気のファーウェイの機種が最も多く、安めの機種ならLenovoやNECからもいくつか出ています。
ゲーム用に買うなら、スペック的にほぼファーウェイ一択でしょう。

性能的には「MatePad Pro」がトップで、8コアCPU+16コアGPUの「Kirin 990」にRAM 6GBと最新ゲームも余裕の高性能です。
10.8インチの大画面で画質にもこだわり、余白を減らしたベゼルレスデザインに約460gの軽量ボディと、10インチモデルながら持ち運びも楽々です。
ただし、MatePad Proを含めて、最新のファーウェイ製機種はPlayストアに対応していません。独自アプリストアの「AppGallery」または「Amazonアプリストア」で手に入るゲームを遊ぶにはとても良い機種ですが、そうでない場合は少し前のPlayストア対応機種を選びましょう。

ファーウェイのPlayストア対応タブレットのうち、現在も販売されている機種の中では、「MediaPad M5 lite 8」が無難です。
CPUはミドルレンジ向けの「Kirin 710」なのでワンランク落ちますが、他のMediaPadシリーズは3GBの機種も多い中、RAM 4GBを選べる機種です。
もし、お近くのお店で運良く在庫があるようであれば、liteではない「MediaPad M5」なら性能的にもゲーム用として申し分なく、Playストアにも対応しているのでおすすめです。
MatePad Pro | MediaPad M5 lite 8 | |
---|---|---|
CPU | Kirin 990(8コア) | Kirin 710(8コア) |
RAM | 6GB | 3GB/4GB |
ROM | 128GB | 32GB/64GB |
画面サイズ | 10.8インチ | 8インチ |
バッテリー | 7250mAh | 5100mAh |
【iPadOS】おすすめゲームタブレット
iPadの現行機種は、上位モデルの「iPad Pro」(11インチ/12.9インチ)、10.5インチの「iPad Air」、10.2インチの「iPad」、7.9インチの「iPad mini」の5種類です。
極端にスペックの低い機種はないのでどれを選んでもそれなりに遊べますが、一番安いエントリーモデルの10.2インチiPadはCPUが少し古いので(iPhone 7と同じ)、ゲーム用にこれから数年使っていくことを考えると選択肢から外した方が良いかもしれません。

値段と性能のバランス、そしてゲーム向きの大画面ということから、イチオシは「iPad Air」です。
CPU・GPUはiPhone XSなどと同じ「A12 Bionic」なので重量級の3Dゲームも快適に遊べる性能ですし、54,800円(税別)~と価格も手頃です。
画面サイズは10.5インチと大きめなので、視界の広さや操作のしやすさを見てもゲーム向きでしょう。
もちろんゲーム以外にも、動画を見たり、別売りのApple Pencilで絵を描いたり、キーボード付きカバーを取り付けてノートパソコン感覚で使ったりと、さまざまな用途で活躍する機種です。
予算に余裕があれば、iPad Proもおすすめ。さらにグラフィック性能が高い「A12Z Bionic」チップを搭載しており、11インチまたは12.9インチの大画面で迫力のある映像を楽しめます。
12.9インチモデルはさすがに持ち歩くには大きいかもしれませんが、iPad Proは画面の余白(ベゼル)を極限まで減らしたデザインなので実はコンパクト。11インチモデルだと、本体の大きさは10.5インチのiPad Airとほぼ変わらず、意外と持ち歩きやすいんです。
iPad Air | 11インチiPad Pro | |
---|---|---|
CPU | A12 Bionic | A12Z Bionic |
RAM | 非公表 | 非公表 |
ROM | 64GB/256GB | 128GB~1TB |
画面サイズ | 10.5インチ | 11インチ |
バッテリー | 非公表 | 非公表 |
【Windows】おすすめゲームタブレット
先に説明した通り、ゲーム用にWindowsタブレットを買うなら、ブラウザゲームや軽量なレトロゲーム、ノベルゲームぐらいが限度でしょう。
Windows向けのゲームをなんでも遊べるタブレットはまずないので要注意です。
しかし、ブラウザゲームに限ればAndroidやiPadOSでは動かない「Flash」を使ったゲームも遊べる利点がありますし、昔のパソコン用ゲームもそのまま動く汎用性の高さがメリットです。

Windowsタブレットなら、Windowsを作っているMicrosoft社の純正タブレット「Surface」シリーズがおすすめです。
タブレットとしてゲームを楽しむだけなら、おすすめは「Surface Go 2」。10.5インチディスプレイを搭載し、一番コンパクトで安いSurfaceです。
Surfaceシリーズにはキックスタンドという収納式のスタンドが付いているので、いつでも立てて使えるのも動画視聴などに便利です。

家のパソコンもSurface 1台にまとめてしまいたいという人には、「Surface Pro 7」がおすすめ。スペックを選べる幅が広いので、値段はモデル次第ですが、実用ラインのCore i5/RAM 8GBモデルで約13万円。
値は張るものの、ノートパソコンと同等の性能を持ったパワフルなタブレットです。
Surface Go 2 | Surface Pro 7 | |
---|---|---|
CPU | Pentium Gold/Core m3 | Core i3/i5/i7 |
RAM | 4GB/8GB | 4GB~16GB |
ROM | 64GB~256GB | 128GB~1TB |
画面サイズ | 10.5インチ | 12.3インチ |
まとめ
AndroidタブレットやiPadでは、スマートフォン向けのバトロワ系ゲームやFPS、リズムゲームなど、さまざまな最新ゲームアプリを楽しめます。
ブラウザで遊ぶタイプのソーシャルゲームなどであれば、パソコンに近いWindowsタブレットも選択肢に入るでしょう。
Androidタブレットは高性能な機種の選択肢が減ってきているので、ゲーム目当てならiPadをおすすめします。特に、価格と性能のバランスに優れた「iPad Air」が一押しです。