カテゴリ: iPhone

iCloudの設定と4つの使い方
「今さら聞けなくて困っています・・・iCloudって何ですか?」
簡潔にいうと、iPhoneやiPad、パソコンにあるデータをインターネット上に保存ができるようになります!
それだけでなく、iCloudはデータを同期して他の端末と共有できる機能もあるのです!

共有できるデータは、メール、電話帳、音楽データ、カレンダー、写真などがあります。

「それはとても便利そう!」と思ったiCloudビギナーの皆さん、それだけではありませんよ。
<iCloudで他に出来ること>
- データのバックアップが自動で保存できる
- ストレージ容量を増やせる
- 紛失したiPhoneを探せる
- ファミリー共有でコンテンツを家族間で共有できる
- iCloud Driveで書類の作成・編集ができる
「iCloudの名前は知っていたけど、こんなに便利なことができたなんて・・・!」
今回はそんな驚きを隠せないiCloud初心者のために、設定方法から仕組み、新機能紹介までお伝えしていこうと思います!
目次:
iPhone SE(第3世代)登場!
購入はキャリアオンラインショップがおトク!

予約開始日:2022年3月11日(金)
22:00~
発売開始日:2022年3月18日(金)
目次:
iCloudを設定してみよう!
iCloudを使うには、Apple IDでサインインをして本人認証する必要があります。
その手順をご紹介しましょう。
ちなみにiPhoneとiPadどちらでも同じ手順で設定ができます。






手順4の「結合」を行うことによってiPhone上にあるデータをiCloud上に保存できるようになります。ここで「結合しない」を選んでもあとで結合するように変更も可能です。
手順5の「位置情報の許可」は、iPhoneのGPS情報をiCloudで利用するかしないかの選択です。許可するとiPhone紛失時に他の端末から現在地を検出できたり、iMessageで自分の位置情報を送信できたりします。
こちらもあとで許可する、しないの変更ができます。
iCloudはネット上にデータ保存・共有ができるクラウドサービス
冒頭でもお話したように、iPhoneやiPad、パソコンにあるデータをインターネット上に保存・共有ができる機能がiCloudです。(パソコンはMacだけでなくWindowsにも対応しています)

共有できるデータとしては、「連絡先、カレンダー、リマインダー、メモ」などがあり、上の写真のように共有をONにしておけば、iPhoneで新規登録した連絡先やメモなどが、同じApple IDでサインインしたiPadやパソコンに反映されるのです。
Safariを共有ONにするとブックマークや開いているタブも、他の端末に同期された状態で閲覧が可能。
iTunes Storeで購入した音楽もiCloudに保存されて、共有端末で再生することもできます。

「設定」アプリ→「iCloud」→「写真」をタップしていき「マイフォトストリーム」をONにすると、Wi-Fi接続時に撮影した写真を自動的に転送されます。
今まではケーブルでパソコンとiPhoneをつないでデータ移行していたことが、簡単にワイヤレスでできるようになりとても便利です。
ただしマイフォトストリームではこんな失敗談もあります!
iPhoneで撮影した写真が自動的にiCloudにアップロードされていて、家族で共有でつかっているPCなどで、写真が閲覧されてしまうことがあります!(自分のApple IDでサインインして使用している場合)
会社の同僚と食べに行った豪華な料理写真、カラオケで羽目をはずして熱唱している写真など、妻や子供に見られたら困る! 恥ずかしい!と思われるならOFF設定がいいかもしれませんね!(笑)
またiCloud を使い始めると同時に「○○○○○○@icloud.com」で終わるメールアドレスが取得でき、これも同じApple ID端末なら共有しながら使うことができます。

iOS8からの新機能「iCloud Drive」は従来のiCloudとは違い、ファイルやフォルダを保存できるファイルストレージサービス。Google DriveのApple版といえる機能で、無料で最大容量5GBまで利用できます。
またAppleが提供している編集アプリ「iWorks」を使ってパソコンだけでなく、iPhoneやiPadから書類の作成・編集が可能になりました。
iWorksのなかには、文書作成アプリ「Pages」や、表作成アプリ「Numbers」、プレゼン資料作成の「Keynote」が入っており、App Storeから各1,000円で購入できますが2013年秋以降に発売されたiPhoneとiPadでは、iWorksアプリが無料で使えます。
ビジネスシーンにおいて仕事の効率がぐんと上がった方も多いのではないでしょうか。

1)データが消失!? そうなる前にiCloudでバックアップを!
水没や落下などでiPhone内のデータを消失してしまった!
もう取り戻せないのかな、大事なデータ・・・!
そんな万が一の場合でも、iCloudでバックアップを取っておけば復元することが可能です。
バックアップ方法には自動と手動のバックアップ方法があります。
データの復元方法も含めてお教えいたします。
自動バックアップの設定
自動バックアップをONにすると、iPhoneが電源に接続され、ロックされ、Wi-Fi接続された状態のときにバックアップが作成されます。
ここで注意してほしいのが、自動バックアップをONにするとiTunesと同期するとき、パソコンに自動バックアップされなくなるという点です。(しかし手動でならiTunesバックアップは取れます!)




手動でバックアップ作成
機種変更の直前に近々のデータを保存したい!
そんな、いますぐバックアップを取りたいときは手動でおこないましょう。
ただし手動でバックアップするには、Wi-Fiに接続していないと作成できません。


データの復元方法
新しいiPhoneを購入した際にも、バックアップから復元すればこれまでのデータや設定がそのまま移行できます。PCとiPhoneをケーブルでつないでiTunesから復元もできますが、今回はiCloudから復元する方法をご紹介します。









手順8で設定するiCloudキーチェーンは、WEBサイトのパスワード情報やクレジットカード情報などを記憶して最新の状態で保つことができる機能です。
iCloudセキュリティコードとは、iCloudキーチェーン設定時に求められる4桁のパスワードです。
復元前からiCloudキーチェーンを設定していたら、セキュリティコードを入力すると元の設定どおりになります。
2)どこに落とした!? iCloudで紛失したiPhoneを探す!
毎日持ち歩くiPhone、うっかりどこかになくしてしまった!
そんな状況におちいって顔面蒼白という経験はありませんか?
端末として高価なのはもちろんですが、大切な人たちの個人情報や、外に漏らしてはいけないビジネスメールも入っていたりとiPhone紛失は重大な損失に発展しかねません。
iCloudの「iPhoneを探す」機能を使えば、他の端末から現在地を確認できたり、遠隔操作でロック画面にメッセージを表示したり、警告音を鳴らせたり、また最後の切り札として端末内のデータをすべて消去できたりします。
いざというときのために、設定しておきましょう!
iPhoneをMacから探す方法もここでご紹介します。
「iPhoneを探す」を設定





「最後の位置情報を送信」とは、iPhoneのバッテリーが切れそうになったときにその場所の位置情報を自動的に送信してくれる機能です。紛失してから時間が経過し、電池がなくなると現在地が把握できなくなります。
必ずONにしておきましょう。
MacからiPhoneを探す方法
MacからiPhoneを探すときはまず、「iCloud.com」へアクセスしてApple IDを入力してください。




(遠隔操作その1)紛失モード
紛失モードは、なくしてしまったiPhoneに連絡用電話番号を表示させたり、メッセージ表示をさせたりできる機能です。



(遠隔操作その2 )iPhoneの消去
iPhoneには電話帳をはじめ、さまざまな個人情報が保存されていると思います。
拾った人がそれを悪用しないとも限りません。もし不安だったら遠隔操作で端末内のデータを消去しましょう。
しかし、データを消去するとiPhoneの現在地情報の検出・追跡ができなくなるので注意してください。

(遠隔操作その3 )サウンド再生(警告音)

iPhoneの現在地にたどり着いても端末が見当たらないときや、周囲の人に音で端末をみつけてほしいときに警告音を鳴らすことができます。
3)最大6人で利用可能!ファミリー共有機能
写真、音楽、アプリなどのコンテンツを最大6人まで家族間で共有できる新機能「ファミリー共有」。誰かが購入した音楽や電子書籍を、共有されている家族の端末にダウンロードすることができ、支払いは1枚のクレジットカードでまとめられます。
撮影した写真を家族専用アルバムに保存・閲覧できて、「いいね」を押したりコメントを入力など家族間の交流が楽しめます。
ここではファミリー共有の設定方法と、撮影した写真の共有方法をお教えいたします!
ファミリー共有機能の設定









追加した家族を解除したいとき


家族と写真を共有する









4)有料のiCloudストレージ容量を追加したい!
iCloudを無料で使える容量は5GBまで。
とくに写真をたくさんアップロードするとあっという間に容量がいっぱいになってしまいます。
そんなときはストレージー容量を追加購入することを検討しましょう。
追加容量は、20GBで100円、200GBで400円、500GBで1,200円、1TBで2,400円、すべて月額料金となっています。
また容量は月単位で変更が可能で、ダウングレードもできます。





ストレージを増やしてみたものの、使ってみたらそんなに必要なかった!
そんなときは、ダウングレードをしましょう。


まとめ
iOS5以降からサービスがはじまったiCloudですが、「よくわからないから触れないでおこう・・・」と、登録設定もしていない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
OSの進化とともに新機能も追加されて、IT機器にあまり強くない人が毛嫌いしてしまう気持ちも分かりますが、データを消失したときのためにバックアップをとっておくことや、紛失したときのためにiPhoneを探す設定をしていくことはいざというときに絶対に役に立ちます!
まずは自分に必要な機能だけに絞って、使いはじめてみてはいかがでしょうか?
使っていくうちにコツをつかんで、ほかの機能の便利さに気づいていくかもしれませんよ。