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CINRA.STOREの人気iPhoneケース!sneeuwの雪浦聖子さんが、洋服の柄をケースに使ったそのこだわりとは?
アート・クリエイティブシーンで毎日起こるニュースを発信しているCINRA.NET(シンラ・ドットネット)。
音楽、映画、演劇、書籍さまざまなジャンルのカルチャー情報やインタビューを数多く掲載されています。
そんなCINRAが運営しているオンラインストア「CINRA.STORE」には、気鋭のイラストレーターや漫画家がデザインしたおしゃれでユニークなiPhoneケースがなんと、何百種類以上も販売されています。
いまやスマホケースは保護するものより、彩るものとしての意味のほうが強いのかもしれません。
そんなCINRA.STOREがおすすめのiPhoneケース、デザインされた作家さんをインタビューさせていただくことになりました。
今回お話をうかがったのは、ファッションブランド「sneeuw (スニュウ)」のデザイナー・雪浦聖子さん。
雪浦さんが作る服は、男女問わず身につけられるユニセックスなデザインで幅広く人気があります。
今年6月に製作されたsneeuw のiPhoneケースは、どんなところにこだわったのでしょうか。
また今回、「sneeuw のiPhone6ケース」を抽選でプレゼントします!
応募方法の詳細はインタビュー最後に紹介していますので、ぜひお見逃しなく!
目次:
目次
過去のコレクションで使用したテキスタイルをケースにプリント
―本日はお時間いただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。
こちらこそ、よろしくお願いします。

―さっそくですが、どのような経緯でケースデザインのお仕事がはじまったのですか?
CINRA STORE担当の康(かん)さんからまずご依頼がありました。
お話では、これまでの商品はイラストレーターさんやグラフィックデザイナーさんが多かったようで、新しい切り口の製品を作りたいとファッションブランドをやっている私にお話が来たという感じです。
―sneeuwの洋服で使っているテキスタイルをiPhoneケースにプリントするというアイディアはどちらが?
絵を使っていくというよりはパターンを使った感じがいいのでは? と、康さんとの打ち合わせをしていくなかで決まっていきました。
普段やっている仕事の延長で作りたいと私も思ったので、違和感なくスムーズに作業が進んだ感じです。
―過去のテキスタイルから、ケース用に選んだ基準はなんですか?
まず過去に作ったテキスタイルを全部見返す作業をしました。
それで、iPhoneケースで使用した柄はブランド初期のものを選ぶことにしたんです。
初期のものは、私にとって特に思い入れがある柄でもあります。

テキスタイルを作るときは、繊維の凹凸だったり生地の質感で助けられるところがあるのですが、iPhoneケースはプラスチックでつるんとした質感なので、あまりシンプルすぎないパターンが合うと判断しました。
密度が低い柄だと間がもたないと感じたので、どれくらいの詰まり具合がバランスがいいのか、そういう点を基準にしていたと思います。
あと、たくさんの方が使いやすいようにあまり性別を問わないデザインをこころがけつつ・・・。

モバイルバッテリーにもsneeuwのデザイン
―ファッションブランド自体もユニセックスな服作りをされていますね?
普段からなにを作るにしても女性っぽいものが得意じゃないんです。
自分の好みなので自然とそういう雰囲気のパターンになっていきます。
―事前に他のiPhoneケースを見て、デザイン調査はしましたか?
はい。デザインが似てしまったらよくないからCINRA STOREの商品をいくつか見たりはしました。すごいたくさんあるので全部は見きれなかったのですが・・・。
デザインの決定まではとてもスムーズで、5月下旬くらいにお話をいただいてから6月中にもう販売していました。(笑)
―それはとてもスピーディーな展開ですね!
実際にご自身の商品サンプルを見たときは、どんな感想をもたれました?
サンプルができる前は柄を紙にプリントしてそれをケースに貼ってバランスを確かめながら作っていたんですけど、実際に仕上がってきたものを見たら当然質感が全然ちがうし、深みや奥行きが思っていたよりも表現できいて嬉しかったです。
ちょっとだけ気になったところ、色味とか柄の配置は微調整はしましたけど。
「slant stripe blue」という商品は、サンプルで色が思っていたよりも明るく仕上がっていたのでほんのちょっとの差ですが、暗く濃くしてもらいました。明るいままだと可愛くなりすぎるなという判断で。

―洋服以外のプロダクトでデザインをしたのは初めてですか?
アクセサリーのデザインをした経験はありますがそれは服の延長の仕事ですから、今回のような肌に身につけないプロダクトは初めてです。
でもiPhoneケースも、服の仕事とつながりが強いなとも感じています。ケースというよりアクセサリーを作ったという感覚です。
またCINRAさんからはケースのお仕事のあとに、モバイルバッテリーのデザインもいただき製品化させてもらいました。

―デザインに凝ったiPhoneケースは世の中にたくさんありますけど、見せるモバイルバッテリーというのはなかなか売ってないですから、欲しい方は多いと思います。
ところで、普段テキスタイルを作るときはどんなことを気をつけているんですか?
服を作るときはワンシーズンごとにテーマがあって、そのモチーフからアイディアを膨らませていくのが一般的ですが、私はテーマを設定したりしないんです。抽象的で、あまりなにも特定しないものづくりをしたいといつも思っています。
このiPhoneケースも特に具体的なイメージから起こしたデザインではないんです。
ただ自分の感覚で気持ちいいなと、感じれる形や色かどうか。
あまり意味をもたせすぎないので、結果的に幅広くいろいろな人に使ってもらえるのかとも思います。甘くなりすぎないというのも、大事にしている基準でしょうか。
塩川いづみさんとzaziのiPhoneケースが気になります
―デザインをする時は手書きですか? パソコンですか?
私はいつもパソコンでテキスタイルのデザインをしています。
手書きだと時間がかかってしまうことも、パソコン上だと簡単にいろいろなことを試しながら作れるので自分には合っています。

―ちなみに雪浦さんもiPhoneユーザーですか?
初代のiPhoneからずっとiPhoneユーザーでいまは5Cを使っています。周りもiPhoneがやっぱり多いですね。
―ケースもつけていらっしゃいますか?
iPhone 5Cは、カラーリングとか、つるっとした質感が気に入っているのでケースはつけていなんです。
iPhoneも機種によって好きなデザインと嫌いなデザインがあって、実をいうとiPhone 6のデザインがちょっと苦手なんです。もしiPhone 6に機種変したらお気に入りのケースをつけてオリジナリティーを出すかもしれません。
―CINRA STOREでほかの作家のiPhoneケースで印象に残っているデザインはありますか?
塩川いづみさんのiPhoneケースがとてもさわやかなデザインで印象に残りました。
イラストレーターのお仕事をされている方で、もともと彼女の作品が好きだったというのもあります。
彼女とはつい一ヶ月前くらいに初めてお会いする機会がありました。お互い存在は知っていたのでいつかお会いするだろうなとは思っていたんですけど。
塩川さんの作品は私のケースとはちがって、とても有機的で温もりのあるデザインです。
あと、ファッションブランド「 zazi」のiPhoneケースも惹かれます。
「かわいすぎないけど目を引く」というものがやっぱり私のツボみたいです。
手描きデザインを私ができないので、手描きで素敵なiPhoneケースを付けたくなるのかもしれませんね。
男女問わず使ってくれるのが嬉しい
―雪浦さんはどんな風に日々スマホを使われていますか?
調べものもすぐできるし、仕事のアイディアもささっとメモれる。もちろんコミュニケーションツールでもあるし・・・、もうなくてはならない存在です。
私はInstagramに写真を投稿したり、友達の写真を閲覧したりよくします。ほぼ趣味でSNSを使っていたとしても、それを通じて自分のブランドを知っていただくことも結構あり、プロモーション・ツールにもなっていますね。
―スマホの普及は、確実に私たちの生活を変えましたね。雪浦さんは今後スマホに期待することってありますか?
私はよく地面に落としてしまうので、とにかく丈夫な作りにしてほしいです。(笑)
でも最近のテレビCMで耐衝撃のすごい機種が出てきたので、ほかの機種もどんどん丈夫になっていくかもしれない。
―sneeuwのiPhoneケースはどんな方に使われているようですか?
CINRAさんによると、女性だけでなく男性でも購入される方が多くいらっしゃると聞きました。自分が作っている洋服も、男女どちらでも着られるものを作っているのでケースでも同じ反響があったことはとてもうれしいです。
―では最後に、今後チャレンジしてみたいものづくりはありますか?
ファッションブランドのものづくりを軸にしながら、今度は食器に自分の柄や模様をちりばめたいと思っています。
―雪浦さんのいろんなアイディアがこれからも実現されそうですね。
今日はお話ありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました。

- <プロフィール>
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雪浦聖子(ゆきうら・せいこ)
ファッション・デザイナー。
東京大学工学部卒業後、住宅機メーカーに就職。
その後、ESMOD JAPONに入学して服飾デザインとパターン学ぶ。
卒業後「YEAH RIGHT!!」でアシスタントを担当したのち、
2009年に独立し「sneeuw」を立ち上げる。
sneeuwのiPhone6ケース、Twitterフォロー&RTでプレゼント!

抽選で1名様にsneeuwのiPhone6ケース(slant stripe mintカラー)をプレゼントします。
応募方法は、
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当選者にはTwitterのDM(ダイレクトメール)でご連絡致しますので、
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応募期間は、8月12日12時までとなっています。
※今回プレゼントする商品はiPhone6対応のケースです。
iPhone6 Plusや、iPhone5Sなど他の大きさに対応しておりませんのでご注意ください。
(取材協力:CINRA.STORE)
(取材・文/勝俣利彦)