arrows We 徹底レビュー!スマホ入門にぴったりなエントリーモデル

arrows We レビュー

今回紹介する「arrows We(アローズ ウィー)」は、2021年12月3日に発売したスマートフォンで、主に初めてスマホを持つ人や気軽に使えるスマホがほしい人をターゲットとした、いわゆる「エントリーモデル」のスマートフォンです。

取り扱いキャリアは、ドコモ、au、ソフトバンクで、価格はそれぞれ、ドコモ版は「21,450円(MNPなら4,950円)」、au版は「26,180円」、ソフトバンク版は「27,360円」と、各社の2万円台で購入可能という、安価な価格設定がされているのが特徴的です。

今回のレビューでは、外観やデザイン・スペックやパフォーマンスに加えて、実機を触ってみて感じた良い所・悪い所について、徹底的にレビューをしていきたいと思います

   
   

FUJITSU
arrows We

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arrows Weの外観デザインをレビュー

それでは早速、arrows Weの外観デザインを確認していきましょう。

arrows We
小さめサイズで片手でも簡単に持ち歩けるarrows We

arrows Weは、約5.7インチのディスプレイを搭載したスマホで、外観は全体的に丸みを帯びた持ちやすいフォルムの本体となっています。

サイズは「約W71×H147×D9.4/ 約172g」と、昨今主流のスマホと比較すると、やや小さめサイズで持ちやすいサイズ感となっています。

本機はFCNT株式会社の独自の落下試験をクリアしており、画面が割れにくいタフな1台となっています。万が一端末を地面に落としてしまった時なども安心の仕様となっていて、長く使用したい人にもおすすめの一台となっています。

前面 / 背面デザイン

前面デザイン
約5.7.インチのディスプレイを搭載

ディスプレイは約5.7インチ、解像度は1,520×720(HD+)となっております。決して解像度が高い仕様ではありませんが、こだわらなければ十分な解像度といえるでしょう。

ノッチ背面デザイン
画面上部にしずく型のノッチ
背面にはカメラとNFCが搭載

画面上部にはしずく型のノッチを搭載しています。前面に物理ボタンの設置はないため画面占有率も比較的高いのが特徴的です。

背面には左上部に2眼レンズのカメラとNFCが搭載され、中央には「docomo」のロゴマークと、下部にはarrowsのロゴが入っているシンプルなデザインとなっています。

今回のレビューで使用した端末のカラーリングは「パープル」です。背面の素材は「樹脂」を採用していますが、決して安っぽさはありません。手触りもサラサラとしており、とてもフィット感の高い持ちやすいデザインとなっています。

カメラ部指紋認証
カメラ部の出っ張りはやや大きい
指紋認証も背面にある

カメラ部の出っ張りは約2mmほどあり、他のスマホに比べやや大き目な印象があります。背面を下にして机に置いた際にはガタツキが生じます。そのままの状態では机などに置いたときの干渉で、レンズに傷がつく恐れもありますのでケースなどを着用することをおすすめします。

指紋認証ボタンも背面に設置されています。片手で持った時、自然に指の位置が触れやすい場所なので手軽に指紋認証を行うことができます。

側面デザイン

arrows We
側面は丸みを帯びたデザインになっている

側面は全体的にやや丸みを帯びたデザインとなっています。小さめのサイズで持ちやすいサイズ感となっていますが、丸いデザインと特別引っかかる部分がないことからグリップ性はやや低い仕様となっています。落とす心配なのがある人はバンカーリングやスマホケースを使用すると良いと思います。

右側左側
右側:ボリュームボタンと電源ボタンが搭載
左側:SIMスロットが搭載
上部下部
上部:3.5mmイヤホンジャックとマイクが搭載
下部:USB Type Cコネクタ、スピーカー、マイクが搭載

サイズ感・重量

手に持ったところ
手が小さい人でも持ちやすいサイズ・重量感

片手で持ってみた印象ですが、サイズ感については、手が小さい人だと片手操作は厳しいサイズ感です。片手操作をしたい人は安定性を増やすためにもバンカーリングなどの装着をおすすめします。

重さについては172gとなっており、サイズ感に対してはやや重めな印象を持ちました。好みの問題も大きいですが、人によっては「ある程度重量感があるほうが、安定して持つことができる」と考えている人もいるかと思うので、ぜひ一度手に取っていただきその重量感について感じていただきたいです。筆者個人の感想としては、長時間片手操作を行う想定がない限りは、特に問題になるような重量感ではなく、使いまわしにも影響はないのかなと感じました。

カラーバリエーション

カラーバリエーション
カラーバリエーションはキャリア毎に異なる

ボディカラーは、販売するキャリアによって異なるので注意が必要です。NTTドコモが「ネイビー」、「ホワイト」、「パープル」、「レッド(オンラインショップ限定)」の4色、auが「ローズゴールド」、「ホワイト」、「ブラック」の3色、ソフトバンクが「ターコイズ」、「ホワイト」、「ブラック」の3色を展開しています。

バリエーションが豊かなので、普段使いやビジネスシーンなど、想定される使用シーンに併せてカラーリングを選んでみるのも良いかもしれません。

arrows Weのスペック・性能をチェック

arrows Weのスコア
arrows Weのスペック・性能をチェック

arrows Weは低価格なエントリーモデルのスマホですが、実際のスペックについて詳しく見ていきたいと思います。

OS Android™ 11
CPU Qualcomm® Snapdragon™ 480 5G Mobile Platform 2.0GHz/2+1.8 GHz/6
内蔵メモリ ROM 64GB
RAM 4GB
本体サイズ 約W71×H147×D9.4(最厚部10.2mm)
重量 約172g
ディスプレイ 約5.7インチ
TFT-LCD
1,520×720(HD+)
背面カメラ 約1,310万画素/約190万画素
前面カメラ 約500万画素
バッテリー容量 4,000mAh(内蔵電池)
防水/ 防塵/MIL規格 IPX5/IPX8/IP6X
認証 指紋認証

エントリースマホということもあり、スペックの全体的な感想としては「そこそこ」といった印象です。

防水・防塵などにはしっかり対応し、おサイフケータイも搭載、さらにはバッテリー容量も「4,000mAh」と大容量となっているため、日常の中で使う分には何不自由ないスペックだと感じました。

ただ3Dゲームをたくさんやりたい人や、ネット上のコンテンツをサクサク楽しみたいという人にとっては少し物足りないスペックかもしれません。

認証について注意しておかなければならない点が、「指紋認証」のみの対応となっている点です。「顔認証」には対応していないので注意が必要です。

子供とスマホ
実際の操作感も悪くない印象

実際にネットサーフィンなどしてみましたが、基本的な動作は比較的スムーズで、ストレスなく楽しむことができました。

しかし、最新のiPhoneやハイエンドモデルに慣れている人にとっては、スクロールの際などに若干もたついているように感じる反応速度でもあります。本機はあくまでも「エントリースマホ」という立ち位置ですので、その点を踏まえれば、操作感については十分合格点といえるのではないでしょうか。

ベンチマークスコア
Antutuスコアは216,157点を記録

定番のベンチマークアプリ「AnTuTuベンチマーク」を使い、処理性能について調べてみたところ、スコアは「216,157点」を記録しました。

10万点を超えてくるとどのゲームも一通りプレイ出来るといわれているので、この価格帯のエントリーモデルのスマホということを加味しても十分なスコアではないでしょうか。テスト中もバッテリーの消費は安定しており、特別おかしな挙動等も確認は出来ませんでした。

白猫プロジェクトをプレイ
白猫プロジェクトをプレイ

次に3Dゲームのテストとして「白猫プロジェクト」をプレイしてみました。スペックの低いスマホですと、敵が多く出現する箇所などは全体的にモッサリな動きとなりますが、本機の場合は特別もたつくこともなく、通常通りにプレイをすることができました。

もちろんハイスペックスマホではないため終始快適にプレイということは望めないかもしれませんが、通常にプレイできるくらいの操作感を望むのであれば、全く問題ないレベルであると感じました。

arrows Weのカメラ性能

カメラ部
カメラ性能をレビュー

arrows Weのメインカメラ1,310万画素となっており、画素数ベースで評価するとあまり高い数値ではありません。今回は実際に様々なシーンで撮影してきましたので、ぜひ撮影画像からarrows Weのカメラ性能について評価いただければと思います。

日中の様子を撮影してみた

まずは野外での撮影です。撮影当日はとても天気の良い日でしたが、一体どのような写真が撮れるのでしょうか?それでは早速見ていきましょう。

ビル
空の青や木の緑など綺麗に撮影できた

昼間の撮影もうまく明るさの調整ができており、全体的にきれいに撮影することが出来ました。色彩についてはやや濃い目に出る印象がありますが、その分メリハリのある写真が撮影できたかと思います。再現率という点ではやや低いと評価しますが、エントリーモデルのスマホということを考慮すると十分満足できる写真が撮影できました。

ズーム・広角撮影の性能について

それぞれ、「通常」、「ズーム」で撮影してみました。デジタルズームは最大8倍ズームまで対応しています。

通常撮影ズーム撮影
標準 / 8倍ズーム

通常レンズでの撮影に比べ、デジタルズームについては、ズーム性能としては非常に高いです。しかし、その分解像度を荒くなるので、実用面を考えると活躍の場は少ないように感じました。記録用に使うレベルであれば問題はないかと思います。

ポートレートを撮影してみた

ポートレート
ポートレートは自然な仕上がりとなった

筆者の息子(3歳)を被写体にポートレート撮影をしてみました。背景のぼけ具合は撮影時にスライダーで調整ができ、お好みに合わせて調整することが出来ます。

今回は標準のボケ具合で撮影しましたが非常に自然な背景ぼかしで撮影することができました。顔が映らないと被写体を認識してくれずポートレートが適用されないので注意が必要です。

ボケの調整画面
ボケ具合は撮影時に調整が可能

メシ撮りをしてみた

ラーメン
明るさもうまく調節され、おいしそうなラーメンが撮影できた

とある日に食べた昼食のラーメンを撮影してみました。やや暗い室内での撮影でしたが明るさの調節はしっかりとできており、色合いもよくとても美味しそうに撮影が出来ました。

特別迫力や個性のある写真ではありませんが、安定的に綺麗な写真が撮れる端末です。

接写してみた

接写
マクロモードでの撮影性能は高め

マクロモードを使用することにより、専用のマクロレンズを使用して最大4cmまで寄った接写撮影が可能となっています。今回は花を撮影してみましたが、かなり細かい部分まで鮮明に撮影することができました。マクロ性能は非常に高く実用性も十分にあると感じました。

夜景を撮影してみた

夜景夜景
明るさの調整がうまく効かずぼやっとした写真となった

夜の街を撮影してみました。夜景モードを適用して撮影を行いましたが、明るさのコントロールやピント合わせがうまくいかず、ややぼやけた写真になりました。

エントリーモデルとしては十分な夜景撮影精度かと思いますが、写真そのものの評価としてはやや物足りないものとなりました。

arrows Weの使ってわかった感想・特徴

arrows We
arrows Weの良い部分

arrows Weを実際に使ってみてわかった良い部分についてチェックしていきます。

カメラ性能の高さが魅力

arrows Weは、2万円台で買えるエントリーモデルにもかかわらず、カメラ性能が非常に高く感じました。

もちろんハイエンドモデルと比べると物足りなさは否めないですが、ポートレートやマクロ撮影なども安定的なクオリティの撮影が可能です。「そこまでハイスペックなカメラは求めないけどそこそこ良い写真を安価で撮りたい。」そんな人の希望を叶えてくれる一台だと思います。

あると嬉しい便利機能が多数搭載!

ハンドソープ
ハンドソープで洗うことも可能
画像引用元:FCNT[1]

あると嬉しい便利機能が抜かりなく搭載されているのも魅力のひとつです。水場での使用が多い人も安心の防水に対応。さらには泡タイプのハンドソープで丸洗いできるだけでなく、アルコール除菌にも対応しているので、いつでも端末を清潔に保つことができます。

また、キャッシュレス化が急速に進む現代にも対応できる、おサイフケータイの搭載。さらには最近では廃止されているスマホも多い、3.5mmイヤホンジャックが搭載されているため、有線イヤホンで気軽に音楽を楽しむことも可能です。

バッテリー性能も良い

充電中
バッテリー持ちが良い

arrows Weは、4,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているため、通常の使い方であれば1日使用して電池が切れるということはほぼないでしょう。

実際に筆者も朝100%充電した状態から、適度にWeb閲覧やゲームをしながら一日使用してみましたが、夜8時頃に40%程度のバッテリー残量がありました。もちろん、過度に使い込む人はモバイルバッテリーなどの携帯もおすすめしますが、通常使いであればまず電池切れの心配はまずないでしょう。

評価まとめ:arrows Weはコスパの高い全部入りスマホ!

arrows We
使いまわしの良さやバッテリーはとにかく優秀

arrows Weについてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。最大の魅力はやはり「コストパフォーマンスの良さ」ではないでしょうか。

2万円台という低価格設定ながら、カメラ性能もそこそこ良く、防塵防水、おサイフケータイ機能などあると嬉しい機能も網羅され、さらにはバッテリーの性能も高い。まさにオールインワンな一台となっています。

やや重量が重いことがデメリットとして挙げられるかと思いますが、こちらも極端に重いわけではないので、致命的なデメリットではありません。エントリーモデルとして購入するのであればまず間違いなく満足いただける一台となっていますので、ぜひ初めてのスマホや、ご両親のプレゼントなどにも、ご検討してみてはいかがでしょうか。

この記事の編集者

モバレコ編集者:シーモ

モバレコ編集者:シーモ

格安SIM・スマホジャンルを3年以上担当。
モバレコ編集部に着任後、ドコモ→ahamo→mineoに乗り換えるなどフットワークが自慢。
実際に選ぶ・乗り換える経験で得た目線を大事にしています。
良い所はもちろん悪い面もわかる、読んでいて納得感のある記事作りを心がけています。
推しはmineoとIIJmio。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

みなみかわ

みなみかわ

異色経歴サラリーマンライター

プロフィール

1987年埼玉県生まれ。高校でプログラミングを学び、なぜか全く関係のない製造会社へ就職。その後24歳の時に一念発起し通信大学へ入学。仕事と学業の二刀流をこなし、大学卒業とともに小学校の教員免許を取得。公立小学校で3年間就業するも、何を思ったかまたも一念発起し、マーケティングの勉強を始める。現在マーケティングの職に就きながら、現在大好きなガジェット系の記事を中心に執筆活動をしている、異色の経歴をもつサラリーマンライターです。

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