徹底解剖!ファーウェイ「Ascend G620S」のレビューをお届け

書いた人: Yusuke Sakakura

カテゴリ: レビュー ,

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Ascend G620S

Ascend G620S」は、2014年12月に発売された低価格のスマートフォン。販売価格は2万1,800円に設定された、いわゆる「格安スマホ」に位置付けられる機種となっています。

「いくらなんでも安すぎるのでは・・・?」と不安を感じた人も多くいるかと思います。ワタクシもその一人。いくら安くても使い勝手が悪いのでは意味がありません。

そこで今回は、「Ascend G620S」を10日間ほど実際に使ってみて、感じたことを正直にレポートしたいと思います。

Ascend G620S ってどんなスマホ?

まずは、「Ascend G620S」のスペックをチェックしましょう。

ディスプレイは、5インチのHD液晶(1280×720ピクセル)を搭載しています。ドコモなどキャリアから発売されるハイスペックモデルでは、フルHD液晶がトレンドになっていますが、格安スマホではHD液晶を搭載するものが多く、その他の機種に大きく劣るというわけではありません。

高速な処理を実現するCPUは、MSM8916 1.2GHzのクアッドコアを搭載。こちらも他の格安スマホと同程度の性能となっています。

複数のアプリを同時に立ち上げた時でも快適に利用できるかの指標になるRAMは1GBと、他の機種に劣ります。実際に使用した時の印象については後述します。

写真や動画、アプリなどの保存容量(ROM)は8GBと少なめですが、microSDに対応しており、最大40GBまで容量を拡張することが可能です。

カメラはアウトカメラが800万画素、インカメラが200万画素と格安スマホとしては標準的な画素数のカメラを搭載しています。

バッテリーは交換不可能で容量が2,000mAhと少なめ。実際に使用して感じた印象は後述します。

「Ascend G620S」は、もちろんSIMロックフリーの端末となっていますが、対応する通信方式をチェックすると、ドコモやau、ソフトバンクが提供するLTEのBand 1をサポートするほか、Band 3やBand 19、3GのFOMAプラスエリアにも対応するなど、ドコモの回線を利用できる格安SIMカードと相性が良いです。

OSは、最新のバージョンよりも1つ前のAndroid 4.4 KitKatを搭載。Android 4.3以前の機種は一部の機能に脆弱性が発見されても修正はしないというグーグルの方針が明らかになり、話題となりましたが、「Ascend G620S」はきちんとアップデートが提供されるので安心して使用できます。

また、他の格安スマホ同様にワンセグやフルセグ、赤外線通信、おサイフケータイ、防水・防塵などは非対応となっていますが、その他スペックは3万円前後で販売されている格安スマホと大きな遜色はなく、コスパに優れた端末であることがスペックから見て取れます。

「Ascend G620S」のスペック詳細
OS Android 4.4 KitKat
サイズ 142.9 × 72.1 × 8.5mm
重さ 約160g
ディスプレイ 5インチ / HD(1280×720ピクセル)/ IPS液晶
バッテリー 2,000mAh
カメラ 800万画素(メイン)/ 200万画素(サブ)
CPU Snapdragon 410
Qualcomm MSM8916 クアッドコア1.2GHz
RAM 1GB
保存容量(ROM) 8GB
通信方式 LTE:1 / 3 / 7 / 19
W-CDMA:800 / 900 / 2100MHz
GSM:850 / 900 / 1800 / 1900MHz
Bluetooth 4.0
無線LAN
(Wi-Fi)
IEEE802.11b/g/n
SIMカード microSIM
ワンセグ / フルセグ × / ×
赤外線通信 ×
おサイフケータイ ×
防水 / 防塵 × / ×
NFC ×

Ascend G620Sを実際に触ってみた!

「Ascend G620S」のスペックは、2万1,800円という価格の割には高いものであることがわかりましたが、実際に使ってみるとどうでしょうか。

Ascend G620Sの外観は?

まずは外観からチェックしていきます。
今回レビューをお届けするのは「Ascend G620S」のブラックカラーです。

Ascend G620S
本体は「ブラックカラー」

前面には、ホームボタンや戻るボタン、メニューボタンなど一般的なキー類が配置。

Ascend G620S
前面にキー類が配置

これらのキーは、ディスプレイ上に表示されるソフトキーが主流ですが、「Ascend G620S」はディスプレイのベゼル部(枠部)に直接配置されるハードキーとなっているため、5インチのディスプレイをより広く使うことができます

背面はレザーテクスチャが採用されており、手に持った時に革の質感をほのかに感じることができます。

Ascend G620S
背面はレザーテクスチャ

上面にはイヤホンジャックは配置されており、底面には充電とデータ転送用のmicroUSB端子が配置されています。

Ascend G620S
上面にはイヤホンジャックが配置
Ascend G620S
底面にはmicroUSB端子

側面には電源キーとボリュームキーが右側にまとめて配置されており、電源キーとボリュームキーを同時に操作するスクリーンショットの撮影を片手で行うことが可能。

Ascend G620S
電源キーとボリュームキー

SIMカードとmicroSDへのアクセスは背面パネルを外してアクセスすることができます。

Ascend G620S
SIMカードとmicroSDのスロット

実用性が高いアプリも導入済み。Ascend G620Sの中身をチェック!

次は「Ascend G620S」の内部をチェックしていきましょう。

ホーム画面などのインターフェースにはファーウェイ独自の「Emotion UI」を搭載。

Emotion UI
Emotion UI

シンプルなレイアウトで大きめのアイコンを表示する「SIMPLE UI」を選択することも可能。スマホ初心者やお子さん、お年寄りでも使いやすいスマートフォンにカスタマイズもカンタンに行えます。

SIMPLE UI
SIMPLE UI

あらかじめインストールされているアプリケーションは少なめですが、ギャラリーや音楽、ファイルマネージャー、メモ、電卓など基本的なものはひと通りインストールされているため、買ったらすぐにスマートフォンを利用することができます。

実用性の高いアプリとしては、「端末マネージャ」をあげておきます。

「端末マネージャ」では、アプリごとに接続するネットワークを変更(3G/LTE or Wi-Fi)する機能や端末の動作が遅い場合にメモリをクリアする「アクセラレータ」、キャッシュファイルや使用頻度の低いアプリ、古いアプリのパッケージを削除して保存容量を拡張する「ストレージクリーナー」、バッテリーの持ち時間を延長できる「省電力」などを利用することができます。

端末マネージャ
「アクセラレータ」や「省電力」などが利用できる
アクセラレータ
3G/LTEかWi-Fiか、接続するネットワークを
アプリごとにを変更できる

特に残りのデータ容量を拡張できる「ストレージクリーナー」やバッテリーを節約できる「省電力」は、保存容量とバッテリーが少ない「Ascend G620S」の強い味方になります。

また、文字入力アプリとしてGoogle Playストアにて980円で販売されている「FSKAREN(エフエスカレン)」がインストールされています。

スマートフォンの定番の文字入力方式「フリック入力」はもちろん、従来の携帯電話の入力方式、手書き入力などもサポートするなど、スマホ初心者にも優しい文字入力アプリを購入当初から利用することができます。

FSKAREN(エフエスカレン)
FSKAREN(エフエスカレン)を搭載!
FSKAREN(エフエスカレン)
手書き入力にも対応

気になっていたRAMやバッテリーはどうか?

そして、スペックをチェックしていた時に気になっていたのはRAMが1GBと、他の格安スマホに比べて少ないということ。
数値上は少ないですが、実際に使用した時に1GBのRAMで足りるのか検証するために、メモリの消費量が高いゲームアプリの「ドラクエ8」を起動しつつ、ブラウザで攻略サイトを見るという、ありがちな使い方でプレイしてみました。
RAMの消費量は80%を超えることで、アプリの切替時にもたつきは感じるものの、プレイ中に強制終了するといったことはありませんでした。ハイスペックな端末と快適さを比較するのは酷ですが、1GBのRAMでも十分快適にプレイできるという印象です。

それにも増して気になるのが2,000mAhというバッテリー容量ですが、10日ほど使ってみた感想としては、Wi-Fiに接続して利用する場合は平均して8時間ほど持つものの、より電池を消費する3G/LTE通信時は平均して6時間ほど。
想定どおりモバイルバッテリーを一緒に持ち歩かないと不安という印象です。

シンプルでとても使いやすいカメラ機能!

そして、最も利用する機会の多い機能の1つであるカメラですが、シンプルでとても使いやすいインターフェースになっています。

Ascend G620Sのカメラ
カメラのインターフェース

また、ISOやホワイトバランス、露出、彩度、コントラストといった細かい設定を変更することができ、カメラにこだわりたい人にとっても嬉しいものになっています。

Ascend G620Sのカメラ
細かい設定も可能

カメラ撮影を補助する機能としては、タッチ撮影や動きのある被写体にフォーカスを合し続ける「オブジェクトトラッキング」やディスプレイをタッチするとフォーカス合わせから撮影までを一連の動作で行う「タッチ撮影」を利用することができます。

さらに、画面オフの状態でボリュームキーを2回クリックするだけで、カメラを開いたり、そのまま写真の撮影が行える「ウルトラスナップショット」を利用することで、シャッターチャンスを逃さず、写真を撮影することができます。

スマートフォンならではの機能も備えており、写真に約10秒の音声メッセージを記録できる「音声写真」や撮影後にフォーカスの位置を変更できる「オールフォーカス」、撮影場所や時間、天気などを写真にプリントする「ウォーターマーク」などのエンターテインメントに特化した撮影モードを利用することも可能です。

Ascend G620Sのカメラ
エンターテインメントに特化した撮影モードも

「Ascend G620S」で撮影した写真はこんな感じ。フォーカスが弱いので写真を撮影する時は複数枚撮影する必要がありました。

暗い店内をオートシーンで撮影。F値2.0のため、暗所でも明るい写真が撮影できます。
東京スカイツリーをモノクロフィルタで撮影。
ファインダーにもモノクロが適用されるため、撮影前後のギャップなく撮影ができます。
明るい店内にてHDRで撮影。背景はほのかにボケます。

ズバリ!Ascend G620Sはコストパフォーマンスに優れた1台だ!

ひらめき

記事の冒頭で「いくらなんでも安すぎるのでは・・・?」と書いたわけですが、10日間使ってみると、2万円のスマートフォンでも十分使えるものだなーと感じました。

バッテリー容量が少ないため、カメラもゲームも動画もブラウザもゴリゴリ使いたい!という人にはオススメしづらいですが、カメラやゲーム、LINEぐらいしか使わないライトユーザーにはオススメできる格安スマホです。

また、シンプルなインターフェースが採用されており、十分にカスタマイズされた国産のスマホを利用するよりもスマートフォンに慣れやすいだろうと感じたので、まだスマートフォンに触れたことのないスマホ初心者の方にも入門機としてオススメできる機種だと思います。

自分が初心者から中級者へのステップアップするときには、自分のお子さんや両親にプレゼントするというのも良いのではないでしょうか。

まとめ

「Ascend G620S」は、ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店やAmazonなどのオンラインショッピングサイトで販売されています。

また、ASAHIネットでは3日間で100MBまでの高速なデータ通信が利用できる月額900円の格安SIMサービスとのセット販売を行っています。
セット販売で購入する場合は、「Ascend G620S」を2,000円安い1万9,800円で購入できる(SIMカードの初期費用として別途3,000円が必要)ほか、現在は基本料が2ヶ月無料となるキャンペーンも実施しているので、購入を決めた方はぜひチェックしてみてはどうでしょうか。

※当記事中の価格は、全て税別表記となっています。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

スマートフォンやウェアラブルなどを専門的に取り扱う「携帯総合研究所」を運営しているブロガーです。前職はシステムエンジニアでプログラムの経験を活かしてアプリの開発もはじめました!