スマホを水没してしまった時の対処方法と修理の流れ

ピンチ! スマホを水没してしまった!
こんなときどう対処すればいいの?

Androidスマホの場合、防水機能を備えた機種もありますが、「GALAXY S6 edge」など最新の端末でも防水ではない機種も、まだまだ存在します。やはりスマホにとって水没は身近にある致命的なトラブルといえます。

しかし水没させたからといってすぐにあきらめてしまう必要はありません。適切な対応を行えば、端末やデータを復活させられる可能性も十分にあります。ここでは水没させたときの対処方法から、修理費用やデータの復元についてまで紹介します。

iPhoneの水没対応についてはこちらの記事を参照ください。

iPhoneが水没してしまったときの対処法と絶対にやってはいけないこと

スマホが水没したときの対処

もしスマホを水没させてしまったときは、まず落ち着いて下記の通り対応しましょう。

  1. スマホ電源を落とす
  2. (可能ならば)背面カバーと電源パックも外しましょう
  3. タオルなどで水分を拭き取る
  4. そのまま自然乾燥させる

水没したあとに電源が入っている状態だとそのまま基板がショートしてしまう可能性がありますので、なるべく早くスマホの電源を落としましょう。

そして、もし外すことができる端末であれば、スマホの内部を乾燥させるために背面カバーを外して電池パックを外しましょう。またmicro USB端子のフタなどがあれば、開けてできるだけ乾燥しやすい状態にしておきましょう。

とりあえず、拭き取れる水分はタオルなどで拭き取りましょう。その際に、スマホを回転させたり必要以上に傾けないようにすることが重要です。変にスマホ動かすと、濡れていない隙間まで水が浸入してしまい余計に故障してしまう恐れがあります。

上記の手順を行ったあとは、直射日光の当たらない場所において、最低2、3日乾燥させましょう。1日乾燥させて見た目が乾いたからといっても内部はまだ水に濡れている可能性がありますので、すぐに電源を入れてしまうのはやめておきましょう。

スマホが水没したときにやってはいけないこと

続いて、水没した時に絶対にやってはいけないことは下の4つです。

  • スマホを振らない
  • 電源を入れない
  • 充電をしない
  • ドライヤーで乾かす

水分を出すために振ってしまうと、濡れていない隙間まで水が浸入してしまう恐れがありますので落ち着いてあまり動かさないようにしましょう。

水没した後に電源を入れるのは、十分に乾燥させたあとにしましょう。濡れている状態で起動させようとすると基板がショートして、スマホが完全に壊れる恐れがあります。
充電も同様のリスクがありますので、完全に乾いていない状態で、電源ケーブルを挿すのはやめましょう。

急いで乾かそうとしてドライヤーを使うのも厳禁です。熱のため基板などが変形したり、内部の水分が熱くなってしまい、逆に端末に重大なダメージを与えることがあります。

ちなみに「米びつに入れる」と本当に復活するの?

米びつに入れるなど、スマホが水没した時の民間療法的なものはいろいろと提案されていますが、基本的には乾燥させているだけですので、行為自体にあまり効果はありません。まずはデバイスをあまり動かさずに自然乾燥させることを心がけましょう。

水没したスマホ、修理に出すといくらかかる?

貯金箱

完全に乾いたら、キャリアのショップなどに持って行って修理対応を依頼することをお勧めします。水没した後、もし無事起動したとしても、一度水没させてしまったスマホは突然不具合が発生するリスクを抱えることになります。油断は禁物です。
ではキャリアごとの対応を紹介しましょう。

ドコモの場合

月額3363円~1,100円(税込)で加入できる「ケータイ補償サービス」が用意されています。このサービスに加入していれば、修理代金をサポートが受けられます。Andoridなら修理受付終了、iPhoneなら1年間無料になっています。

また、修理不可能なほど端末が損傷している場合であっても、8,250円~12,100円(税込)の自己負担で交換電話機の提供をうけられます。とくに水没は修理が不可能と診断されることが多いので、交換になるケースがあります。

ケータイ補償サービス

NTTドコモ「ケータイ補償サービス」
NTTドコモの場合は「ケータイ補償サービス」に加入していると安心です

またデータが取り出せなくなった端末から、電話帳などのデータを取り出す「ケータイデータ復旧サービス」も用意されています。この料金も「ケータイ補償サービス」に加入している場合は、通常8,800円(税込)のところが1,100円~2,200円(税込)に割引となります。ただし端末の状況によっては、復旧できない場合もあります。

ケータイデータ復旧サービス

これら保証サービスの加入状況がわからない場合は、My docomoにログインすれば確認できます。

auの場合

auの場合も、「故障紛失サポート」(月額418円~726円)に加入していると、故障、紛失、盗難など、トラブルの際にサポートが受けられます。
新品との交換は、1回目が5,500円(au契約3年以上の場合は3,300円)、2回目が8,800円(同6,600円)となっています。サービスの申し込みは電話やインターネットで申し込むことが可能です。加入していない場合は、修理料金などは全額自己負担になるので注意しましょう。

故障紛失サポート

故障紛失サポート
auの「故障紛失サポート」に加入していると、交換用携帯電話機に格安で交換することができます

また「auスマートサポート」(加入月3,300円、4カ月目以降月額418円)に加入している場合は、AOSリーガルテック株式会社の「データ復旧サービス」を20%オフで利用できます。

auスマートサポート

ソフトバンクの場合

あんしん保証パックプラス」(月額715円)というサービスが用意されており、水没や全損の場合は8,250円の負担で新品同等の交換機が利用できます。

あんしん保証パックプラス

ソフトバンク「あんしん保証パックプラス」
「あんしん保証パックプラス」に加入しておけば、水没の際の修理が割安になります

なおデータの復旧に関しては「メモリーデータ復旧サポート」というサービスが用意されています。通常は5,500円の料金となりますが、「あんしん保証パックプラス」に加入していれば、負担額は0円となります。

メモリーデータ復旧サポート

ワイモバイルの場合

故障安心パックプラス」(月額759円)というサービスが用意されており、水没や全損の場合は修理代が5,500円となります。また同一機種またはワイモバイルの指定機種をサービス価格で購入することもできます。

故障安心パックプラス

ワイモバイル「故障安心パックプラス」
「故障安心パックプラス」に加入しておけば、水没や全損の際の修理料金が5,500円となります

なおデータの復旧に関しては「データ復旧支援サービス」というサービスが用意されています。料金は5,500円となります。

データのバックアップと復元

水没はいつ起こるかわかりません。いざという時に備えてバックアップをとる習慣をつけておきましょう。しっかりバックアップを取っておけば、万が一起動しなくなっても、データを復元することが可能です。バックアップおよび復元の方法に関しては、こちらの記事を参照してください。

Androidスマホのバックアップ方法

なお、バックアップを取っていない場合の最終手段として、データ復旧業者に依頼するという方法もあります。価格はまちまちですが、2万円ぐらいからとなっているようです。ただし、状況によってはさらに料金が必要な場合もありますので、見積もりなどを取って料金を確認してから依頼するようにしましょう。

いずれにせよ比較的高額になる場合が多いので、日頃からのマメなバックアップをお勧めします。

水没したスマホを蘇らせると噂の「リバイバフォン」とは?

リバイバフォンとは?

水没したスマホを復活させるグッズというのがいくつか発売されています。その1つが「リバイバフォン」。これはアルコールを主成分とする液体で、その中に水に濡らしてしまった端末を一定時間浸すことで復活させるという製品です。水に含まれるミネラルなどの不純物を取り除くことで、ショートなどを防ぐという仕組みになっているとのことです。

現在アマゾンなどで販売されており、液体のほか専用のパウチ袋などが付属しています。開発元によると90%の確率で復活させることができるとのこと。リバイバフォンのWebサイトでは使用する場合の手順なども確認できます。
このリバイバフォンに関しては、回を改めて検証したいと思います。

こちらの動画ではiPhone 6をビールに水没させたあと、リバイバフォンで復活させるムービーを見ることができます。

まとめ:機種変更も検討してみるべし

まとめ:機種変更も検討してみるべし

上記対策を実施しても改善しないなど、機種自体が故障している可能性がある場合はいっそ新機種への機種変更を検討してみると良いでしょう。

補償サービスに加入していない場合はなおさらです。故障内容によっては同じ機種の新品交換だけでも、3万円近い修理料金が発生する場合があります。

スマホはどんどん新作が誕生してくるので、もし故障したスマホが長らく利用してきたスマホであればなおさら、これを機に機種変更をすべきです。

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この記事の編集者

モバレコ編集者:シーモ

モバレコ編集者:シーモ

格安SIM・スマホジャンルを3年以上担当。
モバレコ編集部に着任後、ドコモ→ahamo→mineoに乗り換えるなどフットワークが自慢。
実際に選ぶ・乗り換える経験で得た目線を大事にしています。
良い所はもちろん悪い面もわかる、読んでいて納得感のある記事作りを心がけています。
推しはmineoとIIJmio。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

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