フランス生まれのリバーシブルスマホ?「ALCATEL ONETOUCH IDOL3」徹底レビュー

書いた人: まきはら とよかず

カテゴリ: スマホ

ツイート このエントリーをはてなブックマークに追加
フランス生まれのリバーシブルスマホ?「ALCATEL ONETOUCH IDOL3」徹底レビュー

中国のTCLコミュニケーションが現在保有するフランス生まれのスマートフォンブランド「ALCATEL ONETOUCH」(アルカテル・ワンタッチ)。そのALCATEL ONETOUCHが8月末に同社の最新モデル ALCATEL ONETOUCH IDOL3 (アルカテル・ワンタッチ・アイドル3)の日本国内向け販売を開始しました。今回はこの ALCATEL ONETOUCH IDOL3 をレビューしていきます。

目次:

スペックをチェック

まずはじめにスペック表を確認していきましょう。

ALCATEL ONETOUCH IDOL3のスペック(参照:ALCATEL ONETOUCH IDOL3の製品ページ
サイズ 高さ 約 152.7 mm ✕ 幅 74.14 mm ✕ 厚さ 7.4 mm
重さ 約 141 g
バッテリー容量 2,910 mAh
OS Android™5.0 Lollipop
プロセッサ Qualcomm® Snapdragon 615 Octa-Core(1.5GHz Quad-Core + 1.0GHz Quad-Core)
内蔵メモリ RAM:2GB
ROM:16GB
外部メモリ最大対応容量 microSD(最大128GBまで対応)
SIMタイプ microSIM
対応ネットワーク周波数帯 4G LTE:Band 1/3/7/8/19/20
3G W-CDMA:800/850/900/1900/2100 MHz
ディスプレイ 5.5インチ Full HD(1,920✕1,080)IPSインセルディスプレイ
カメラ リアカメラ:1,300万画素
フロントカメラ:800万画素
その他 デュアルスピーカーマイク、Technicolor JBL® Clari-Fi™テクノロジー、虹彩認証機能、Wi-Fi 802.11 b/g/n(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.1、NFC

※その他上記以外の詳細は、メーカーの製品ページから確認できます。
ALCATEL ONETOUCH IDOL3の製品ページ

ALCATEL ONETOUCH IDOL3は日本国外では今年5月よりアメリカで発売されたまだ新しい機種。ディスプレイには5.5インチで解像度がFull HD(1,920✕1,080)のもの、またCPUにはQualcomm® Snapdragon 615 Octa-Coreを採用。RAM容量が2GB、ROM容量が16GBとなっており、スペック的には現行のミッドレンジ〜ハイエンドに位置するといえます。

デザインと機能における最大の特徴の一つといえるのが上下対称になったシンメトリックデザイン。画面インターフェースの縦横の回転だけでなく、スマホでは珍しい上下反転にも対応しており、とっさの時にも端末の向きを気にすることなく使用できます。

また他にもハーマンインターナショナルのスピーカーブランドJBLの音質認証を取得したデュアルフロントスピーカー、Clari-Fi™と呼ばれる圧縮音源再生技術をサポートすることによる臨場感のある音響効果と音質の高さを実現、端末のロック解除用の虹彩認証機能なども搭載されています。

なお日本国内での販売価格は42,800円(税別)となっています。

外観をチェック

続いて端末の外観を見ていきましょう。カラーバリエーションはダークグレイ、メタリックシルバー、ソフトゴールドの3色で、今回レビューに使用するのはメタリックシルバーです。

ALCATEL ONETOUCH IDOL3のフロントパネル
ALCATEL ONETOUCH IDOL3のフロントパネル

フロントパネルのディスプレイ上には有効画素数800万画素のカメラが搭載されているほか、上下には対称な配置で2つのスピーカーを搭載。

ディスプレイ上部
ディスプレイ上部
ディスプレイ下部
ディスプレイ下部

側面フレームの外観は金属にも見えますが、材質はプラスチックです。

上にはイヤフォンジャック
上にはイヤフォンジャック
右には音量キー
右には音量キー
下にはmicroUSDコネクタ
下にはmicroUSDコネクタ
左には電源キーとSIMカード/microSDカードスロット
左には電源キーとSIMカード/microSDカードスロット

電源キー横にあるスロットは1つとなっており、1つのトレイにSIMカードとmicroSDカードを並べて乗せる設定になっています。

電源キーとスロットは並べて配置
電源キーとスロットは並べて配置
SIMカードとmicroSDカードは並べて乗せる
SIMカードとmicroSDカードは並べて乗せる

背面はやや落ち着きのあるシルバー。

ALCATEL ONETOUCH IDOL3のリアパネル
ALCATEL ONETOUCH IDOL3のリアパネル

リアパネルも材質はプラスチックですが、表面にヘアライン加工が施されておりチープさは感じにくくなっています。

ヘアライン加工や光沢のあるロゴで高級感を演出
ヘアライン加工や光沢のあるロゴで高級感を演出

リアカメラは左上、結構隅の方に配置。なおバッテリーは取り外し不可です。

背面上部
背面上部
背面下部
背面下部

中身をチェック

ソフトウェアはAndroid 5.0.2 Lollipopをベースに若干手が加えられたものとなっています。例えばロック画面。画面下に5つのアイコンが並んでおり、アプリ起動のショートカットとして使うことが可能です(PINコードによるロックがかかっている場合はロック解除が必要)

ロック画面にはアプリショートカットを配置。表示をOFFにすることも可能
ロック画面にはアプリショートカットを配置。表示をOFFにすることも可能

こちらはホーム画面。アプリのアイコンがカスタムされている他には。特に大きな違いはありません。

ホーム画面
ホーム画面

通知領域のトグルスイッチにはこの端末の最大の特徴ともいえる リバーシブル機能 のON/OFFスイッチも。

自動回転とリバーシブルは別に設定可能
自動回転とリバーシブルは別に設定可能

設定画面。ジェスチャ、フリップカバー、LEDインジケーターあたりがこの端末ならではの項目といえます。

設定画面
設定画面
設定画面

ジェスチャの項目では「画面をダブルタップでONにする」「着信時に伏せておくとミュートに」「アラームがなった際に伏せておくとスヌーズに」といった設定が可能。

設定できる機能は3つ
設定できる機能は3つ

SIMフリー端末として端末単独で販売しているこのALCATEL ONETOUCH IDOL3ですが、日本国内での使用を想定し、APN情報ははじめからいくつかのものが設定されています。

初期登録されているAPNは15個
初期登録されているAPNは15個

日本国内向けモデルということで、もちろんながら技適マークも確認できました。

技適マークももちろん表示可能
技適マークももちろん表示可能

性能の参考情報として、ベンチマーク測定アプリAnTuTu Benchmarkにてベンチマークを測ってみた結果を載せておきます。数値で比べてみると、2世代前のフラッグシップモデルよりやや下、といった感じです。

AnTuTu Benchmarkでの測定結果
AnTuTu Benchmarkでの測定結果

さらなる細かい設定が知りたい方はこちら:

ALCATEL ONETOUCH IDOL3を購入したら設定したい7つのこと

気になる機能をチェック

ここでは実際にALCATEL ONETOUCH IDOL3を使ってみて感じた 主な特徴といえる機能を4つ紹介します。

音楽

1つ目が音楽機能。JBLの音質認証を取得したデュアルフロントスピーカーの搭載、あるいはClari-Fi™をサポートすることによる音響効果・音質を実現しているこのスマホですが、ただ”音楽を聴いて楽しむ”だけではないところが他のスマホとの違いといえます。

ALCATEL ONETOUCH IDOL3にはDJ MIXと呼ばれる音楽再生アプリがプリインストールされており、このアプリを使うとDJのように”音楽を演奏して楽しむ”ことが可能です。

DJ MIXアプリの画面インターフェース
DJ MIXアプリの画面インターフェース

実際に使用していみると、ただ単に再生している音楽にエフェクトをかけられる、ディスクをスクラッチできる、といった”遊び程度”の仕様ではなく、効果音や楽器音、イコライザーやFXといったものを使うことができ、さながらDJのように本格的に演奏を楽しむことができます。

用意されている効果音以外に自分で音を録音して取り込むことも可能
用意されている効果音以外に自分で音を録音して取り込むことも可能
ドラムループなども用意されている
ドラムループなども用意されている
イコライザーやFXも
イコライザーやFXも

そもそもこういった音響装置の操作に慣れていないとはじめは探り探りにはなってしまうものの、自分が普段から聴く音楽を使って気軽に遊べる身近さもあってか、筆者も(演奏の上手い下手は別にして)気がついたら夢中で遊んでしまっていました。

再生する音楽データは事前に端末内に入れておく必要があるため、そこを考えると本体(ROM)容量は32GBくらいあってもよかったのかも…とも思いますが、そのあたりはmicroSDカードを上手に活用すると、なお一層この機能を楽しむことができるでしょう。

カメラ

2つ目はカメラ。ALCATEL ONETOUCH IDOL3には有効画素数が1,300万画素のリアカメラ、800万画素のフロントカメラは搭載されています。ここでは主にリアカメラについて紹介していきます。

リアカメラの仕様として有効画素数の他に手ぶれ補正機構、最速0.26秒でフォーカスを合わせる顔認識機能が搭載。またレンズの明るさを示すF値は2.0となっており、暗いところでも明るい写真を撮影することが可能です。

こちらはプリインストールされているカメラアプリで使える機能一覧。オートモード、HDR、パノラマといった比較的一般的なものの他にも時間経過(タイムラプス)やQRコードスキャナなども搭載されています。

カメラアプリの設定変更画面
カメラアプリの設定変更画面

ここからは実際に撮影した例をいくつか載せておきます。

オートモードで撮影した街の様子
オートモードで撮影した街の様子
料理も温かみのある色合いに
料理も温かみのある色合いに
キーボードを接写。結構近くまで寄れる
キーボードを接写。結構近くまで寄れる

実際に撮影してみて試した印象として、全体的に撮影した写真は温かみのある色合いになる(青がからない)印象。失礼ながら当初想像していたよりも性能はよく、景色から料理まで幅広く使えるといえます。

またタイムラプス機能を用いて撮影した撮影例も載せておきます。カメラを三脚などで固定せずに撮影したためガクガクと動いてしまっていますが、そういった道具も合わせて使うとかなり上手な動画を撮影することができるでしょう。ちなみにこの10秒の動画を作るのに撮影した時間は2分30秒でした。

タイムラプスカメラ

リバーシブル

3つ目はキモとなるリバーシブル機能。画面の上下が反転する、という内容だけ聞くとシンプルな機能ですが、実際にこういった機能が”スマホ”に初期搭載されていることは結構珍しかったりします。

機能のON/OFF切替は通知領域にあるトグルスイッチ、あるいは設定のディスプレイの項目内で行ないます。設定から変更する際はアニメーションの変更も可能です。

設定できるのはON/OFFとアニメーションの種類
設定できるのはON/OFFとアニメーションの種類

こちらが実際に反転する様子を動画にしてみたもの。

上下反転

上下反転して使った際、電源キーや音量キーといったハードキー類の位置が逆にならないといった点はどうしても残ってしまいますが、それ以外(画面内)はきれいに反転してくれるので、着信時に電話に出る際など、操作がディスプレイ上で完了するものに関してはこのシンメトリックデザインを十分に活用することができるといえます。

反転するだけ、といえばそれまでですが、実際に触ってみるとかなり面白く感じられました。

虹彩認証

最後は虹彩認証機能。最近はこういった”PINコードやパターン入力以外でロック解除する”といった機能がよく見られるようになってきました。

ALCATEL ONETOUCH IDOL3では、この機能は Eye-D という名称で搭載されています。設定→画面のロックより設定することができます。

虹彩認証の設定画面
虹彩認証の設定画面

設定画面では登録する目を枠内に映し、その枠に沿って動く白い丸を目で追いかけます。登録に要する時間は10〜15秒程度です。

できるだけカメラに目を近づけるのがポイント
できるだけカメラに目を近づけるのがポイント

実際にこの機能を用いてロックを解除する場合は、ロック画面の鍵マークを上にスワイプし、表示される枠内に目が入るよう、フロントカメラに目を映します。周囲の環境にもよりますが、認証にかかる時間は3秒程度といったところ。

虹彩認証を設定した場合でも画面を一度スワイプする必要がある
虹彩認証を設定した場合でも画面を一度スワイプする必要がある

認証精度はまずまずといったところで、両目が枠ギリギリに収まるくらい近づいて認証するとほぼエラーもなくロックが解除できます。逆にいえば、端末本体を自分の目の前に持ってこれない状況であれば下に表示されるボタンをタップしてPIN入力などでロック解除するほうが賢いともいえます。

このあたりは今後のソフトウェアアップデートなどあれば、より精度が高まっていくことを期待したいところ。

ALCATEL ONETOUCH IDOL3はこんな人にオススメ

実際にALCATE ONETOUCH IDOL3を使ってみて感じたのは”性能の割に基本的な機能は十分満足して使え、プラスこれまでのスマホにはない面白さがある”ということ。特にDJ MIXアプリやリバーシブル機能は目新しさもあり、かなり興味深く感じられました。

そういった意味では、最低限の機能が使えるのは当たり前として、プラスで目新しい機能も楽しみたいという人にオススメなのではないでしょうか。少なくとも筆者としては、音楽が好きな人はDJ MIX機能はかなり楽しめるだろうと思います。

まとめ

”フランス生まれのスマートフォンブランド”をキャッチコピーに日本国内では展開されているALCATEL ONETOUCH IDOL3ですが、仮にそのキャッチコピーがなくとも、機能面で十分魅力の感じさせることができるスマホといえるでしょう。

性能と価格を比較した際、競合する他社製のスマホよりもやや割高に感じることもあるかもしれませんが、まずはぜひ実店舗などで実機を触ってみることをオススメします。

こちらの記事はいかがでしたか?

お役に立ちましたか?

送信する

もしよろしければお友達に
ご紹介お願いします!

  • ツイート
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

特集コンテンツ

d-card

docomoのギガホ・ギガライト

Y!mobile 公式オンラインストアなら「限定商品!」「送料無料!」「24H受付OK!」

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

スマホをはじめとする「ガジェット」に関心があるフリーランスのブロガー/ライター。中でも特に関心が強いのは海外向けのSIMフリー製品。個人輸入なども楽しんでいます。ややマニアックなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」もほぼ毎日更新中。