その写真にはもうだまされないぞ!姫乃たまに聞いた「地下アイドルの自撮り事情」

書いた人: モバレコ編集部

カテゴリ: インタビュー, 比較 ,

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その写真にはもうだまされないぞ!姫乃たまに聞いた「地下アイドルの自撮り事情」

地下アイドルの世界では必須の「自撮り」。地下アイドルとSNSの関係は切っても切れない非常に深い関係であり、そのSNSで自信をアピールする最高の手段が「自撮り」なのである。
しかし、その地下アイドルの自撮りが、昨今ひとつの問題となってきている・・・何故か?
綺麗過ぎるのだ!(笑
自撮りアプリの進化によって、綺麗に撮れることはいいことなのだが、あまりに綺麗過ぎる。ファンの間でもわかってはいるのだが、あまりの効果に困惑を隠せない人もいるという。そんな自撮り事情を、地下アイドルの一人「姫乃たま」に聞いてみた。

姫乃たまさん

―こんにちは。今日はよろしくお願いいたします。

姫乃 よろしくお願いします。

地下アイドルというと「地下」というイメージでなんだか、暗いところの住人のようなイメージがあるが、昼間のオシャレなカフェでみれば、ごく普通の綺麗な女の子だ。

地下アイドルとSNSの密接な関係

―そもそも地下アイドルってなんですか?

姫乃 地下アイドルは0年代後半からアキバ系と地続きに出てきた文化で、その背景にスマホの定着があるんですよ。それとSNSの普及ですね、それらと同時にでてきたんです。

(あれれ?)

姫乃 それまで、なんでアイドルに対しての敷居が高かったと言うと、まず広報にさける予算が無かったんです。個人はもちろん、小規模な事務所ではとても手が出せなかったんです。
スマホが出て、TwitterやFacebookがすごく使いやすくなったんです。それによって一気にSNSが普及したことで、お金をかけずに使える広報として使えるようになったんですね。
なので、今アイドルをしている子って、広報のための“SNS”と“自撮り”は絶対なんですよ!

姫乃たまさん

正直驚きを隠せない・・・
普通に地下アイドルの一人として、インタビューをしかけた私だが、ここまで熱く地下アイドルの歴史から語ってくるとは思わなかった(笑

それもそのはず、姫乃たまはガラケーでTwitterをしている頃から活動をしている地下アイドル界では、すでに姉さん的存在になりつつある。また、地下アイドルとしての活動のみならず、結構マニアなジャンルで連載を持つライターとしても活躍している。地下アイドルもライターもやり始めたのは現役高校生の頃からだというベテランさんなのだ。

姫乃たまさん

―だから少しでも自撮りを良く見せるためにアプリが必要だと?

姫乃 “写真一枚”ですごく判断されてしまうんですよ。本当はすごくいい音楽をしているのに、写真が可愛く撮れていないと、曲を聴こうとしなかったり、ライブに足を運ばないお客さんも出てきます。
アイドルファンの人もやはり、可愛くて歌って踊れるアイドルを求めてるから、まずは写真が大事になってくるんです。だから「美顔アプリ」っていうのが必要になってくるんです。

やめられなく美顔アプリの中毒性

姫乃 女の子が持ってる“かわいい”と男性が持ってる“かわいい”が違うんです。男性はわりと「素の顔」が好きだったりするんですが、女の子の“かわいい”はどんどんエスカレートして、男性が求めているものとかけ離れてしまうんです。

―それを見て、男性は違和感を感じないの?

姫乃 ファンも「おかしいな」と思いながらも許容してるけど、外部から見るとちょっと変。当事者達以外からみると、何故このような?と(笑

―それでもやめられない?

姫乃 美顔アプリって、一度やるとクセになっちゃうんです。オリジナルの写真と美顔アプリを通した写真を比べると、美顔アプリの方が綺麗なのが一目瞭然。だから、一度やってしまうとオリジナルの写真が恥ずかしくなってしまう、自信がなくなってしまうんですね。
そして、その美顔アプリの写真に目が慣れてしまうと、もっと補正のかかった美顔アプリに手を出すんです。それを繰り返しているうちに、もう戻れなくなっちゃうんです。

―ファンからはなんて言われる?

姫乃 定着したファンだと、それをわかったうえで見てるけど、写真を見て「かわいい」と思って、初めてライブに来た人は「ちょっと違う」とがっかりされたりすることもあるみたいです。

姫乃たまさん

少し見せてもらったが、美顔アプリの補正能力はすさまじい。確かにプリクラのようだった。これがエスカレートすれば、「別人」と言われ、問題になるのも当然のことと言えるだろう。

実際に撮ってもらった

姫乃たまに、一番ユーザーも多く、補正も凄い神アプリと言われる「Beauty Plus」や普段使用しているaillis(旧LINE camera)を使って自撮りをしてもらった。

姫乃 私はaillis(旧LINE camera)です。大体はiPhoneのデフォルトのカメラで撮って、aillisで「明度」をちょっと上げてます。それくらいのナチュラルなのがいいと思います。

姫乃たまさん:自撮り

―自撮りをするときに気をつけてることはある?

姫乃 やはり光ですね。今日みたいに自然光が入るのは最高です! かといって、強い光がいいわけじゃないんですよ。私たち地下アイドルは、地下の劇場など、自然光が入らないところで撮る事も多いのですが、光を求めて、強い光の下に入ると、顔に影が落ちて怖い顔になっちゃいますから。

姫乃たまさん:自撮り

慣れた手つきで、自撮りを開始。画面を見ながら、綺麗に写る角度を調整する。

姫乃たまさん:自撮り

姫乃 どうですか?

―確かに、凄くかわいく映ってるね。(こういう時、自撮り写真を褒めていいものか未だに迷うところだが(笑)

姫乃 でもこっからですよ! と、Beauty Plusを立ち上げた。

姫乃たまさん:自撮り
姫乃たまさん:自撮り

自撮りをする姿は真剣そのもの。「自分をかわいく撮る」誰でも持っているナルシズムは自己満足という快楽を与えてくれる。
それを公表し、自分だけでなく他人から評価を得られるなら、その快楽はさらにあがるだろう。

姫乃 では、これをちょっと見てください。まずは、iPhoneのデフォルトのカメラで撮った写真です。

姫乃たまさん:自撮りデフォルト

姫乃 次に、私がいつも使っているaillisで「明度」をちょっと上げたものです。

姫乃たまさん:自撮り明度をあげる

たしかに、ちょっと明るくなって、顔の影が薄くなっている。ここまでならまだ普通だ。

姫乃 次に、地下アイドルの間で話題の「Beauty Plus」です。

姫乃たまさん:自撮り「Beauty Plus」

―!!!

これは凄い・・・ 肌の滑らかさがハンパない。美白&美肌、目や口も明らかに魅力的になっているように思う。胸の辺りを見ると良く分かるが、凹凸のある服の模様があまりはっきり見えなくなっている。
肌の凹凸を消し去り、綺麗な滑らかな肌へとしてるのだ。

姫乃 最後に「Beauty Plus」の機能で色々と弄った感じです。

姫乃たまさん:自撮りetc

パっと見でわかるだろうか?明らかに目が大きくなっているのを。もともと目が大きい姫乃たまなので、この一枚で見ればあまり違和感を感じないが、並べてみると一目瞭然。さらにウエスト部分も明らかに細くなっている。ここまで細いのは明らかにおかしいのだが。

姫乃 おかしいって思ってても、やめられなくなっちゃうんですね。

姫乃たまさん

今回検証したのは、「aillis」と「Beauty Plus」。他にも「B612」「Sexy Mirror」「Camera360」などこの手の自撮り加工アプリは多い。

どこからが地下アイドル?

―こうして、加工した写真をUPしてるんですね?

姫乃 はい、先ほどのように体型まで修正するケースは希ですが、地下アイドルはBeauty Plusを使っている人が多いと思います。もうBeauty Plusをデフォルトのカメラとして使っている人も多いですね。

―そもそも地下アイドルってどこからが地下アイドル?

姫乃 事務所に所属する必要がないので、SNSに自撮り写真をアップして「地下アイドル」と名乗った時から「地下アイドル」と言えます。
ただ、そこからライブ等に出演するためには、SNSの活動を通じて、ライブ等の主催者側から声をかけられたり、自らいろんなイベントに応募したりしますね。
Twitterでも、地下アイドル募集アカウントが存在しますので、そういうのを利用するといいと思います。

姫乃たまさん:スマホ

―SNSの中ではやはりTwitter?

姫乃 私が地下アイドルとして活動を始めた7年前は、中川翔子さんによるブログブームの最中で、アイドルが広報に使用するツールもブログが基本でした。これは今でも変わりませんが、Twitter、Facebook、Instagramなど、利用されるSNSの種類は増えています。地下アイドルと同年代にあたる女性の間ではInstagramが流行していますが、現在でも地下アイドルはブログのほかにTwitterが欠かせません。Facebookは元々、広報のために設計されていないことから、友人の人数にも制限があったりと主流にはなりづらいようです。

―その中で自撮りが非常に重要になったと?

姫乃 今はTwitterのアイコンはもちろん、宣材写真用のアー写だったりもスマホの自撮り写真を載せる場合も多いです。場合によって週刊誌などでも、自撮りでいいから送ってくれと言われることも多いですね。

―Twitterに自撮りを上げると、反応はどう?

姫乃 Twitterだと反応はすぐにきますよ。やはりその時の衣装によって反応が大きく違います。グラビア撮影中のオフショットで水着とかだと、すごくリアクションがいい(笑

―先ほどから気になってたんですが、不思議な衣装を着てますね?

姫乃 中洲で買いました。中洲の水商売のお姉さんたちの間では派手レトロがトレンドなんだとか。本当ですかね(笑)。

姫乃たまさん:自撮り

急な話の展開にも、そのまま切り替えした姫乃たま。なんとも不思議な子だ。地下アイドルという人種自体、ちょっと変わっているのかもしれない。だからこそ、非常に興味をそそるものだった。

姫乃 地下にも深度があるので、地上に近いところもあれば、深海に住んでる地下アイドルもいるんです。でも「自撮り」はどこに住んでいても共通ですね(笑

姫乃たまは、どの深度に住んでいるのだろうか?

【取材協力】

cate coffe(ケイトコーヒー)

cate coffe(ケイトコーヒー)
東京都世田谷区北沢 2-7-11 コージー下北沢 2F
03-5454-5436
http://www.katecoffee.jp/

【紹介アプリ】

BeautyPlus –プリクラ並みに盛れる神カメラ!盛り写メを撮ろう!
aillis (旧LINE camera)

まとめとインタビュー後

Beauty Plusをはじめとして、現在の自撮りアプリは凄いということがわかった。個人で楽しむならなんら問題はないが、本人を知らない人がその写真を先に見て、その後本人に逢ったとき、そのギャップに困惑してしまうようだ。

地下アイドルにとって、SNSへの自撮りの投稿は必須の広報活動であり、ファンにとっても、非常に楽しみなものだ。
エンターテインメントと考えれば、いくらでも加工をして夢を抱かせて欲しいものだが、ファンに実際にライブに逢いに来て欲しいというのが目的なら、あまり過剰な修正は自分の首を絞める結果になるのではないだろうか?

インタビューを終えて、店を出ると、「せっかくなので、下北沢の街で全身の写真を撮影しておこうか」という話になった。

下北沢は姫乃たまのホームタウンだ。
「下北生まれのエロ本育ち」というキャッチコピーを掲げるだけあって、下北の街には詳しい姫乃たま。それに比べ、筆者はほとんど下北沢の街を知らない。
「なるべく下北らしくシュールな場所がいいな」と希望を伝え、話しながら歩いていると、姫乃たまはどんどんと、商店街から離れ、住宅街に入っていく。

住宅街の一角で「ここで撮影しましょう」と言われた場所は、とある空き地…

姫乃たまさん:草むらでポーズ

ここですか?(笑

謎過ぎる「姫乃たま」。単なるアイドル志望ではなく、曲者が揃ってるといわれる地下アイドル界、その中でも異彩を放つ存在なのではなかろうか。

姫乃たまに興味を持った人はこちら

Twitter
https://twitter.com/himeeeno
アメブロ
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http://himeeeno.hatenablog.com/

姫乃たまさん:草むらでポーズ

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