メモリーカードからのデータ復元が可能!「Recuva」を検証してみた

ツイート このエントリーをはてなブックマークに追加
メモリーカードからのデータ復元が可能!「Recuva」を検証してみた

不慮のトラブルでスマホのデータが消えてしまった場合、メモリーカードなどにバックアップを取っていればすぐに復元できます。しかし、頼みのメモリーカードに入っているデータも消えてしまったときには、復元ソフトの力を頼るしかありません。

うっかり削除してしまったファイルを復元したい。そんなときに有効なのが「データ復元ソフト」です。そこで今回は、メモリーカードのデータを復元できる「Recuva」というソフトを使って実際に検証をしてみます。

その他のデータ復元ソフトの検証記事はこちら:

スマホの削除したデータを復元するソフト「MobiSaver for Android」を検証してみた
短時間でのスマホデータ復元におすすめ!「Dr.Fone for Android」を検証してみた

【ソフト情報】
ソフト名 Recuva
開発 Piriform
復元できる内容 画像、音楽、ドキュメント、動画、書庫形式、メール
対応OS Androidのすべてのバージョン
Windows 2000、XP、Vista、7、8
価格 24.95ドル / 無料版あり
URL http://www.piriform.com/recuva

目次:

「Recuva」はメモリカードのデータ復元に対応

Piriformが提供する「Recuva」は、Windowsに対応するファイル復元ソフトです。
このソフトはこれまで検証したAndroid向けのファイル復元ソフト2本とは異なり、パソコン内(あるいはパソコンに接続されたメディア)からファイルを復元するというものです。24.95ドルの有料版では、仮想ドライブに対応し、サポートも受けられるようになっています。

注意したいのは、Androidデバイス本体には対応していないということです。
ただし、Androidデバイスにセットされたメモリカードはパソコンでもメディアとして認識するので、メモリカードに保存されていたデータであれば復元することができます。

つまり、普段からアプリのデータの保存先をカードにしていたり、バックアップを行っている場合に限り、このソフトでの復元が可能ということになります。

「Recuva」の使い方

今回検証する「Recuva」は、動作環境がWindows XP、Vista、7、8となっていますが、Windows 8.1でも問題なく動作しました。なお、Windows 10への対応についての情報は、まだホームページに記載されていないようです。

「Recuva」をパソコンにインストールする

まずは「Recuva」をダウンロードし、インストールします。
無料版は「Free Download」をクリックすることでダウンロードできます。インストールはウィザード方式になっているので、画面の指示に従ってボタンをクリックしていくだけで簡単にインストールできます。

「Free Download」をクリックして、ソフトをダウンロードします
「Free Download」をクリックして、ソフトをダウンロードします
画面の指示に従ってソフトをインストールします。最初の画面で、使用する言語に「日本語」を選びましょう
画面の指示に従ってソフトをインストールします。最初の画面で、使用する言語に「日本語」を選びましょう
インストールオプションは、すべてチェックが入った状態で問題ないでしょう
インストールオプションは、すべてチェックが入った状態で問題ないでしょう
ファイル消去ソフト「CCleaner」のインストールが求められます。不要であれば「No thanks」にチェックを入れます
ファイル消去ソフト「CCleaner」のインストールが求められます。不要であれば「No thanks」にチェックを入れます

スマホ側の準備をする

これまでの記事で検証した2本のAndroid復元ソフトとは異なり、Androidデバイスにセットされたメモリカードを読み込むことになるので、スマホをUSBストレージとしてパソコンに接続する必要があります。初期設定ではこれが有効になっていますが、ほかの復元ソフトを使用した後などは「USBデバッグ」にチェックが入っていないことを確認しておきましょう。

「USBデバッグ」の項目にチェックが入っている場合は外します
「USBデバッグ」の項目にチェックが入っている場合は外します

スマホをパソコンに接続する

準備ができたら、スマホをUSBケーブルでパソコンに接続します。その際、「USBストレージ」を有効にする確認画面が表示されることがあるので、「ストレージON」をタップします。

スマホのUSBストレージを有効にします
スマホのUSBストレージを有効にします

スキャンの設定をして実行する

パソコン側で「Recuva」を起動します。起動すると、スキャンの設定を行うウィザードが表示されます。

スキャンするファイル形式を選びます
スキャンするファイル形式を選びます

続いて、スキャンする場所を設定します。今回はパソコンに接続したスマホのデータをスキャンするため「メディアカードまたはiPod」にチェックを入れます。

スキャンする場所を選びます
スキャンする場所を選びます

以上で設定は完了です。「開始」をクリックしてスキャンを実行します。

「開始」をクリック
「開始」をクリック

データを確認する

検証時、スキャンは1分ほどで完了しました(速い!)。
完了すると、メモリカード内で検出された削除済みファイルの一覧が表示されます。画像の場合、読み込めたものにはサムネイル画像が表示されます。

スキャンは驚くほど速い
スキャンは驚くほど速い
画像をスキャンした結果
画像をスキャンした結果

さらに「高度な設定に切替」をクリックすると、ファイルごとの詳細な情報を確認できます。この画面では、復元できる可能性が高い順に、緑、オレンジ、赤のマークが付きます。また、ファイルを選択すると、ファイルごとにプレビューや詳細情報、ヘッダーなどを確認できます。

スキャンしたファイルを種類別に表示することもできます。スキャンが高速なため、メモリカードすべてをスキャンして「高度な設定」画面で種類を切り替えながらチェックしていくといいでしょう。

「高度な設定」画面
「高度な設定」画面

データを復元する

すべての種類に対してスキャンした結果、1,022個の削除ファイルを検出できました。内訳はピクチャが963個、ミュージックが1個、ビデオが53個でした。このうち「高確率」となっていたファイル数は、ピクチャが220個(復元率22.8%)、ミュージックは0個(同0%)、ビデオが2個(同 3.7%)でした。

ファイルの種類 検出した
削除ファイル
緑:高確率で
復元可能なファイル
復元率 復元にかかった時間
ピクチャ 963 220 22.8% 9.7秒
ミュージック 1 0 0
ドキュメント 0 0 0
ビデオ 53 2 3.8% 20.53秒
圧縮ファイル 0 0 0
電子メール 0 0 0

特筆すべきは速度で、スキャンは1分かからず、復元の速度もピクチャの220個をわずか9.7秒で復元できました。

詳細な条件で並べ替えができます
詳細な条件で並べ替えができます
復元をクリックしたら、復元場所を指定します
復元をクリックしたら、復元場所を指定します
復元結果が表示されます
復元結果が表示されます
無事に復元できました
無事に復元できました

まとめ

今回検証した「Recuva」は、Android本体のメモリをスキャンできないため、これまで検証したソフトと比較することは難しいのですが、とにかくスキャンが高速であることと、検出したファイルに関する詳細な情報を入手できることが印象的でした。

Android本体のデータを復元できないのは残念ですが、「Recuva」はパソコン内のドライブや外付けハードディスク、ゴミ箱などをスキャンして、削除してしまったファイルを復元できるため、パソコンユーザーには利用価値の高いソフトと言えそうです。また無料で使用できることも大きなメリットと言えるでしょう。

「Recuva」の評価

オススメ度:★★☆☆☆
 復元精度:★★★★☆

こちらの記事はいかがでしたか?

お役に立ちましたか?

送信する

もしよろしければお友達に
ご紹介お願いします!

  • ツイート
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

特集コンテンツ

d-card

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

スマホ、ケータイ、docomo、au、ソフトバンク、格安SIMに関する総合情報メディア「Mobareco-モバレコ」の記事コンテンツの制作を監修。スマホのレビュー、サービス解説、ライフハックからトラブルシューティングガイドなどの幅広いジャンルのコンテンツディレクションを手掛ける。『スマホをもっとわかりやすく。もっと便利に。』ユーザー目線に沿ったコンテンツを発信中。Twitter:@mobareco_jp