1ヶ月使ってわかった「ASUS ZenPad S 8.0」の魅力と今後の課題

書いた人: Mako

カテゴリ: タブレット

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1ヶ月使ってわかった「ASUS ZenPad S 8.0」の魅力と今後の課題

ASUS Japanから同社製Androidタブレット「ZenPad S 8.0」が発売されて1ヶ月が経ちました。
開封レビューやファーストインプレッションは他の媒体でも多く掲載されていると思いますので、今回は実際に1ヶ月使ってみてわかったZenPad S 8.0の魅力と今後の課題について解説していきます。

目次:

ZenPad S 8.0ってどんなタブレット?

既に発売から1ヶ月以上経っているため家電量販店などで既に実機を触っている方も少なくないとは思いますが、ZenPad S 8.0とはどのようなタブレットなのか復習の意味も込めて説明します。

ZenPad S 8.0

まずはスペック表を見てみましょう。

ZenPad S 8.0 Z580CAのスペック
サイズ 幅約134.5mm×高さ約203.2mm×奥行き約6.6mm
重さ 約129g
バッテリー容量 4,000mAh
ディスプレイ 約7.9インチQXGA(2,048×1,536)ディスプレイ for mobile
OS Android™5.0 Lollipop
プロセッサ Intel® Atom™プロセッサ 2.33GHz/1.83GHz
メモリ RAM:4GB/2GB
ROM:32GB/16GB
カメラ アウトカメラ:約800万画素
インカメラ:約500万画素
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac
外部メモリ最大対応容量 microSD 2GB/micorSDHC 32GB/microSDXC 128GB
その他 USB Type-C、DTS-HD Premium Soundなど

ZenPad S 8.0はZenPadシリーズの最上位モデルに位置付けされている製品です。性能怪獣(パフォーマンスモンスター)の愛称で知られる「ZenFone 2」同様、64bit対応のIntel Atomプロセッサ(クアッドコア)に4GBRAMを搭載しており、筆者はタブレット版性能怪獣と呼んでいます。

しかし、ここ1年ぐらいのハイエンドモデルはオクタコア(8コア)CPUを搭載していることが多く、ぱっと見では「性能怪獣と呼べないのでは?」と思ってしまいます。

そこでベンチマークテストを行ってみました。

ベンチマークテスト結果で見えた正体

Android端末のベンチマークテストでお馴染みの「AnTuTu Benchmark」を使用して、ZenPad S 8.0とソニーモバイル製の「Xperia Z4 Tablet」をベンチマークテストしてみました。

ZenPad S 8.0ベンチマークテスト結果(スコア:46428)
ZenPad S 8.0ベンチマークテスト結果(スコア:46428)
Xperia Z4 Tabletベンチマークテスト結果(スコア:53177)
Xperia Z4 Tabletベンチマークテスト結果(スコア:53177)

ベンチマークテスト結果では、Qualcomm製のオクタコアCPUを搭載するXperia Z4 Tabletが圧勝でした。

しかし、価格を見てみるとZenPad S 8.0は4万円弱でXperia Z4 Tablet Wi-Fi版が7万6千円弱とその差約2倍です。
また、上位を見てみると同じくオクタコアやヘキサコアCPUを採用した端末ばかりで価格も高価です。

つまり、ZenPad S 8.0は「性能怪獣」ではなく「費用性能怪獣(コストパフォーマンスモンスター)」だったのです。

「良いものがほしいけど、できれば費用は抑えたい」という人間の心理を上手くついた製品ではないでしょうか。

ZenPad S 8.0を1ヶ月使ってわかったこと

前項では、ZenPad S 8.0という製品の概要を復習の意味を込めて簡単に解説させていただきました。ここからはZenPad S 8.0を1ヶ月使ってみてわかった魅力と課題について解説します。

ZenPad S 8.0の魅力とは

コストパフォーマンスが優れているというのはあくまでもカタログスペックとベンチマークテストの結果から得られた数字上での話でしかありません。
重要なのは実際に使ってみて得られた体験ではないでしょうか。そこで筆者の体験をもとに、ZenPad S 8.0の魅力を簡単に解説します。

魅力1. 大容量RAMの安心感

ZenPad S 8.0の魅力はなんといっても4GBという大容量のRAMを搭載していることではないでしょうか。
スマートフォンも含めフルHD以上の解像度のディスプレイを搭載したいわゆるハイエンド端末では3GBのRAMを搭載していることが多いですが、それはディスプレイの高解像度化はもちろん、3Dゲームやあるいは2Kや4Kのような高解像度動画などのコンテンツが増えてきているというのが理由の1つです。

しかし、そのようなハイエンド端末もあれもこれもやっているとRAMの空きが少なくなって動作がモッサリになってしまいます。もちろん、使ってないアプリを終了させればいいのですが、毎回そのようなことをやっていると面倒です。

ところが、ZenPad S 8.0は更に1GB多い4GBなので、他のスマートフォン、タブレットよりもRAMの空き容量を気にせずにがっつり使うことができます

実際に定番のゲームアプリや電子書籍、動画を楽しんだ後に、RAMの空き容量を確認してみました。さすがに1GB未満になっていると予想していたのですが、1.3GBもの空きがあり、良い意味で期待を裏切ってくれました。

いろいろアプリを使った後でも十分に空きがある
いろいろアプリを使った後でも十分に空きがある

魅力2. 電子書籍が読みやすいアスペクト比4:3のディスプレイ

よく筆者はタブレットの購入相談を受けますが、タブレット購入を検討する理由で最も多いのが「電子書籍を楽しみたい」です。

電子書籍を楽しむだけならAmazonのFireタブレットなどより安いタブレットが存在しますが、実際に使い出すとそれだけに留まらないという点を考えるともう少しお金を出して快適なタブレットを選択するのがベターでしょう。

ZenPad S 8.0はコストパフォーマンスもよくその点はクリアできます。更に、ディスプレイはアスペクト比4:3となっており、このお陰で電子書籍が読みやすくなっています

アスペクト比4:3のディスプレイは電子書籍との相性は抜群
アスペクト比4:3のディスプレイは電子書籍との相性は抜群

今後の課題について

いいところがある一方で今後の課題ももちろん存在します。期待の意味を込めて筆者なりに特にお願いしたい今後の課題を3点挙げてみました。

課題1. モバイルデータ通信への対応

これはZenPad S 8.0の購入者、購入を検討している方の皆さんが感じていることではないでしょうか。
ASUS Japanの製品ページにも「どこへでも連れ出したくなります。」と書いてあるだけに、持ち運びを想定した製品であることは言うまでもありません。

しかし、それにも関わらずモバイルデータ通信には対応しておらず、持ち出す際はモバイルルータもしくはスマートフォンのテザリング機能を利用する必要があります

ZenPadシリーズの他のモデルとの兼ね合いもあるのでしょうが、最上位モデルに位置づけられているので、次期モデルではしっかり対応して欲しいです。

課題2. 純正アクセサリの充実

AppleのiPadまでとはいいませんが、Xperiaタブレットなどキャリアでも取り扱われている端末ではケース、カバーなどのサードパーティ製アクセサリが充実していますが、それ以外のタブレットはそれほど多くありません。
そのため、純正アクセサリのラインナップを充実させて欲しいところです。

ちなみに本国台湾ではZenPad 8.0用アクセサリとしてオレンジ色のバックパネルが販売されています。是非日本でも販売をして欲しいですね。

台湾では純正アクセサリが豊富
台湾では純正アクセサリが豊富

課題3. スタイラスペンを本体収納可能に

純正アクセサリとしてZenPad S 8.0/ZenPad 10専用のスタイラスペン「Z Stylus」が用意されています。このスタイラスペンは一般的なボールペンなどと同じ太さで書きやすいのですが、その一方でサイズがネックで持ち運びにくいというもどかしさがあります。

同じく純正のZenPad S 8.0専用ケース「Zen Clutch」にはZ Stylusを挿すホルダーがあるのですが、このケースを付けるとせっかくのZenPad S 8.0の薄さ、軽さが犠牲になっていまいます。どこまで許容するかが難しいところですが、筆者はネックに感じています。

前述の通り、ZenPad S 8.0は持ち運んで使用することを想定して作られたタブレットです。そのため、サムスンのGALAXY Noteシリーズのように本体に収納できるサイズのスタイラスペンにした方が利便性が上がると感じました。

この点も次期モデル開発の際、考慮して欲しいところです。

Z StylusはZenPad S 8.0専用ケース「Zen Clutch」のホルダーに挿して持ち運ぶ
Z StylusはZenPad S 8.0専用ケース「Zen Clutch」のホルダーに挿して持ち運ぶ
GALAXY Noteシリーズのスタイラスペンは本体に収納できるサイズ
GALAXY Noteシリーズのスタイラスペンは本体に収納できるサイズ

まとめ

ZenPad S 8.0は4万円弱という価格ながらも64bit対応のクアッドコアCPUや4GBという大容量のRAMを搭載しているコストパフォーマンスに優れたタブレットです。

大容量RAMの恩恵で3Dゲームで遊んだり動画を視聴しても動作がもっさりになることはほぼありませんでした。また、電子書籍が読みやすいアスペクト比4:3のディスプレイのお陰でこれまで以上に電子書籍を読む時間が増えました。

一方で、Wi-Fiモデルのみとなっており、持ち運び時にはモバイルルータやスマートフォンのテザリングが必要というような次期モデルで改善して欲しい今後の課題も存在します。

しかし、全体を通してみると非常に「買い」なタブレットだと思いますので、まだ実機を触ったことない方はお近くの家電量販店やASUSフラグシップコーナーに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

鹿児島在住のシステムエンジニア。福岡勤務の際、タブレットに魅せられ、タブレットを毎年20〜30台購入するほどのタブレットマニアに成長。最近はSIMフリースマートフォンやMVNOについて勉強中。