スマホ×クラウドの低価格防犯カメラ ホームセキュリティ「Safie(セーフィー)」が注目されている理由とは

書いた人: 栃尾江美

カテゴリ: レポート

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スマホ×クラウドの低価格防犯カメラ ホームセキュリティ「Safie(セーフィー)」が注目されている理由とは

どこにいても、パソコンやスマートフォンから自宅をチェックできる監視カメラがあったら……。小さな子どもや、認知症の方などがいるご家庭なら、興味津々なはず。そんなニーズを、カメラを使ってそれを実現したプラットフォームが「Safie(セーフィー)」。Safie対応カメラを設置してスマホにアプリを入れるだけで、どこからでもカメラの映像を確認できます。

「IoT時代の防犯カメラ」とも言うべきSafie。いったいいままでの防犯カメラとは何が違うのでしょう。開発者の方に伺ってきました。インタビュー前は、何となくハードルが高い印象でしたが、「これなら導入したい」と思える価格とクオリティ! 手軽さも大きな魅力です。

目次:

安価に導入できるクラウド型の監視カメラ「Safie」とは?

クラウドファンディングで資金を集め、ネットワークカメラを先行販売したSafie。子どもがいる身としては、別の部屋で寝ている子どもや、ベビーシッターさんなどにお願いしているときにモニターできるのかな、と期待大。早速、セーフィー株式会社の佐渡島隆平さんにお話を聞いてきました。

セーフィー株式会社の佐渡島隆平さん

佐渡島さん 「Safieは、ひとことでいうとクラウド型の映像活用のプラットフォームサービス。クラウドのサービスにネットワークカメラをつなぐことで利用することができます。いろいろと可能性はあるのですが、最初のターゲットが防犯カメラです」

その防犯カメラ、これまでの商品と何が違うのでしょうか?

佐渡島さん 「まず、映像品質が高く、コストも安いということです。これまで防犯カメラとして使われていたものは、導入にものすごい価格がかかります。私が自宅に導入しようとしたときには何十万円という見積をもらいましたから」

かたや、Safie対応のカメラは1台2万円程度で、ローカルのDVRなどの録画機が不要です。ライブ映像だけならランニングコストは無料ですし、7日間の録画サービスを利用するとしても月額980円という低価格です。

Safie対応のカメラ

これまでの監視カメラは穴だらけ。セキュリティが強固なSafie

佐渡島さん 「セキュリティが強固というのも大きな特徴です。これまで、監視カメラはローカルに画像を保存するものが大半でしたが、スマホなどで外出先から確認したいというニーズが増えています。その際にネットワークにつなぐことになりますが、セキュリティ対策はほぼなされていない状態。カメラに使われているOSの多くはLinuxで、導入後はファームウェアのセキュリティアップデートすらされない場合がほとんどです」

個人用のパソコンでもWindows Updateの通知が出てきますが、それと同じこと。LinuxというOSでもセキュリティ対策などのためにアップデートが必要なのですが、管理している人がいないので古いままなのだそうです。

佐渡島さん 「端的に言うと、ハッカーから丸見えのカメラが世の中に多く存在する、ということになります。パスワードがかかっていても、映像が暗号化されていないので見る方法はいくらでもあります。一方で、Safieは映像を暗号化しています。『賢くなるカメラ』がコンセプトで、カメラ自体にソフトウェアが入っていて、サーバーにつながっているので、適宜アップデートすることができます。ユーザーさんが意識していなくても、機能を追加したり、セキュリティの更新ができるのです」

クラウドに接続されているSafieは、セキュリティの心配なく、パソコンやスマホでライブやVTRの映像と音声を確認できます。監視カメラというと粗い画像を思い浮かべますが、実は大変キレイ。高画質で残せるのもSafieの特徴なのだとか。

佐渡島さん 「従来の監視カメラの画質が粗いのは、主にデータ容量を抑えるため。ローカルに保存しているので記録容量に限りがあり、高画質にすると足りなくなってしまうのです。Safieはクラウド型なので、ユーザーさんから見ると実質無制限。映像をHD画質で音声付きで録画するため、鮮明な動画で確認できます

従来の監視カメラの平均画質とSafieの超広角レンズを比較
従来の監視カメラの平均画質とSafieの超広角レンズを比較。 広角な上に画質もキレイだ

比較映像を見せてもらうとその差は歴然。設置側のハードディスクを圧迫しないから、映像の画質でケチケチしなくていいということですね。

幼稚園や飲食チェーン店などにも導入実績

個人のニーズに加えて、導入している企業も増えてきています。

佐渡島さん 「個人利用としては、防犯や、ペットを飼っている方が多いですね。あとは認知症のお年寄りがいるご家庭なども。玄関に設置しておけば出入りがわかりますから、常にそばにいなくても安心です。また、企業が使っているケースも増えています。幼稚園内に設置して、保護者の方の他、おじいちゃんやおばあちゃんが見られるようにしたり。他には、たとえば飲食チェーン店で『お店の活気をチェックしたり、金曜日の夜でも乾杯のビールを手際よく提供できていない』等の状況が全店で起きているときに、すべてのお店を同時に訪問できませんが、録画しておけば見比べることができます」

個人では、ベビーシッターを頼むときなどの安心感につながりそうです。

佐渡島さん 「逆のパターンで、シッターさんがSafieカメラを持参することもあります。その場合、通信はモバイルルーター。親御さんは外出先からもスマホで映像や音声を確認できます。」

企業側がサービスの付加価値として提供するケースもあるのですね。電源とWi-Fiの環境さえあれば設置できる手軽さは魅力です。

画像解析から宅配業者の特定ができる!? 今後のSafieの展開は?

「最初が防犯カメラ」といった佐渡島さん。この後はどのような展開を見せていくのでしょう。

佐渡島さん 「カメラ内にBluetooth機能も搭載されているので、ビーコンを使って、人が近づいたり離れたことを察知することも技術的には可能です」

ビーコンとは、発信器を受信機に近づけると、お互いで通信をして情報を取得できる技術で、iOS7以降やAndroid 4.3以降のスマホでも利用できます。たとえば子どもが発信器の付いたキーホルダーなどを持っていれば、Safieカメラが受信機の役割をして、近くにいないことを検知できるという仕組み。

佐渡島さん 「他にも、記録した映像を解析すれば、さまざまな可能性が生まれます。個人用なら、顔認識で誰が家に入ったか、外出したかわかるようにしたり、来客者の服装から宅配業者を識別することも。個人で購入するのが難しくても、賃貸で入ったマンションが防犯カメラとして導入している、というケースもあるでしょう」

画像を解析すれば、緑の制服なら「宅配業者Y」、水色なら「宅配業者S」、などがわかる可能性も高いのです。企業と個人のどちらにとっても、さまざまな技術が組み合わさり、アイデア次第でどんどん新しいサービスが展開してきそうな思想にワクワクしてきました。

佐渡島さん 「個人向けも企業向けも、パラレルに発展していけるのが今の時代のよいところだと思います。Gmailがわかりやすい例ですが、『無料でこんなに便利なのに、どうして会社のメールはこんなに不便なの?』という声が高まり、今では大企業が導入するようになっています。Safieも、個人用とビジネス用を用意していますから、個人から便利さが伝わって、企業が注目してくれる…といった展開になり得ると思います」

モノがインターネットに繋がるIoT(Internet Of Things)を絵に描いたようなSafieのモデル。時代の流れに乗ってどんなサービスを追加してくれるのか楽しみです。

実際に使ってみたレポートもお届け!驚くほどカンタンに使えました

防犯のためにカメラを付けても、ハッキングされて家の中をさらしていたのでは逆効果。その点、セキュリティ面に力を入れている「Safie」は安心できる存在です。自動的に機能アップデートする「賢くなるカメラ」という触れ込みにも、期待が高まります。

また、今回はカメラをお借りして「Safie」を使ってみたレポートもお届けします。実際に見られるようになるまでもう少し手こずるかと思っていましたが、なんてこともなくカンタンに設置ができました。導入コストもお手頃なので、ペットを飼っている方や、防犯が気になる方、お子様がいる方などは必見です!

Safieを使ってみたレポートはこちら:

拍子抜けするほどカンタン設置!ホームセキュリティ「Safie(セーフィー)」を使ってみた

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

コンピュータ会社でのITコンサルタント経験を経て、2005年に編集プロダクション・アバンギャルドへ入社。同社常務取締役。2009年10月に愛する長男、2013年12月に愛しの次男が誕生し、子ども心とデジタルをワンストップで語れるママライターに。