ドコモ arrows NX F-02H レビュー!ハイスペックとタフネスを両立した新生アローズの実力

書いた人: まきはら とよかず

カテゴリ: ドコモ

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ドコモ arrows NX F-02H レビュー!ハイスペックとタフネスを両立した新生アローズの実力

9月末日にNTTドコモが発表会を開催。2015−2016冬春モデルとして10機種のスマートフォン(タブレット、ガラケー、ルーターも含めると全13機種)を発表しました。既に一部の機種は発売が開始されていますが、今回はその中より、富士通のarrows NX F-02Hをレビューしていきます。

前モデルのARROWS NX F-04Gではスマートフォンとして初となる虹彩認証によるロック解除を搭載し話題となりましたが、今作でもそれは引き続き搭載。加えて各スペックの強化、そして製品に冠したブランド名の表記を”ARROWS”から”arrows”へと変更し、新生アローズということもできます。どのあたりが変わり、そしてポイントなっているのか、じっくりと見ていきましょう。

目次:

スペック表から基礎性能をチェック

まずはスペック表を元に、基礎性能をチェックしていきましょう。

arrows FX N-02Hのスペック
サイズ 高さ 約154.0 mm ✕ 幅 75.0 mm ✕ 厚さ 7.9 mm
重さ 167 g
バッテリー容量 3,390 mAh
OS Android 5.1.1 Lollipop
プロセッサ Qualcomm® Snapdragon 808 64bit Hexa-Core(1.8GHz Dual-Core + 1.4GHz Quad-Core)
内蔵メモリ RAM:3GB
ROM:32GB
外部メモリ microSD対応
SIMタイプ nanoSIM
ディスプレイ 5.4インチ WQHD(2,560✕1,440)IPS-NEO TFT液晶
カメラ リアカメラ:約2,150万画素
フロントカメラ:約240万画素
その他 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth、おサイフケータイ、GPS、防水・防塵(IPX5/8およびIP6X)、ワンセグ/フルセグ、生体認証

前作と比較した際にまず目が行く点が本体のサイズと重量。今作では縦に約8mm、横に約5mmサイズアップしている一方、厚さが約1mmも薄くなっています。ただその代わりに重量は12gほど増加。数値だけで見れば1cm以下の僅かな違いではあるものの、実際に手に取ってみると結構違いが感じられる差となっています。

OSには現行ほぼ最新となるAndroid 5.1.1 Lollipopを採用。プロセッサはQualcomm Snapdragon 808 のヘキサコア(6コア)、RAM容量3GBということで、数値的に見ればハイエンドモデルの扱いとなります。

またディスプレイはサイズが5.4インチと大型のものを搭載。画面の解像度は前モデルと同様にWQHD(2K)となっていますが、画面が大きくなったことによりネット閲覧や動画視聴等がより楽しみやすくなった印象です。

なおスペック表からは一部しか読み取れないものの、今モデルにおいて最大の特徴といえるのは従来の親しみやすい機能を維持しつつMILスペックと呼ばれる米国防省の物品調達規格に準拠した”タフネスさ”を併せ持たせたことでしょう。このMILスペックの規格は多くのものが存在していますが、このarrows NX F-02Hでは浸漬、風雨、粉塵、落下、振動といった14項目を準拠。従来よりもさらに使う場面を選ばなくなくなりました。

写真から外観デザインをチェック

次は写真から外観デザインをチェックしていきます。

arrows NX F-02Hの本体カラーはアイリスグリーン、ブラック、ホワイトの3色が用意される予定で、今回レビューに用いるのはアイリスグリーン。

アイリスグリーンも、フロントパネルの色はブラック
アイリスグリーンも、フロントパネルの色はブラック

ディスプレイの左上に輝く、緑色で縁取りされたカメラは前モデルから初搭載となっている虹彩認証機能「Iris Passport(アイリスパスポート)」用の赤外線カメラ。

ひときわ目立つ大きなカメラが虹彩認証用の赤外線カメラ
ひときわ目立つ大きなカメラが虹彩認証用の赤外線カメラ

またフロントカメラ(有効画素数約240万画素)はディスプレイ下に配置されています。

フロントカメラはディスプレイ下に配置というやや変わった設計
フロントカメラはディスプレイ下に配置というやや変わった設計

周囲も見ていきます。本体上部(ヘッドライン)は航空機にも使われる6063番のアルミ素材を切削加工したもの。また表面にハードアルマイト加工を施すことで傷つきにくくなっています。

上面にはイヤフォンジャックとアンテナ
上面にはイヤフォンジャックとアンテナ
アンテナは全て伸ばすと約14cmほどの長さに
アンテナは全て伸ばすと約14cmほどの長さに
右側にはSIMカードスロット、電源キー、音量キー
右側にはSIMカードスロット、電源キー、音量キー
SIMカードはnano SIM。プラスチックのトレイに乗せて差し込む
SIMカードはnano SIM。プラスチックのトレイに乗せて差し込む
音量キー(左)と電源キー(右)
音量キー(左)と電源キー(右)
下面
下面
左端にはストラップホール
左端にはストラップホール
左側にはmicroUSBコネクタ、SDカードスロットと専用の充電端子。
左側にはmicroUSBコネクタ、SDカードスロットと専用の充電端子。
microUSBコネクタとSDカードスロットは防水キャップの中に
microUSBコネクタとSDカードスロットは防水キャップの中に
防水キャップを開けた様子
防水キャップを開けた様子

こちらは背面。ボディの材質にはナノテクファイバーを織り込んだシートと樹脂をハイブリッド成形したものを用いて強度と軽さを実現しています。

実際に手に取って見るともう少し緑寄りの色味に見える
実際に手に取って見るともう少し緑寄りの色味に見える
リアカメラはやや大ぶり
リアカメラはやや大ぶり
質感はやや光沢が強く、指紋汚れなどはやや目立ちやすさも
質感はやや光沢が強く、指紋汚れなどはやや目立ちやすさも

手に持ってみると、大きさの割にはかなり軽く感じます。端末形状は縦に長いイメージで、男性でも片手のみでの操作は難しいかもしれません。

手に取ると縦長のイメージがより感じられる
手に取ると縦長のイメージがより感じられる
側面など要所に丸みが取り入れられており、収まりはよい
側面など要所に丸みが取り入れられており、収まりはよい

気になる機能をピックアップ

続いては実際に1週間ほど使ってみて筆者が個人的に気になった機能をいくつかピックアップして紹介します。

基本的な中身を少しだけチェック

まずその前に、中身を少しだけチェックしておきます。設定画面はarrows NX F-02H独自のデザインが使われていますが、タイル形式(イラストメイン)の表示はライトユーザーでも比較的直感的に目的の項目が見つけられそうなシンプルデザインがよいです。

設定画面の表示はタイル形式とリスト形式の2つより選択可能
設定画面の表示はタイル形式とリスト形式の2つより選択可能

また基礎性能の参考までに測定したベンチマークスコアはやや控えめの点数。ただし比較対象としてより上位にある端末は海外で販売される機種の中でも性能が高いといわれるものが多く、ゲームなども含め、日常使いであれば十分な数値といえます。少なくとも使っていて反応が鈍い、スクロールがカクつく、といったようなストレスは全く感じることがありませんでした。

AnTuTu Benchmarkでのベンチマーク測定結果
AnTuTu Benchmarkでのベンチマーク測定結果

それと個人的にあって嬉しく感じたのがスライドディスプレイと呼ばれる機能。先ほど外観デザインをチェックした際にも触れたとおり、このarros NX F-02Hは縦長の形状になっており、片手で操作する際は指が届かない範囲が結構でてきてしまいます。しかしこの機能を使うと ”片手で” 片手操作ができるモードに切り替えることが可能。モードの切替自体が ”片手でできる” ことががポイントです(大事なことなので2回書きました)。

ナビゲーションバー上の下矢印ボタンをタッチするとスライドディスプレイモードに
ナビゲーションバー上の下矢印ボタンをタッチするとスライドディスプレイモードに
通常時
通常時
スライドディスプレイモード時。(表示上の)画面上にも指が届く
スライドディスプレイモード時。(表示上の)画面上にも指が届く
さらにここから画面を左右に寄せることも可能
さらにここから画面を左右に寄せることも可能

高速AF+リアルタイムHDRの組み合わせでお手軽カメラに

スマホと使う上で誰しも使用頻度の高い機能といえばやはりカメラ。arrows NX F-02Hはリアカメラに2,150万画素かつ高速AF(オートフォーカス)とリアルタイムHDR(ハイダイナミックレンジ合成)に対応したカメラを搭載しています。ここでは実際に撮影した例を見ながらカメラの性能を確認していきます。

写真のできあがりは鮮やかな印象
写真のできあがりは鮮やかな印象
噴水
噴水
HDRをオフの状態で撮影した昼過ぎの街並み
HDRをオフの状態で撮影した昼過ぎの街並み
HDRをオンにした状態で撮影した昼過ぎの街並み
HDRをオンにした状態で撮影した昼過ぎの街並み
HDRオフ
HDRオフ
HDRオン
HDRオン
ラーメン
ラーメン

使ってみて感じたのは高速AFとリアルタイムHDRによって撮るタイミングと撮る環境をあまり難しく考える必要が無い(=手軽にサッと使える)ということ。また料理などを撮影していても写真の仕上がりが青みがかる(俗にいう”メシマズ風”に写る)といったことはありませんでした。カメラの機能についてはより高性能を謳う機種もたくさんありますが、日常使いにおいてはなんら問題ない性能といえるでしょう。

一方 ”個人的” にひとつ気になったとすればHDRで撮影した写真がやや ”作りすぎた写真” のように仕上がってしまうこと。暗いところと明るいところ両方をきれいに撮影することができるHDRですが、このarrows NX F-02Hでも確かに合成はうまくできているものの、写真全体がややきれいに整えられすぎてしまう(写真というより絵のように見える)ケースがありました。

この”きれい”という部分は人によって見て受ける印象が違うところだと思われ、好き嫌いは結構わかれるかもしれません。

もはや速すぎ。他の認証との併用でより活きる虹彩認証

arrowsといえば前モデルから搭載されている目の虹彩を用いたロック解除が大きな特徴です。最近では同じように白目の血管などを用いた人体認証機能を搭載する機種も見られますが、このarrows NX F-02Hの虹彩認証は ”速過ぎる” といっても過言でないくらいの速度による認証が体感できます。

登録時および認証時は目の高さまで持ち上げる必要あり
登録時および認証時は目の高さまで持ち上げる必要あり

虹彩認証を使う場合はディスプレイ上部の赤外線カメラを顔の正面(かつ比較的近く)に構える必要があり、例えば徒歩での移動中、あるいは電車の中といった公共スペースでは利用が難しいケースも出てきますが、この場合はパターン認証やパスコード認証を代わりに使うこともできるのでそこまで大きな問題ではないと思います。

むしろ赤外線カメラ(暗所でも使える)の特徴を活かしてもっとも便利に使えたのは就寝前にベッドの中で使っていた際。こういった場合は大抵スマホを顔の正面近くに持ってくることが多く、かつ消灯して部屋も暗め。こんな状況でも認証精度と速度が落ちる様子は全くなく、このためだけに設定しておくこともアリなように感じました。

何よりもラフに使える安心さ

最後に結局機能とは異なる話になってしまいますが、前述までの機能なども含めて日常使いする上で最も強く感じた魅力は ”無駄な心配をせずに、気軽に、気楽に使える” という点です。

日常的に困らないための機能をきちんと実装し、その上でボディに用いられているナノテクファイバー+樹脂の組み合わせは軽い上に多少雑に扱っても小さなキズなどがつく様子がありませんでした。また表面は非常に汚れも拭き取りやすく、かつ防水・防塵。

最近ではガラスや金属といったパーツを用いる機種も多くなってきましたが、こういったものだと逆に日々のちょっとした傷つきでも気にしてしまい、ケースを付けて使用するといったパターンも多くなります。そういったことを考える必要あまりない、という点からもこのarrows NX F-02Hは様々な意味で ”より無駄な心配をせずに、気軽に、気楽に使えるスマホ” といえるでしょう。

arrows NX F-02Hはこんな人にオススメ

arrows NX F-02Hは前述のとおり外観の高級感や圧倒的に特出した何かがある機種ではありません。しかしその代わりに、より全体的なバランスはよく、細かいことを心配せずとも使えるスマホです。

個人的にはこれからスマホデビューをする(あるいは2機種目くらい)ライトユーザーで、でもだからといって格安スマホのような(最低限の機能だけが搭載された)シンプルさでは物足りない、飽きてしまいそうといった人にオススメなのではないではないかと思います。

まとめ

今回はarrows NX F-02Hのレビューをお届けしました。ブランド名の表記が変わったこととは異なり、前モデルからの進化は主に基礎仕様の向上といった印象が強いものの、より使いやすいスマホとなっていることだけは間違いないでしょう。

arrows NX F-02Hの設定・使い方はこちら:

ドコモ arrows NX F-02Hを購入したら設定したい22のこと

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

スマホをはじめとする「ガジェット」に関心があるフリーランスのブロガー/ライター。中でも特に関心が強いのは海外向けのSIMフリー製品。個人輸入なども楽しんでいます。ややマニアックなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」もほぼ毎日更新中。