【みんなのスマホ】吉本ばななさん(前編)「子どもにガジェットを与えても、様子を見ることは怠らない」

書いた人: モバレコ編集部

カテゴリ: レポート

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【みんなのスマホ】吉本ばななさん(前編) 「子どもにガジェットを与えても、様子を見ることは怠らない」

今日から始まったモバレコ・インタビュー「みんなのスマホ」は、さまざまな分野で活躍されるクリエーターやアーティスト、企業人や経営者の方に、スマホやネットについてだけでなく人生のヒントをうかがうシリーズ企画です。

記念すべき第1回目のゲストは、世界30カ国以上で翻訳され、日本を代表とする小説家・吉本ばななさん。
作家活動の長いキャリアを持つばななさんですが、今年7月に自身初となる新書『おとなになるってどんなこと?』を刊行。さまざまな世代に広く読まれ、たくさんの反響がありました。

「友達ってなに?」 「普通ってなに?」 「頑張るってなに?」
若者が抱く人生の問いに、ひとつひとつ丁寧に回答している素晴らしい内容の本です。

つねに多面的な視点で物事を見ているばななさんに、子どもにガジェット持たせるときの心得や、ネットが普及した現代のこと、また新書『おとなになるってどんなこと?』に込めた想いなど、たくさんお話を聞かせていただきました。

前編と後編に分けてのインタビュー公開!
また次回の後編では、ばななさんのサイン本プレゼント企画もご用意していますので、ファンの皆さんは後編もお見逃しのないように!

※こちらのプレゼント企画は終了いたしました!たくさんご応募いただき、ありがとうございました。

さて、ばななさんは、どんなスマホを持っているのでしょうか・・・?

<インタビュー後編はこちら!>

吉本ばななさん(後編) 「読書はとても役立つツール、生きることが楽になる」

目次:

つぎ買い換えるときは、SIMフリーにすると思います

吉本ばななさん

――ばななさんが最初に持ったスマホは、どの機種でしたか?

初代のiPhoneだったと思います。

――発売されてすぐに購入されたのですか?

はい、すぐに買いました。

――使い始めたときの印象って覚えています?

まだまだ発展途上の端末だな、という感じを受けたと思います。iPhoneを使う前はNokiaのガラケーを使っていてiモードには接続できるけどインターネットの閲覧が大変見づらかったので、iPhoneに変えてからはネットを見やすくなったという点がいちばんありがたかったですね。

――ガラケーからスマホの進化って大きく感動したりしましたか?

それほどしなかったです。機能を使い切れてないということかもしれませんが(笑)。
ただMacとのリンクの良さに感動しました。写真などの同期がすごく簡単で管理が楽になったのはすごかったですね。

――ばななさんはいま、iPhoneケースを使われていますがケースの選ぶ基準って何ですか?

落としても壊れない(笑)。子どもも触って落としたりすることもあるので、耐衝撃がすごく重要。このケースを使う前は地面に落としてマイクだけ壊れたりしたこともありました。Apple storeに行くと「画面タッチの感覚を大切にしているのでケースは推奨していません。その分丈夫に作ってあります」とか言われるんですけど、その通りにしていたらやっぱり壊れたからケースは必須なんです(笑)。マイクだけ壊れることが何度かありました。通話していると相手の声は聞こえるけど、こっちの声が届かないという現象が。

iPhoneケースは衝撃に強いタイプを選びます
iPhoneケースは衝撃に強いタイプを選びます

――以前、公式サイトの日記で、キャリア(携帯会社)について意見を述べていることがありましたが最近はどのようなことを感じていますか?

いまのままのやり方ですと、みんなSIMフリーのほうに乗り換えていってしまうのではないかなと思っています。

――いまのままと申しますと・・・?

違う形のサービスを考えたほうがいいと思っています。まずお店の人たちに販売ノルマを課していることによって、お客さんは必要じゃない説明をたくさん聞かされて時間を取られるのがもったいないなと。あとは無駄なアプリが初めからインストールされていて、買ってからいちいち外していかなくちゃいけない手順とか、そういうことは本当に意味があるかどうか。むしろ会社への不信感がユーザーのなかに募っていくのではないかという風にいつも思います。

――では、ばななさん自身もSIMフリーへの移行を考えていますか?

はい、検討していますよ。最近iPhone 6plusに変えたばかりなので、これを買い換えるときは、Apple storeで端末だけを買って、SIMをどこかの会社に選ぶと思います。

パソコンがMacなので、スマホはやっぱりiPhoneが使いやすい

――Android端末は使っていたことはありますか?

iPhoneと2台持ちの時期がありました。まだiPadが発売される前で、タブレット端末が欲しかったのでギャラクシーのタブレットを買いました。iPad miniより少し小さいくらいのあのサイズが自分にとってベストな感じがしたので。

――そのタブレットはどんな風に使っていたんですか?

ネットサーフィンやドコモを使っている友達とのショートメールに。だいたい2年ぐらい使っていましたが、iPadが発売されて乗り換えましたね。原稿を書いているパソコンがMacなので、ほかの端末もApple製品で揃えていくと楽なんですよ。iCloudで原稿が読めたりしないと不便に感じますし。

――iOSとAndroidの違いはやっぱり大きく感じましたか?

大きく違いますね。私はiPhoneから使い始めたのでAndroidの操作にすぐに慣れませんでした。Macを使っている人は一回ホームに戻るという感覚がないんですよ。すごく抽象的な言い方ですが、進んだ先で展開していく感じがApple。だけどWindowsとAndroidっていろんなことを決定したあと必ずホームに戻っていく感じがします。それが私は慣れていないだけなんですけど、使いやすくなかったです。

――スマホの使い方でやはりメインとなるのは通話とメールですか?

通話はほとんどしないです。メールとLINEで連絡を取り合う感じです。スマホゲームは最近忙しくてやっていません。ハマっていた時期もありますが。

――どんなゲームにハマっていたんですか?

スヌーピーやスマーフのゲームにハマっていました。いろいろやり始めるとキリがないからやめていきました(笑)。

――お仕事で頻繁に海外に行かれる機会が多いばななさんですが、海外利用が昔より改善されたなとか、まだここは不便だなと思うことはありますか?

パケット通信代が昔より安くなったと思います。だけど海外に行って現地の空港でSIMを買って差し替えるというのがまだまだ大変だなとこの間、人のを見ていて思いました。SIMの大きさが違うとSIMを切って入れたりするので・・・。

――ハサミで切るとかですか・・・?

そう、本当に切らなきゃいけない国があるんです! それを考えるとWi-FiルーターのほうにSIMを入れる形のほうが現段階ではいいのかなと思います。この分野にすごい詳しくないので、胸を張ってオススメできる訳じゃないのですが。

――海外に行ったときに役立つアプリってなんですか?

やっぱり地図アプリですね。あとはいつでもメールが見れること。ホテルに帰ってパソコンを開かなくても、仕事のメールとかその場ですばやく返信できるのはとても楽です。あとはUBER(ウーバー)! 世界中でタクシーを呼べる。

吉本ばななさん

子どもにガジェットを与えても、様子を見ることは怠らない

――ばななさんの12歳の息子さんもiPadを持っていますが、ガジェットを持たせるべきか悩む親御さんが多くいらっしゃいます。ばななさんはどういったお考えをお持ちですか?

私は自分の子供にはWi-FiルーターにもなるケータイとiPadを持たせています。スマホは持たせていません。考えとしては「とりあえず制限をさせないで様子をみつづけ、これは問題だと思ったことは注意する」という感じです。

――息子さんがタブレットを持つようになったきっかけはなんでしたか?

よく覚えていないですけど誰かにもらったか中古で買って来たのか、息子がなにがなんでも手に入れるみたいな感じで9歳くらいのときに持ち始めました。

――ちょっと制限したほうがいいかなと思ったときはありますか?

「パズドラ」にハマっていたときは悩みましたね、もう24時間やっているような勢いでしたから。制限させようかなと思ったんですけど、トコトンやらせたらもうじきやめるんじゃないかなと思って制限させませんでした。それで本当にトコトンのところまでやったら自分からやめました。やっぱりトコトンやったら飽きるんですよ、それまでは待つ感じです。

吉本ばななさん

――子どもにガジェットを持たせていても問題はない感じですか?

問題がまったくない訳ではないけれどある程度は仕方ない、もう時代的にこうなっているから。ご家庭それぞれでいいと思いますが、子どもに「ダメ」とか制限させることが私にはよくわからない。では親や大人たちは制限しているのかというと無制限でネットサーフィンしている。どうしても子どもにネットを触れさせたくないなら家に電波が入らないようにするとか、そんな方法しかないと思います。制限したとしても隠れてやるだろうし、もう時代的に無理です。問題があるとしたら子どもではなく、大人の方にあると思います。

――息子さんはすでにiPadで動画編集してYouTubeに動画をアップしていたり使いこなしていて、本当にすごいなと思います。デジタルネイティヴの才能がどんどん伸びている感じで。

私もよく思います。あんなにiPadを使い倒しているのは大人にはいない。全容量を使い切っていて、いつもデータがパンパンなんです。アプリも入れまくっているし、映像も撮りまくっているし、もうなんでもやっているから。あんなに極限までiPadを使っている人は大人でひとりもいないので感心しちゃいます。

――息子さんのお友達も同じくらい使い倒していますか?

友達はそこまでじゃなですけど、ずっとLINEでメッセージ送りあっていますね。

――時代ですね(笑)

ほんとうに時代です。悪いことが起きるとしたら大人が悪いと思います。ずっとスマホを見ていて家族と話さないとか大人は文句をいうけれど、そういうものを作って提供しているのは大人たちなんですから。

――もし不満があるなら最初から子どもに渡さないとかするしかないということですか?

いや渡さないとかではないと思います。もう親も一緒に電波のない山奥に引っ越すしかない。私はそういう風に思いますね。

――そんなに神経質になりすぎない方がいまの時代は自然ですね

そうですね。ただアダルトサイトとか見てるのに気づいたら閲覧できないように設定すると思いますよ。だから子どもの様子を見るのを怠らないようにはしています。結局存在の問題であって子ども自身の問題ではありませんから。

・・・↓このインタビューの続きは、こちらへ続きます・・・

吉本ばななさん(後編) 「読書はとても役立つツール、生きることが楽になる」

吉本ばななさん

<プロフィール>
吉本ばなな(よしもと・ばなな)

1964年、東京生まれ。詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学藝術学部文芸学科卒業。
87年小説『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)を受賞。
著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアのスカンノ賞、フェンディッシメ文学賞、カプリ賞など受賞している。他の著作に『アルゼンチンババア』『デッドエンドの思い出』『鳥たち』『サーカスナイト』『ふなふな船橋』など多数。

<WEB>吉本ばなな公式サイト

(取材・文/勝俣利彦)
(撮影/天田輔)

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いよいよ2017年も残すところわずか!年末に向けて、世の中全体が慌しくなってきましたね。モバレコ編集部も年末年始のドタバタを少しでも軽減するため、月初から通信速度MAXで突っ走っていきます♪もちろん手抜きはしませんよ~。2017年、やり残しの無いよう、全力でいくモバァ!!