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格安SIMに音声通話機能は必要?不要?初心者向けに選び方を提案
格安SIMにするからには料金プランを抑えたい・・・。そう思われる方が大部分だと思います。
さて、そこで気になるのが格安SIM各社のオプションにある「音声通話プラン」というもの。概ね、月に700円ほど上乗せさせることで090もしくは080・070の電話番号を持て、お手持ちのスマホがデータ通信専用端末ではなく電話機として利用できるようになります。
さて、ここで少し考えてしまうのが、音声通話って本当に必要なの?ということ。
近頃ではLINEやFacebookでも友人と音声通話をすることが出来ます。また、050通話アプリなど一見して普通の携帯番号だけれども実はデータ通信の契約で通話できる、というものあります。
そのような状況の中で090や080の番号を持つために700円程度のお金を毎月支払う必要性はなにか。その判断基準を解説いたします。
以下文章が長くなってしまうため、090や080・070番号を使った通話(プラン)を「音声通話(プラン)」、そうでなく050番号やメッセンジャーアプリによる通話を「データ通話」とさせていただきます。データ通話という言葉は、この記事内での造語ですので一般には通じないかもしれません。
目次:
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音声通話を契約するメリット・デメリット

音声通話番号を使用するメリット、筆者は次のように考えます。
これまで使用していた携帯番号を維持できる
NTTドコモ、au、ソフトバンク、Y!mobileなどの契約を止めて格安SIM移行しようとしている場合、MNPで番号を維持しつつ使うことができます。家族や昔の友人、お年寄りの知人など、電話番号が大切なつながりになっている相手がいる場合には、携帯番号の維持は必要です。
少々後ろ向きですが、様々な契約や申込に携帯番号を記述していた場合、その契約の方の変更をする必要がなくなります。
緊急番号・特種番号に通話できる
119番、110番、一部の0120・0570・0990などの特殊な番号へ発信するには、音声通話契約が必要です。自宅の固定電話を持たず携帯番号一本で生活している場合でしたら、119番や110番へいざというときに発信できないのは致命的です。自分が常時利用する一つ目の番号は、音声通話プランの契約をお勧めします。
企業の電話による音声ガイダンスサービスで0120・0570で始まる番号のものがありますが、これにかけられない場合もあります。
いざというときに困らないよう、1つは緊急番号・特種番号に接続できる電話番号を持っていると良いのではないでしょうか
通話の品質は音声通話の方が良い
自分が発した声が相手に届くタイミング、ノイズの入りにくさ、プツッと一瞬切れる感覚がないなど、090・080番号の通話の方が品質が高いことは感覚として分かります。
費用が掛かる上に大手キャリアの割引プランもない
月額700円程度の基本料金+30秒当たり20円程度の通話料という料金はシンプルすぎて割引もありません。
大手キャリアの通話プランには家族向けの割引プランやかけ放題のプランがありますがそれもないため、音声通話プランで大量の発信を行うと、格安SIMにしたのに通信費用が増えた!ということにもなりかねません。
まとめ:音声通話プランはこういう人に向いている
音声通話プランを使用する方は以下の場合に向いています。
- 携帯番号を一つしか所有していない場合
- 通話品質を重視している場合
- 携帯番号を引き続き維持したい場合
- その番号でそれほど電話の発信をしない場合
音声通話プランを契約しないメリット

音声通話プランを契約せずとも、050電話アプリやFacebook、LINE、その他有料・無料の通話プランを利用してデータ通話をすることはいろいろできます。このメリットをご説明します。
通話料・維持費が安い
050電話アプリも安いですし、LINEやFacebookで通話するのでしたら無料です。よく話す友達や家族間の通話をLINEやFacebook・050アプリに移行できれば、通話料は割引どころか0にできるかもしれません。
ただし、受ける相手が同じ仕組みを持っていた上で、それぞれのアプリで「友達登録」などをされていないといけないため、相手のリテラシーが求められたり、設定を行ってあげるなどの対処が求められる場合があります。
上記の音声通話プランを持っていても、できるだけこちらで通話することでコストを抑える、という戦略はおおいに考えられるところです。
データ通信さえできれば通話できる
スマホの電波が入らないところでも、Wi-Fiが使えるような場所であれば声のコミュニケーションができます。大手携帯キャリアはアンテナを張り巡らせ、スマホのアンテナが立たない場所はかなり少なくなりました。ただまだ一部の地下の道やビルの死角などにはこのようなところがあるかもしれません。
「一時利用」がしやすい
050通話アプリの場合は契約期間を短くできるため、短期間だけ電話番号を持つ、といった使い方には向いています。
またWi-Fiなどのデータ通信が使えればその番号を利用できるという特徴を活かして、海外出張や旅行のときにも日本にいるのと同じように同じ番号で安く通話できます。大いに役立つのではないでしょうか。
国外に出ることが多い方が番号を友人に教えたい場合、050番号はとても便利であると言えます。
通話の品質は音声通話の方が良い
データ通話の品質向上がちかごろ著しく、不快な品質であることはまずあり得ません。が、やはりどちらが通話の品質が良いかと言えば音声通話です。
レスポンスの良さ、ノイズがより少ないこと、などなど、何かしらの理由で通話品質ににこだわるのであれば、音声通話を利用する方が良いでしょう。
サービスがダウンすると使えない
2015年1月27日ごろ、Facebookと同社が運営する写真SNSのInstagramが世界的に30分ほどダウンしました。
このとき、Facebookを見ることも、Facebookでメッセージを送ることも、もちろん通話することもできなくなりました。
このような時、たとえば知り合った友人とFacebookでしか連絡先を交換していなかった場合には連絡を取る手段がなくなってしまいますね。
もちろん同じことは普通の音声電話にも言えることですが、利用するサービスの規模や運営体制によっては障害時に長時間停止してしまう可能性もあります。
予防としては、データ通話をする場合、友人との連絡手段は複数用意しておきましょう、といったところでしょうか。FacebookとLINEの両方のIDを交換する、メールアドレスも交換しておく、などすれば良いと思います。
緊急連絡ができない
音声通話のメリットが、そのままデメリットになります。データ通話では119番や110番が出来ません。自分がトラブルに巻き込まれたとき、体調が悪くなったとき、事故を見かけたときに連絡することができなくなります。
まとめ:データ通話はこういった人に向いている
以下のような場合に、データ通話は向いているといえるでしょう。
- すでにメインの音声通話プランを契約している
- 日常の通信費を節約したい
- 一時的に利用したい、海外でも同じ番号で安く通話したい
- 音声通話以外に複数の通信環境が欲しい
- 利用するスマホがサブの端末である
筆者はこうしている
私のメインの携帯回線はNTTドコモです。090の番号を10年以上使っています。料金プランはNTTドコモの旧プランなので、基本料金はさほど高くないもののかけ放題ではありません。LINEなどのアプリで年齢認証を通すことが簡単ですし、大手キャリアの契約は「それなりに」価値があると考えています。
この番号で発信することはあまりありません。友人と通話する場合はFacebookのメッセージアプリとLINEが主です。
また、待たされる時間が長い企業への問い合わせ電話では、050電話アプリを利用します。通話料を抑えることが出来ます。
090番号、メッセージアプリ、050番号の3つをシーンに応じて使い分けるのが筆者の使い方になります。
サブのスマホにはデータ通信専用の格安SIMを挿し、メッセージアプリと050番号を利用しています。050番号は登録はしているもののそれほど使っていない、という状況で、予備的に持っている意識が強いですね。
まとめ
電話は、生活の大切なインフラです。筆者は緊急番号への連絡を大切にすべきと思っていますので、最低1回線は音声通話プランを契約しておくべきと考えています。
ただ、だからといってその音声通話プランで常に電話しなければいけないわけではありません。
近頃は電話は相手の時間に割り込むという考え方をしている人もいるようですし、基本はテキストによるメッセージアプリを利用し、通話の必要が出てきたらアプリの通話機能を利用する、という使い方は、相手にもお財布にもやさしいコミュニケーション方法かもしれませんね。
適切に音声通話とデータ通話を使い分けて、コストを上手に抑えつつ電話の必要な機能も押さえて参りましょう!
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