BlackBerry Classicを購入したら設定したい11+1のこと

日本国内でも大手家電量販店のビックカメラや株式会社FOXにて正式に発売されたカナダ・BlackBerryのミッドレンジモデルBlackBerry Classic。今回はこのBlackBerry Classicを使う上で初めに確認しておきたい設定項目を11+1つ紹介します。
これから使い始める人も、すでに使っている人も、ぜひ一度確認してみてください。
目次:
設定画面を表示する
このBlackBerry ClassicでBlackBerry OS自体初めて触るという方もいるかと思いますので、まずは基礎の基礎となる設定画面の開き方から。設定画面を開く場合はホーム画面上にある設定アイコン(歯車アイコン)を探してタップします。

今回触れていく設定項目はすべてこの設定より入っていきますので、まずはこちらをしっかりと覚えましょう。
APN情報を設定する
SIMカードを挿したら一番初めに行なうべきAPN情報の設定は【設定画面】→【ネットワークおよび接続】より行ないます。



APN設定情報として入力する必要があるのはアクセスポイント名、ユーザー名、パスワード、認証方式の4つ。各キャリア(MNOまたはMVNO)から契約時に提供されている情報を元に入力したら、画面右上の保存を選択して設定は完了です。

APN情報を設定後、うまくネットワークにつながらない(特にLTE通信が使えるはずなのにアンテナピクトの表示が3Gのままである)といった場合は、一度モバイルデータ通信をON/OFFしてみる、あるいは端末自体を再起動してみるといった方法を試してみましょう。これでうまくいかない場合は再度APN情報を入力しなおしたほうがよいかもしれません。
BlackBerry IDを取得・設定する
BlackBerryのスマートフォンを有効に活用する上で欠かせないのがBlackBerry ID。初期設定の際に取得・設定していない人もいるかもしれませんので、後から取得・設定する方法も紹介しておきます。



ID作成時に入力する情報は氏名(姓・名)、ユーザーIDとして使うEメールアドレス、パスワード、パスワードを忘れた際の秘密の質問と答えの計5つ。氏名などは日本語でも大丈夫です。


全て入力を終えたら画面下の新規作成を選択すれば、それでIDの作成が仮完了となり、IDに登録された情報が表示されます。この状態ではメール確認ステータスが未確認となっているはずですので、画面を下に進み、メール確認を行なう旨のボタンを選択します。

するとIDとして先ほど指定したEメールアドレス宛に確認メールが送信されますので、あとはメールの文中にあるメールアドレスを確認を選択すれば作業は作成が完了します。



テザリング情報(モバイルホットスポット)を設定する
外出先でのスマートフォンの用途のひとつとして使用頻度の高いテザリングも設定しておきましょう。テザリングはBlackBerry Classic内ではモバイルホットスポットとして扱われており、【設定画面】→【ネットワークおよび接続】→【モバイルホットスポット】より設定を行ないます。


なおここでは設定にあたり、BlackBerry Classicでテザリングを使用する際に知っておくべきことがはじめに表示されますので、しっかりと読んでおくことをおすすめします。






BlackBerry Classicのテザリング設定画面では一般的な端末名(モバイルホットスポット名)、パスワードの他、アクセスポイント名も入力が必要となります。このアクセスポイント名は前述のAPN設定の項目でも入力した回線(SIMカード)に割り当てられたアクセスポイント名を入力すればOKです。すべて入力を終えたら画面右上の保存を選択することを忘れずに。


クイック設定を編集する
ホーム画面で画面上端から下に向かってスワイプすると表示されるクイック設定。ここに表示される項目も自分でカスタマイズすることが可能です。

【設定画面】→【クイック設定】を進むと表示項目の設定画面が表示されますので、あとは自分がよく使うものを選択しておくだけです。




ショートカットと短縮ダイヤルを設定する
BlackBerry Classicにはディスプレイ下に搭載された物理キーボードのうち、アルファベッドが割り当てられた27個のキーそれぞれを長押しすることで機能を呼び出したり通話を発信できる機能が搭載されています。


割り当てられる数(キーの数)が多いのが他のスマートフォンとは異なる点であり、特徴ともいえます。こちらも必要に応じて設定して使いましょう。
フォントサイズを変更する
物理キーボードを搭載していることなどからも、BlackBerry Classicの向いている使い方のひとつとして文章入力が挙げられますが、画面サイズはそれほど大きくありません。そのためフォントサイズも変更しておくこともオススメします。設定は【設定画面】→【表示】から行えます。



フォントサイズは5〜18までほぼ2刻みで細かく設定できます。自分の好みや使いやすさに併せて選択してみてください。
トラックパッドの感度を調整する
BlackBerry Classicの画面はタッチ操作に対応していますが、この機種では画面下に物理トラックパッドと呼ばれるパソコンのマウスのようにカーソル操作ができる機器が配備されています。慣れると便利なこのトラックパッドですが、どうせなら慣れるまでに動作感度を設定しておきましょう。



なお感度は自分が使いやすいように調整するのが一番ですが、筆者個人的には水平方向、垂直方向いずれも最大感度に設定して、その感度に慣れるという使い方をオススメします。おそらく普段からあまり使い慣れていない機器かと思いますので、”設定したものに慣れる”という使い方もひとつの賢い方法かと思います。
アプリインストールの設定を見直す
OSバージョンがBlackBerry 10 以降のスマートフォンではAmazonのAppStoreを利用したり、直接apkファイルを送り込むことで一部のAndroidアプリも動作させることが可能です。このうちapkファイルを用いてアプリをインストールする際には、予めに端末側でアプリストア以外からのインストールを許可しておく必要があります。



BlackBerryの公式アプリストア(BlackBerry World)およびAmazon AppStoreだけで用が足りるという方は必ずしも設定をしておく必要はありませんが、少なくともこういった項目があるということだけは知っておくとよいかと思います。
ジェスチャーによる操作を設定する
BlackBerry Classicでは高度な操作と呼ばれる、端末のボタンを押す、画面をタッチするといった以外にジェスチャーでも特定の操作ができる機能が搭載されています。




設定できる操作の数は比較的多いので、自分がよく使うものだけでもONにしておくと、日常での使いやすさが大きく変わってくるのではないでしょうか。
BlackBerry Protect(盗難&不正使用防止機能)を設定する
BlackBerryのスマートフォンには盗難による不正利用を防止するためのBlackBerry Protectと呼ばれる機能が搭載されています。この機能をONにしておくと、(端末にロックがきちんと設定されている前提であれば)盗難された場合でも中身を不正に見られることがなく、また初期化されたとしても別途プロテクトを解除しないかぎり別IDにて使用されるといった危険がなくなります。
あくまでプライバシーの保護と盗難への抑止力がメインとなりますが、気になる方はこちらも設定しておきましょう。



なお使い終わった端末を人に譲渡する場合などは、初期化する前にこの機能をOFFにしておかないと譲渡された人が自分のIDで使用することができません。そういった点も併せて覚えておきましょう。
プラスワン:アプリケーション単位で権限を設定する
最後はひとつ、プラスワン(おまけ)として機能の紹介を。BlackBerry OSではインストールしたアプリ毎に、動作に関する権限を設定することが可能です。これにより、バックグラウンドでの動作をコントロールし、不要なデータ通信やバッテリーの消費を抑えることが可能です。この設定方法も紹介しておきます。




普段使っている上であまり意識しない点かもしれませんが、あまり詳しくないアプリを初めてインストールしてみる際などは、場合によってこの機能を有効に活用してみるとよいかもしれません。
まとめ
BlackBerry OS自体、日本国内においてはまだまだ珍しいため、使い方に慣れるのにも時間がかかる場合が多いと思います。特に設定を行わずに慣れてしまい、また後から設定→慣れ直すといったことにならないよう、できればはじめのうちにある程度の設定をきちんと済ませておきたいところですね。ぜひ参考にしてみてください。
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