Amazonの「Fireタブレット」をレビュー!激安価格4,980円はお買い得?それとも・・・

書いた人: Mako

カテゴリ: SIMフリースマホのレビュー, レビュー

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Amazonの「Fireタブレット」をレビュー!激安価格4,980円はお買い得?それとも・・・

Amazonが9月30日に発売した同社製のタブレット端末「Fireタブレット」ですが、プライム会員なら4,980円(通常8,980円)という激安価格で購入できるということもあり、初回出荷以降は2〜3ヶ月待ち(記事執筆時点で次回入荷は12月7日)という大人気具合です。
運良く筆者は初回出荷分を入手出来たため、開封から使い勝手までのレビューをお送りします。

目次:

Fireタブレットってどんなタブレット?

初代となる「Kindle Fire(日本未発売)」が発売されたのが2011年9月で、この時は名前を見てわかるように同社の電子書籍端末「Kindle」の名前を冠していました。その後、第2世代目やスペックアップした「Kindle Fire HD」などが発売され、昨年の秋に発売されたモデルからついにKindleの名前が外れました。
Kindleの名前を外した理由は定かではありませんが、この辺は同社製スマートフォンの「Fire Phone」との兼ね合いがあるのではないかと推測しています。

前置きはこれぐらいにしておき、スペックと同梱品・外観のチェックをしてきます。

スペックをチェック

まずはスペックをチェックしてきましょう。下記表に主なスペックをまとめました。

Fireタブレットのスペック
サイズ 幅約115mm×高さ約191mm×奥行き約10.6mm
重さ 約313g
バッテリー容量 非公開
ディスプレイ 7インチIPSディスプレイ/解像度1,024 x 600(171ppi)
OS Fire OS 5 “Bellini”
CPU 1.3GHzクアッドコア
メモリ RAM:1GB
ROM:8GB(使用可能領域 約5GB)
カメラ アウトカメラ:約200万画素
インカメラ:VGA(640×480ピクセル)
無線LAN IEEE802.11b/g/n
外部メモリ最大対応容量 microSD 2GB/microSDHC 32GB/microSDXC 128GB
その他 アクセロメータ、ジャイロスコープセンサー搭載

上記のスペック表を見てもわかるように1万円前後のよくある低価格タブレットとほぼ等しいスペックです。スペック、価格共に近い製品といえば、Huawei製の「MediaPad T1 7.0」が挙げられます。

OSの欄に記載してある「Fire OS」が気になる方がいると思いますが、AndroidをベースにFireタブレットやFire Phone用にAmazonがカスタマイズしたOSです。そのため、Fireタブレットをパソコンに接続して内蔵ストレージを見てみると「Androidフォルダ」があります。

内蔵ストレージをのぞいてみるとFire OSがAndroidベースであることがわかる
内蔵ストレージをのぞいてみるとFire OSがAndroidベースであることがわかる

また、CPUは非公表ですが、「AnTuTu Benchmark」のデバイスインフォを見てみると、MediaTek製の「MT8127」が搭載されていることがわかります。

AnTuTu Benchmarkで確認できるデバイスインフォ
AnTuTu Benchmarkで確認できるデバイスインフォ

余談ではありますが、本記事執筆のために同アプリでベンチマークを実施したところ進捗率5%のまま10分以上止まってしまったため敢えなく断念しました。アプリが対応していなかった可能性もありますので、ベンチマークができるようになり次第再チャレンジしてみたいと思います。

AnTuTu Benchmarkでベンチマークを行ったがここから進まなくなってしまった
AnTuTu Benchmarkでベンチマークを行ったがここから進まなくなってしまった

同梱品・外観をチェック

続いて、いわゆる「開封の儀」を行っていきます。特に同梱品と外観に注目していきます。

まずパッケージですが、ぱっと見かなりビビットで、オレンジというよりは朱色に近い印象です。

Fireタブレットのパッケージはかなりビビット
Fireタブレットのパッケージはかなりビビット

開封の仕方も独特で、Amazonを利用したことある人にはお馴染みのAmazonのダンボールで採用されているような封がされています(お菓子でもよく見る封ですね!)。

パッケージの封は特徴的
パッケージの封は特徴的

同梱品はFireタブレット本体とmicroUSBケーブル、ACアダプタと保証書、クイックスタートガイドです。クイックスタートガイドと言っても簡単な注意書きと画面のロック解除や充電方法などを図で表した2つ折りの紙です。

同梱品は本体、microUSBケーブル、ACアダプタなど
同梱品は本体、microUSBケーブル、ACアダプタなど

ここからは外観を見てきます。
まず背面ですが、黒色のマットなボディに大きくAmazonのロゴが入っています。

Amazonロゴが印象的な背面
Amazonロゴが印象的な背面

電源ボタン、ボリュームボタン、イヤホンジャック、microUSB端子など殆どのインタフェースは上部にまとめられています。

microSDカードスロット以外のインタフェースは上部に集まっている
microSDカードスロット以外のインタフェースは上部に集まっている

microSDカードスロットのみ(ディスプレイ側から見て)本体右側にあります。

microSDXCカード最大128GBまで対応している
microSDXCカード最大128GBまで対応している

電源ボタンとボリュームボタンに若干の遊びがあったものの全体的に作りはしっかりしていて、4,980円で購入できるタブレットとはとても思えません。

Fireタブレットの使い勝手は?

購入するとなった場合、1番気になるのは使い勝手だと思います。
そこで今回は特に気になるであろう「UI(ユーザインタフェース)の使いやすさ」、「バッテリの持ち」、「オフラインでの利用」の3点に着目して見ていきます。

UI(ユーザインタフェース)は使いやすい?

前述のとおり、Fireタブレットに搭載されているFire OSはAndroidベースのOSで所々Androidらしさが垣間見えます。

いわゆるホームアプリはAmazonの各コンテンツが楽しみやすいように独自のものが搭載されています。
もちろん、商売上手なAmazonなので、ユーザがインストールしたアプリやダウンロードしたコンテンツだけでなく、オススメのコンテンツなどが動的に表示されるよつになっています。それはさながらAmazonらしさいっぱいの電子カタログです。

「本(電子書籍)」、「ビデオ」、「アプリ」などカテゴリされている上に一つ一つが大きく見やすいため、タブレット初心者でも使いやすいのではないでしょうか。

ホームアプリはFire OS独自のものホームアプリはFire OS独自のもの
ホームアプリはFire OS独自のものホームアプリはFire OS独自のもの
ホームアプリはFire OS独自のもの

Amazonらしいといえば、初期設定ではロック画面にキャンペーン情報が表示されるようになっています。

ロック画面にキャンペーン情報が表示される
ロック画面にキャンペーン情報が表示される

気になる場合は、キャンペーンアプリの設定からオフにすることができます。

キャンペーン情報の表示はオフにできる
キャンペーン情報の表示はオフにできる

通知エリアにはディスプレイの輝度設定やWi-Fiのオン、オフなどのショートカットがあります。面白いのはヘルプのショートカットがあることですね。しかし、どの画面からでもアクセスできる通知エリア設けてあるため、分からなくなった場合はいつでもヘルプを開けるため理にかなっていると思います。

通知エリアには各ショートカットが配置されている
通知エリアには各ショートカットが配置されている

設定画面はAndroidのそれとほぼ同じでAndroidスマートフォン、タブレットを使っている人はすんなり使えるのではないでしょうか。

設定画面はAndroidらしさが残る設定画面はAndroidらしさが残る
設定画面はAndroidらしさが残る

気になるバッテリの持ちは?

FireタブレットはAmazonのコンテンツ、つまり電子書籍やビデオ、ミュージック、アプリを楽しむタブレットです。
筆者自身休みの日にはタブレットでドラマやアニメなどを一気に見ることが多いのですが、そこで気になるのがバッテリの持ちです。

今回は、バッテリ残量が100%の状態から電子書籍1冊(約200ページ)とアニメ1話(約25分)を視聴した後のバッテリ残量を確認してみました。

結果として減ったのはたった6%でした。意外と減らないことに驚きました。これなら新幹線や飛行機など長時間の移動の際に十分使えるのではないでしょうか。

電子書籍1冊とアニメ1話の視聴で減ったのはわずか6%
電子書籍1冊とアニメ1話の視聴で減ったのはわずか6%

しかし、バッテリ残量は確認できたものの、バッテリの減り具合やどのアプリが消費しているかが見れないのは残念でした。

一般的なAndroidスマートフォン、タブレットではバッテリの減り具合やアプリ別の消費量がわかる
一般的なAndroidスマートフォン、タブレットではバッテリの減り具合やアプリ別の消費量がわかる

オフラインでも楽しめるか?

7インチと持ち運びしやすいFireタブレットですが、モバイル通信には対応しておらず、Wi-FI環境が必要となります。それでは持ち運ぶメリットが少ないように感じてしまいますが、実際はどうなのでしょうか。
そこで書籍とビデオと予めダウンロードしておき、オフライン環境(ネットワークに接続していない状態)で閲覧できるか試してみました。
結果から述べると、共に閲覧可能でした。しかし、ビデオの方は視聴開始から48時間のみオフラインで再生ができるという制約がついていました。これは悪意のある人がビデオをダウンロード後端末を転売して稼ぐというのを防ぐためだと推測されます。

オフラインでのビデオ再生は48時間制限あり
オフラインでのビデオ再生は48時間制限あり

アプリは通信が発生しないものであれば使えますが、最近流行りのゲームアプリはソーシャル機能やユーザデータをサーバ側に持っているため使えません。

しかし、一部制約はあるもののオフラインでコンテンツを楽しめるのは持ち運びにも適しており、また筆者の住む鹿児島を走る九州新幹線はトンネル続きで圏外になることが多いため、そのような環境でも使用できるとなると出張時のお供として活用が期待できます。

まとめ

Amazonが送り出した「Fireタブレット」はプライム会員なら4,980円(通常8,980円)という激安価格で購入可能なため、コンテンツを持っているAmazonとしては正に「鬼に金棒」状態です。
実際に1ヶ月弱使ってみて、スペックは値段相応ながらも電子書籍やビデオなどのコンテンツを楽しむ分には事足りると感じました。
また、UIやバッテリの持ち具合も良好で、プライム会員かどうかに関わらず「買い」なタブレットではないでしょうか。
しかし、一方で既にタブレット(特にAndroidタブレット)を所有している人にとっては、Amazonが提供しているKindleアプリなどをインストールすればよいので、わざわざ買い替えるメリットは少ないと感じました。

Google Playで提供されているKindleアプリをはじめとしたAmazonのアプリ
Google Playで提供されているKindleアプリをはじめとしたAmazonのアプリ

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

鹿児島在住のシステムエンジニア。福岡勤務の際、タブレットに魅せられ、タブレットを毎年20〜30台購入するほどのタブレットマニアに成長。最近はSIMフリースマートフォンやMVNOについて勉強中。