ClassicとPassportどっちがおススメ?国内で発売中の2台の「BlackBerry」を4つの視点で比較してみた

書いた人: まきはら とよかず

カテゴリ: BlackBerry

ClassicとPassportどっちがおススメ?国内で発売中の2台の「BlackBerry」を4つの視点で比較してみた

先月に入ってから大手家電量販店のビックカメラ、あるいは株式会社FOXが運営するオンラインストアcaseplayなどにおいて、日本国内でも端末単体で正規販売が始まった2つのBlackBerry機「BlackBerry Classic」と「BlackBerry Passport」。モバレコではこれまでこの2機種についてレビューを行なってきました。

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ただ興味はあるものの、実際にBlackBerryを買うのは(あるいは買ってみようと思うのは)これが初めてだし、どちらがより自分に合っているのかと検討している人もいるはず。そこで今回はこの2機種をどのユーザーでも使うであろう4つの機能(視点)から比較してみることにします。

目次:

スペック表から比較

まずはじめにBlackBerry ClassicとBlackBerry Passport、2機種のスペックを整理して見比べてみましょう。

BlackBerry ClassicとBlackBerry Passportのスペック
項目 BlackBerry Classic BlackBerry Passport
販売価格 53,784円(税込) 69,984円(税込)
サイズ 高さ 131.0 mm ✕ 幅 72.4 mm ✕ 厚さ 10.2 mm 高さ 131.4 mm ✕ 幅 90.5 mm ✕ 厚さ 9.25 mm
重さ 178 g 205 g
バッテリー容量 2,515 mAh 3,450 mAh
OS BlackBerry® 10.3.2 OS BlackBerry® 10.3.2 OS
プロセッサ Qualcomm® Snapdragon S4 1.5GHz Dual-Core Qualcomm® Snapdragon 801 2.2GHz Quad-Core
内蔵メモリ RAM:2GB
ROM:16GB
RAM:3GB
ROM:32GB
外部メモリ最大対応容量 microSD(最大128GBまで対応) microSD(最大128GBまで対応)
SIMタイプ nanoSIM nanoSIM
対応ネットワーク周波数帯 4G(FDD-LTE):Band 1/2/3/5/7/8/20
4G(TD-LTE):-
3G(HSPA+):850/900/1900/2100 MHz
2G(GSM):850/900/1800/1900 MHz
4G(FDD-LTE):Band 1/2/3/4/5/7/8/13/17/20
4G(TD-LTE):-
3G(HSPA+):850/900/1700/1900/2100 MHz
2G(GSM):850/900/1800/1900 MHz
ディスプレイ 3.5インチ(720✕720)294ppi スクエアタッチディスプレイ 4.5インチ(1,440✕1,440)453ppi スクエアタッチディスプレイ
カメラ リアカメラ:800万画素
フロントカメラ:200万画素
リアカメラ:1,300万画素
フロントカメラ:200万画素
その他 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.0、NFC、GPS、物理QWERTYキーボード、FMラジオ Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.0、NFC、GPS、物理QWERTY Touch-Enable キーボード、FMラジオ

本体サイズは高さはいずれもほとんど同じである一方、横幅はBlackBerry Passportのほうがややワイドになっています。

BlackBerry ClassicとBlackBerry Passportを重ねてみたところ
BlackBerry ClassicとBlackBerry Passportを重ねてみたところ
縦はほぼ同じ
縦はほぼ同じ

ただしこの端末自体の縦横の面積とはきれいに比例せず、ディスプレイサイズは縦横ともにBlackBerry Passportのほうが大きくなっています。この分、BlackBerry Passportでは物理ボタンやキーボードのキーの数が少なくなっていますが、一方でキーボードがタッチ操作に対応しています。

またプロセッサーはBlackBerry ClassicとBlackBerry Passportでは約2倍の違いに。立ち位置がミッドレンジとハイエンドということもあり、RAM容量/ROM容量もともにBlackBerry Passportの方が大きくなっています。さらにカメラについてもリアカメラで数値上は約500万画素の差があります。

実際にそれぞれの端末を手に乗せてみると、BlackBerry Classicは片手でも操作”できそうな”大きさ(実際には片手でのキーボード入力などはかなり難しい)であることがわかります。

BlackBerry Classicを手に持ったところ。サイズは現行のスマホと比べると小ぶり
BlackBerry Classicを手に持ったところ。サイズは現行のスマホと比べると小ぶり
一方BlackBerry Passportはファブレットと比較しても幅は大きめ
一方BlackBerry Passportはファブレットと比較しても幅は大きめ

プロセッサーやRAM容量の違いがあることから、当然ながらBlackBerry Passportのほうがより処理能力は高いといえます。ただしこういった性能をもっとも活用するもののひとつであるゲームに関しては、BlackBerry OS用としてはそれほど数がありません。ですので「数値が高いこと」と「実際に普段使いにおいて本当にその数値が必要なのか」はこの後に説明していく項目も含めながら、少し切り離して考えてみてもよいと思います。

画面表示の違いを比較

BlackBerry Classic、BlackBerry Passportともにディスプレイは縦横の比率が1:1のスクエアディスプレイを搭載しています。そのため、例えばウェブブラウザなどで同じページを開き、そのスクリーンショットを撮影してみても(写真サイズは別にして)見た目はほとんど変わりません。

BlackBerry Classicで撮影したスクリーンショット
BlackBerry Classicで撮影したスクリーンショット
BlackBerry Passportで撮影したスクリーンショット
BlackBerry Passportで撮影したスクリーンショット

ただしこれを実際の目に見えている大きさで比較してみると、やはりディスプレイの大きさの違いははっきりと感じられます。

同じ画面を表示したBlackBerry Classic(左)とBlackBerry Passport(右)
同じ画面を表示したBlackBerry Classic(左)とBlackBerry Passport(右)
同じ縮尺で地図を表示しても、1画面に表示できる広さが異なる
同じ縮尺で地図を表示しても、1画面に表示できる広さが異なる

BlackBerry Classicはディスプレイ下に搭載された物理トラックパッドで、一方BlackBerry Passportはキーボードに内蔵されたタッチパッドでそれぞれ上下の画面スクロールも可能です。ですがインターネットでの調べ物、あるいは写真の確認なども比較的頻度高く行なうということであれば、この点に関してはBlackBerry Passportのほうが使いやすさを感じられることと思います。

文字入力のしやすさを比較

続いてはBlackBerryの大きなと特徴である物理キーボードを使った文字入力について。

キーボードの各ラインの高さは実はBlackBerry ClassicとBlackBerry Passportではほぼ同じです。ただし前述のとおりBlackBerry Classicの方が配置されているキーの数は多くなっています。

BlackBerry Classicの物理キーボード
BlackBerry Classicの物理キーボード
BlackBerry Passportの物理キーボード
BlackBerry Passportの物理キーボード

BlackBerry Classicで数字などキーに小さく刻印されている文字を入力する場合はAltキーを使うことになります。例えばパスワード入力などで、アルファベッドの大文字・小文字、数字などが入り混じった文字列を入力するのであれば、Altキーに加えて↑キー(Shiftキー)も使うことになります。

一方BlackBerry Passportの場合は数字や記号といったキーはディスプレイ上に表示できるソフトキーボードを使って入力することが基本となります。

BlackBerry Passportで画面上にソフトキーボードを表示した様子
BlackBerry Passportで画面上にソフトキーボードを表示した様子

このソフトキーボードは物理キーボードを縦に撫でる(スワイプする)ことで表示ができ、文字入力を完了しないかぎりはずっと表示させたままにしておくことも可能です。いちいち数字を打つ際にAltキーを押すといった手間がなくなる点は非常に便利ですが、逆にいえば物理キーとソフトキーというまた別なキーの使い分けが発生することにはなります。

ちなみに下の写真は同じ距離からBlackBerry Classic、BlackBerry Passportそれぞれの物理キーボードに手を構えてみた様子。

BlackBerry Classicのキーボードはキー幅が狭いので指先でポチポチ押している感じがなおさら強い
BlackBerry Classicのキーボードはキー幅が狭いので指先でポチポチ押している感じがなおさら強い
BlackBerry Passportは両手でどっしり持って入力に専念できる印象
BlackBerry Passportは両手でどっしり持って入力に専念できる印象

BlackBerry Passportのほうが各キー幅に広さがあるため、文字を入力している際の細々とした作業感はより感じにくいといえるでしょう。一方BlackBerry Classicの場合は片手でもなんとか端のキーまで指が届く可能性が高く、片手での扱いやすさは間違いなくBlackBerry Classicに軍配といえます。

カメラの撮れ具合を比較

スマホを使う上で誰もがよく使う機能のひとつ「カメラ」についても、実際に2機種で撮影した写真を比較してみましょう。なおここから載せていく撮影例は、いずれもリアカメラの標準撮影モードで撮影したもので、写真の加工はリサイズのみとしています。

BlackBerry Classicで撮影した街の風景
BlackBerry Classicで撮影した街の風景
BlackBerry Passportで撮影した街の風景
BlackBerry Passportで撮影した街の風景
BlackBerry Classicで撮影したお肉と野菜
BlackBerry Classicで撮影したお肉と野菜
BlackBerry Passportで撮影したお肉と野菜
BlackBerry Passportで撮影したお肉と野菜
BlackBerry Classicで撮影したカキフライ
BlackBerry Classicで撮影したカキフライ
BlackBerry Passportで撮影したカキフライ
BlackBerry Passportで撮影したカキフライ
BlackBerry Classicで撮影した鉄火丼
BlackBerry Classicで撮影した鉄火丼
BlackBerry Passportで撮影した鉄火丼
BlackBerry Passportで撮影した鉄火丼

写真をそれほど大きくないサイズにリサイズしているという影響もありますが、いずれで撮影した写真も見た目(写り)が目に見えて明らかに違うということはありません。同じBlackBerry、やはり写真の色味や雰囲気は非常に似ています。ただし実際に使ってみた筆者の個人的な印象としては、BlackBerry Passportのほうがより明るく撮影ができます。

上で紹介した写真でいえば風景の写真は背景の空がより明るい(その分雲は消えてしまっていますが)ですし、料理の写真に関してもお肉やカキフライのタルタルソースを見比べてみると、BlackBerry Passportのほうがより明るく”美味しそうに”撮れていることがわかると思います。

それぞれこんな人によりオススメ

ここまで4つの視点でBlackBerry ClassicとBlackBerry Passportを比較してみました。同じメーカー製、かつ物理キーボードを搭載したモデルですが、プロセッサーなどの処理性能からわかるミッドレンジとハイエンドの差(数値的な性能の差)以外にも、実際にスマホとして使う際に気になるであろう違いが幾つかあることはわかっていただけると思います。

これも含めてそれぞれどういった方にオススメできるかですが、これはガラケーとスマホを選ぶことに近い印象で決められるのではないかと思います。

BlackBerry Classicは基本的に片手でも一応操作できる可能性があるサイズ、小さな画面、入力は全て物理キーだけでも完結できる仕様となっており、通話やメール、メッセージアプリやSNSが使い方の中心となるユーザーにオススメといえるでしょう。

一方BlackBerry Passportに関してはその逆で、もちろん通話やメールなども問題なく使えますが、よりスマホを使う上で求められる機能(大きなディスプレイを使っての表示、直感的な操作性の高さ)を重視したい人にオススメしたいところです。

まとめ

今回はBlackBerry ClassicとBlackBerry passport、2つのBlackBerry機を比較してみました。どちらを買おうかと考えている人に最も強くオススメしたいことはやはり店頭などで実機に触れてみることではありますが、買ってから「少し思っていたのと違うな」「あっちはどうだったのかな」と思う可能性が少しでも減るよう、ぜひ今回紹介した内容も参考にしてみてください。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

まきはら とよかず

まきはら とよかず

スマホをはじめとする「ガジェット」に関心があるフリーランスのブロガー/ライター。中でも特に関心が強いのは海外向けのSIMフリー製品。個人輸入なども楽しんでいます。ややマニアックなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」もほぼ毎日更新中。




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