【レビュー】Nexus 5Xは買いなのか?特徴や性能、注意点をチェック

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ドコモから出てもNexusはNexusだった! ピュアAndroid「Nexus 5X」レビュー

そういうのはY!mobileとかがやるんじゃないの? と思っていたのですが、いやいやどうして。ドコモでもやるんですね。

Nexus 5Xがドコモの2015-2016冬春モデルとして発売されました。最新のAndroid 6.0(Marshmallow)を搭載した本機のスタイル、機能、性能をじっくりとチェックしてみましょう。

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目次:

Nexus 5Xってどんなスマホ?

「Nexus 5X」はLG製のAndroidスマートフォンです。Nexus 5Xの開発メーカーはLGですが、Googleが選定したハードウェアメーカーとの協力の上で発売している、純粋なAndroidとしてその時々での最先端のAndroid OSを搭載しているのがポイントです。いわゆる、切り込み隊長的な端末ですね。主な製品仕様は以下のようになります。

Nexus 5X スペック
サイズ 高さ約 147mm×幅約 73mm×厚さ約 7.9mm
重量 約 136g
OS Android 6.0(Mashmallow)
SoC Qualcomm MSM8992 ヘキサコア
1.8GHz(デュアルコア) + 1.4GHz(クアッドコア)
内蔵メモリ RAM 2GB/ROM 32GB
外部メモリ 非対応
バッテリー容量 2700mAh
ディスプレイ 約 5.2インチ フルHD(横1080×縦1920ピクセル)
カメラ 約 1235万画素(アウト)/約 500万画素(イン)
カラー Quartz(白)/Carbon(黒)
備考 指紋認証/VoLTE

フラッグシップモデルではなく、あくまでもリーダーシップモデルとしてのスタンスであるため、Google謹製の最新スマホですが、スペックは山盛りというわけではありません。

背面はしっとりとして落ち着いたデザイン

背面はしっとりとして落ち着いたデザイン

背面にはカメラと指紋センサーが並んでいます。この配置と円形のデザインは、Android 5.0以降のマテリアルデザインを踏襲しているイメージがあっていいですね。This is Androidというイメージを受けます。

前面もシンプル。パッと見では上下の違いがわからない!

前面もシンプル。パッと見では上下の違いがわからない!

前面もシンプルです。ほぼ上下対称のデザインで、フロントカメラがなければどちらが上かわからないくらい(実際、何度も持ち間違えました)。

端末の細部と注目機能をチェック

続いて各部位を確認してみましょう。まず、注目すべきは……、

指紋センサー

指紋センサー。後述しますが、この配置はベストです

背面に配置された指紋センサーです。カメラとほぼ同口径のリングが端末上部に備わっており、こちらで端末のアンロックなどが行えます。

ディスプレイはフルHD

ディスプレイはフルHD

ディスプレイは5.2インチのフルHD(1920 x1080)LCD(423 ppi)。最近の定番となった耐傷に優れたGorilla Glass 3を採用。指紋が付きづらく、汚れに強い撥油性コーティングも施されています。流石にフルHDで、423ppiとなると文字も読みやすくて快適です。発色も綺麗。

右側面部

右側面部

右側面は電源ボタンとボリュームキー。本体ベゼルと同色の目立たないシンプルなボタンです。

左側面部

左側面部

左側面はSIMトレイがあります。ピンで挿してトレイを空けるスタイルですね。

nanoSIMです

nanoSIMです

対応するSIMカードの種類は、最も小さな「nanoSIM」サイズとなります。海外製スマホに最近増えてきたデュアルスロット仕様ではありません。また、microSDカードスロットはありません。

底部にはイヤホン、マイク、USB Type-Cコネクタ

底部にはイヤホン、マイク、USB Type-Cコネクタ

本体底部にはコネクタ類の接続ジャックがあります。特徴的なのは「USB Type-C」コネクタでしょうか。本機は一般的なmicroUSBではなく、USB Type-Cでの接続となります。

付属のUSB Type-Cケーブル

付属のUSB Type-Cケーブル

USB Type-Cケーブルは付属してくるので安心しましょう。ただし、両端子ともUSB Type-Cなので…。これが挿さるPC/Macが無いと写真を取り出したり同期したりといった作業が、すべて無線やクラウドに依存することになるのでご注意ください。

付属のUSB Type-C電源アダプタ

付属のUSB Type-C電源アダプタ

充電アダプタはUSB Type-Cが挿さるものが付属するので、パソコンには挿さらなくても、充電は可能です。ある意味、このアダプタが生命線です。
なお、高速充電に対応しています。数%の状態から10分ほどで30%ほどまで回復している点は素晴らしい!

カメラとLEDフラッシュと赤外線センサー

カメラとLEDフラッシュと赤外線センサー

若干出っ張っったメインカメラは、1235万画素、f/2.0。4Kビデオの撮影にも対応しています。

手に持った所。ちょうどいい大きさです

手に持った所。ちょうどいい大きさです

手の大きさは標準的な成人男性が手に持ったところのスタイルがこちら。5インチクラスのディスプレイは最近のスタンダードとなっていますよね。特別狭ベゼルというわけではありませんが、しっかりとホールドできて、ちょうどいい大きさではないでしょうか。

Android 6.0になってUIはどう変わった?

びっくりするほどシンプルです

びっくりするほどシンプルです

本機を触って一番驚いたポイントが、ヒツジが居ません。そう、ホーム画面をはじめとするUI(ユーザインタフェース)です。本当にこれはdocomoの端末なのか? と疑いたくなるくらいに、docomoらしさが無いのです。

まさに「ピュアAndroid」です。

してそのAndroid 6.0の使い勝手ですが、ベーシックな使い方としてはAndroid 5.0時代と大きな違いはありませんが、さらに使いやすくなっていて、マテリアルデザインがさらに洗練されたな、という感覚を受けます。

使用感もキビキビとしています。ノーウェイト、ノーストレス。非常に快適な端末です。この設定は? あれはどうやるの? といった所は追って設定編をお送りしますので、しばらくお待ちを!

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実は凄かった、この機能!

シンプルなカメラUI

シンプルなカメラUI
12MPのカメラは高画質で発色もGood

12MPのカメラは高画質で発色もGood
細部まで美しく表現されています。にじみも少なくてこれはいい!

細部まで美しく表現されています。にじみも少なくてこれはいい!

インターフェースは非常にシンプルですが、カメラの性能自体は非常に優れています。発色は綺麗ですし、拡大してもにじみも目立ちません。オートフォーカスも速め。

後からボカせる撮影モードもあります

後からボカせる撮影モードもあります

カメラ性能の良さの反面、機能的には若干物足りないかもしれません。国産スマホによくあるようなさまざまな「撮影モード」なんてものはなく、あるのはパノラマ、レンズぼかしくらいです。

レンズぼかしは後々フォーカスを変更できるというのがユニークですが、「撮影時にカメラを動かしながら撮影する」という手順が面倒なので、普段から使うか?というと若干の疑問もあり、きっと使わないんじゃないかな…。という答えがでました(あくまでも僕のなかで、ですけどね!)。

暗所撮影のテスト。薄暗い子ども部屋

暗所撮影のテスト。薄暗い子ども部屋
おもちゃを撮影。フラッシュは使っていません

おもちゃを撮影。フラッシュは使っていません

暗所撮影は素晴らしい性能です。フラッシュを使わずとも、ここまで明るく撮ることができます。もちろん、部屋の電気もつけていません。

さまざまなシチュエーションで、すぐに起動して、構えて、撮る。それだけで美しく撮れる。そういったシンプルゆえの強みがあるカメラです。

付属品は若干不親切かも!?

USB Type-Cは今後増えてくる規格なんですけどね…

USB Type-Cは今後増えてくる規格なんですけどね…

良い端末ですが欠点が無いわけではありません。レビューしていて最も「なんでだよっ!」と思ったのが、付属ケーブルがUSB Type-C – USB Type-Cだけという点。将来的にはデファクト・スタンダードとなっていくであろう規格ですが、現在のシェアですとこれを接続できるPC/Macはほんの一握りです。そのため、

「買ったはいいけど同期できない!」

と嘆く購入者の姿が予想できます。当の僕も、スクリーンショットを取り出す手段が無くて四苦八苦しました。結局はGoogle Photosに同期してブラウザから取り出すという方法に……。SDカードも使えないので、Wi-Fiかクラウドかって話になってきます

docomoショップで変換コネクタや既存のUSB端子に接続できるケーブルなどは扱っているのでしょうか?本端末購入の際はケーブル代を加味して考える必要がありそうです。

編集部追記:

ドコモ広報部の方に確認したところ、基本的にショップでは変換コネクタなどの取り扱いはしていないとのこと(記事公開時点)。各店舗により販売されている場合もあるが、それはドコモのオプション品ではないとのことでした。

まとめ:「無い」をどうとらえるか? で考えさせる端末

指紋センサーはこの位置にあるべきです

指紋センサーはこの位置にあるべきです

普段持つ端末としてのメリットは、指紋認証が本当に快適です。使うぞと手に持った時、そこには自然に人差し指が配置される。そういう意味ではこのサイズからして絶妙なんです。認識速度・精度も十分。とにかくスマホを持って操作する、というシーンをスマートに変化させます。

一方で、docomoから発売されたからといって、docomoのサービスが使えるわけではないのが注意点です。コンシェルジュもありませんし、docomo独自のUIも、アプリもありません。もちろん、おサイフケータイはありませんし、テレビも見られません。

最近の国産スマホでは標準になっている防塵防滴仕様もなく、赤外線通信もなし。ハイレゾもありませんし、ビデオコールも非対応。microSDカードもナッシン! と、無い無い尽くしで、吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」くらい何にもないという状態で、サービスという視点でみると、すごくdocomoらしくない端末です。

ピュアなAndroidだけあればいい

ピュアなAndroidだけあればいい

ズバリ言うなれば、Nexus 5Xは、この「無い」を「必要ない」と思える人に向けた端末です。

確かに生活のなかで不便さを感じることも多い端末ですが、そんなピュアなAndroidと「今の世代」を楽しめる。現状、このメリットは、Nexusだけでしか味わえないのです。

購入はこちら:

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

群馬県在住のフリーライター。PC誌やWEB媒体でデジタルアイテムのトレンドを追いつつ趣味の農業を楽しんでいる。ただし、毎年稲刈りの時期とiPhoneの発売時期がかぶるのには頭を悩ませている。特技はお掃除。特に水回り系のお掃除が得意。