国内発売迫る!LUMIX DMC-CM1を一足先にレビュー!

書いた人: まきはら とよかず

カテゴリ: アクセサリ

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LUMIX DMC-CM1

2013年10月に日本国内のスマホ事業から撤退したPanasonic。そのPanasonicが昨年9月に欧州に発売して話題となった製品が「LUMIX DMC-CM1」です。”コミュニケーションカメラ”と呼ばれるこのカメラは、有効画素数2,010万画素、1インチサイズの大型イメージセンサーを搭載した高性能コンパクトデジタルカメラであるとともに、SIMカードを差すことでスマートフォンとしても使用できることから国内外問わず話題になっています。

そんなLUMIX DMC-CM1の国内発売が来月3月12日(木)に迫る中、一足先にLUMIX DMC-CM1に入手することが出来たので、実際に触れながらその中身を体験してみました。

目次:

スマホとしてのスペックと外観

DMC-CM1はあくまでスマホとしても使えるデジタルカメラと謳われていますが、ここではまずLUMIX DMC-CM1のスマホとしてのスペックと外観について見ていくことにします。

スマホとしてのスペック

DMC-CM1のスマホとしてのスペック(参照:Panasonic:LUMIX DMC-CM1 製品ページ
通信方式
  • 4G(LTE):FDD Band1,3,4,5,7,8,20
  • 3G(WCDMA):FDD Ⅰ,Ⅳ,Ⅴ,Ⅷ
SIMカード microSIM
OS Android™ 4.4(KitKat)
プロセッサ Qualcomm® Snapdragon801 2.3GHz(Quad Core)
電源 リチウムイオンバッテリーパック(本体内蔵 3.8V/2,600mAh (9.9Wh))
寸法(横幅✕高さ✕厚さ) 約135.4 ✕ 68.0 ✕ 21.1mm(ボディ部 約15.2mm)
質量 約204g(メモリーカード、SIMカード含む)
約203g(本体)
メモリ
  • ROM:16GB
  • RAM:2GB
記録メディア microSDXCメモリーカード
microSDHCメモリーカード
microSDカード

※その他上記以外の詳細は、メーカーページから確認できます。

関連記事:

仕様表|DMC-CM1|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)|Panasonic

4.7インチ(1,920✕1,080)のフルHD液晶画面、OSにAndroid 4.4 Kitkat。さらにはプロセッサは2.3GHzクアッドコア、RAM2GB、ROM16GB、SDカードもmicroSDXCに対応となっています。こうして見てみると、デジタルカメラなのにスマートフォンとしての性能も最近のハイエンドモデルと遜色ないことが分かります。

またDMC-CM1はSIMロックフリーにもなっています。通信方式で見た場合、NTTドコモの回線で使用する場合は4G(LTE)のBand1/3と3G(WCDMA)のBand1が、Softbankの回線で使用する場合は4G(LTE)のBand1/8と3G(WCDMA)のBand1/8が利用可能です。

もちろん日本国内で使用するために必要となる認証(技適)も下りており、端末情報からは技適マークも確認出来ました

技適マーク
ばっちりと技適マークが確認出来た

外観

こちらがDMC-CM1の液晶画面側(※写真のものは画面に非光沢タイプの保護フィルムが貼ってあります)。

DMC-CM1の液晶画面
DMC-CM1の液晶画面

画面の上にはインカメラ、受話口、光センサー/近接センサー、通知ランプが配置されています。

画面上部
画面上部:インカメラ、受話口、光センサー/近接センサー、通知ランプ

画面の下には特に何も配置されていません。

画面の下には特になし
画面の下には特になし

上面にはイヤフォンジャックとMicroUSB端子。

イヤフォンジャック
イヤフォンジャックと、
MicroUSB端子
MicroUSB端子

下面には特に何も配置されていません。

下面も特になし
下面も特になし

左面にはmicroSDカードとSIMカードの差込口があります。SIMカードの種類はMicroSIMカードです。

左面
左の側面:microSDカードとSIMカードの差込口
microSDカードとSIMカードの差込口
microSDカードとSIMカードの差込口

右面には音量調整ボタン、電源ボタン、カメラ起動スイッチ、シャッターボタンが配置されています。

音量調整ボタン、電源ボタン、カメラ起動スイッチ、シャッターボタン
音量調整ボタン、電源ボタン、カメラ起動スイッチ、シャッターボタン

こちらが背面。大きなカメラレンズが特徴的です。

大きなカメラレンズが特徴的
大きなカメラレンズが特徴的!

縁にはLUMIXのブランドロゴが。

LUMIXのブランドロゴ
LUMIXのブランドロゴ

アウトカメラにはLEICA DC ELMARITレンズが使われています。

LEICA DC ELMARITレンズ
LEICA DC ELMARITレンズ

背面は革の手触りを感じさせる(革ではありません)デザインになっています。また背面の中央部にはNFCのアンテナも内蔵されています。

まるで革のよう!

アウトカメラは、起動するとレンズの中央部が1cm弱程度飛び出してきます。

レンズの中央部が1cm弱程度飛び出す
レンズの中央部が1cm弱程度飛び出す

カメラとしてのスペックとユーザーインターフェース

続いてDMC-CM1の特徴であるアウトカメラについて見ていくことにします。

カメラとしてのスペック

DMC-CM1のカメラとしてのスペック(参照:Panasonic:LUMIX DMC-CM1 製品ページ
カメラ有効画素数 2,010万画素
撮像素子 1.0型 総画素数2,090万画素 高感度MOSセンサー
レンズ 5群6枚 (非球面6面3枚) LEICA DC ELMARIT
f=10.2mm (35mm 判換算:28mm)/ F2.8
フォーカス 通常/マニュアルフォーカス
AFS(シングル)
AF測距:1点/23点/顔認識/追尾AF
AFロック、MF枠移動、MFアシスト
合焦範囲 10cm〜∞
シャッターシステム 電子シャッター連動メカニカルシャッター
絞り 多段虹彩絞り/F2.8-11
ズーム 最大4倍(iAズーム、EX光学ズーム、デジタルズームによる最大値。内訳は撮影サイズによって異なります)
ISO感度(標準出力感度) オート/i.ISO/125-12800/拡張ISO100/25600
シャッター速度 静止画:60-1/4000秒(メカシャッター)、1-1/16000秒(電子シャッター)
ホワイトバランス オート/晴天/曇り/日陰/白熱灯/セットモード
色温度設定
ホワイトバランス微調整(オート以外で設定可)
露出 プログラムAE(P)/絞り優先AE(A)/シャッター優先AE(S)/マニュアル露出(M)
露出補正
オート(AE)ブラケット
測光方式 マルチ測光/中央重点測光/スポット測光
撮影モード インテリジェントオート/P/A/S/M/カスタム1、2/パノラマ(フィルター効果)/シーンガイド22種類/クリエイティブコントロール18種類
画質モード RAW/RAW+ファイン/ファイン/スタンダード
動画撮影 【MP4】4K/15p:3840✕2160
FHD/30p:1920✕1080
HD/30p:1280✕720
VGA/30p:640✕480
1:1/30p:640✕640

※その他上記以外の詳細は、メーカーページから確認できます。

関連記事:

仕様表|DMC-CM1|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)|Panasonic

有効画素数2,010万画素、1.0インチの大型高感度MOSセンサーを搭載しているだけでなく、絞りも開放時でF2.8とかなり明るい写真が撮れるようになっています。またISO感度も最高でISO25600に対応しています。

レンズにはLEICA(ライカ)DC ELMARITレンズを搭載し、大口径のレンズによって被写体の背景をキレイにボケさせることが可能です。

またスペック表には記述がありませんが、画像の演算処理には専用のプロセッサ(ヴィーナスエンジン)を別に搭載しており、用途によってプロセッサを使い分けることでカメラとしての最適化も行なわれています。動画については4K動画も撮影可能です。

ということで、まさにデジタルカメラとしてもハイエンドモデルと呼べる仕上がりになっているわけです。

ユーザーインターフェース

ここからはカメラアプリのユーザーインターフェース(以後、UIとする)について見ていきます。

こちらがカメラアプリの操作画面。ガイド線や電子水準器も表示のON/OFFが可能で、一般的なデジタルカメラと同じように扱うことが可能です。

カメラアプリの操作画面
まるでデジカメの操作画面

撮影モードに関しても一般的なデジタルカメラと同様に選択することができます。

撮影モード
デジカメのように撮影モードを選択できる

各種設定のUI。

各種設定
各種設定はこんな感じ

測光モードやオートフォーカスモードも簡単に弄ることができます。

測光モードやオートフォーカスモード
測光モードやオートフォーカスモードも

HDRにも対応していますが、残念ながらリアルタイム合成ではありませんでした。

HDRにも対応
HDRにも対応だがリアルタイム合成ではない

ズームやマニュアルフォーカス、絞りなどの設定はレンズ周りには付いているコントロールリングを回すことで行なえます。

コントロールリング
コントロールリングを回して設定

コントロールリングで設定する内容は、画面の右側に表示されるアイコンをタップして選択します。こちらはズームの設定画面。

ズームの設定画面
ズームの設定画面。めがね虫マークを選択中。

他に設定できるのはシャッタースピード、絞り、ISO感度、ホワイトバランスといった項目。なおこれらは画面中央下に表示されている数値をタップすることでも設定が可能です。

様々な設定も可能
その他、様々な設定も可能

マニュアル設定でボケ味を試してみる

シャッタースピードと絞りをマニュアル設定して、ボケ味を試してみました。設定を変えて撮影した3枚の写真を載せておきます。

ボケ味1
ボケ味が
ボケ味2
だんだんと
ボケ味3
強くなっている

ピントは全て手前の人形に合わせています。1枚目→2枚目→3枚目と少しずつ背景(後ろの2体の人形)のボケ味が強くなっているのが見てわかると思います。

なお手軽にボケ味を楽しみたい場合は、ボケ味コントロールという設定を触れば、簡単にボケの強弱を調整することも可能です。

ボケ味コントロール
ボケ味コントロールで簡単設定

オート設定で写真を撮影してみる

細かい設定を施すことで自分好みの写真を撮れることもこのDMC-CM1の魅力ですが、前述のボケ味コントロールのように、あまり細かい設定をしなくともサッとときれいな写真が撮れることもこのDMC-CM1の魅力です。

以下はオート設定(写真によってはプラス若干の調整)で撮れた写真も載せておきます。

テーブルにおいたドリンク
テーブルにおいたドリンク(オート設定+ボケ味コントロール)
お台場の雲
お台場の雲(オート設定)
ガンダムのプラモデル
ガンダムのプラモデル(オート設定+ボケ味コントロール)
夕暮れの空
夕暮れの空(オート設定)
観覧車のイルミネーション
観覧車のイルミネーション(オート設定)
ノートPCのキーボード
ノートPCのキーボード(オート設定)

一部ボケ味を調整していますが、それ以外はフォーカスを選択して撮影しただけでこの程度の写真が撮影できます。細かく設定してこだわりたい人も、キレイな写真をサッと撮りたい人にもおすすめできる写りと言えそうです。

デジカメ&スマホならではのメリット

デジカメとスマホの特製を持ったDMC-CM1ならではのメリットとして感じたことを挙げておきます。

撮影音が消せる

スマートフォンのカメラでは、犯罪防止などの観点から、カメラの撮影音を消すことが出来ないものが多いです。しかし一方で飲食店で料理の写真を撮りたい場合などは、音を消したいという人もいると思います。

そんな方に朗報ですが、DMC-CM1は設定画面から撮影音を消すことが可能です(サイレントモードをONにすればOKです)。

サイレントモード
サイレントモードで撮影音を消すことが可能

このあたりはデジタルカメラだから、といえるのではないでしょうか。くれぐれも悪用はしないようにしましょう。

撮影した写真を快適にシェア

最近のデジタルカメラにはWi-fi機能を搭載しているものも多いです。こういった機種は無線接続で撮影した写真をパソコンやスマホにシェアできて便利ですが、これらはそもそもWi-fi環境があってこそ利用出来る機能です。

そういった意味ではDMC-CM1はSIMカードを差すことが出来るので、単独でクラウドストレージへの写真の転送、SNSへのシェアと作業を行なうことが出来ます。この単独で通信出来るという点が、実際に使い始めるとかなり快適でした。

管理するものが1つで良い

DMC-CM1ひとつで高性能なデジタルカメラの機能も、高性能なスマートフォンの機能も持ち合わせているため、持ち歩く荷物を減らすことが出来たのこともメリットに感じました。バッテリーの管理もDMC-CM1だけ意識して行なうだけでよく、とても楽でした。

カメラとスマホの用途で使うことからバッテリーの消費が激しくなるとデメリットも生じますが、個人的には「デジカメ+スマホ」の2台持ちよりは「DMC-CM1+モバイルバッテリー」の2台持ちのほうが、管理は楽に思います。

まとめ

Panasonicが1年半ぶりに日本国内で発売するスマートフォン(としても使えるデジタルカメラ)のLUMIX DMC-CM1。

現在のところ、販売台数は2,000台限定、取り扱い店舗も家電量販店の実店舗のみとなっています。また予想販売価格も129,600円(税込)となっており、デジタルカメラ、スマートフォンのいずれとして見てもかなり高価であることは間違いありません。

しかしスマートフォンとしての性能も、デジタルカメラとしての性能も高いことを考えれば、買う価値も十分に感じられるものだと思いました。

日本国内での発売日は来月3月12日(木)。もし興味を持たれた方がいれば、最寄りの家電量販店に問い合わせて、予約購入するのが間違いないでしょう。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

スマホをはじめとする「ガジェット」に関心があるフリーランスのブロガー/ライター。中でも特に関心が強いのは海外向けのSIMフリー製品。個人輸入なども楽しんでいます。ややマニアックなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」もほぼ毎日更新中。