フィーチャーフォンの新たな幕開け? ソフトバンク「AQUOS ケータイ」徹底レビュー

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フィーチャーフォンの新たな幕開け? ソフトバンク「AQUOS ケータイ」徹底レビュー

2015年12月4日、ソフトバンクから発売のAQUOS ケータイは、システムプラットフォームにAndroidを採用しています。AndroidといえばスマートフォンのOSですが、あくまでフィーチャーフォンとして作られているため、スマートフォンらしさは感じられません。使い勝手を確認しつつ、どのようなユーザーに向けた製品なのかを考察していきます。

目次:

スペックと外観をチェック

AQUOS ケータイの基本性能

AQUOS ケータイスペック情報(参照:AQUOS ケータイ製品ページ
サイズ 高さ 約113mm × 幅 約51mm × 厚さ 約17.6mm
(折りたたみ時、突起部を除く)
通信方式 W-CDMA方式(国内) W-CDMA / GSM方式(国外)
重量 約124g
OS Android 5.1.1 Lollipop
メモリ RAM 1GB / ROM 8GB
外部メモリ microSDHCカード(最大32GB)
バッテリー容量 1,410mAh
ディスプレイ 約3.4インチ 960×540(QHD)
カメラ 裏面照射型CMOSセンサー 約800万画素
カラー ホワイト / ゴールド / ピンク / ターコイズ / パープル / レッド / ネイビー / ブラック
備考 防水(IPX5/7)、防塵(IP5X)、ワンセグ、赤外線、Bluetooth(ver.4.1)、HD Voice(3G)

かなり控えめなスペックですが、フィーチャーフォンなのでスペックを重視する必要はないでしょう。しかし、Wi-FiやLTEに対応していないのは少々残念です。AQUOS ケータイをベースにしたかんたん携帯9(2016年3月上旬発売予定)は、LTEに対応する予定。本機の方が発売が早い分、対応を見送ったのでしょうか。

シンプルでスタンダードな筐体

AQUOSケータイのフロント
AQUOSケータイのフロント
右側面にはサイドボタン
右側面にはサイドボタン
左側面には卓上ホルダー用の充電端子
左側面には卓上ホルダー用の充電端子
左上の角にはストラップホール
左上の角にはストラップホール
上はバックカバーを取り外すためのツメ
上はバックカバーを取り外すためのツメ
パッキン付きのバックカバー
パッキン付きのバックカバー
バッテリーを外すと、SDカードとSIMカードのスロット
バッテリーを外すと、SDカードとSIMカードのスロット
下はmicroUSBコネクタ
下はmicroUSBコネクタ
バックには赤外線ポート、カメラ、スピーカー
バックには赤外線ポート、カメラ、スピーカー
開くと方向キーや決定キー、テンキーなどが現れる
開くと方向キーや決定キー、テンキーなどが現れる
キーの下部が盛り上がっているアークリッジキー
キーの下部が盛り上がっているアークリッジキー
ラウンド形状になっているため、持ちやすい
ラウンド形状になっているため、持ちやすい
サブディスプレイには時刻やバッテリー残量などの情報が表示される
サブディスプレイには時刻やバッテリー残量などの情報が表示される

本体はとても簡素な作りになっています。例えば、スマートフォンでは当たり前のようについているボリュームキーやイヤホンジャックがないのです。ボリュームはメニューから変更可能で、イヤホンジャックはmicroUSB-φ3.5変換アダプタを用いることでイヤホンを接続できます。

待ち受け画面
待ち受け画面

Google検索やカレンダー、時計を表示することができますが、Androidのホーム画面のように、自由に様々なウィジェットを配置できるわけではありません。

快適に使うための機能

タッチパネルを補完するタッチクルーザーEX

タッチエリア
タッチエリア

AQUOS ケータイのディスプレイはタッチパネルを搭載していません。そこで、キーボード部分をトラックパッドのように使えるタッチクルーザーEXという機能があります。

方向キーだけですべての操作を賄うのは難しいので、タッチクルーザーEXは合理的な機能だと感じました。オフフックボタン(通話開始ボタン)でタッチクルーザーEXを有効、無効を切り替えることができます。

操作方法
操作方法

基本的な操作は上記の通りですが、スライド(スクロール)は注意が必要です。なぞるだけでは、カーソル移動になってしまいます。タッチエリアでロングタップすると、カーソルが変わり、スクロールできるようになります。

地味に便利なサイドキー

サイドキーと言われても何に使うのかよくわかりませんが、知っておくと便利に使うことができます。今回は、ブラウザとカメラでの役割をご紹介します。

PC版サイトを閲覧するときに活躍PC版サイトを閲覧するときに活躍
PC版サイトを閲覧するときに活躍

AQUOS ケータイは約3.4インチと小型なディスプレイですが、解像度はQHDでかなり精細。文字の粗さを感じることはないのですが、逆に細かすぎて見づらいことがあります。そんな時に便利なのが拡大鏡です。

拡大したい時は、サイドキーをワンプッシュ。拡大鏡はカーソルに追従します。倍率が設定できたらもっと使う場面が増えると思いました。

カメラではシャッターボタン
カメラではシャッターボタン

カメラアプリでは、シャッターボタンとして機能します。フォーカスは別のボタンに割り振られているため、半押しでピントを合わせることはできませんが、デジカメのようなスタイルで撮影することが可能。ついでに実写サンプルを載せておきます。

油ネギそば
油ネギそば

カメラは可もなく不可もなくといったところ。最近のスマートフォンと比較してしまうとさすがに見劣りしますが、写真をシェアするような用途であれば問題ないレベルです。

カメラ部分
カメラ部分

問題は暗所での撮影です。AQUOS ケータイにはフラッシュライトがないため、暗所での撮影はかなり厳しいでしょう。

サイドキーは押しづらい位置にある
サイドキーは押しづらい位置にある

ご紹介したように、何かと便利なサイドキーですが、位置が悪すぎるという致命的な弱点があります。非常に押しづらい位置にあるのです。もっと上か、左側面にあれば操作性が向上するのではないでしょうか。

のぞき見を防止するベールビュー

長押しでON / OFF
長押しでON / OFF

ベールビューはSHARPの端末によく搭載されている機能で、のぞき見を防止することができます。AQUOS ケータイの場合、設定画面からではなく、キーで瞬時にON / OFFを切り替えられます。

ベールビューによる見え方の違い
ベールビューによる見え方の違い

カラーフィルタ画像により、正面以外の角度から画面の内容を視認することが難しくなります。完全に見えなくなるわけではなく、画面に貼付する覗き見防止フィルムよりは効果が薄いものの、手軽に使えるというメリットがあります。

2台持ちするならPASSNOWが便利

専用アプリをインストールし、AQUOS ケータイとペアリングする
専用アプリをインストールし、AQUOS ケータイとペアリングする

対応するデバイスとBluetoothペアリングすれば、写真や通知、着信などを連携することができます。フィーチャーフォンとタブレットを2台持ちするにはかなり便利なPASSNOWですが、AQUOS ケータイはLTEに対応しておらず、テザリングもできないためモバイルルーターとしての役割を兼ねることができません。2台持ちするなら、LTEやテザリングに対応したauのAQUOS K SHF32に軍配が上がります。

フィーチャーフォンなのにLINEが使える!?

LINEがプリインストールされている
LINEがプリインストールされている

AQUOS ケータイはAndroid OSなので、Android版のLINEがフル機能で使えます。これはプラットフォームにAndroidを採用したからこそ実現できたと言えるでしょう。

近年、コミュニュケーションツールとしてLINEを利用することが増えてきました。大多数の人が使っているものなので、フィーチャーフォンで使えるのは嬉しいポイントですね。

関連記事:

ガラホ×LINE 既読必須の徹底検証!ガラケーの感覚でLINEが出来る!

こんな人にオススメ!

おサイフケータイやWi-Fi及びLTEに非対応といった点から、ライトユーザーに向けた製品だと考えられます。フィーチャーフォンユーザーやスマートフォンは敷居が高いと感じる方には最適な1台です。基本的に電話とメール、LINEやちょっとしたブラウジング程度しか使わないなら、それらの機能しか使えない本機はまさにうってつけ。

ユーザーによるアプリケーションの追加を制限するなど、機能を最小限に絞ることで、シンプルでわかりやすい操作を実現しています。使い方ガイドなどが入っているため、情報機器の取り扱いが不得意な人でも比較的容易に扱えるようになっています。

まとめ

大々的にスマートフォンが発表される中、目立たずこっそり新機種が登場していたフィーチャーフォン。外観は変化しているものの、昨今はこれといった進化や新機能は登場していませんでした。部品供給などの事情から、プラットフォームにAndroidを採用した「ガラホ」や「ガラスマ」と呼ばれる製品が登場しています。

AQUOS ケータイは簡単にいってしまえば、LINEが使えるフィーチャーフォンです。基本的な使い方は従来とほとんど同じですが、SHARP独自のタッチクルーザーEXで使いやすさを追求。ブラウザやLINEの操作だけでなく、カメラで任意の場所にピントを合わせることも出来ます。

日本のフィーチャーフォンは独自の進化を遂げ、ガラパゴス携帯(通称ガラケー)と呼ばれています。画面が回転する機構やカメラ機能に特化したもの、ソーラーパネルを搭載し太陽光で充電できるものまで多種多様な機種がありました。プラットフォームがAndroidになった新生フィーチャーフォンがどのように進化していくのか、今後注目していきたいところです。

AQUOS ケータイの設定・使い方はこちら:

初心者必見!ソフトバンク「AQUOS ケータイ」を購入したら設定しておきたい7の設定

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

マイナーなガジェットを追いかける変態端末愛好家。変わったものと新しいものはとりあえず買ってみるをモットーに活動中。