「b-mobile」のAndroidスマートフォン・iPhone(iOS)を使ったAPNの設定方法

ユーザーに合わせた様々なプランを提供するMVNOサービス「b-mobile」のAPN設定方法をAndroidスマートフォン・iPhone(iOS)ごとに解説します。
目次:
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AndroidスマートフォンのAPN設定
記事執筆時に使用した端末は、docomoの「Galaxy S6」です。OSのバージョンが異なる場合でも、ほぼ同様の手順で行うことができますのでご安心ください。
AndroidスマートフォンにSIMカードを挿入する手順
まずは、b-mobileのSIMカードと使用するスマートフォンを用意し、SIMカードを挿入しましょう。SIMカードの挿入位置は端末によって異なります。「SIMピン」が必要になるので準備してください。
(※編集部追記)
※本記事は「b-mobile SIM 高速定額」を使って執筆したものです。現在、「b-mobile SIM 高速定額」は提供されていませんが、Android端末のAPN設定の手順は現在提供されているプランも同じです。



端末によっては画面上に「SIMカードが挿入されました」などの文言が表示されます。
SIMカードの挿入箇所が見当たらないという場合は、下記のページをご参照ください。
Androidスマートフォンでb-mobileのAPN設定を行う
続いてスマートフォンでのAPN(アクセスポイントネーム)設定を行います。設定画面の表示項目は、Androidの場合スマートフォンによって異なりますのでご注意ください。
※なおスマートフォンと格安SIMの「スマホセット」を契約した場合は、ユーザーが操作をしなくともあらかじめAPNがすでに設定されていることがあります。
まずは、APNの編集画面を開きます。
[設定]→[モバイルネットワーク]→[APN(アクセスポイント名)] と進みましょう。
![[設定]をタップ](https://mobareco.jp/wp-content/uploads/2016/01/p6223704.png)
![[モバイルネットワーク]をタップ](https://mobareco.jp/wp-content/uploads/2016/01/p6223705.png)
![[APN(アクセスポイント名)]をタップ](https://mobareco.jp/wp-content/uploads/2016/01/p6223706.png)
ここに、登録しているAPN(アクセスポイント名)の一覧が表示されます。
端末によってはあらかじめ登録されている場合もありますが、今回のように一覧に無ければ「新しいAPN」を選択もしくは「追加」をタップして新たに登録しましょう。

すると、アクセスポイントの編集画面になります。
ここでは以下の入力しましょう。
- b-mobile SIM 高速定額の接続情報
- 名前:任意(今回は「b-mobile」と設定します)
APN:bmobile.ne.jp
ユーザー名:bmobile@4g
パスワード:bmobile
認証タイプ:CHAPまたはPAP
※英数字と記号は半角でご入力ください。
入力は上記項目のみでOKです。「プロキシ」や「サーバー」といった他の項目は入力しなくても問題ありません。
入力が完了したら右上の[その他]、[保存]とタップします。


これで先ほどのAPN一覧に「b-mobile」が表示されました。ラジオボタンをタップして選択すれば完了です。

その後、「4G」や「LTE」などの表示がされていればOKです。ウェブサイトにアクセスするなどして、接続を確認しましょう。

もし「H」が表示されてネットに接続できない場合、いちど再起動するとLTE回線に接続されることがありますので、ぜひ試してみてください。
iPhone(iOS)のAPN設定
記事執筆時に使用した端末は、SIMフリー版のiPhone 6 Plusです。iOSのバージョンが異なるiPhoneや最新のシリーズでもほぼ同様の手順で行うことができますので、ご安心ください。
iPhoneにSIMカードを挿入する手順
1. まず、SIMカードが入っていないとこういう画面になります。

2. そこでSIMカードを挿入します。今回はb-mobileのフリーData スマホ電話SIMを用意。

3. iPhone6に同梱されているSIMトレイ取り出しツールで、本体右側の穴に差込むとカチっという音と共にトレイが飛び出します。

4. ここにSIMカードをはめ込みます。カードの向きや表裏に注意してください。

5. そのままトレイを差し込むと、写真のとおり、「SIMなし」の表示から、docomoの表示になりました。

しかし、これだけではまだネットはつながりません。
格安SIMカードを利用するには、APNの設定が必要となります。
iPhoneでb-mobileのAPN設定を行う
APNとは、Access Point Nameの略で、インターネットの接続先の名前のことです。
キャリアの場合はあらかじめ接続先の名前が指定されていますが、格安SIMを使う場合はこちらから指定する必要があります。
その設定がないとインターネットを使うことができません。

1. まずは[設定]をタップします。
![[設定]をタップし](https://mobareco.jp/wp-content/uploads/2015/04/p847110.jpg)
2. 続いて[一般]をタップし、一番下の[リセット]をタップします。
![[一般]をタップ](https://mobareco.jp/wp-content/uploads/2015/04/p847111.jpg)
![[リセット]をタップ](https://mobareco.jp/wp-content/uploads/2015/04/p847112.jpg)
3. 「すべての設定をリセット」をタップして、続いて「ネットワーク設定をリセット」をタップします。


4. そこでいったん再起動になります。

5. 続いて、b-mobileのAPNを探します。

まだネットがつながっていないため、Wi-Fi接続でAPN構成ファイルダウンロードページへ。
このときは、[Safari]を使うようにしてください。
ここで、[APN構成プロファイル]をタップします。
今すぐWi-Fiの環境がない方はこんな方法も
- ネットができるパソコン等でAPN構成プロファイルをダウンロード
- iPhoneに設定しているメールアドレス宛にプロファイルを添付して送信
- Wi-Fiがつながったときにメールを開き、プロファイルを開く
6. プロファイルのインストール画面になるので、右上の[インストール]をタップします。
![プロファイルのインストール画面で右上の[インストール]をタップ](https://mobareco.jp/wp-content/uploads/2015/04/p847117.jpg)
7. 「“b-mobile”の真正性を確認できません」の画面になるので順番に「インストール」をタップします。
![右上の[インストール]をタップ](https://mobareco.jp/wp-content/uploads/2015/04/p847118.jpg)

8. 「インストール完了」の画面で「完了」をタップします。

これで、設定完了!
意外と簡単で、APN設定が初心者の私でも5分もかからないくらいで出来ました。
再度インターネットに接続してみると・・・

無事、接続完了です。このあと3GからLTEに表示が変わったことや、テザリングの利用可能も確認できました。
まとめ
APN構成プロファイルをダウンロードする方法であればこのように簡単に設定することが出来ます。
格安SIMの利用はハードルが高いと思われがちですが、案外設定は難しくないので安心してください。
今回は「Galaxy S6」と「iPhone 6 Plus」で説明しましたが、最新機種・最新OSでもほぼ同様の設定方法となりますので、ぜひ格安SIMの利用に活かしてみてください。