格安SIMへMNPする方法を解説

書いた人: 奥野大児

カテゴリ: ガイド, 格安SIM

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電話番号そのままで格安SIMへ乗り換え!キャリア携帯からのMNP完全ガイド

ドコモ・au・ソフトバンク等のキャリア携帯から格安SIMへ乗り換える方法を解説していきます。

格安SIMはキャリアのメールアドレスが引き継げない、実店舗が少ないなどのデメリットがあるものの、月額料金を抑えられるという大きなメリットを持ちあわせています。そして、大手キャリアから格安SIMに移行するのであれば、いわゆるMNPで移行することができます。

MNPとはモバイル・ナンバー・ポータビリティの頭文字をとったもので、携帯電話の番号(モバイルナンバー)を持ち運ぶという意味。つまり、携帯電話の番号を変えることなくそのまま乗り換えることを指します。

電話番号そのままで、格安SIMに乗り換えることができる
電話番号そのままで、格安SIMに乗り換えることができる(参照:楽天モバイル

なお各キャリアによってMNPの手順や条件がが少し異なる部分もありますので、お使いのキャリアについての詳しい説明は以下のリンクでご覧下さい。

それでは、格安SIMに乗り換えるまでの流れを見ていきましょう。
全体的な流れは以下の画像の通り。詳細は記事本文で解説していきます。

格安SIMへMNPで乗り換えるまでの全体の流れ
格安SIMへMNPで乗り換えるまでの全体の流れ

目次:

1. 使用するスマホの準備、乗り換え先の格安SIMを決める

これまでの3キャリアと違い、格安SIMを利用する場合は「SIMカード」と「端末(スマートフォン)」をそれぞれ用意する必要があります。
格安SIM(SIMカード)には2016年1月時点では大きく分けて「NTTドコモ系」と「au系」があり、それらに合わせて適応する端末が異なります。

格安SIM 対応する端末
NTTドコモ系格安SIM
(OCN、mineo Dプラン、IIJmio タイプD、楽天モバイルなど)
NTTドコモから発売されているスマートフォン
SIMフリースマートフォン
au系格安SIM
(UQ mobile、mineo Aプラン、IIJmio タイプAなど)
auから発売されているスマートフォン
SIMフリースマートフォン

格安SIMと端末は、それぞれどのように購入できるのでしょうか。

1-1. スマホセットを契約する

近ごろの格安SIMでは、スマホがセットで販売されているプランがあります。
主だったところでは以下の事業者が挙げられます。

大手キャリアのような大きな端末代の値引きプランはありませんが、そもそも端末代金が抑えられていること、そして通信費用が安いことで、トータルで見ても割安になっています。

スマホセットの格安SIMを契約すれば、購入が手軽な上、初期不良でもない限り「使えない」ということもありません(詳しくは後述)。事業者によってはセット販売のセールを行っている場合もあります。

デメリットとしては種類が限られるため選べる端末が少ないという点でしょうか。
しかし、端末に強いこだわりがなく、手軽に格安SIMを利用したい場合はセット契約がおすすめです。

1-2. 格安SIMとスマートフォンをそれぞれ用意する

スマホセットプランに欲しいスマホがない、あるいは今使っているスマホをそのまま使いたいなどの場合には、格安SIMとスマートフォンをそれぞれ用意する必要があります。

スマホは街の中古ショップや家電量販店、ネットショップなどで購入することができるのですが、この場合、格安SIMとスマホの組み合わせについては利用者の自己責任になります。
というのも、格安SIMには主に標準SIM、マイクロSIM、ナノSIMという3つのカードサイズがあり、スマートフォン側も対応するSIMカードのサイズが決められています。

標準、マイクロ、ナノSIMといった3種類のカードサイズがある
標準、マイクロ、ナノSIMといった3種類のカードサイズがある

また、前述したように「ドコモ系格安SIM」はauのスマートフォンで使うことはできません。対応する格安SIM(あるいはスマートフォン)は何なのか、すべて自分で確認しなければいけません。

下の一覧表は人気の格安SIM(MVNO)の一覧です。
各業者ともネットや雑誌などに評判や使い方などが多数見つかりますので、初心者にもおすすめです。

格安SIM提供事業者 特徴・概要
BIGLOBE 古くから格安SIM事業を展開し、コスパの高さが魅力的です。特定のプランでBIGLOBE Wi-Fiが無料で利用できます。
楽天モバイル キャリアから乗り換えやすいプランが豊富に用意されています。月額料金に応じて楽天スーパーポイントが貯まり、1ポイント=1円として月額料金の支払いにも使えます。
IIJmio 高い人気シェアを誇る老舗企業。ユーザーが増えても安定した通信速度を維持しており、OSアップデートによる端末対応状況をいち早く報告してくれる信頼度の高い事業者です。2016年8月からはマルチキャリアに対応しています。
U-mobile 動画配信などのU-NEXTから独立した事業者が運営。高速データ通信使い放題のプランに合わせ、「スマホでUSEN」を契約すると1,000チャンネル・150万曲の音楽が聴き放題にもなる。ドコモ回線を利用。
FREETEL 格安SIMだけでなくスマホも自社で提供するいま注目度の高い事業者。定額制・従量制とプランを選択できたり、コスパのいい端末も豊富に取り扱っています。
mineo 初めてau回線とドコモ回線のマルチキャリアに対応、他社にはない柔軟なパケットサービスも特徴的です。音声プランでも最低利用期間や解約金がないため気軽に始められるのもポイント。
OCN モバイル ONE 大手プロバイダOCNが提供。1日ごと通信プランや低速大容量プランなど他社にないプランが特徴的。IP電話「050Plus」も利用でき、格安SIMの人気シェアは1位。
UQ mobile 混雑時でも比較的安定した通信速度を維持しているのが特徴。無料通話とデータ通信がセットになったプランや端末の割引が付いてくる端末購入アシストなど、キャリアの販売方法に近いプランも用意されています。こちらはauの回線を使っています。

モバレコが運営しているモバレコ バリューストアは、公式サイトから購入するよりも初期費用がお得になっていますのでぜひご利用ください。

海外メーカーのスマホを利用したい場合はさらに注意点も。その製品が、国内で認可された端末でないと電波法に違反する恐れがあります。確認方法としては通称「技適マーク」がついているかどうかですが、わからない場合は購入店やメーカーのホームページなどを確認しましょう。
以下の記事も参照してみてください。

技適マークについてはコチラ:

SIMフリースマホを買う前に要チェック!「技適マーク」の調べ方と知っておきたい基礎知識

端末費用などを最も抑えることも可能ですが、確実に使える環境を準備するためには格安SIMの使用回線やカードサイズ、端末の仕様を十分に知っておく必要があります。

契約の仕方 メリット デメリット
スマホセットを契約 購入や設定が簡単
確実に使える製品が手に入る
製品の選択肢が少ない
少し割高になる場合も
格安SIMとスマホを別途準備 自分の好きな組み合わせを選択
組み合わせ次第で安価に利用
製品知識が必要
場合によって使えないことも

2. 【転出】現在の契約元でMNP予約番号の発行を行う

ソフトバンクで転出手続きをした場合の書類から抜粋(スタッフより拝借)
ソフトバンクで転出手続きをした場合の書類から抜粋(スタッフより拝借)

使用するスマートフォンの準備と、契約先の格安SIMが決定したら、続いては乗り換えの手続きを進めます。

まずは現在の契約元(ドコモ、au、ソフトバンクなど)で、電話番号を引き継ぐためのMNP予約番号を発行する転出手続きを行います。

主なMNP予約番号の発行手続きやその費用について、キャリア毎に下記にまとめます。

ドコモの場合

NTTドコモの場合:

・店頭:ドコモショップで手続き
・電話:ドコモインフォメーションセンター
   ドコモの携帯電話から:151
   一般電話などから:0120-800-000
・インターネット:My docomoから「各種お申込み・お手続き」を選択して進める

いずれの場合もMNPの手数料として2,000円が発生します(ただし、その契約がSIMカード単体での契約や、2in1のBナンバーであった場合などは手数料が5,000円)。

auの場合

auの場合:

・店頭:auショップやPiPitで手続き
・電話:携帯・一般共通で0077-75470
・インターネット:EZWebから「auお客様サポート」→「申し込む/変更する」を選択

ドコモと同じく、MNP手数料として2,000円が発生します。

ソフトバンクの場合

ソフトバンクの場合:

・店頭:ソフトバンクショップで手続き
・電話:MNPお問合せ窓口へ
   ソフトバンク携帯電話から:*5533
   フリーコール:0800-100-5533
・インターネット:Yahoo!ケータイから「My SoftBank」→「各種変更手続き」を選択

こちらはMNP手数料として3,000円が発生します。
ただし、シンプルスタイル・スマート一括契約・みまもりケータイの契約にて新規で加入の場合、契約後翌々請求月末までのMNP転出については、5,000円となります。

3キャリアの転出手続き方法まとめ
キャリア 店頭 電話 費用
NTTドコモ ドコモショップで手続き 151(ドコモ携帯)
0120-800-000(一般)
2,000円
(一部5,000円)
au auショップやPiPitで手続き 0077-75470 2,000円
ソフトバンク ソフトバンクショップで手続き *5533(ソフトバンク携帯)
0800-100-5533(一般)
3,000円
(一部5,000円)

なお、MNP予約番号は有効期限が発行日から15日となっています。予約番号の発行自体は無料で再発行できますが、速やかにMNPできるように移行先の格安SIM事業者などはあらかじめ決めておきましょう。

3. 【転入】契約先へMNPの手続きを行う

MNP予約番号を取得したら、続いては格安SIMを契約するための手続き(転入手続き)を行います。必要なものは「MNP予約番号」「本人名義のクレジットカード」「運転免許証などの本人確認書類」で、契約先によってはGmailなどの「メールアドレス」もあらかじめ発行しておくとスムーズです。

手続きの方法も、家電量販店など店頭での手続きやインターネット上での手続きとさまざま。対面で安心感があり即日開通にも対応した店頭手続きか、いつでもどこにいても手軽にできるオンライン手続きなのか、大きく特徴が分かれています。

以下でそれぞれについて見ていきます。

手続きに不安な方、即日開通を希望するなら店舗での手続き

店頭で手続きする場合の主なメリットは以下のもの。

  • SIMカードや端末を当日受け取れる
  • MNPの手続きが当日完了する
  • 面と向かってスタッフが対応してくれる

初めてのMNPなどで不安のある方、とにかく速やかに開通したい場合は店舗手続きをおすすめします。主な格安SIMは、楽天モバイルIIJmio(BIG SIM)FREETELがあります(各店舗一覧ページへジャンプします)。

デメリットとしては、

  • 店舗受付をしている格安SIMの種類が限られている
  • 受付できる店舗数が限られている

といったところでしょうか。主に都心部に集中していますが、まずは手続きを行える店舗が近くにあるかを確認してみましょう。

オンラインなら、いつでもどこでも手続きが可能

格安SIM各社のウェブサイトからオンライン手続きを行うことができます。オンラインの場合でも本人確認書類などが必要となりますが、スマホなどで撮影し画像データをアップロードする方法が一般的です。

楽天モバイル:お申し込み
参照:楽天モバイル:お申し込み

いつでも手続きができる一方、デメリットとしてはMNPの受付から開通まで数日かかる場合がある点です。開通したSIMカード(セットの場合端末も)の発送が必要で、その分日数がかかるためです。もちろん、SIMカードや端末の到着までは現在の電話番号が利用できません。

しかし、近ごろは電話を利用できない時間をなるべく短くする事業者も増えてきました。主な事業者は以下の通りです。

店頭でもオンラインでも、契約先の事務手数料として3,000円程度かかることは覚えておきましょう。

それぞれのメリット・デメリットを以下にまとめてみました。

店頭手続き オンライン手続き
メリット SIMカードを当日受け取れる
MNP手続きが当日完了
スタッフが面と向かって対応
場所・時間を選ばない
デメリット 店舗受付の格安SIMが限定的
場所的にいけない人も
店頭手続きより時間がかかる
MNP受領からSIMの送付まで、電話を使えない格安SIMもある

4. SIMカードの受け取り~設定~開通

大手キャリアでスマホを契約した場合だと、最初の通信確認が終わるところまですべて店頭で行ってもらえます。ですが、多くの格安SIMの場合、スマホの通信設定を自分で行う必要があります。

店頭で手続きを済ませると、ほとんどはその場でSIMカードを受け取ることができ、オンラインで手続きを行った場合、SIMカードが後日郵送されます。いずれの場合でも、スマートフォンにSIMカードを挿入し、APN設定を行う作業が必要です。APNとはアクセスポイントネームを指し、通話やインターネットに接続するために必ず行う設定となります。

格安SIMの事業者ごとにAPNの設定方法が異なるため、当サイトの格安SIMのAPN設定に関する記事一覧を参照してください。

店頭ではサポートをしてくれるところも

たとえばビックカメラが提供するBIC SIMでは、店頭での設定お手伝いをしてもらえるようです。

BIC SIMカウンターを見る限り、

「BIC SIMカウンター」にて端末設定やアプリのインストールなどのサポートをご希望の場合、店頭で別途サービス料金をいただく場合があります。詳細は店頭で直接ご確認ください。

とあります。どこまで手伝ってほしいか、それが有料か無料かは店頭で確認してみましょう。

楽天モバイルだと、楽天ショップでスタッフの方が設定の手伝いをしてくれるという事例もあるようです。

データの移行作業も自身で行う必要がある

また、APN設定が終わったあとも、連絡先や写真などデータの移行作業も必要になってきます。AndroidであればGoogleアカウント、iPhoneであればApple IDを正しく設定できなければなりません。
大手キャリアであればここまでサポートしてくれますが、格安SIMや格安スマホを使う場合には、ここまで自分でできるようになっておかなければなりませんね。

データ移行の方法についてはコチラを参照:
iPhoneからAndroidへデータ移行する方法
AndroidスマホからiPhoneへデータ移行する方法

まとめ

以上、電話番号そのままで格安SIMに乗り換えるMNPガイドをお送りしました。

BIC SIMやFREETEL、イオンなど店頭での手続きができる格安SIMも増えてきており、初めての格安SIMなどで手続きが不安な人もスタッフに尋ねながら進めることができます。

本稿で概要や流れを知り、詳細のページや店頭などで詳細手順を確認しながら進めていくと不安も解消しつつMNPできるようになるでしょう。

なおモバレコが運営しているモバレコ バリューストア」では、公式サイトの初期費用よりも安く買う事が出来ます
MNPの際にはぜひ公式サイトと価格を比較してみてください。

▼UQ mobile(初期費用3,000円 → 1,150円au系格安SIMでおすすめ!

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公式サイトはこちら → UQ mobile

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

ライター・ブロガー・イベント主催・運営をやっているフリーランス。iPhone、iPad、Galaxy S5、Xperia Z Ultra、Surface Pro 3を所有しているガジェット好きです。ノンジャンルブログ「明日やります」を運営中。