「より使いやすい」を意識したピンポイントな改善に注目。「UPQ Phone A01X」レビュー

書いた人: まきはら とよかず

カテゴリ: スマホ

「より使いやすい」を意識したピンポイントな改善に注目。「UPQ Phone A01X」レビュー

秋葉原発の家電ブランドとして注目を集める株式会社UPQ(アップ・キュー)。そのUPQが、昨年末に同社としては2モデル目となるスマートフォン「UPQ Phone A01X」をリリースしました。立ち位置はあくまで旧モデル「UPQ Phone A01のマイナーアップデートモデル」ですが、従来のオシャレなデザインを崩すことなく、ユーザーからのフィードバックをピンポイントで反映したと感じられるモデルとなっています。

今回はこの「UPQ Phone A01X」を、旧モデルから変わった点を中心にレビューしていくこととします。

目次:

コンセプトカラーを生かした新色「ホワイトBG」が登場

まずバリエーションとして新たに追加されたのが本体カラー「ホワイトBG(ホワイト・ブルー・バイ・グリーン)」です(※以後「ブルー・バイ・グリーン」は「BG」と表記)。

ホワイトBG
ホワイトBG
ホワイトBG
UPQ Phone A01Xより新たに追加された「ホワイトBG」

従来は「BG(ブラックのフロントパネル/BGのサイドフレーム/BGのリアカバー)」「ホワイト(ホワイトのフロントパネル/BGのサイドフレーム/ホワイトのリアカバー」「ブラック(ブラックのフロントパネル/BGのサイドフレーム/ブラックのリアカバー」の3色展開。

UPQの製品でコンセプトカラーとして用いられているBGは性別を問わず注目を感じるカラーとなっており、これにより明るさの感じされるホワイトのフロントパネルの組み合わせたモデルが追加となっています。

リアカバーを取り替えるだけでも他のカラーとして使うことができる設計であるため、例えば交換用リアカバーだけの個別販売もはじまると既存ユーザーにとってもうれしいものといえそう。今後の展開も期待して注目したいポイントのひとつですね。

単なる配置換えではない!細部までこだわりが感じられるナビゲーションキー

デザインに関して大きく変更された点となるのがディスプレイ下に配置された物理ナビゲーションキーの配置。旧モデルでは戻るキーが右側に配置されていましたが、これを現行のAndroid端末で主流となっている左側に変更しています。

(左)UPQ Phone A01X、(右)UPQ Phone A01
左が新モデル(UPQ Phone A01X)、右が旧モデル(UPQ Phone A01)
ナビゲーションキーの並びを確認すると配置が変更されていることがわかる
ナビゲーションキーの並びを確認すると配置が変更されていることがわかる

またよくよく確認してみると配置だけでなく、各キーのデザインも変更されていることがわかります。

(上)UPQ Phone A01X、(下)UPQ Phone A01
上が新モデル(UPQ Phone A01X)、下が旧モデル(UPQ Phone A01)

ふたつを改めて比べてみた際に「ホームキーはよりホーム(家)を連想できるデザインに」「戻るキーも矢印感の強いデザインに」「メニューキーは目立つ変更こそされていないもののより大きなサイズに」といった印象を抱きました。

新色の追加や機能面での変更だけでなく、UPQなりの「より直感的に(そして視認性高く)使ってもらうための細部へのこだわり」を感じられるポイントのひとつといえるでしょう。

なお併せて新旧モデルで外観デザインの比較もしてみましたが、こちらは基本的に変更なしとなっています。

(上)UPQ Phone A01X、(下)UPQ Phone A01
(上)UPQ Phone A01X、(下)UPQ Phone A01
(上)UPQ Phone A01X、(下)UPQ Phone A01
上が新モデル(UPQ Phone A01X)、下が旧モデル(UPQ Phone A01)
左が新モデル(UPQ Phone A01X)、右が旧モデル(UPQ Phone A01)
左が新モデル(UPQ Phone A01X)、右が旧モデル(UPQ Phone A01)リアパネルのカラーは異なるがそれ以外は特に違いは見当たらない
一時話題となった技適マークも、今回は(はじめから)適切な表示となっています
一時話題となった技適マークも、今回は(はじめから)適切な表示となっています
今回新モデルはホワイトBG、旧モデルはホワイトを用意したが、フロントパネルとぱっと見ただけではどちらがどちらか判別は難しい
今回新モデルはホワイトBG、旧モデルはホワイトを用意したが、フロントパネルとぱっと見ただけではどちらがどちらか判別は難しい

従来比2倍になったストレージ容量でアプリがガンガン入れられる

マイナーとはいえアップデートモデルということで、ユーザーとして併せて期待したいのが機能(性能)の向上。しかしながら今回はプロセッサの変更、RAM容量の増量、ディスプレイサイズや解像度の変更といったことはされておらず、”動作” という意味で数値的な違いはありません。

ベンチマークスコア:左が新モデル(UPQ Phone A01X)、右が旧モデル(UPQ Phone A01)
AnTuTu Benchmarkで測定したベンチマークスコア。左が新モデル(UPQ Phone A01X)、右が旧モデル(UPQ Phone A01)

ただユーザーの ”使いやすさ” という意味で大きな変更といえるのがストレージ容量(ROM容量)が従来比2倍となる16GBに増量されたことでしょう。

プリインストールされているアプリの内容・種類が変わらないことを確認の上、試しに設定画面から初期状態での空き容量を見てみることに。すると(システム利用領域を除く)ユーザーが使える容量は約3倍ほどになっています。

新モデル(UPQ Phone A01X)旧モデル(UPQ Phone A01)
左が新モデル(UPQ Phone A01X)、右が旧モデル(UPQ Phone A01)空き容量を確認すると新モデルは旧モデルの約3倍となっている

ちなみにこの容量変更でアプリのインストールにどの程度影響があるのか?といったことが気になったのでチェックしてみることに。

新旧モデルともにSDカードは使用せず、筆者が日常使いのスマホに入れているアプリ(66個)のインストールを試みたのが下の写真。左が新モデル(UPQ Phone A01X)、右が旧モデル(UPQ Phone A01)で、ともにアプロドロワー(アプリ一覧)を1ページずつめくっていっています。

1ページめ、まったく同じアプリが入っている
1ページめ、まったく同じアプリが入っている
2ページめ、ここまではまだ同じ内容
2ページめ、ここまではまだ同じ内容
3ページめ。ここでインストールできているアプリの内容(並び)に違いが出てきました
3ページめ。ここでインストールできているアプリの内容(並び)に違いが出てきました
4ページめ、旧モデルはここで終わり
4ページめ、旧モデルはここで終わり
というのも途中からストレージの容量不足でアプリがインストールできず
というのも途中からストレージの容量不足でアプリがインストールできず
ここからは新モデルのみページをめくっていきます、5ページめもアプリでびっしり
ここからは新モデルのみページをめくっていきます、5ページめもアプリでびっしり
最後のページ、ざっくり2ページ分(40個)ほどの差がつきました
最後のページ、ざっくり2ページ分(40個)ほどの差がつきました

結局旧モデルでは本体ストレージ容量をいっぱいに使ってもインストールできたアプリが26個ほど。一方新モデルでは66個すべてがきちんとインストールできました。

旧モデルで確認したインストール済みアプリ数旧モデルで確認したインストール済みアプリ数
旧モデルで確認したインストール済みアプリ数旧モデルで確認したインストール済みアプリ数
旧モデルのアプリドロワーで確認したインストール済みアプリ数。プリインストールアプリも含め今回は3ページちょっとしかインストールできず
新モデルで確認したインストール済みアプリ数新モデルで確認したインストール済みアプリ数新モデルで確認したインストール済みアプリ数
新モデルで確認したインストール済みアプリ数新モデルで確認したインストール済みアプリ数新モデルで確認したインストール済みアプリ数
一方新モデルでは5ページちょっと分のアプリをインストールしても容量不足の警告メッセージなどは表示されず

この状態で再び設定画面から確認した本体ストレージの空き容量はこのように。

UPQ Phone A01XUPQ Phone
左が新モデル(UPQ Phone A01X)、右が旧モデル(UPQ Phone A01)

新モデル(UPQ Phone A01X)ではアプリを66個追加インストールした状態でもストレージ空き容量がまだ6.4GBも。使い方にもよりますが写真や音楽などをあまり溜め込まない人であれば、SDカードなしでも使えるでしょう。

マルチタッチ5点対応でより直感的な操作が可能に

また機能的な変更点としてもうひとつ触れておきたいのが、マルチタッチ(複数の指での同時タッチ)が5点タッチ対応となったこと。旧モデルでは基本操作(ピンチイン、ピンチアウトなど)に最低限必要となる2点タッチまででした。

こちらは実際にマルチタッチの動作をチェックできるアプリ MultiTouch Tester を用いてチェックしてみました。下の動画は左が新モデル(UPQ Phone A01X)、右が旧モデル(UPQ Phone A01)で、それぞれの画面中央に表示されている数字が同時タッチとして認識された数となります。


アプリを使ってチェックしてみると、確かに UPQ Phone A01X は5点までの同時タッチに対応していることがわかります。

このマルチタッチについては先程もふれた基本操作を行う程度であれば2点タッチ対応でも大きな支障はありません。しかしアプリの中には3本以上の指を使う”より直感的な操作”を採用しているものも見受けられます。

またゲームなどで連続タップをする際、3本以上の指を器用に使ってタッチしている人もたまにみかけます。しかし2点タッチまでの対応だとタッチするタイミングが重なって認識されてしまった場合にそのタッチがカウントされないケースも。

そう考えると5点タッチ対応というのは、様々な見方で使い方の幅(使いやすさ)をひろげ、かつ必要以上の無駄にもなっていないといえるのではないでしょうか。

最後に新モデル(UPQ Phone A01X)と旧モデル(UPQ Phone A01)のスペックを参考までに載せておきます。

端末名 UPQ Phone A01X(新モデル) UPQ Phone A01(旧モデル)
本体サイズ 縦 約 133 x 幅 66 x 厚さ 8.6 mm 縦 約 133 x 幅 66 x 厚さ 8.6 mm
重量 約 118 g 約 118 g
OS Android 5.1 Lollipop Android 5.1 Lollipop
ディスプレイ 4.5インチ FWVGA(854×480)IPS液晶ディスプレイ 4.5インチ FWVGA(854×480)IPS液晶ディスプレイ
プロセッサ MediaTek MT6735 64bit 1.3GHz Quad-Core MediaTek MT6735 64bit 1.3GHz Quad-Core
内蔵メモリ(RAM) 1GB 1GB
内蔵ストレージ(ROM) 16GB 8GB
外部ストレージ microSDカード(最大32GBまで拡張可能) microSDカード(最大32GBまで拡張可能)
リアカメラ 500万画素 500万画素
フロントカメラ 200万画素 200万画素
SIMカード microSIM x 2 microSIM x 2
対応周波数(LTE) Band 1/3/19/28 Band 1/3/19/28
対応周波数(3G) Band 1/19 Band 1/19
Wi-Fi IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz) IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz)
バッテリー 1,800mAh(取り外し可能) 1,800mAh(取り外し可能)

※その他詳細な株式会社UPQの製品ページにて確認可能。

UPQ Phone A01X | 株式会社UPQ(アップ・キュー)
UPQ Phone A01 | 株式会社UPQ(アップ・キュー)

まとめ

従来のエントリー向けスマートフォンと比べた時に「独自のオシャレなデザイン」と「それでいて低価格」といった点が大きな魅力であったUPQ Phone A01。今回紹介したアップデートモデルのUPQ Phone A01Xはそれらの魅力をそのままに、よりユーザーが求めていた点をピンポイントに(無駄なく効率的に)改善したモデルといえるではないでしょうか。

UPQ Phone A01X
とはいえ無駄のない範囲で遊び心も、緊急事態用のメッセージ送信機能にプリセットされているメッセージなどは通常の大手メーカーではとてもできないであろう内容となっている(笑)

ちなみに余談ですが、先程も触れたとおりプロセッサの種類やRAM容量といった動作に直結する仕様は新旧モデルで変更されていないものの「操作時のクセのなさ」という意味では新モデルのUPQ Phone A01Xのほうがさらによくできていると正直感じました。

筆者は以前にも旧モデルを触った際に国内で販売されているエントリークラスのSIMフリースマートフォンの中では扱いやすい、と感じていました。しかし今回改めて新旧モデルを同時に使い比べてみると、特に画面スクロールについて「操作した分だけ適度に動く(動きが悪いこともなく、かといって動きすぎることもない)」といった印象を新モデルにより強く受けました。というわけで、筆者個人としては旧モデルの評価も高かったのですが、新モデルのほうがよりしっかりとオススメできることは間違いありません。

販売価格に関しても現在旧モデルのUPQ Phone A01が15,660円(税込)、新モデルのUPQ Phone A01Xが15,984円(税込)となっておりほぼ変わりません。

以前からUPQ Phoneが気になっていたという人にも、また本体カラーやストレージ容量を考えた際に購入を検討していた人にも、非常に購入をおすすめできるモデルといえるのではないでしょうか。

なお今回紹介した以外の機能面、設定方法などは UPQ Phone A01 と基本的に変わりません。そちらが気になる人は併せて以下の記事もチェックしてみてください。

関連記事:

1万円台中盤で買えるUPQ Phone A01をレビュー。現時点においては同価格帯の最有力候補か
UPQ Phone A01を購入したら確認・設定したい7のこと

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

まきはら とよかず

まきはら とよかず

スマホをはじめとする「ガジェット」に関心があるフリーランスのブロガー/ライター。中でも特に関心が強いのは海外向けのSIMフリー製品。個人輸入なども楽しんでいます。ややマニアックなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」もほぼ毎日更新中。




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