人との出会いが、表現を生みだしてくれる。【みんなのスマホ】No.3 小木戸利光(アーティスト)

書いた人: モバレコ編集部

カテゴリ: インタビュー, レポート ,

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人との出会いが、表現を生みだしてくれる。【みんなのスマホ】No.3 小木戸利光(アーティスト)

みんなが毎日使っている、スマートフォン。
スマホとは、どんな風に付き合っているのだろう。
どんな毎日を過ごしているのだろう。

シリーズ企画「みんなのスマホ」、今回のゲストは映画、舞台、身体表現、朗読、執筆といった多岐にわたる表現活動をされている小木戸利光さんです。
彼は現在、『神歌』という歌と映像とパフォーマンスによる展示作品を発表中。東京・下北沢のイベントスペース「dii jang(ディージャン)」を皮切りに、鹿児島、兵庫と巡回していく予定です。
<特設ページ> exhibition 神歌

「Jun Okamoto 2015-16 秋冬コレクション」ルックブックより
「Jun Okamoto 2015-16 秋冬コレクション」ルックブックより

【プロフィール】
小木戸利光(こきど・としみつ)

1981年福岡県生まれ。英国にて演劇・パフォーマンスを専攻した後に、演者として映画、舞台、身体表現、朗読、執筆、写真作品において被写体をつとめるなど、多岐にわたる表現活動を展開。tokyo blue weepsの歌い手で、現在までに3枚のアルバムをリリースしている。音楽家、画家、ダンサー等とのコラボレーション公演にも積極的に取り組んでおり、即興的な歌唱、朗読、身体表現によるパフォーマンスを行う。2016年、エッセイ集「表現と、息をしている」(而立書房)を上梓する。

<WEB> tokyo blue weeps
<Twitter> @t_kokido

使用しているスマホ:iPhone6

展示の映像作品は、iPhoneで撮りました。

――電話やメール以外で、どんな風にスマホを使っていらっしゃいますか?

アイディアをストックするメモ帳として使うことが多いです。
街を歩いているときに、ふと閃くことがよくあります。そんなとき、ボイスメモに歌のフレーズを録音したり、歌詞やエッセイのネタなどをメモ帳に保存します。閃いたアイディアってその場で記録しておかないと、あとで思い出せなくなってしまうことが多いので。

――現在巡回中の「神歌」は、明治神宮を歩いているときに撮影した映像が中心となりアイディアが広がっていったとうかがいました

はい、あの作品はiPhoneで撮りました。それらを素材として、iMovieでごく簡単な編集を行いました。
木の間から太陽の光が溢れてきていて、気がついたら自然にカメラを回していました。
今回表現したいと思っているものには原始的なテーマが含まれているのですが、iPhoneやMacといったデジタルガジェットがないと創れなかったと思うと、なんだか不思議な感覚ですね(笑)。

歌と映像によるアート展示『神歌』
歌と映像によるアート展示『神歌』

自分の枠を超えた、表現をしてみたい。

――小木戸さんは、音楽家、俳優、モデル、執筆といった多岐にわたる活動をされていますね

「どれが一番好きなの?」と言われることがあるのですが、僕にとっては、すべての表現が一つにつながっていまして、どのような仕事をしていても、すべて同じことをしているという感覚があります。今、そんなことをエッセイにまとめています。
高校卒業後、音楽とモデルという形で仕事を始めたのが最初でした。最初のころは、自己を表に出すという、自己表現をしていたと思います。さまざまな仕事を重ねていくうちに「自分自身の枠を超えた表現」、「自分自身が媒介のようになって生まれてくる表現」というものに興味を持つようになりました。さまざまな現場で、才能ある人たちと仕事をしていくうちにそういう心境に変わっていったのだと思います。また、自分の表現は、人との出会いのなかで生まれ、進化を重ねているとも思います。今回の展示も、ここ下北沢の人たちとの出会いがあってこそ、生まれてきたものだと実感しています。

実弟と活動を続けているバンド「tokyo blue weeps」
実弟と活動を続けているバンド「tokyo blue weeps」
若松孝二監督「実録・連合赤軍  あさま山荘への道程」に出演
若松孝二監督「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」に出演
 「COSMIC WONDER RESTAURANT」水戸芸術館にてパフォーマンス
「COSMIC WONDER RESTAURANT」水戸芸術館にてパフォーマンス

――小木戸さんは、SNSを利用されていますか?

はい。Facebookは、おもしろいツールだなと思います。パフォーマンスやライブの告知にも使うことができますので、とてもありがたく思っています。
今回の展示期間中には、日替わりでゲストをお迎えしてトークイベントを開催しました。ゲストの方もFacebookなどで告知してくださったのですけど、たとえば、僕の古い友人がゲストの方と繋がっていて、それがきっかけとなって会場に遊びに来てくれたということがありました。
新しく知り合った人とFacebookで友達になると、共通の知人がたくさんいたことに気づくことってないですか? 「あれ、あの人とも知り合いなの!?」という感じで、つながっていくこと。これはSNSの恩恵だと思います。ただ、ずっとSNSを見ていると疲れますのでバランスを持った付き合い方が必要だと考えています。そして、やはり何よりも、実際に人に会うことで生まれてくるものを大切に思っています。

スマホでも、クオリティーの高いものが創れる。

小木戸利光(こきど・としみつ)さん

――ところで、はじめてスマホを買ったのはいつごろですか?

はじめて買ったスマホがiPhone4だったのでおそらく5、6年くらい前だと思います。手にした時はとにかく驚きました。携帯電話の機能が一気に便利になって、「これはもうパソコンだ!」と・・・。
仕事の連絡にしても、クリエイティブの素材を集めるにしても、iPhoneは自分にとって欠かせない存在になっています。そういえば、音楽家の仲間がiPhoneでPVを作っていました。何年くらい前だったかな、最初にそれを観た時、ある種のカルチャーショックを受けました。ものすごくクオリティーが高くて、新しい時代における素晴らしいアイディアだと思いました。

――テクノロジーの進化が、表現の進化と密接なんですね。では、最後に小木戸さんがこれから挑戦したいことはなんですか?

自分が住んでいる東京の街や馴染みのある場所だけではなく、知らない土地でもライブやパフォーマンスを積極的にやっていきたいです。会場にいらっしゃる方たちの空気でパフォーマンスの中身も変化していきますが、その土地の持っている空気によっても表現が変わってくると思うんです。自分のなかから未知なるものが生まれてくるのを見てみたいです。今年はそういう挑戦の年にしたいと思います。

tokyo blue weeps「lives」

(取材協力)dii jang
(取材・文)勝俣利彦

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

スマホ、ケータイ、docomo、au、ソフトバンク、格安SIMに関する総合情報メディア「Mobareco-モバレコ」の記事コンテンツの制作を監修。スマホのレビュー、サービス解説、ライフハックからトラブルシューティングガイドなどの幅広いジャンルのコンテンツディレクションを手掛ける。『スマホをもっとわかりやすく。もっと便利に。』ユーザー目線に沿ったコンテンツを発信中。Twitter:@mobareco_jp