ガラケーからのステップに最適なガラホ!au 「GRATINA 4G」レビュー

カテゴリ: au
今年の2月19日に2016年春モデルとしてauからGRATINA 4G(グラティーナフォージー)が発売されました。GRATINA シリーズとしては3代目にして初のAndroid搭載端末となっています。そしてau 4G LTE VoLTEにも対応し着実にスマホに近づきつつあります。
今回は短期間ですが端末をお借りする事が出来ましたので、実際の使用感からどういった人向けなのか?ガラケーとの違い・出来る事など含めてレビューしたいと思います。
GRATINA 4Gの設定・使い方はこちら:
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目次:
まずは外観をチェック!

それでは、さっそく外観を見ていきましょう。
形状についてはクラムシェル型を採用しており、折りたたみケータイと呼ばれる形になります。
スマートフォンが世に出るまではほぼ主流の形になっていただけに、今でもガラケー=折りたたみケータイをイメージする人は多いのではないでしょうか?
そういった人にも、このGRATINA 4Gは安心して使って貰えるデザインになっていると思います。

本体左側面に充電端子が搭載されています。GRATINA 4Gは防水・防塵・耐衝撃構造となっている点から充電端子にはキャップが付いています。最近ではキャップレスの防水端末もありますが、こちらは防塵仕様の為、キャップが付属しているのだと思われます。
ちなみにキャップは非常に開けやすく、不便には感じませんでした。ただ何度も開け閉めする事になるので耐久性の面で心配は残ります。


続いて右側面にはカメラのシャッターボタン兼マナーボタンが搭載されています。こちらは閉じた状態では本体のサブモニターの確認ボタンとなっており、長押しでマナーモードの設定/解除が出来ます。
またカメラを起動させるとカメラのシャッターになります。

サブモニターが搭載されているので閉じた状態でも日時、マナーモード、電池残量、電波強度などをひと目で確認する事が可能です。いちいち画面を開く必要が無いのは便利ですね。

裏蓋を外しバッテリーを取り出すとSIMスロットがあらわれます。

最近はずっとスマホだったので、久々にテンキーを使いましたが物理キーはやはり打ちやすいです。


本体背面にカメラが搭載されています。カメラの有効画素数は800万画素で昨今のスマホやガラケーと比べると劣るかなと思いますが、実際に撮影した写真は綺麗だと感じました。
また、裏面照射型CMOSカメラを採用しており、暗い所でもノイズが少なく明るく写真を撮る事が可能になっています。
撮影した写真を以下に載せておきます。



GRATINA 4Gの基本スペック
GRATINA 4Gのスペックを以下の表にまとめました。
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約51 × 113 × 16.7mm(最厚部 約17.7mm) |
---|---|
重量 | 約130g |
バッテリー容量 | 1,500mAh |
ディスプレイ | 約3.4インチ854×480(FWVGA) |
OS | Android |
メモリ | RAM:1GB / ROM:8GB |
CPU | MSM8909 1.1GHz クアッドコア |
対応SIMカードサイズ | au Nano IC Card 04(VoLTE) |
カメラ | アウトカメラ:約800万画素 裏面照射型CMOS |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n(Wi-Fiテザリング最大10台) |
Bluetooth® | Bluetooth Ver.4.1 |
その他 | MicroSDカード対応(最大32GBまで)、ワンセグ、GPS、NFC、防水機能(IPX5/IPX8)、防塵機能(IPX5)など |
※詳細はauの商品ページにて確認可能です :
GRATINA 4G(グラティーナフォージー)|ケータイ|au
GRATINA 4Gは既に発売されており、本体価格は37800円(税込)に設定されています(執筆時点)。ガラホという事で、ガラケー寄りの為か比較的リーズナブルな料金設定になっているのではないかと感じました。
主な特徴、前機種からの進化点
ここからは、前機種と比較した際に特に進化したGRATINA 4Gの主な特徴・ポイントをご紹介します。
遂に対応!au 4G LTEとVoLTE
前機種では3G通信までしか対応していなかったのですが、今回の機種より4G LTEに対応し、今までよりも圧倒的に高速な通信が可能になりました。そしてフルブラウザ対応なのでスマートフォンやPCと同様の画面を表示する事が可能になっております。
また通話品質に関してもVoLTEに対応し、より高音質で実際の声にかなり近い音質での通話が可能となっています。
実際通話を試してみましたが本当にくっきり良く聞こえるという印象です。

また京セラの他機種では既に採用されていた「聞こえ調整」機能も搭載しています。
この機能は相手の声を自分の好みの音質に調整出来る機能です。
設定は3種類あり、
- 甲高い音を軽減する「やわらかく」
- こもった音を明瞭にする「はっきりと」
- うるさく感じる音を小さくする「おさえめに」
こちらの設定で 調整する事が可能です。
例えば、通話中、相手の声が大きすぎると思う時ありませんか?そんな時は「おさえめ」に設定すると音質が落ち着き、声がすっと耳に入ってくるようになります。
Android搭載!!LINEが使えます
GRATINA 4GからOSにAndroidが採用しました。auのガラケーはこれまでKCPと言う独自のプラットフォームを採用してきましたが今回やっとスマホに並んだかなという感じです。
ただしAndroidと言ってもスマホの用にPlay Storeが使用出来る訳ではなく自分でアプリを追加したりということは基本的には出来ません。
設定などを見てもAndroidに共通した設定項目は表示されず、あくまでもガラケーの設定スタイルに倣っています。

そしてアプリはインストール出来ないと言いましたがLINEはプリインストールされていました。
今やコミュニケーションツールとしてスタンダードになりつつあるLINE。
これが使えるのはガラホの大きなメリットかと思います。
ただそれならばTwitterやFacebook、Instagramと言ったメジャーなアプリも追加して欲しかったかなと思います。


テザリングに対応、Wi-Fiルーター代わりにも使えます。
GRATINA 4Gはテザリングにも対応しています。なのでタブレットやPCのモバイルルーター代わりにもなります。しかもテザリングのオプションが豊富で、USBテザリング、Wi-Fiテザリング、そしてBluetoothテザリングにも対応しています。
この3つは、それぞれ特徴があります。
- テザリング中は電池の消耗が激しくなるので充電しながら使用したい場合はUSBテザリング
- 一度に複数人で使用したい場合はWi-Fiテザリング
- 電池の消耗を抑えてワイヤレスで接続したい場合はBluetoothテザリング
といったかたちで、使用ケースに合わせて選択出来るのは大変便利だと思います。
GRATINA 4Gはこんな人にオススメ!
以上レビューしてきましたが、GRATINA 4Gはこんな人にオススメです。
まずはガラケー派でスマホは不要だと思っている人。
ガラケー自体がほぼ選択肢が無いのでauでガラケーを使用したいと思うなら、このGRATINA 4G一択になるかと思います。
ガラケーには無いLINEやPCと同等の表示が可能なフルブラウザの搭載がされており、設定編でご紹介予定のタッチポインタなどスマホの機能も取り入れられています。
これらの機能を使えるようになれば、今後「スマホに変えたい!」と思った時に比較的スムーズに移行出来るのではないかと思います。
次にオススメなのがガラケー+タブレットのユーザー。
というのもGRATINA 4Gはauシェアリンクという機能でタブレットと連携する事が出来るんです。(対象機種のみ)
残念ながら今回、対応したタブレットを持ちあわせておらず試す事が出来ませんでしたが、以下のような事が可能になります。

この中でも特に良いなと思ったのが新着お知らせ機能。
ガラホでもタブレットでも、どちらを使っていても通知を受ける事が出来るのはとても便利だと思います。
上記機能の中でスマホ画面リンクとデバイス検索機能は本機種では未対応となっています。
またテザリング機能も搭載しているのでルーター代わりに使える点も注目です。
Wi-Fiのみのタブレットでもテザリングが使えれば、どこでもインターネットに繋がります。
モバイルルーターを検討している人にもオススメ出来ます。
まとめ
今回GRATINA 4Gを使用し非常に良く考えて作られた端末だなと感じました。
スマホの機能を取り入れているにも関わらず、ガラケーを使用している人が違和感なく使用出来るように設計されているからです。
従来通りのガラケーの使い勝手を維持し、今までガラケーでは出来なかった事がこのGRATINA 4Gでは出来るようになっています。
そして、スマホやタブレットがメイン機の人もサブで十二分に使える端末だとも思いました。
シンプルな中に高機能を隠しもった使う人を選ばない端末。
ガラケーの乗り換え、サブ機としても検討してみてはいかがでしょうか。


GRATINA 4Gの設定・使い方はこちら: